
ワタクシはダンシング、、、苦手です。
ぶっちゃけダンシングめちゃくちゃ得意です!っていう人、あまりいないと思います。
それでも最近はやっとこさタイムを出すような走りの際も少しずつですが使えるようなってきました。決して得意というにはほど遠い、、、
で、そもそもなんでダンシング苦手なのかというと、
ものすごく単純な理由だと思います。
ワタクシの場合は使ってないから。つまり練習不足です。
練習しなければできるようになりませんし、苦手だから使わない、となると苦手意識が克服できる要素が一切ありません。
またダンシングは使わなくてもなんとかなってしまうから、というところもあります。
では少しずつ、お世辞にもうまいなんてことはありませんが、ワタクシ自身がダンシングを少しずつでも使うようになってきたのは、どの様にしてきたのかをご紹介させていただこうと思います。
※また例のごとく数ある方法の中の一例ですので、ご参考までに。
ちなみに
以前ご紹介させていただきました、栗村修さんの本によると
シッティングで、平均心拍数150拍で5分で上がれる坂があるとして、、そこをダンシングで上ったら、やっぱり平均心拍数150拍・5分くらいで上がれないと意味がないんです。
この基準で考えると、たぶんホビーレーサーの9割以上はダンシングができていないと思います。
栗村修のいちばん身につく 最強ロードバイクトレーニングより
ということで。。。厳しいぃ((.;゚;:Д:;゚;.))
▶なにはともあれまずはダンシングの練習①強度を落とすまずです。
ダンシングというとどうしてもゴリゴリ踏むとき、アタックをするとき、勾配が上がってきついとき、つまり限界近く辛いとき、そんなイメージがあります。しかし数少ないダンシングを使う機会がいつも限界のような状況では練習どころでは無いと考えました。
練習する時は余裕があるときに積極的に使っていくこと、そしてゴリゴリに踏みすぎないことを心がけました。
最初はゆっくりや無理のないところから初めて、少しずつ強度を上げていく、これはシッティングでも同じようなことではないかと思います。
②時間を長くする時間が短すぎると、どうしても練習になりません。
しっかりと練習をするためには初めてすぐに疲れてしまうのではなく、ある程度長い時間、ダンシングを行うことで強制的に強度を落とすことになりました。要は長く持続するためには強度を落とさないと続けられません。ゴリゴリ踏んでいたり、グイグイ重いギアで、となるとかなり厳しいです。
ですので長い時間を行うことで無駄をなくさないと続けられません。まずは時間を長く使えるようにすると、幾分ムダの少ない体の使い方の練習になると考えました。
これでグイグイ踏んだり、上半身で無理やり引っ張るようなダンシング以外のダンシングの体の使い方はどうすればよいのか、こんなことを考えられた、ということです。
おそらくですが、ヒルクライム時のにはこの踏みすぎないダンシングが重要になってくるのではないかと考えております。
ともあれダンシングは一発のTTでは不要かもしれません。
しかし長い距離を走ったり、疲労が溜まっている状態では違う筋肉を使えたり、疲労を偏らせないためには使えると良いと思います。
③ダンシング中のシフトチェンジダンシングを長く続ける上ではダンシング中のシフトチェンジも必要になります。
ではダンシング中のシフトチェンジですが、力を抜かずにガンガン、ゴンゴン変速するのはレバー操作さえできればできるのでそこまで難しくないと思います。お世辞にも機材に優しい、とは言いづらいですが。。。
シッティング時は瞬間的に力を抜いてきれいにシフトチェンジ、これは教科書通りですが、ダンシングの時は、、、とシッティング時と同じことをできるようになりたいです。
そのためにはまずレバー操作を行う上では上半身に力が入りまくってたり、ハンドルに思いっきり荷重が乗っかったり、ハンドルに力強くしがみついていたりしたら基本的にレバー操作をするどころではありません。
ではどうすればというと、上半身を柔らかく使って、レバー操作できるようにハンドルにしがみつかないダンシングの練習をしてみるとうまくいきました。
上半身を柔らかくというのもなんか腑に落ちない感覚はありますが、なんというかまずはシッティング同様に体幹は安定させることは良いと感じました。そのためにはまずはゴリゴリ全力で踏んでいてはあまり練習にならなかったです。上で書いたように強度を落としてでも長く続けられる、呼吸がいっぱいいっぱいにならないようにダンシングを続ける練習を繰り返すことで、もちろんギアもどのぐらいのギアで、どのぐらいの重さであれば、へばらないのか、この勾配にはこのぐらい、と少しでも多くを理解できると良いと思います。これも積み重ねだと思います。
0加速時もそうですし、勾配の変化によるシフトチェンジも同じことです。
もちろん上ハンでも下ハンでもそうです。
いつもダンシングとは言えどもシッティングと同じ様にシフトチェンジを使うことのできる必要性、と考えております。
④速度の落ちないダンシングダンシングをして極端に速度が落ちてしまったり、呼吸がすぐに上がってしまうのであればあまり効果的なダンシングとは言いづらい思います。
シッティングで走っているとき、上りが想像しやすいと思います。
ヒルクライムや上り坂の際にシッティングでも、極端に重いギアを踏んだり、急に強く踏んだり回したりはしないと思います。
なぜかと言ったら理由は簡単、すぐに疲れてしまうからです。
インターバルトレーニングだったら良いと思いますが、ヒルクライムであればかなり非効率的です。
ではなぜダンシングになると急に重いギアを踏むのか、また強く踏むのか?という基本的なことですが、要はシッティングであればこのぐらいのギアで、このぐらいのパワーで踏んで行けばバテる、バテない、踏み過ぎか否か、というのがわかると思います。これはシッティングの経験値であり自分に積まれたものです。
ではダンシングでは、ということですが圧倒的な経験値不足でわからないですし、前述のシフトチェンジもうまくできないから、つまり適切な負荷、適切なギアがわからない、これこそがなぜダンシングが苦手な理由、ということではないかと言うことです。
そして逆もあると思います。
ダンシングを終えてシッティングに入っても極端に速度が落ちないこと、これも大切だと思います。
ダンシングはパワーを出してゴリゴリ踏んで燃え尽きるもの、というゴールスプリントのようなことだけでは無いということです。
例えばですが普通に0加速、信号等から発進するときでもシッティングであれば程度加速していき、ある程度の速度になったらパワーを緩めて巡航に入ると思います。
これをダンシングで例えれば全力で加速していって座る頃にはバテバテ、、、と言う使い方はあまりしないと思います。
シッティングでもダンシングでも、ヒルクライムでも平地でも似たようなペースで走れるようにするということです。
またダンシングが速い人と走っているときの話です。
自分が後ろを走っているときに前でダンシングをされたら、心のなかで「座れ!はよ座れ!」と思いながら食らいついていくのですが、座ったってアタックかけているとか極端な状況でなければ、速度が大きく落ちることはないと思います。そう悲しいかな、座るのを待っていても無駄です。
そもそも上りであればダンシングを使うときもあると思いますが、ゴールでもなければ瞬間的に上げ切るなんてことはありませんので、ダンシングから座って速度が極端に落ちることは無いように走るほうが効率が良いはずです、
そう、ダンシングはアタック等の強度を上げるだけではないということです。
とは言っても実際にダンシングはパワーがかかりやすいですので、うまく使えば勾配の変化時に用いたり、より効率的に使えるはずですが、それも全ては練習次第です。
練習ができていなければうまく使えることはないと思います。
ワタクシ自身はどうしても使えるようになるために血の滲むような練習をしたから、、、なんてことはなく、大きなきっかけはただ疲れてた(筋肉の疲労が溜まっていたから)からということです。(
下ハンの練習と合わせてダンシングも練習していましたが。。)
疲労が溜まった状態で例の
10km×10周をやった時の話です。どうすればこのもう走る前から結構プルプルしている状態で走り切れるのか、ということを考えました。コースはアップダウンはあれども平地が多いです。となると平地で休むよりも平地の疲労を上りで更に重ねるのではなくて、上りでどうやって疲れをためないように、その後の平地のことを考えるようにした結果で、上りは全部ダンシングでのぼれば平地筋を残せる!というものでした。
しかしこの選択が今では非常に良かったと思います。
あまり普段の自分ではやらない練習をすることで、何かを見出すことができたということでした。
この練習以降、自分の中でダンシングの固定概念が少し変わった気がします。
よほどの天才でもなければ、練習をしなければ苦手なのは当たり前ですし、ふつうのコトです。
苦手だから使わないという選択肢もなしではないと思います。
しかしワタクシ自身、練習をいっぱいするようにしてみて実際にどうなったかというと、タイムを出すような走り方をしているときも、ダンシングを使うようになっています。
まだまだ全然うまくできているなんてことはありませんが、それでもおそらくシッティングだけよりもタイムが出ると思います。
特に短い時間の一発のヒルクライムタイムアタックの場合はシッティングだけでもいいかと思いますが、それを何本繰り返しもやったり、長い時間ともなると筋肉の疲労を分散させることができるので、やはりダンシングができたほうが良いと感じております。
ダンシング、難しいですが練習をしっかりして、ただ使えるだけではなく武器にできるようにしてみたいものです。それもまた練習次第。
さぁまた練習です。
+++++++++++++++++++++++++++
Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。
Chain Reaction Cyclesはこちらからお願い致します。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:
ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから
コメント
コメント一覧 (2)
シングルギアーでヤビツも箱根も足付き無しで登れる様になります。私はこれを「サタデーナイト走法」と勝手に読んでいます。「オールダンシング」だからね!
シングルギア、なるほどなるほどわかる気がします!
無駄に早く回したり、頑張り過ぎたらすぐにバテてしまいますし。
無理しすぎない体の使い方、多分重要ですね!