
リムブレーキ用モデルのカーボンホイールです。
なんか紛らわしいような。。。カーボンリムと言えば、軽量で剛性が高く設計の自由度も高いと良い事づくしです。
しかしそんなカーボンリムにもデメリットもあります。
カーボンホイールの欠点といえば、まずコスト的な問題です。
基本的にカーボンリムのホイールは高いイメージですが、そのイメージ通り一般的にアルミのモデルよりも高いです。
ともう一つ、ブレーキの問題です。
一般的にアルミリムよりもブレーキが効きづらいというのはよく聞くお話ではあります。
が、しかしです。
そんなお話は一昔前のことで、はっきり言って最近のカーボンリムは本当に良くできていて、アルミリムと遜色ないぐらいしっかりとブレーキは効きます。(雨天は除きます。)
初めてカーボンホイールを使った方からもよく聞くお話ですが、ブレーキは予想以上によく効く、ということです。
カーボンリムのブレーキ問題は効きだけでは有りません。アルミリムよりも熱がこもりやすく、熱による影響を受けやすいということがあります。長い下りなどでブレーキを掛け続けることでリムを破損してしまうということです。しかしそれも最近のカーボンはかなり改善傾向にあります。最近では耐熱レジン、TOKENは高耐熱エポキシ樹脂を用いたりすることで熱に対してかなり強くなっていきます。
一昔前はカーボンリムをブレーキで壊したというお話はよく聞きましたが、最近ではあまり聞かなくなっています。(過信は禁物ですが)特にここ数年のモデルは特に強いような気がします。
再び、しかしです。
実はカーボンリムのブレーキの多くの場合、使用していくうちに徐々に効き悪くなっていくものです。
これはホイールの種類、ブレーキシューの種類によっても差はありますが、ほぼすべてのもので効きが悪くなるという現象は起きます。
これがなぜ起きるのか、ということと、どうすればよいのかと言うお話をしてみようと思います。
▶画像で見る効きが悪くなったブレーキシューこちらが実際に効きが悪くなったブレーキシューです。

そこまで大きく変わっていないようにも見えますが、この状態になると確実に新品の良い状態のときと比べても効きは明らかに落ちます。
もちろん程度にもよりますがこのぐらいの状態であれば実際に乗らなくても、ブレーキを掛けて前後に揺すればわかるぐらい効きが悪くなります。
ではどこが?ということですが、他にも効きが悪くなったもシューを見てみます。
①テカりが出る
②テカリのある細かい粒状の付着物

変化した部分の特にわかりやすいところに印を入れてありますが、要は”ブツブツ”と”テカテカ”です(笑)
ワタクシが使ってきた数種類のカーボンリム用のブレーキシュー(シマノ、スイスストップ等)は 使用していくうちにこのようになりました。
ある意味カーボン用のシューの特徴でもあると思います。
ではこの状態になったらどうするのかというと、ご存知の方も多いと思いますがシューの面を削り研ぐことで新鮮な面を出してあげます。
▶ブレーキシューを削る実際にどのぐらい削るのかということです。

こちら実際に削ったものです。
もう少し削ります。
削るということはブレーキシューが減ることになります。
しかし実際にブレーキシューが減ってしまったとしてもワタクシはしっかりと削ります。
なぜならば効きが全然違うからです。
遠慮せずにあの初期の頃の効きを取り戻すべく削ります。

しっかりと新鮮な面が出ました。
削りカスが出ますので組付け前にはきれいにします。

新品のようになりました。
別のシューです。

しっかりときれいな面を出してあげます。
この状態まですると、、、驚くほど効くようになります。
本当は効くようになる、というと語弊です。新品の状態の効きを取り戻せるということです。
削ったあとは削り粉などをきれいにして組み付けて調整をすればOKです。
カーボン用のシューはブレーキをハードに使ったり、雨の日に使ったり負担をよくかけるとどうしてもこのような状態になり、効きが悪くなりがちです。
効きを良くするために削る(正確には取り戻す)ということは、摩耗を勧めていることにはなりますが、それでも効きが悪い状態で使用するぐらいなら多少寿命を減らしても良い状態で使いたいと思うのでワタクシの場合は効きが甘くなったらバリバリと削ってしまっています。
ということで今回はカーボンリムでブレーキの効きが悪いと感じたら、、、シューを削る。定期的にチェックをしておくと良いと思います。。そんなお話でした。
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コメント
コメント一覧 (4)
ありがとうございます。
削るのはどちらでも良いと思いますが、ワタクシの場合は鉄ヤスリでバリバリやってしまいます。紙やすりは削りやすいのですが、すぐにブレーキダストで埋まってしまいますので、、、時短技??です(笑)