※今現在ワタクシ自身がリムブレーキのバイク、BMCのSLR01に乗っているのは理由があります。それは自分のフィーリングに合うディスクバイク、本当に乗りたいと思えるディスクのバイクに未だに出会えていないからです。(と、あとは最近のディスクなさすぎ、高すぎ。。。orz)BMCのSLR01の最終形態、ダイレクトマウントのリムフレームはすんごいバイクです。
だからと言って、ディスクブレーキが嫌いだとか否定したり、優劣をつけたいということではありません。
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ということを前置きとさせていただき。
リムブレーキを使用しているワタクシにとってはなんとも悲しげな一報を目にしました。

(最後の砦)イネオス城がついに(陥落)ディスクブレーキ車の導入を決めたということです。
ヤメテ━━(;゚Д゚)━━ェェェ!!

しかしです。
このニュースには少々違和感を感じるところがないわけではありません。
というのも以下の記事です。
Ineos
https://www.cyclowired.jp/microsite/node/295102より
こちらは2019年5月の記事です。

イネオスの要望としては、
シマノなどパートナー企業に対し、更にその差を埋めるリクエストをしている、、、
とあります。
こうもあります。
リムブレーキが過去のものになる日は近いだろう
その日がついに来てしまったようです。

そしてこちらが先日リリースとなった記事です。
ineos2
https://www.cyclowired.jp/news/node/354051
3社の思惑が交錯していると思いました。
チームイネオス、ピナレロ、シマノです。

海外のメディアの発表はズバッとです。(笑)


AFTER YEARS OF RELUCTANCE, INEOS HAS FINALLY GIVEN IN TO BIG DISC
(何年にもわたる不本意の後、イネオスはついにビッグディスクに屈服しました)

なんとド直球といいますか、まぁ海外の記事の見出しはかなりアレなところがありますので(笑)
それにしても、そこには目に見えぬ(見えまくっていますが(笑))強大な力が。。。あったのでしょうか。
というのがこの発表を受けてのワタクシの正直な感想です。
いつかは変わるかもしれない、と考えてはいたのですが、このタイミングでの変更を逃すと次は何年後??ということもあったのかもしれません。
それにしても、新型DURA-ACEでは2019年にリクエストしていた問題が解決されたのか、これらの疑問は少なからず残ります。

、、、と言う考え方もありますし、逆にこの記事から2年が経過して、ピナレロ社側でディスクブレーキ車のフレームが熟成されていた、と言う考え方もできなくもありません。

この2年間で大きく変わったことがあるとすれば、ワールドチーム使用バイクのディスクブレーキ化が進んだ、という事があると思います。
とは言っても先日R9200が発表になりましたが、現在ワールドチームでもR9200を使っているチームはというと、まだまだあまりないと思います。

あとはニュートラルサポートのホイールの問題。
※ニュートラルサポートとは:チームカーとは別にメカトラに対応するべく、代替機材を提供しサポートをする役割。
シマノはニュートラルサポートをしております。ディスクの統一化が進むということは、ひょっとしたらシマノだけの利点ではなく他チーム、他選手から見てもよいことなのかもしれません。

ともあれスポンサードやパートナーシップのある以上、本当のところは決して公開できない情報もあると思います。真相は闇の中、想像するほかありません。


※以下個人的な見解です。
▶シマノとイネオスの発表を受けて
では実際にリムブレーキのモデルの今後はどうなのかと言うと、、、
現在の情勢は完全にディスクブレーキの流れとはなっておりますが、リムブレーキもまだすぐに終わってしまうということではないと考えております。そしてパーツ類もすぐに無くなることはありません。

というのもシマノから先日発表になった新型のDURA-ACE R9200、ULTEGRA R8100のモデルでもリムブレーキモデルは無線こそありませんが、ラインナップには存在しています。ただしリムのコンポに関しては新たな技術を導入して、というものではないようで(少し良くなったというお話もありますが、ディスクに比べて力の入れようがかなりおざなり感が)、一応既存をちょっとだけいじって(むしろほぼそのまま?)の継続ということです。

ということは普通に考えても、シマノのコンポーネント的には次期モデル(R8200?)が出るまでの、4~5年ぐらいの間はリム用パーツ類の供給は担保されたようなものです。製品としても当然ラインナップされますし、その後もすぐにパーツの供給もすぐには止まることはないと考えられます。(製品の終売からリペアパーツ類がなくなるまでの期間は他社と比べても、シマノはかなり長いです。)

しかし残念ながらリムブレーキの最大の難点は、シマノのコンポはOKだったとしても、フレームやホイールでは主力メーカーから更に進化した新たなモデルが発表になったりすることはあまりないと思います。
というのもリムブレーキのモデルはある意味、成熟しきったところがあるのかもしれません。

またワールドチームでディスク化が進んだと言っても、まだまだJプロを含めてリムブレーキモデルを使用しているチームもたくさんありますし、今回のオリンピックなどの世界的なレースをみても、リムモデルを使用している選手も多く見られます。
昨今のレースの結果を見ても、リムモデルが極端に劣っているということでもなさそうですし、ディスクが異常に速いということでもないと感じております。

2022年版のシマノのカタログにはR9200・R8100シリーズだけではなく、R9100、R8000も記載がされております。
というのも特に油圧系で一部の製品は、昨年からのバックオーダー状態でも入荷がされない製品もある中、カタログから落とさせない、と言うところもあるのかもしれません。(当店ももう何ヶ月も音沙汰の無いパーツも。。。)
むしろ今の現状は、コンポは愚か油圧の消耗品ですら満足に無いという悲しい状態です。パッドとかどうするのさ。。。

ですので例えばですが現在リムブレーキに乗っているのであれば、焦ってディスクブレーキのモデルに買い換える必要は全くないというのが個人的な見解です。というかむしろ今ディスクロードが買えるのか、、、と言う問題もあります。
これらのことからも特別な理由がなければ、今の時期にわれ先にと乗り換えるのは消耗品の少なさからも、あまりおすすめできることではありません。

▶まとめ
最後になりますが、どちらが劣っていて、どちらが優れていると言う結果を出すような事はありません。双方良い点もありますし、改善点も少なからずあると思います。
どっちじゃなきゃ駄目だ!とかアレはだめだ!とかそんな機材マウントみたいなこと自体くだらないことです。
リムでも、ディスクでもご自身の使い方に合わせて、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で選択するのが良いと思います。

ということでリムブレーキの時代は、、、もう少し続くはず!というのがワタクシの個人的な見解でした。

★おまけ
~リムフレームの期待~

リムのフレーム、超一流と言われるメーカーが生産を打ち切る一方、逆にリムのフレームの需要も一定数はあるとは思います。
そんな需要を望んでかはわかりませんが、今まで自分の無知で大変恐縮ながらあまり名前を聞いたことのなかったメーカーのリムフレームを結構見るようにもなってきました。超一流メーカーがリムの生産を終えた今こそ、価格にブランドのネームバリューの乗らない、中小メーカーの高コスパモデルの盛り上がりを期待するのも良いかもしれません。
こう言ったことで新たに良いものを発見したりすることも楽しいことだと思います。

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