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富士ヒルはヒルクライムレースとは言え、コース全体としての平均勾配は4%、平均速度にしても早ければ20km/h以上は出るコースです。
もちろん最後の平地区間は40km/hの高速区間となります。
ということを踏まえた機材のセッティングが必要になると考え、今回の仕様を作りました。
以下詳細です。

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フレームセット:cervélo R5 リム
cervéloのラインナップの中でもクラシックロードという位置づけ、軽量なオールラウンドで上りを得意とする一方、エアロロードの技術も各所に取り入れられています。
個人的な主観ですが、軽量エアロということで富士ヒルにはもってこいのフレームだと考えおります。
cervélo以外では、Canyon アルチ、TREK エモンダとかも良いと思われます。(⇠だいぶ個人的な嗜好が。。。)

ホイール:TOKEN VENTOUS Zenith (36mm)
TOKENのカーボンリムのTLRホイール、こちら高すぎない36mm、リム幅27.4mmということで横風にも強く、ヒルクライムにもってこいのホイールです。
重量は1342g(前後カタログ)、シャキシャキした硬めのホイールです。

タイヤ:前後ともチューブレスレディ
フロント:Vittoria Corsa speed G2.0 TLR

第三者機関(Bicycle Rolling Resistance)のテストで最高性能を誇るチューブレスレディタイヤです。
重量的には鬼のように軽いわけではありませんが、走りの軽さは超級です。その転がり抵抗と引き換えに、グリップ力は少々低いというのは公式のデータにもありますが、普通に走っている分にはグリップの悪さを感じることはありません。
全モデルG1.0??は使用していないので不明ですが、G2.0の使用感は極めて安定していますし、エア抜けも普通、そしてパンクをしやすいということもありません。
寿命は少し短く、フロントで5000kmぐらい使ってくると摩耗限界というよりも傷が目立ってきて交換になるかと思います。

富士ヒルでは高速コーナーリングはほぼ無いはずだったのですが、橋の修復箇所にシケインができたのが最大の誤算、当日は完全ウエット路面でかなり焦りましたが、滑ることもなく超えることができました。

リア:IRC Formula Pro S-Light TLR
TLRの中ではかなり軽量な分類に入るS-Lightです。
軽量な割に、エア抜けも少ないのはかなり良いところです。
グリップ感は最強レベル、転がり抵抗もまったく悪くないです。
しかし雨の日、パンクをしやすい傾向にあります。特にウエット路面の幹線道路は要注意です。

前後ともにコルサスピードにしなかったのは、コルサスピードをリアで使うのが少々怖かったからです。頑丈さ、と言う意味ではS-Lightの方が高いと思われます。
またフロントとリアではタイヤの役割も変わってきます。
このようなことを総合的に考えた結果、フロントコルサスピード、リアS-Lightという組み合わせに落ち着きました。

以前重いタイヤからS-Lightに変えた際はそこまで優位性を感じることができませんでしたが、スキルが無いからじゃ!(笑)というとてもありがたいアドバイスを頂き、ペダリングを模索した結果なんとか進ませ方がわかってきた気がしたので、最終的にはS-Lightで出場しました。

空気圧は出発時の路面はドライだったので、前後6BARよりもちょっと少なめにしました。
しかし上の方がヘビーウエットでしたので、5.5BARぐらいでも良かったかと思いました。

シーラント:Panaracer シールスマート
空気の気密性、耐パンク性能で最強レベルなのは実証済みです。ただし乾燥がびっくりするぐらい早い場合もあります。
しかしレース本番とも慣れば耐久性は二の次、とにかく高いパンクの修復力をもつシールスマートに入れ替えました。ちょっとやちょっとのパンクぐらいで大事なレースを台無しにしたくなかったからの選択です。

レース後は乾く前に練習用にベジタレックスに戻しました。

ギア歯数:
フロント:52/36T
リア:11-28T
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この歯数でもインナーローまで使うことはありませんでした。
フロントはともかく、普通に11-25Tでも足りたと思われます。
もったいないことをしました。

メインコンポ:R8050

現行型の電動のULTEGRAです。
電動のULTEGRAと機械式のDURA-ACE、価格はほぼほぼ同じぐらい(DURA-ACEのが若干上)ですが、電動にしました。
その理由は2つ、Di2の変速の安定感、そしてハンドル周りの重量・動きの軽さです。

Di2と機械式、重量の配分が変わります。
Di2はディレイラーが重く、コントロールレバーが軽いです。

またDi2特有のエレクトリックケーブルの影響、ハンドル周りの動きの軽さも機械式変速では絶対に出ないものです。

Di2は一度味わうと戻れない、と言いますがまさにそのとおり超楽で安定感抜群、富士ヒルでは一番苦しい最終局面上り~平地~上りでもボタン一つで確実な変速、これはやはり素晴らしい性能でした。

ペダル:Shimano PD-R9100
ペダルはLOOKを経験してシマノになりました。
LOOKのほうが軽いです。
ヒルクライムには重量面で有利なLOOKのほうが良いと思われますが、長きにわたる練習耐久性を考えるとシマノに落ち着きました。
クリートの耐久性もシマノのほうが高いです。

BB:WISHBONE BBRight
完全に鉄板です。
純正のホイールマニファク製?と思しき謎結合式のBBが入っていましたが、若干トラブルが有りWISHBONEに落ち着いています。
圧入式のBBでは向かうところ敵なしと思われますが、取り付け運用が間違っているとがっかりなことにもなりますので、注意が必要です。


駆動系:PYCチェーン+TOKEN Shuriken(ビッグプーリー)
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最後まで悩みましたが、最終的にはこうなりました。
個人的な意見であり、ポリシーですが特にレースのときは変速性能を犠牲にするパーツ、不安要素が残るパーツは絶対に使いません。
そのワタクシが使ったということですので、変速性能において純正と比べてアドバンテージがなかったという結果と言うことです。
もちろん前提として変速システムはDi2、チェーンも全く伸びのない状態、プーリーの歯の摩耗もない状態であります。

この組み合わせでレース中、変速で一度たりとももたついたり、タイムラグがでることは一切ありませんでした。

チェーンオイル:WAKO'S エクストリーム
雨、悪天候時でも最強レベルの潤滑性能を誇るルブです。
富士ヒルと言えば雨!残念なお話ですが、雨ばかりです。
一般的なライドとは違い、環境によってですが富士スバルラインは走行後のチェーンの汚れが少ないです。つまり汚れがつきにくいです。
更には当日雨の可能性が高かったということもあり、多めにつけて拭き取り無しでの運用でした。

WAKO'Sはさすが大きな企業だけあって超級の施設や設備で、研究や分析を重ねています。
その企業が自身を持って出している製品です。性能はピカイチです。

ボトルケージ:1個
細かいことではボトルケージは一本にしました。
選手によっては1時間程度ですので、ボトルなしという方もいるようですが、ワタクシはなしはちょっと心もとなかったので1本は残しました。
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外したボトルケージ台座には上の画像の上部の六角のボタンボルトに変えました。
下の通常のボルトよりも、少しでも空力がよくなる気がしたからでです。

ボトル:エリートフライ 950ml
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950ml容量のボトルに半分、500ml程度にしました。
950mlを使った理由は2つ、”ボトルの取りやすさ”と”慣れ”です。
大きいボトルは重量的なアドバンテージは10数gはありますが、長いボトルはハンドルからボトルまでの距離が短くなります。レースの過酷な状況の中で少しでも取りやすいように、また練習でこの長さで慣れていたので全く見ないでもここにボトルがある、という体に染み付いた感覚があるため950mlの容量のまま中身を減らして運用しました。
中身はBCAA+塩+マルトデキストリンです。
最後までたれないようにマルトデキストリンは最近の個人的なブームです。


この仕様で7.12kgでした。
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基本的には良くも悪くもどうしても練習で染み付いた感覚というものがありますので、普段とそこまで大きく変わるようなことはないような仕様です。
サイコンマウントも軽量化のためには外してステムに直付のほうが良いのですが、視線をより落とさなくてはいけなくなり、リスクを考慮していつもどおりにしました。

自分が考えうる、最高の状態で望みました。
2021年の富士ヒル仕様のご紹介でした。


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