ホイール外周の軽量化はヒルクライムに影響を与えるのか!?
前回の記事はこちらから
タイヤの大幅な軽量化を果たしました。
その差は約90g程度ですが、タイヤでのこの重量差はというと、、、
ド定番タイヤのGP4000SⅡ(旧ハイエンドモデル)
→Vittoria ザフィーロ(※プロじゃない方)いわゆるエントリーレベルの経済的(実売2000円位)なタイヤ
このぐらいの差です。
こう考えるとすごい差だと思います。
数値で見てみます。
4月25日のみタイヤを軽くして望んだ記録です。
それ以前はRUBINO(重いタイヤ)での記録です。
では早速。
▶ルート①

距離:3.4km
平均勾配:7%
上昇:257m
最初の勾配がゆるく、中盤は更にゆるくなります。
後半は平均で10%ぐらいまで勾配がきつくなります。

赤線が軽量タイヤ(S-Light)の記録です。
25日、S-Light導入日(赤線の25日)はパワーのわりにタイムが意外と良いです。
水色の丸は同等程度のパワーの記録です。
RUBINO(少々重いタイヤ)の時に比べて、同じようなパワー(290Wちょっと)では-29秒、-38秒早いです。
これだけ見るととても明らかに時間の短縮につながっていそうなのですが、下の方の15日(同様のパワー)の日のライド記録を見てみます。15日のヒルクライム時の気温は6℃、超寒かったようでした。
25日は14℃でしたので、気温による影響もあるかもしれません。
と25日せっかく軽くしたのに、パワーが不足気味です!みたいなお話ですが、ちょっと前日に飲みすぎてしまって、m(_ _)m
というのと、なぜかタイヤを軽くしたらパワーが出づらくなったというのも実はありまして。。。
そんなお話は鋭意検証中でございます。
▶ルート②

距離:5.5km
平均勾配:5%
上昇:287m
勾配は比較的緩めでアウターでOKぐらいですが、序盤はかなりひらけており風向きや強さの影響が非常に強いコースです。最後のみ平均12%ぐらいのまで勾配が上がります。

こちらも軽量タイヤでの記録はパワーは低く、タイムは早いです。
同じぐらいの300Wで見てみると、-16秒と-35秒です。
なんですが下水色丸の300W時の2回、基本的に同じ機材で同じパワーでも19秒も差が出てしまいました。。。
▶ルート③

距離:5.9km
平均勾配:5%
上昇:298m
こちらも比較的勾配はゆるく、勾配がきつい部分はほぼありません。
序盤はかなり速度がでます。
結構木々がしげっておりますので、上のコースよりも風の影響は少ないと思います。

こちらも軒並み低いパワ-でタイムは早いです。
同パワーの場合は-15秒~-30秒ぐらいです。
比較的きれいに結果が出たと思います。
▶ルート④

いわゆる激坂まではいきませんが、勾配はかなりきつい区間です。

同タイムでは10W以上の開きがあります。
が!です。
勾配がきつい区間こそ一番差が出そうなのですが、、、

この結果は、、、困ってしまいます。
という変な結果は実は多いのです。
上の記録をちゃんと見直してみます。

10Wも違うのに、タイムは同じです。
▶主観的な話
数値も重要ですが、主観的なお話でどう感じたかで、実際にホイール外周部で約90gの軽量化をしてヒルクライム、いつものルートを走ってみて思ったことです。
もちろんいきなり90gも軽くなった状況に慣れていない、ということもあります。
しかし主観的なお話ではありますが、はっきり言ってそこまで早く走れている気はしませんでした。
また勾配がきつくない上りでは、そこまで軽さを感じることありませんでした。
むしろパワーが何故か出づらく、平地区間、勾配のゆるい区間、特に減速帯や路面の荒れた区間はかえってロスが大きくなったように感じないこともありませんでした。
逆に軽くなった効果をよく感じたことができたのは勾配がきつい区間です。
勾配も10%ぐらいを超え、インナーで15km/h以下ぐらいの速度域ではその軽さを、ペダリング中にペダルがいつもよりも落ちやすいと感じました。
しかし残念ながら羽が生えたほど軽くはなりませんでした。。。
▶まとめ
結論です。
タイヤの軽量化の結果はというと、勾配がきつい区間では確かにその軽さを感じることができました。
しかしそれ以外の区間ではそこまで大きな差を感じることはありませんでした。
そして実際に走ってみてタイムを並べてみて思ったのは、確かに軽量化は若干早くなる可能性があります。しかし実際に体では若干の重量の違いよりもちょっとした風向きやほんの些細なことで例えばバスが抜いていった、これだけでもかなり楽に、有利に感じることがあります。
サンプル数は明らかに少ないですが、それでも軽量化の効果はというと、今の所そこまでは大きくはないのではないか、ということを考えております。
それとこの様にタイムを見ながらヒルクライムのリピート練習をしてみて思いますが、ヒルクライムは平地と比べても速度はかなり控えめで、たとえ勾配がきつかったとしても、風や気温がタイムに及ぼず影響はかなり大きく感じております。
これとともにパワーメーターの数値、、、最近少々不安があります。
ダンシングを使用するしない、ペダリング、乗り方一つでかなりのパワーは変わる場合があります。またパワーの出やすい・出しやすい状況、パワーの出しづらい状況等様々な事があると思います。(それでもタイムが良いときはパワーは高い。)
またほぼ同じようなパワーでもタイムが何十秒も違ったり、同じタイムでもパワーは10W以上違うなんてことも少ないことではありません。
そう、外を走る実走では自分以外の外的な要因の大きさときたら、数十秒のタイムの差を簡単に生み出してしまうことがあります。極めて不安定なものだと感じております。
難しいものです。
もう少しこのお話は続きます。
からの以下のお話は続きます。
そもそもロードバイクのタイヤの役割はフロントとリアで全く違うと思います。
ですが前後で同じタイヤを使うのがスタンダード的なお話なのが不思議に思います。イクシオンとか以外、、、ですネ。
この辺もまだまだ色々と試してみると面白そうです。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
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タイヤの大幅な軽量化を果たしました。
その差は約90g程度ですが、タイヤでのこの重量差はというと、、、
ド定番タイヤのGP4000SⅡ(旧ハイエンドモデル)
→Vittoria ザフィーロ(※プロじゃない方)いわゆるエントリーレベルの経済的(実売2000円位)なタイヤ
このぐらいの差です。
こう考えるとすごい差だと思います。
数値で見てみます。
4月25日のみタイヤを軽くして望んだ記録です。
それ以前はRUBINO(重いタイヤ)での記録です。
では早速。
▶ルート①

距離:3.4km
平均勾配:7%
上昇:257m
最初の勾配がゆるく、中盤は更にゆるくなります。
後半は平均で10%ぐらいまで勾配がきつくなります。

赤線が軽量タイヤ(S-Light)の記録です。
25日、S-Light導入日(赤線の25日)はパワーのわりにタイムが意外と良いです。
水色の丸は同等程度のパワーの記録です。
RUBINO(少々重いタイヤ)の時に比べて、同じようなパワー(290Wちょっと)では-29秒、-38秒早いです。
これだけ見るととても明らかに時間の短縮につながっていそうなのですが、下の方の15日(同様のパワー)の日のライド記録を見てみます。15日のヒルクライム時の気温は6℃、超寒かったようでした。
25日は14℃でしたので、気温による影響もあるかもしれません。
と25日せっかく軽くしたのに、パワーが不足気味です!みたいなお話ですが、ちょっと前日に飲みすぎてしまって、m(_ _)m
というのと、なぜかタイヤを軽くしたらパワーが出づらくなったというのも実はありまして。。。
そんなお話は鋭意検証中でございます。
▶ルート②

距離:5.5km
平均勾配:5%
上昇:287m
勾配は比較的緩めでアウターでOKぐらいですが、序盤はかなりひらけており風向きや強さの影響が非常に強いコースです。最後のみ平均12%ぐらいのまで勾配が上がります。

こちらも軽量タイヤでの記録はパワーは低く、タイムは早いです。
同じぐらいの300Wで見てみると、-16秒と-35秒です。
なんですが下水色丸の300W時の2回、基本的に同じ機材で同じパワーでも19秒も差が出てしまいました。。。
▶ルート③

距離:5.9km
平均勾配:5%
上昇:298m
こちらも比較的勾配はゆるく、勾配がきつい部分はほぼありません。
序盤はかなり速度がでます。
結構木々がしげっておりますので、上のコースよりも風の影響は少ないと思います。

こちらも軒並み低いパワ-でタイムは早いです。
同パワーの場合は-15秒~-30秒ぐらいです。
比較的きれいに結果が出たと思います。
▶ルート④

距離:400m
平均勾配:12%
上昇:58m
いわゆる激坂まではいきませんが、勾配はかなりきつい区間です。

同タイムでは10W以上の開きがあります。
が!です。
勾配がきつい区間こそ一番差が出そうなのですが、、、

この結果は、、、困ってしまいます。
という変な結果は実は多いのです。
上の記録をちゃんと見直してみます。

10Wも違うのに、タイムは同じです。
▶主観的な話
数値も重要ですが、主観的なお話でどう感じたかで、実際にホイール外周部で約90gの軽量化をしてヒルクライム、いつものルートを走ってみて思ったことです。
もちろんいきなり90gも軽くなった状況に慣れていない、ということもあります。
しかし主観的なお話ではありますが、はっきり言ってそこまで早く走れている気はしませんでした。
また勾配がきつくない上りでは、そこまで軽さを感じることありませんでした。
むしろパワーが何故か出づらく、平地区間、勾配のゆるい区間、特に減速帯や路面の荒れた区間はかえってロスが大きくなったように感じないこともありませんでした。
逆に軽くなった効果をよく感じたことができたのは勾配がきつい区間です。
勾配も10%ぐらいを超え、インナーで15km/h以下ぐらいの速度域ではその軽さを、ペダリング中にペダルがいつもよりも落ちやすいと感じました。
しかし残念ながら羽が生えたほど軽くはなりませんでした。。。
▶まとめ
結論です。
タイヤの軽量化の結果はというと、勾配がきつい区間では確かにその軽さを感じることができました。
しかしそれ以外の区間ではそこまで大きな差を感じることはありませんでした。
そして実際に走ってみてタイムを並べてみて思ったのは、確かに軽量化は若干早くなる可能性があります。しかし実際に体では若干の重量の違いよりもちょっとした風向きやほんの些細なことで例えばバスが抜いていった、これだけでもかなり楽に、有利に感じることがあります。
サンプル数は明らかに少ないですが、それでも軽量化の効果はというと、今の所そこまでは大きくはないのではないか、ということを考えております。
それとこの様にタイムを見ながらヒルクライムのリピート練習をしてみて思いますが、ヒルクライムは平地と比べても速度はかなり控えめで、たとえ勾配がきつかったとしても、風や気温がタイムに及ぼず影響はかなり大きく感じております。
これとともにパワーメーターの数値、、、最近少々不安があります。
ダンシングを使用するしない、ペダリング、乗り方一つでかなりのパワーは変わる場合があります。またパワーの出やすい・出しやすい状況、パワーの出しづらい状況等様々な事があると思います。(それでもタイムが良いときはパワーは高い。)
またほぼ同じようなパワーでもタイムが何十秒も違ったり、同じタイムでもパワーは10W以上違うなんてことも少ないことではありません。
そう、外を走る実走では自分以外の外的な要因の大きさときたら、数十秒のタイムの差を簡単に生み出してしまうことがあります。極めて不安定なものだと感じております。
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もう少しこのお話は続きます。
からの以下のお話は続きます。
てっつぁん 富士ヒルに向けてもりもり練習中!@ff_cycle
今できることは今すぐにやる!
2021/04/28 13:19:48
というのは今はもう二度とこないから、、、なんてな! https://t.co/URoaEjnB8N
そもそもロードバイクのタイヤの役割はフロントとリアで全く違うと思います。
ですが前後で同じタイヤを使うのがスタンダード的なお話なのが不思議に思います。イクシオンとか以外、、、ですネ。
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作業は18:00以降も行います。
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コメント
コメント一覧 (6)
これは非常に難しいところで、ホイール外周の重量は当然重ければ動きがにぶくなり、軽ければ俊敏な反応が期待できます。
しかし最近のカーボンホイールはリム重量がかなり軽いです。タイヤとリムの重量の和ですが軽すぎると逆に進まない、要はあるラインを超えると慣性が働きづらく細かく加速減速を繰り返してしまう、ということがあるのではないかと若干感じないこともありません。
まだまだ色々と試してみないとわかりませんが、要は乗り方に合わせたバランスというものがあるのではないかと思って今色々と試しているところですm(_ _)m
そう言われてみればそれもあるかもしれませんね(・∀・)b!!
フレームがウィップする時にもある程度ホイールの重さが支点として大事になる様に感じます。クロモリ フレームに軽過ぎるホイールを組み合わせると走り難い。伸びないし、気持ちよく走れない。
機材に合わせた踏み方、回し方があるのかと、またフレームやホイールとタイヤの相性とかもあるのかもしれませんね!