現在使用中のインソールはこちら。


インソールの話です。
ロードバイクで使うビンディングシューズのいわゆる中敷き、インソール、たかが中敷き、されどインソール!先日たまたま違うインソールを使う機会があったので使ってみたところ、なぜインソールが重要なのかが少しわかった気がしました。
ということで今回はインソールの重要性のお話にしてみようと思います。

▶ビンディングシューズと普通のシューズ
ビンディングシューズは一般的な運動するためのシューズとは役割が明らかに違います。
ですので一般的な運動のためのシューズ用のインソールをビンディングシューズで使うことはあまりおすすめしておりません。
と言うのも一般的なスポーツに使うシューズといえば基本的に走る動作は足裏や側面?で地面を蹴ったり、ブレーキを掛けたり、ギュッとターンをしたりするもので、地面と接地(接触)するシューズと足の動きことを考えて作られていはずです。

しかしビンディングシューズでは、運動靴でするような一般的なスポーツの動きは一切ありません。(むしろむちゃくちゃ走りにくい!)ロードバイク用のビンディングシューズは基本的に地面に足をつくためのものではありません。
ではビンディングシューズはというと、地面ではなくペダルを踏むもの、踏むだけではなくペダリングで回す、引く等の動作も入ってくるものです。

ですので普通の運動靴と、ビンディングシューズは、使用目的が違い構造等が全く違います。
インソールもそうであるもので、ワタクシは基本的にインソールはシューズの一部と言えるぐらいに重要なものだと考えております。


▶ビンディングシューズにおけるインソールの役割
ワタクシが考えるインソールの重要な役割といえば、シューズとの一体感を出すためのもの。もうこれだけです。

基本的にビンディングシューズは既製品であり、オーダーメイド品ではありません。
もちろんサイズ等があり、その足型もある程度汎用性を広く持つような設計、大体万人に合うような平均的な形で作られています。

しかし実際の足はというと、例えばサイズ(長さ)が同じでも厚み、幅等個々に違う形をしているものです。
そのひとりひとり違う足の形とビンディングシューズの隙間を埋めるために、アッパー側にはBOAやベルクロ等のクロジャーシステムがあります。
特に最近流行りのBOAクロージャーは血行が悪くなるぐらい簡単に締め付けることができます。
DSC_6385 (1)
BOAクロージャーは高価なものですが、最近のビンディングシューズの多くはBOAを採用しています。
というのも前述のように安定して簡単に、固く締め付けることが出来るからです。
一度使うと戻れません。

しかしです。
いくらアッパー側で強力に締めつけたとしても、ソール側(底)の形が足と合っていなければ、ということです。

極端な話、平らな面に足を乗せてBOAで締め付けるのと、自分の足型に合わせたソールが引いてある状態で締め付ける、どちらがずれづらかったり、アッパーやシューズ全体との一体感が出るか、と考えると考えやすいと思います。

ペダリングはいわゆる地面を蹴る運動ではなく、ペダル上で行う円運動であり、踏む、引く、回す等の動作が含まれます。
このペダリング動作時、インソール、シューズ内部の底面が足にあっていなければ、強く踏んだ時にずれロスが生まれて、アーチが無駄な潰れ疲労やひどい場合には痛みをだしたりするかもしれません。
底面だけの問題ではありません。
引く時、回す時、シューズ内に遊びがあればあるだけロスが生まれます。
体からのパワーを如何に無駄なくペダルに伝え、クランクを回すか、これが重要です。

ロードバイク用のソックスが薄手であること、足裏に滑り止めが付いているものが多いのも、これらの理由だと考えております。


▶インソールの厚みについて
個人的には厚みはそこまで重要視しておりません。
と言うのも、ペダルメーカーとかシューズのメーカー企業開発努力には申し訳ないと思いますが、例えばペダルのスタックが数mm違ってもその差を体感するのは、、、ワタクシにはできません。
というのもワタクシは外の実走はDURA-ACEのPD-R9100、室内は踏み面積広めの中では一番安い?と思しきPD-R550(310g)を使用しております。が違いはというと、、、よくわかりません。(回転性能すらわからず。。。)

厚みが問題なのではなく、足の形に如何に合わせられるかが重要だと思います。

また足の形ですが、ワタクシは幅広薄っぺらい形です。
BOAは結構締めがち、下手したらBOA締め上げるとシューズがよってしまうぐらいですので、ある程度厚みのあるインソールで足の厚みを増してあげることでしわができずにシューズとの一体感を増すことができます。
逆に足に厚みがある場合はというと、薄めのインソールのほうが合うと思います。
このように足の形とシューズの形を考慮して、インソールの厚みを選ぶという方法もありだと思います。

ただしです。
RC9はカーボンソールで、ペダル~シューズは基本的にカッチカチです。
DSC_9656
ある程度クッション性等を求めたいのであれば、インソールで稼ぐしかありません。
逆にカッチカチが良いのであれば、薄手のものが良いと思います。

▶その他の特徴
①アーチサポート
いわゆる土踏まずが潰れないためのサポート、土踏まずパッドです。
IMAG0311
これはかなり重要だと感じております。
アーチサポートのフィット感は瞬間的なパワー、そして長い距離を走った時の疲労感が変わってきます。
また適切なアーチサポートは怪我のリスクを減らすとも言われています。

②熱成形
これは熱ではなくても、完全にマストだと思います。
と言うのも前述のようにできるだけ自分の足の形に近いほうが良いので、自分の足の形にフィットさせるように成形できたほうが圧倒的に良いです。
DSC_6390
※ヒートガン成形はだめです(笑)

③滑り止め素材
これも最後のロスを減らすことができると考えております。
ただしあまりにも滑らなすぎても足の裏や、ソックスが負けてしまうこともあります。(イメージやすりです。。。)
ですので熱成形等で足の形をばっちり作って、BOAでバッチリフィットさせる。そして最後の一絞りとして、滑り止め。というのが良いと思います。

▶まとめ
ロードバイクのビンディングシューズ用のインソールですが、自分の足に合ったものは本当に最高です。
ロードバイクのビンディングシューズ用のインソールはかなり高価な物が多いです。しかしその疲労やパワーロスの軽減効果を考えれば、ある意味インソールも機材の一つと捉えても良いのではないかと思います。
ということで今回はインソールの重要さを語る、そんなお話でした。

どのメーカーも結構高いのが最大の難点ですが、シマノのカスタムフィットインソールはその中でもお値段控えめです。
新製品REVEもめちゃくちゃ気になっておりますゾゾゾ!!

;++++++++++++++++++++++++++++
当ブログの運営費用の一部はアフィリエイト広告費用より補わせていただいております。

Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。


Chain Reaction Cyclesはこちらからお願い致します。


+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから