最近、本当にいろいろなチェーンオイルが出ています。
最近ではチェーンオイルも物によってはバーテープに引き続きその価格は恐ろしいほどにうなぎのぼり、かなりの強気の超高級路線の製品まででております。
ワタクシ自身も実際に様々なチェーンオイルを使用してきました。
そしてその中でも実際に自分で日々使うものこそ、本気で良いと思ったものを使いたいです。
ということで行き着いたところは、というのが今回のお話です。
▶潤滑性能と静音性
潤滑性能はやはり超重要です。
できるだけ良い潤滑性能を長く保ちたい、という欲張りな希望があります。
しかし実際のチェーンオイルの性能、潤滑性能を目で見ることはなかなか難しいことです。
ではどのようにして、ということではありますが実際に雨の中走ったり、泥の中を走ったりしても軋んだりせずに静音性を保てること、これを基準に考えております。
潤滑性能に関しては、某社の調査で音と潤滑性能はさほど関係ない、という結果も出ているようです。しかしそれでもチェーンの静音性はかなり重視しているのは、実際に耳で感じる音は静かな方がなめらかだと感じるからです。逆に考えると雨の中や長距離を走って明らかに音が大きくなってきたりするのは、どうしても潤滑性能が優れているとは感じづらいです。
また爆音のラチェット音から静かなラチェット音に変わると何故かなめらかになった様に感じることがよくあります。
最終的は心の力、と言うお話になるのかもしれませんが、実際にうるさいものよりも静かなものはパッと聴覚的に良いと感じやすい、ということです。
単純に静音性だけで考えると、ウエット系の油膜が厚厚系のルブのほうがドライよりも高い傾向にあります。
▶チェーンオイルの宿命
チェーンオイルには一般的な消耗品パーツよりも遥かに短いスパンで寿命がきます。
その超単寿命こそがチェーンオイルの宿命です。
そもそもチェーンオイルは、一回つけてしばらく走ったら洗浄しまた新しく塗り直して、と言う作業の繰り返しになります。
つまりチェーンオイルはどんなに高級なものであっても何千キロ何万キロも走れたりするものではありません。長くても数百キロも走れば新品に交換(洗浄注油)する必要があります。
どんなに優秀なチェーンオイルでも、ケチって使うことはおすすめできることではありません。
これはタイヤなんかでも同じで、値段が高いからと言ってもケチって使うことで性能を引き出せないのであればそれこそもったいないことで、本末転倒です。
またきれいに洗車をして高級チェーンオイルもバッチリ!で次の日はなんと雨上がり、、、そんなときまたすぐに洗うのがもったいない気がしてしまったり、汚れるのが嫌で練習を戸惑うぐらいであればそれもまた本末転倒です。

※洗車したてでもこうなる場合も。。。
ですので、オイルの価格はケチらずしっかりと使えるぐらいのお値段が良いかと思います。製品の値段というのも普段使いの中でとても重要な要素をしめております。
▶利便性
これらのことを考えると、重要なことが2つあります。
①塗りやすいこと、
②落としやすいこと、
つまり利便性、これはとても重要なことです。
逆にあまり重要視していないのは、ワタクシの場合は以外にも汚れにくいことです。
なぜかと言えば使用していくうちに汚れてしまっても、逆にそこまで汚れていなくてもそのまま使い続けることはありません。チェーンオイルは定期的にチェーンを洗浄して新たにチェーンオイルを塗り直す作業が必要になるからです。
と言うのもチェーンオイルに含まれる添加剤(防錆剤、極圧剤や)の寿命というものもありますので、メーカーの推奨値以上に使うことは潤滑性能が十分に発揮できていないことになります。
汚れ方に関しては汚れやすいか否かはオイルだけの問題ではありません。走る場所、コースによってもだいぶ変わります。砂ホコリやホコリ系の汚れが付きやすい場所、逆につきにくい場所、落ち葉や枝が沢山付く場所、様々です。
(少々めんどくさがり屋なので)むしろしっかりと汚れてくれないと、ついついサボってきれいにするスパンが長くなってしまいそうということもあります。(笑)

