ワタクシは基本的に整備をする時はグローブを使っています。
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ちょこちょこ画像にも出てきています。

もともとはグローブは使わない派だったのですが、どうしても作業が増えてくると手荒れがひどくなってきてしまって使うようになりました。
それからもう何年も整備の際は確実に使っているのですが、慣れ親しんだ今となっては逆にグローブが無いとだめなぐらいになっています。
ということで今回はロードバイクの整備におすすめなグローブはこれ!そんなお話にしてみようと思います。


▶グローブをおすすめする理由
①ケミカル類は基本的に素手禁止
ケミカル類は手荒れのもとになることもあります。
特に油分を強力に除去するパーツクリーナーやディグリーザー類、洗浄成分の強いものは皮膚にとってあたりが強いものも多くあります。
キズがあったり手荒れをしている時はしみて痛みを伴ったりするときもあります。
というのもケミカル類は基本的に素手NGというものが多いです。
安全対策:保護メガネ/保護面/保護手袋を着用すること
応急処置:皮膚に付着した場合は直ちに汚染された衣類を脱ぎ、大量の水と石けん水で十分に洗浄してください。
多少の差はあれども、このように書かれているものが多いです。

またこれらはいかにも刺激の強そうな脱脂系ケミカルだけではありません。
一見刺激の弱そうな(?)チェーンオイルやシーラント等にも同様の記載があるものが多いです。
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とは言っても一回や二回付いたぐらいでは問題ない場合が多いと思いますが、中長期的に禁止されているものを使い続けるのも、、、ケミカル類は教科書的には素手NGというものがほとんどです。


②グリスや汚れの問題
特に粘土の高いグリス等は手につくとかなりハードな手洗い洗剤を使わないと落ちません。専用のハンドソープを持ってもササッと洗うぐらいでは落とすことはできません。
一回一回手を手を洗いながら作業をするのも時間がかかって仕方がありません。

また汚れ物です。
通常のチェーンオイルの汚れだけではなく、長年固まったグリスやオイルと汚れの塊なども、直接指で触ると指紋の隙間や、爪の間、そして傷等がある場合、手のいたる隙間に入り込みこびりつきます。
これらは普通に洗うだけでは落とすことはできずに、専用の手洗いブラシを使ったりしても、落とすのにはかなり苦労します。

そして通常汚れだけではなく、最近では油圧ディスクのオイル系の整備時にも役に立ちます。油圧のオイルだけではなく、油系のものに触れた手でパッドやローターをベタベタ触るのはNGです。
とくに落ちづらいのはミネラルオイル、シリコン系のグリス(ケーブル用)は残りやすいです。

そんなときもグローブをしていればサッと交換するだけでOK!と言うのもとても便利なところです。


また家での整備だけではありません。携帯しておくとめちゃくちゃ便利です。
サドルバックの中身を簡易化し、大幅に軽量化しましたがそれでもこのニトリルグローブは一双入れてあります。

というのも外でのトラブル時、サッとつけえば油汚れもなんのその!
すぐに手の洗えないようなとっさの状況でも、バーテープやジャージを汚すことがないというのもニトリルグローブの優れたところです。


③その他
✓怪我の予防

革製の保護手袋に比べてしまうと、防御力はそこまで高いものではありません。作業によっては力をかけたり、危険が伴う作業の場合は革手袋が良いと思います。
しかしニトリルでも、ちょっとした小キズなどは傷がつきにくくなる傾向にあります。
手の、指の皮一枚分増えたぐらいのイメージです。

✓滑り防止
汗をかいても、手が乾燥していても安定していつもの感覚で作業することができます。

と、これらのことです。


▶おすすめグローブはこれ!
でワタクシが長年使用しているものはこちら。
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ニトリストのタフです。

様々な種類のグローブを使ってみて、最終的に行き着いたところがこちらです。
ニトリストのラインナップです。
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好みや慣れの問題かと思いますが、タフの厚みがちょうどよいです。
細かいものを触っても鈍くならないギリギリの厚みで、耐油性、耐久性が薄手のものよりも良いです。

ニトリストのフィットやタッチは少々薄く薬品にも弱く、ちょっとしたことでも破れやすいです。
ニトリストタフでも破れることが無いわけではありませんが、それでも通常のニトリストよりもかなり強いです。
どのぐらいの差かというと、新品の状態であれば硬めのタイヤを嵌めてもタフならなんとか耐えられることもあります。しかしタッチとフットではほぼ破れます。

そんな優秀なニトリストタフですが、欠点としてはちょっと高いところです。
以前は1,000円以下で購入しておりましたが、現在は2,000円を切るぐらいです。

しかしもう少し安いものを購入してみても結局のところ、使い心地、耐久性等の問題からこれに戻ってしまいます。

ちなみにビニールの手袋です。
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オイルを塗るだけ、等であれば問題ないとは思います。
しかしこれは外側が滑るだけではなく、グローブ内でも手が滑りますし、フィット感は低く繊細な作業はできません。
基本的に滑ると危ないだけでけではなく、機材に傷をつけてしまうこともありますので基本的にはおすすめはできません。


▶まとめ
ロードバイクの整備のグローブのお話でしたが、個人的に重要だと思うところは慣れている物、ということが大きいとも思います。
厚みやフィット感も慣れていないもの場合はやはり感覚が変わったり、使い勝手が変わったりして不自由に感じてしまうことが多いです。

またサイズ感も重要なとことです。
小さいサイズのほうがフィット感は高く、細かい作業に適していますが、長い時間となると手が疲れやすいです。逆にフィット感を求めてのニトリルグローブですが、ゆるすぎれはこれもメリットを損ねてしまいます。ご自身の手にあったサイズ、厚み等を選ぶのことも大切なことだと思います。

ということで今回はロードバイクの整備におすすめなグローブは、お値段は少々高いですが、使い勝手の良さを考えても、ニトリストタフ!そんなお話でした。


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