様々な情報が見て取れるバーテープ バーテープから問題点を探る
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バーテープの色に迷ったら基本的に黒を選んでおくと無難です。
というのも基本的にはどのような色にも合わせやすいからです。
狙いすぎると飽きてしまうかもしれませんが、コーディネートとしては良い場合もあります。
逆に白いバーテープはというと、、、汚れが目立ちやすく、みすぼらしくなりやすいです。

しかしです。
そんな白いバーテープにもメリットがあります。汚れがわかりやすいからです。

ということで今回は様々な情報が見て取れるバーテープ バーテープから問題を探る、そんなお話です。



バーテープを見てみてください。
乗り方や問題点が見てとることができる場合があります。
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白いバーテープであれば一目瞭然です。
もちろん黒でもわかります。

実際に見てみます。
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今回はこの3つの場所のバーテープの汚れ方を例にしてみようと思います。

①ハンドルのショルダー部分
この位置が他の位置と比べて、汚れたり擦り切れている場合はというと、
乗り方に合わせたポジション出ていない可能性があります。

ポジションに関しては様々な考えがあると思いますが、ワタクシの考え方としては乗り方によって適正ポジションは変わる、というものです。レースで勝つためのポジションと町中でゆるポタやサイクリングを楽しむポジションは少なからず差があると考えているからです。

というのもこのハンドルのショルダーと呼ばれる位置は通常あまり使う位置ではありません。
ではどのような時に使うかと言うと、本当にゆっくりリラックスして乗るときです。いわばライド中の休憩のような状況です。

ブレーキレバーまでは遠く、もちろんすぐに握ることができませんので、あくまでもゆっくりとしたスピードで人通りのないところで、短時間で使うような場所になります。

殆どの時間は安定し安全性も高く、シフトチェンジも容易なブラケットを握ることになるはずなのですが、このブラケットよりも手前のショルダー部分ばかりが汚れたり、擦り切れている場合は問題ある場合があります。
通常ブラケットが一番握りやすく良いはずなのですが、ブラケットを握れない理由はと言うと、おそらくブラケットを握るのが大変だからです。
大変というのは体(体幹や腕・肩等)がきつかったりするからです。
ということは、本当は取りたい・自分で作りたいフォームが作れない、ということで原因はポジションがあっていなかったり、場合によっては体幹が弱い、乗り方は?ということもあります。

基本的にサドル高とかもそうですが、プロのバイクでよく見るハンドル-サドルの落差とか、超長いステムとか、というのもプロは練習に練習を重ねて、スピードを出すための機材ということです。
自転車単体の見た目がかっこよくても乗っているフォームがいまいちであればかっこよくは見えません。

ワタクシの個人的な考えですが、以前もどこかに書いたかもしれませんが、フォームやポジションは自転車に作らされるものではなく、自ら作るものです。
まずは危険が少なく、余裕をもったポジションで安全に経験値を積みながら色々と試してみるのが良いと思います。余裕がないと試すことすらできません。
色々と繰り替えし試し、しっかりと練習していく過程で、どうしたいのかが見えてくると思います。それに合わせてポジションを変えていくのが良いと思います。

ですので、ショルダーばかりを握ってしまっているような摩耗や劣化がある場合は、ポジションがきつすぎないか、乗り方は正しく乗れているのか?これらを確認して見るとよいのではないかと思います。


② ブラケット部分
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ここが汚れているのは普通です。
ライド中きれいなポジション、きれいなフォームで乗っていればブラケットを持つ機会が一番多いと思います。ブラケット部はブレーキレバー、シフトレバーにも最も手が届きやすいポジションです。通常、ブラケット部を中心にポジションを考えていくことが多いと思います。

しかしです。
このブラケット部が汚れているから正しい!というわけではない場合もあります。

早すぎる摩耗や劣化、コレはよくないです。
通常ブラケット持っていれば、摩耗するのになぜ?ということですが、早すぎる摩耗や汚れはブラケットを強く握りすぎてしまったり、ハンドルにガッツリと乗っかってしまっていることが考えられます。

普通は某漫画ではありませんが、ハンドルバーはしっかりと握りますが、ぎゅうぎゅうに力を込めたり、体重を乗っけすぎるのは危険が伴いますのであまりお薦めはできません。
例えばですが、ハンドルを思いっきり力を込めて握った状態でのコーナーリングは全然曲がっていきませんので危険です。

ブラケット部の摩耗が激しい場合の特徴ですが、安全性に問題があるだけではなくて、手が痛くなったり、肩や首・腰が痛くなったりしやすい傾向にあります。通常100kmぐらいでは手が痛くならないものです。グローブに分厚いクッションが無くても、バーテープが分厚くなくてもです。
しかし50kmぐらいでいっぱいいっぱい、と言う場合はやはりポジションや乗り方の見直しをしてみるということは、良い結果になることもあります。


③下ハン
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こちらは汚れ方というか、汚れていない場合は?ということです。
もちろん汚れていないければ全く使っていないと言うことです。
擦り切れていなければ、同じく使っていないと言うことです。

レースでもないのに下ハンなんて、、、ということもある思いますが、まさにそのとおりだと思います。
速く走らなくても良い場合、遠くへ楽に走らなくても良い場合、ほとんど平地の場合等はほぼ使わなくても良いと考えております。

というのも下ハンのポジションは練習しないと危ないからです。
(と言う記事数日中にアップ予定となっております。)

別に無理に使わなくても、ロードバイクには安全に乗ることができますので全く問題ありません。

しかしです。
少しでも楽に、少しでも速く、少しでも遠くへ行きたいと考えた場合、下ハンをしっかりと練習して使える様になることは安全性の向上にもなりますし、必要なスキルだと考えております。

そもそもロードバイクってスポーツをするための自転車ですので、多少大変でも疲れても、苦労をしても良いと考えております。どんなスポーツにも練習は必要なものです。
ゴリゴリにきついことをするだけではなくて、スポーツとして筋力や心肺機能を鍛えるためは少しだけ苦労をすることは悪いことではありません。

またもう少し頑張ってスポーツとして、速く走れるようになりたくて、ロードバイクに乗っている場合。下ハンはしっかりと練習して使えるようになったほうメリットが多いです。

ちなみに”下ハンを持てる”というのと”使えるようになる”、と言うのは全く別のお話です。
使えるようになる、というのは最低でも、
・100kmぐらいであれば下ハンのみでも全然普通に走れる。下ハンでも極端に疲れることがない。
・平地下ハンで走ること=長い時間速く走れることにつながる。
・下りでも安全に下ハンを使える。コーナーリングで多少滑っても、ペダルを軽く掻いてもふらつかない、ぐらいに安定している。
このぐらいは当たり前にできて初めて下ハン使えます、と言っても良いのではないかと思います。

ワタクシは、、、まだまだ全然下手くそです。下手くそなので毎日練習しているわけです。
(と言う記事数日中にアップ予定となっております。)

これはダンシングでも同じだと思います。
ダンシングができる、多分立ち漕ぎならほとんどの人はできると思います。
しかしでは実際にダンシングを武器として使ったり、自分に取って本当にプラスになるように使えるというのは本当に難しいことだとも思います。

理由はそこまで難しいものではなく、おそらく練習が少ないからです。
練習をしないと体に染み込みませんし、うまいことできるようにはなりません。

お話はそれ気味ですが、速く走りたいの出れば下ハン部が滅茶苦茶きれいであれば、殆ど使っていないということ、使い方の練習をしてみるともう少し速く走れるようになると思います。




▶まとめ
メカニック系のお仕事をしていると、バーテープなどは非常に見る機会が多いです。
剥がす前にバーテープの汚れ方や、摩耗を見てどういった乗り方をしているのかとか、、、またこう言ったことはバーテープだけではありません。
ギアやクランクの摩耗や、フレーム等でも当てはまります。

こう言ったことを自分でも見てみると自分の中での自分のイメージと、実際の自分のギャップが見られることもあるかもしれません。
そんなことに気づくことも、思わぬ素敵な発見になる場合もあると思います。

寿命を迎えたバーテープですが、ただただ剥がして捨てるということはひょっとしたら、ものすごく勿体無いことをしているかもしれません。早速ご自身のバーテープを見てみてはいかがでしょうか。
そしてもしも今のバーテープでは分かりづらい場合は、思い切って自分の乗り方確認のために一回だけと割り切って、白いバーテープを使ってみる、というのも悪い選択では無いと思います。

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ということで今回は様々な情報が見て取れるバーテープ バーテープから問題を探る、そんなお話です。

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