※200km以上の使用である程度汚れがのってきてもうそろそろ洗浄です。
極力汚れづらくしたのであれば、ドライ系の柔らかめのオイルを使い量を極力減らすということ、極論オイルは使わなければオイルの汚れは付きません。しかしそれでは各所の摩耗が進んでしますので、現実的ではありません。
ですので多少汚れやすくても、利便性が高く落としやすいほうが良いです。
▶チェーンルブを塗る
とは言ってもWAKO'SのEXTREMEといえばかなり癖のある使い方です。
基本的には脱脂洗浄、乾燥(水抜き)をしてから塗布するというものです。
しかしこれの手順が本当にめんどくさいのかというと、、、実際には慣れてしまえば他のチェーンオイルとほぼ変わりがありません。いつもどおりに洗浄して、いつもどおりつけるだけです。
基本的にWAKO'Sのリキッドタイプのチェーンルブは3種類ありますが、どれも水置換性はありません。水置換性の無いチェーンオイルをつける時は、乾燥させてから、というのが必要になります。
しかしこれはWAKO'Sのチェーンルブだけではありません。
他社製品のチェーンオイルでも水置換性がなければ、基本的に濡れたままつけることはできません。
最近では脱脂洗浄→乾燥→塗布、というオイルも少なくありません。
※ちなみに利便性を高めたWAKO'Sのスプレータイプのチェーンルブは水置換性がありますので、多少水分が残っていても問題がありません。
というのも、最近のチェーン清掃に使うディグリーザー類、WAKO'Sのパーツディグリーザー(チェーンクリーナー)やヴィプロスのグゥーキンαなんかもかなりすっきりと油汚れを落とせます。ですので使用して多少汚れたとしても、洗浄剤できれいに落とせるのであれば洗浄の手間はそこまでかからないからです。というかその他のチェーンオイルを使っていても洗浄してから注油、というサイクルは変わらないです。それならば汚れないことを重視するよりも、チェーンオイル(潤滑剤)としての性能を重視したいと言うとことです。
▶チェーンオイルの選び方
大切なことはというと、目的に合わせて選択するということです。
極端な話にはなりますが、ラスペネの様にさらっさらの油で極薄油膜でも極めて短い距離であれば使えなくは無いというお話です。本当に距離は短いですが。。。
本当に汚したくなくて、耐久性等を犠牲にしてもサラサラを求めるのであれば全然問題はないと思います。
しかしワタクシの場合はというと、
・長い距離を使う、
・雨でも走る
・悪路も走る
と言うところがあります。
このような使い方であるとやはり多少汚れやすくても、突然距離が長くなっても、雨が降っても走り終えるまではしっかりとした潤滑性能をもった製品が良い。ということです。
昨日も普通の練習から、ふと太平洋が見たくなって気がついたら御宿に。

※御宿最高!(笑)
そして帰りは雨がぱらついてきたりもしました。しかし距離が長くなったり、時間が長くなれば雨ぐらい普通にあります。ワタクシの場合は、基本的にゲリラ豪雨のような激しい雨でなければ、ちょっとやちょっとの雨ぐらいで止まることは基本的にありません。
そんなときでも全く不安になることがありません。
これこそがワタクシがチェーンオイルに求めることでした。
▶まとめ
ここまででポロポロ出ていますが、ワタクシが実際にもうかれこれ様々なチェーンオイルを使ってみても、結局これを使っている。というチェーンオイルはこちらです。

