バーエンドキャップの種類と重要性の話
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侮るなかれ、超重要パーツのバーエンドキャップです。

日本自転車競技連盟から発行されている競技規則集にも記載があります。
endcap
公益財団法人 日本自転車競技連盟 競技規則集 2020より

ハンドルバーにはエンドキャップをつけなければならない。

ということです。

基本的にはバーエンドキャップがない状態だと、レースに出ることはできません。
それだけ重要なパーツということです。

確かこれはロードバイクだけではなく、オートバイのレースやサーキット走行でも同様だったように記憶しております。。。(20年ぐらい前の記憶ですので曖昧ですが、、、)

ではなぜ重要なのかというと、落車などでハンドルバーが体に刺さったりして大怪我をする可能性があるからです。
対して鋭くも無いので一見そこまで危険そうには見えませんが、ハンドルバーは刺さります。あまりお薦めはできませんが、海外の検索でも画像が出てきます。

つまりバーエンドキャップは落車などの際に、自分もしくは他人を守るために必要な安全装備ということです。

それ以外の働きはバーテープをずれないようにするとか、ハンドルの先端を守るとか言われております。
ではその超重要なバーエンドキャップにはどのような種類のものがあるのか、ご紹介いたします。


▶バーエンドキャップの種類
①通常タイプ

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一番多くバーテープに付属しているものがこちらのタイプになります。
見ての通りなんの変哲もなく、バーテープを巻いたあとに突っ込むタイプです。
最大のメリットはかなり軽量ということデス。

このバーエンドは、通常のバーテープの巻き方で巻いたときにぴったりハマるようにできるものが多いです。要は普通に巻いたときにバーテープの厚みとプラグの形状でぴったりになるように開発されている、、、”はず”です。

しかしです。
中には普通ぴったりになるはずですが、緩かったり異常にきつかったりするものがあるのが困ってしまうところです。
きつい分にはエンド部の巻き込むバーテープを少し切ったりして減らして入るように調整をしますが、取り付けの際には傷をつけたり壊さないようにないように注意が必要です。あまりにもきつく無理に突っ込むとせっかく巻いたバーテープがエンド部でずれてしまうこともあります。(特に最近よく見るテープ部がシリコン製のものとか危険です。)

逆にゆるい方場合は飛んでいってしまう可能性があります。
前述のようにエンドキャップは無いと、もしものときに危険が伴うのでかさ増ししたりしてできるだけ抜け落ちないように、注意が必要です。

上の画像の4種類はスタンダードなものですが、経験上一番左側のタイプが最も固定力が強いように感じます。

②ネジ止めタイプ
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上の突っ込むタイプよりも強力に固定ができるのがこちらのネジ止めタイプです。
多少形は違えどもどれも構造は似たようなもので、エンド部からボルトを締め込むことで、内部の臼が引きつけられ、開くことで固定できるタイプです。

取り付けがしっかりしてあれば、上の通常のねじ込むタイプよりも脱落の可能性が低いのが特徴です。
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※ボルトを締めることで臼が引きつけられ開いて固定されます。。

この中では一番左のタイプ、PROのバーエンドプラグという製品です。
これはこの中でも唯一バーテープに付属するものではなくて、単体で販売されている製品です。なんといっても人気の理由はその固定力、落車をしても外れることがない等、評判がとても良いです。

③固定タイプ(EW-RS910用)
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ワタクシが愛用しているのがこちらです。

バーエンド型ジャンクションAを固定するためのホルダーであり、ジャンクションAをつけない側(左側)でもダミー用としても使うバーエンドです。
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このようにエンド部に固定をして、この上からバーテープを巻きます。
バーテープを上から巻くので基本的に転んでも抜け落ちることは非常に起こりづらいです。

その特徴はエンド部がちょっとだけ太くなるということです。
これはメリットとかデメリットとか言うよりも特徴的なお話で、ちょっとだけエンド部の握りが太くなるのが握った瞬間手触りでドロップ部のどの辺を握っているかがすぐに分かります。バーエンドは少しだけ太くなっている、という感覚になれてしまったので、バーエンド型ジャンクションを使わなくなった今でも、両側ダミー使用しております。

そもそも非常に外れづらい構造ということもバーエンドとしての機能は十二分に果たしています。

sssss
ご使用には①のパーツと④のパーツが必要となります。

バーエンドキャップはどのタイプでも付いていれば問題は有りませんが、安全のためには抜け落ちたりすることのないものを選択するのが良いと思います。
ということで今回はバーエンドキャップの種類と重要性の話、そんなお話でした。


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