初心者だけではない!? ロードバイクの乗り方に迷ったらまずはコレ!というお話
rect3249

ロードバイクの乗り方は本当に色々あるようです。。。
それは悪いことではないと思いますし、自分に合う方法を見つけることはとても大切なことだと思います。
ものすごく極端な話、超一流のプロ選手と同じスピードで走れない人間が、プロと全く同じ乗り方を!と言われても、、、少なくともワタクシにはできる自身が持てません。
というのは少々難しいお話ですが、ではこれだけは気をつけて自転車に乗りましょう。と言われてたら難しすぎなければ、なんかできなくは無い気がします。

今回も例のごとく数あるたくさんの考え方の中の一つだとお考えいただき、安全にライドを楽しむヒントに慣ればと思います。

ということで今回は初心者だけではない!? ロードバイクの乗り方に迷ったらまずはコレ!というお話、そんなお話にしてみようと思います。



▶こんな乗り方はおすすめできません
ズバッと結論からです。
ワタクシが初心者の方にまず、頭の片隅に置いておいてほしい乗り方と言うかライド中に少しだけ気にした方が良いと思しきこととは、、、
肘を軽く曲げて上半身をリラックスして乗る。と言うことです。

まずはこれだと思います。
逆を言えば、肘を完全にピーン!と伸ばしてハンドルに突っ張ってのっかる乗り方、コレは辞めたほうが良いと考えております。
コレは平地だけではなく、上りても下りでも、ダンシングでも、サイクリングでもトレーニングでもそうです。

特に初心者の方、また初心者ではなくて疲れてきたり、ついつい肘が伸びてしまう方、結構見かける機会が多いです。

ではなぜその肘を伸ばしきる乗り方をおすすめしないのか?というお話を今回のメインのお話にしてみようと思います。


▶なぜ肘を伸ばしきる乗り方はよくないのか?
肘が伸び切っている時は力が抜きづらい姿勢です。
頑張ってなんぼのスポーツじゃ!スポーツをするのに力を抜く、というのも最初は想像しづらいお話かと思いますが、重要なところです。ペダルを踏むときに脱力しきって、ということではありません。

肘をピンと伸ばしきった、いわゆる腕をまっすぐロックした状態で肩周りの力を抜く、これはものすごく難しいと思います。多分やってみるとわかりやすいと思いますが、思いっきり腕を伸ばして肘をロックして肩の力を楽にしてみるのは、、、結構大変だと思います。少しでも肘が曲がり、タメがあるから肩の力が抜け、柔らかく動けます。

では実際にロードバイクに乗って走ってみて、肘が曲げられないということはあまりないと思います。しかしです。時間が長くなったりしてくるとついついハンドルにもたれかかるように、肘が伸びてきますハンドルに乗っかってしまっている状態です。
体幹(や上腕三頭筋)で前傾を支えることができなくなってしまうことが主な原因です。
逆に肘を軽く曲げて乗ることで肩の力が抜けやすくなります。

もう少し掘り下げます。

①体にコリや痛みが出やすい
ハンドルに乗っかっている状態は肩に力が入りがちですので、
・肩がこる・痛い
・手が痛い・疲れる
これらの原因になります。
ロードバイクは慣れないフォームであり、ママチャリなどとは乗り方が少々異なります。タダでさえ慣れないポジションを作りますし長い時間となるともあります。それだけでも肩や首にコリが出たり、ひどい場合は痛くなるときもあります。

それに加えてロードバイクは基本的にかなり乗り心地が硬いです。
オートバイやMTBのようにサスペンションがあるわけではありませんし、ぶっといタイヤを低圧で運用するママチャリ、とも違います。
速く走るために極限まで無駄を省いた乗り物がロードバイクです。

路面状況はというと、お世辞にもきれいな路面だけではありません。
時々都内を走るとその路面のきれいさに驚きます。
しかしそんなきれいな路面だけではありません。
要は走っていればほぼ常に振動にさらされていると言うことです。

よく聞く痛みの代表的な部分は手です。
細かい振動、衝撃を常にハンドルから受けています。ハンドルにどの程度手を押し付けているか、つまり手に体重がのればのるほど手が痛くなりやすいということです。

手だけではありません。お尻も痛くなりやすく、お尻が痛いからの手が痛い、コレにつながるパターンが多いです。
もちろん両方痛いということもあります。

体が痛い、お尻が痛いというのお悩みは、バーテープを厚くしたり、サドルをフカフカにするのも選択肢の一つですが、根本的な解決となると乗り方やポジションを見直すことが大切だと思います。

+
慣ればパッドなしのグローブ+極薄バーテープでも200kmとか全然OKです。

②コーナーリングが曲がりづらい
肩の力が入っている時の挙動ですが、コーナリング中にハンドルに荷重がかかるのは基本的にあまり好ましことではありません。ハンドルに荷重が乗った状態で、ステアリングに自然な動きをさせてあげることが難しいと考えているからです。
おそらくハンドルに乗っかって、ハンドルを力いっぱい握って体を固くして曲がりましょう、と言う教本はないと思います。曲がれませんので。

体幹がある程度鍛えられて、自転車にいい感じに荷重をかけれるようになると、コーナーリング速度が上がり、かつズムーズに曲がれる様になってくると思います。
ワタクシ自身もまだまだ乗り方ももちろん、コーナーリングは下手くそですが、それでも体幹を意識して、ハンドルに乗っからなくなっただけでもコーナーリングの安定感が全然違います。

例えばですがコーナーリングの速度ではなくて、低速だったとしてもうまく曲がれた時、うまく曲がれなかったときが自分でわかると良いと思います。


③路面からの入力に弱い

例えばギャップやうねりがあって、不意な衝撃で手が痛っ!とか衝撃が頭まできて不安定になる。という事があります。体の末端のほうが揺さぶられたとしても、頭が真っ直ぐの状態であればバランスを取りやすいですが、頭が傾くととたんにバランスを崩しやすくなります。

腕を伸ばしきった状態では腕から肩、首まで力が入ってしまうことで、路面からの情報が頭まで伝わってしまっている状態です。
頭を守るためにも、体にはサスペンションの機能がありますが、それをわざわざロックさせて、頭までストレートに衝撃を伝えることになってしまう乗り方は、やはり安全性という面ではお薦めはできません。

またしっかりと体重が乗ったハンドルから衝撃て手が外れてしまったら、、、、最悪落っこちます。まさに落車です。

通常ハンドルに乗っからずに体幹で支えることができていれば、ハンドルから手が外れてしまっても落ちることはありませんが、体重が乗っかっているとバランスを崩しやすく落ちてしまいます。

ヒルクライムとかの低速状態でなければ基本的に親指はしっかりとバーなりブラケットを握っていたほうが安全です。(少なくとも慣れるまでは、)
IMAG0701
きれいな路面だけではありません。

④危険な強いブレーキング
最悪ハンドルに思いっきり乗っかったまま急ブレーキをかけると、リアの荷重は更に抜け、ジャックナイフ状態(後輪が持ち上がって)になり、いとも簡単に前転してしまうこともあります。

強いブレーキの際はできるだけ低く、後ろに構えるものですが、ハンドルに乗っかってしまう状態の荷重は前にかかりがちです。
つまり急ブレーキのお約束と全く逆の状態でブレーキをかけることになってしまうということです。

これで安定した強いブレーキングができるわけ、、、ありません。


つまり肘が伸び切りハンドルに乗っかってしまう(もたれかかってしまう)ことで過度な前荷重になりやすく、危険な乗り方になってしまいがちになる。ということです。
最近流行りの前乗りも前に突っ込みすぎると危険な乗り方になってしまうため注意が必要です。

▶まずは練習をする
ではなぜ肘を曲げられないのかというと、慣れてないからです。練習していないことはできません。
体幹はわかりやすいと思いますが、体幹だけではなく腕の裏側の筋肉(上腕三頭筋)も使います。
最近ロードバイクでもプランクが流行っているようですが、体幹をのトレーニングには非常に有効だと思います。

全く初心者の方が1時間、2時間のライドでずっとできるわけはありません。
最初はふと思い出した時、おっと肘を軽く曲げるんだった。。。と数分づつでもいいので少しづつでも続けられるように心がけます。
最初は辛いかもしれませんが、練習をすれば長い時間でもできるようになります。

どうしてもきつい場合、ポジションがきつすぎる可能性があります。
走る速度や目的、距離や負荷によって適正ポジションは変わってきますが、ハンドルが極端に低く遠かったり、サドルが高すぎたりする場合はやはり体に無理がかかりやすいです。

まずは安全に走れるポジションで体を慣らしてから徐々にポジションが変わってくというのが自然な流れです。

ある程度若かったり、ごりごりトレーニングをするのであれば車体側でポジションを作って体を合わせていく、ということもあるかもしれませんが。公道で安全性を重視してサイクリングを楽しむ、と言う場合はある程度余裕があったほうがよいとワタクシは思います。

ワタクシ自身も昔に比べてバイク側のセッティングはかなり大人しくなっております。
余裕があるポジションだから色々と試せるわけであって、パッツンパッツンのポジションだと色々試せませんので。
ポジションの基本的な考え方ですが、ハンドルが低いから深い前傾を取れるのではなくて、深い前傾を取るためのハンドルの位置、と言うことで、ポジションはバイクに取らされるものではなくて、自分で作っていくものだと考えております。そのためのポジション出しがよいと思います。



▶まとめ

冒頭にも書きましたが、乗り方やポジション等様々な考え方があると思います。
こう言ったお話はペダリングとか主に下半身のお話が中心になっている場合が多いと思いますが、今回は主に上半身のお話にしてみました。
ついつい自転車といえばペダリング、ということに目が向きがちですが、上半身の使い方は安全に乗るためにはペダリングに以上に大切になる場合もありとても大切なことだと考えております。

そして今回の”肘の曲がり”ですが最初は軽く曲げるだけ、慣れてきたら徐々に深くしていくことで、最終的にはエアロポジションとなります。まずは基本的なところから徐々に練習していくのがよいと思います。

ということで今回は初心者だけではない!? ロードバイクの乗り方に困ったらまずはコレ!というお話でした。




++++++++++++++++++++++++++++
当ブログの運営費用の一部はアフィリエイト広告費用より補わせていただいております。

Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。


Chain Reaction Cyclesはこちらからお願い致します。


+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから