新シューズ RC9(SH-RC902)

前回のお話はこちらから。

どこかが壊れてしまったり、もうだめ限界!なわけではありません。

しかしです。
もう3世代目となるRC9です。
これがまた紛らわしいのですが、RC9といういわゆるシマノのフットウェアのフラグシップモデルなわけですが、1世代目からずっと製品名(?)はRC9です。
しかし同じRC9の中でも第一世代がRC900、第2世代がRC901と来て、現在のモデルがRC902と言うモデルです。しかし名前はしつこいようですがRC9です。
通販などで購入する際はお間違えのないようにご注意ください
3世代目の進化はフルモデルチェンジと言えるぐらいの。大きな進化を遂げたと言うお話です。

発売当初、ぼちぼち新しいものに目移りが、ポチッとしようとしたわけですが、人気サイズのためか在庫が全然ない状態が続いておりました。
売れすぎ、、、??(笑)

で今回無事に入手することができました。
ということで今回は新シューズ RC9(SH-RC902)のお話です。



詳細は大手さんがやられているのでさらっとだけです。

▶RC9(SH-RC902)の特徴と比較
前作に比べて、フィット感、柔軟性、剛性、通気性等シューズに求められるあらゆる性能を向上させてきたというものです。
見るだけですごそうですが、前作は履いたことがありませんので残念ながら不明です、、、

✓360°サラウンドアッパー:

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靴底から始まるアッパー素材は、ぐるっとホールドすることができフィット感、ホールド感が良いということです。

低スタックハイト(シームレスミッドソール構造):
スタックハイト
要は靴底が薄いってことです。
シマノ曰く薄いほうがペダルストロークが安定し、パワー伝達が向上する、ということです。

RC7が8.8mmに対して、RC902は4.9mmその差は3.9mmです。
これだけ変わるとなるとサドル高を調整する必要がありそうです。

✓アンチツイストスタイビライザーのヒールカップ:
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加速時に発生するねじれを防止するサポートの役割、ということです。

✓Li2 BOAクロージャー:
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※左がRC902のLi2BOA
RC7のBOA L6との高さの違いはほとんどありません。

RC7のL6は締め込みは普通で、引っ張って解除です。逆回しで緩めるということはできません。
RC902のLi2のは締め込みも緩める方向どちらにも回すことができます。引っ張ると解除です。

落車等はしておりませんので不明ですが、BOAのシューズを履いてあぐらをかいて座ると削れます。あぐらとBOAは相性が悪いようです。

✓サラウンドラップアッパー(シュータン部):
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RC7は左右+中央の3枚構造で、RC902は左右の2枚構造です。

✓ヒールパッド:
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RC902のヒールパッドは交換が可能で、スペアパーツの販売があります。(1870円)

✓クリート目盛り:
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RC902の目盛りはかなり細かく目盛りが書かれています。
RC7はというと、、、消えかかっています(笑)

▶早速履いてみた
※比較対象が長期間の使用でかなり慣れ親しんだRC7、新品の状態とは違い当然ヘタリや伸びもありますので、それらを考慮して書こうと思います
またできるだけ同じ条件になるように、インソール・ソックスはRC7で使用しているものと同じものを使用しました。
サイズは双方ノーマルの42です。
0.5違いのサイズを履いてみましたが、やはり42がジャストでした。

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まずズボッと脚を入れてみて感じること、はっきり言って履きづらいです。それと同じぐらいにもちろん脱ぎづらいです(笑)BOAを思いっきり緩めてガバッと開いて脱ぎ着をしました。
素材も新品の状態ということを考慮しても、RC7に比べて硬いです。RC7のほうがアッパー素材が柔らかいです。(RC7のアッパーは伸びてヘタっています。)

履いてBOAを締めるとすごいです。
もう圧迫感、密着感、あまり良い言葉ではないと思いますが、ピタリとフィットします。
若干右側のつま先の小指側が少し狭く感じます。(足の形が薄くて広いです。)
抜群のフィット感からくる安定が非常によく感じました。
RC7もその前のR171もそうだったのですが、BOAやクロージャーはゴリッゴリに締め付けていました。しかしRC902の場合は締め込みは程よいぐらいで止めておいても全くずれずに問題がありません。むしろ締めすぎるときつくなりすぎてしまいます。シューズ自体のフィット感が良いです。

シューズの内側、踵の部分です。
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黒い部分が滑り止めです。
おそらくかかとを安定させるためのものだと思われますが、この素材が左足外側がめちゃくちゃ当たり痛いです。(´;ω;`)
3歩ぐらい歩いただけで靴擦れを起こしそうです。。。

クリートを付けてみます。
クリートは付け替えではなくて、新品を使用しました。きれいなシューズにすり減ったクリートというのもなんとなく気が引けてしまったからです。

そしてクリート位置は、、、ざっくり目分量!(笑)
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なんとなくソール記載の目盛りを目安に合わせてみます。

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なんとなく色んな方向から見たりして(笑)できるだけ同じような位置に、RC7の位置に再現ができるように、です。

DSC_6095
だいたい同じぐらいの位置に付いた気がします。
完璧!(笑)
絶対に調整が必要になると思いましたので、サドルバッグに携帯工具だけではなく普通にアーレンを入れておきました。

▶走ってみた
というのは自転車に乗る前のお話。
四の五の言わずにまずは乗ってみます。

もうこればかりは、、、一踏み目からその差は歴然、全っっっ然違います。(笑)
もう笑けるぐらい全然違います。

一番最初に感じたのは硬いと感じました。BONTじゃないけど木靴みたい、、、
RC7のソール剛性は10、RC902は12というものです。
おそらくですが、シューズの剛性はソールの硬さだけでは決まらないのでは!?と感じました。

きっちりとフィットした(悪く言えばキツキツピッタリ!)シューズからは明らかにロスが少ないように感じます。
比較して考えてみるとRC7の場合は快適なフィット感(※決してルーズなわけではありません。)、その快適性ゆえパワーが若干は逃げていたと感じるのも、RC902を履いて走ってみるとよくわかります。
ダンシングだけではなく、シッティングでもそうですがしっかりとパワーが伝わっている感じがあります。ソールだけではなく、シューズの中で脚がぴたりと安定しているからなのか、踏んだ瞬間の反応がよく、パワーがよりよく伝わっているように感じます。
クリートの遊びが減ったように感じるのも、シューズの中での脚の動きが減ったためと考えられます。

実際に自転車に乗ってしまうと、あの3歩で靴擦れ起きそうな踵はギリギリ許せる範囲です。つま先のきつさは全くと言っていいほど気になりませんでした。やはりビンディングシューズはあくまでも自転車用のシューズで乗るためのもので、歩く時のことはないがしろにしても良いのかもしれません。そもそも歩きたいのであればSPDがあります。

靴擦れの話を抜きにしても、その硬さからかRC7よりもRC902のほうが明らかに歩きずらいです。
RC902はビンディングシューズ特有のペンギン歩きがよりひどくなったようなイメージです。



▶まとめ
個人的な感想ですが、正直のんびりライドをするのであればRC7のほうが良いと思いました。
RC7は良くも悪くもシューズの柔らかさがありますし、歩きやすく長時間使っても疲労はたまりづらいと思います。またサイズ選びも許容範囲は広く、多少違ったとしてもそのアッパーの柔らかさもあり履きやすいと思います。

逆にレース等速く走りたい場合は間違いないく、走ることに特化したRC902です。
速く走るための要素が揃いすぎていると感じました。
しかしそのサイズ選び、そしてフィッティングはなかなか難しいと思います。おそらくサイズが合わないと地獄ですし痛みが出やすいので、サイズ選びは慎重にしたほうがよいと思います。

正直なところ、まだまだRC9硬さに慣れないです。歩くとかかとが、、、

ということで今回は新シューズ Shimano RC9(SH-RC902)のお話でした。



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