WAKO'SのEXTREME(エクストリーム)とPOWER(パワー)です。
通常はエクストリーム(セミウエット)を使用しておりますが、明らかに雨が予想できる場合、また距離が相当長くなりそうな時はパワー(ウエット)を足したりもします。
価格はというと
EXTREME 50ml 1,760円(税込)
POWER 50ml 1,430円(税込み)
量がそこまで多くはありませんが、そこまで高くもありません。
はっきり言ってかなりコスパ高しです。
※WAKO'S製品のお買い求めは対面販売の各ショップ店頭までお願い致します。
ワタクシの場合は1週間に1~2回洗車をし、塗布しますがそれでも2ヶ月ぐらいは使えております。
長年様々なチェーンオイルを使ってみて、巡り巡ってなんだかんだでWAKO'Sに戻り3年が経っております。まだまだ変更する予定が見えません。
ということで今回はメカニックの私が何年も使い続けているチェーンオイルは、WAKO'Sのチェーンルブ2種類、ということでした。
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※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
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TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
最近ではチェーンオイルも物によってはバーテープに引き続きその価格は恐ろしいほどにうなぎのぼり、かなりの強気の超高級路線の製品まででております。
ワタクシ自身も実際に様々なチェーンオイルを使用してきました。
そしてその中でも実際に自分で日々使うものこそ、本気で良いと思ったものを使いたいです。
ということで行き着いたところは、というのが今回のお話です。
▶潤滑性能と静音性
潤滑性能はやはり超重要です。
できるだけ良い潤滑性能を長く保ちたい、という欲張りな希望があります。
しかし実際のチェーンオイルの性能、潤滑性能を目で見ることはなかなか難しいことです。
ではどのようにして、ということではありますが実際に雨の中走ったり、泥の中を走ったりしても軋んだりせずに静音性を保てること、これを基準に考えております。
潤滑性能に関しては、某社の調査で音と潤滑性能はさほど関係ない、という結果も出ているようです。しかしそれでもチェーンの静音性はかなり重視しているのは、実際に耳で感じる音は静かな方がなめらかだと感じるからです。逆に考えると雨の中や長距離を走って明らかに音が大きくなってきたりするのは、どうしても潤滑性能が優れているとは感じづらいです。
また爆音のラチェット音から静かなラチェット音に変わると何故かなめらかになった様に感じることがよくあります。
最終的は心の力、と言うお話になるのかもしれませんが、実際にうるさいものよりも静かなものはパッと聴覚的に良いと感じやすい、ということです。
単純に静音性だけで考えると、ウエット系の油膜が厚厚系のルブのほうがドライよりも高い傾向にあります。
▶チェーンオイルの宿命
チェーンオイルには一般的な消耗品パーツよりも遥かに短いスパンで寿命がきます。
その超単寿命こそがチェーンオイルの宿命です。
そもそもチェーンオイルは、一回つけてしばらく走ったら洗浄しまた新しく塗り直して、と言う作業の繰り返しになります。
つまりチェーンオイルはどんなに高級なものであっても何千キロ何万キロも走れたりするものではありません。長くても数百キロも走れば新品に交換(洗浄注油)する必要があります。
どんなに優秀なチェーンオイルでも、ケチって使うことはおすすめできることではありません。
これはタイヤなんかでも同じで、値段が高いからと言ってもケチって使うことで性能を引き出せないのであればそれこそもったいないことで、本末転倒です。
またきれいに洗車をして高級チェーンオイルもバッチリ!で次の日はなんと雨上がり、、、そんなときまたすぐに洗うのがもったいない気がしてしまったり、汚れるのが嫌で練習を戸惑うぐらいであればそれもまた本末転倒です。

※洗車したてでもこうなる場合も。。。
ですので、オイルの価格はケチらずしっかりと使えるぐらいのお値段が良いかと思います。製品の値段というのも普段使いの中でとても重要な要素をしめております。
▶利便性
これらのことを考えると、重要なことが2つあります。
①塗りやすいこと、
②落としやすいこと、
つまり利便性、これはとても重要なことです。
逆にあまり重要視していないのは、ワタクシの場合は以外にも汚れにくいことです。
なぜかと言えば使用していくうちに汚れてしまっても、逆にそこまで汚れていなくてもそのまま使い続けることはありません。チェーンオイルは定期的にチェーンを洗浄して新たにチェーンオイルを塗り直す作業が必要になるからです。
と言うのもチェーンオイルに含まれる添加剤(防錆剤、極圧剤や)の寿命というものもありますので、メーカーの推奨値以上に使うことは潤滑性能が十分に発揮できていないことになります。
汚れ方に関しては汚れやすいか否かはオイルだけの問題ではありません。走る場所、コースによってもだいぶ変わります。砂ホコリやホコリ系の汚れが付きやすい場所、逆につきにくい場所、落ち葉や枝が沢山付く場所、様々です。
(少々めんどくさがり屋なので)むしろしっかりと汚れてくれないと、ついついサボってきれいにするスパンが長くなってしまいそうということもあります。(笑)

※200km以上の使用である程度汚れがのってきてもうそろそろ洗浄です。
極力汚れづらくしたのであれば、ドライ系の柔らかめのオイルを使い量を極力減らすということ、極論オイルは使わなければオイルの汚れは付きません。しかしそれでは各所の摩耗が進んでしますので、現実的ではありません。
ですので多少汚れやすくても、利便性が高く落としやすいほうが良いです。
▶チェーンルブを塗る
とは言ってもWAKO'SのEXTREMEといえばかなり癖のある使い方です。
基本的には脱脂洗浄、乾燥(水抜き)をしてから塗布するというものです。
しかしこれの手順が本当にめんどくさいのかというと、、、実際には慣れてしまえば他のチェーンオイルとほぼ変わりがありません。いつもどおりに洗浄して、いつもどおりつけるだけです。
基本的にWAKO'Sのリキッドタイプのチェーンルブは3種類ありますが、どれも水置換性はありません。水置換性の無いチェーンオイルをつける時は、乾燥させてから、というのが必要になります。
しかしこれはWAKO'Sのチェーンルブだけではありません。
他社製品のチェーンオイルでも水置換性がなければ、基本的に濡れたままつけることはできません。
最近では脱脂洗浄→乾燥→塗布、というオイルも少なくありません。
※ちなみに利便性を高めたWAKO'Sのスプレータイプのチェーンルブは水置換性がありますので、多少水分が残っていても問題がありません。
というのも、最近のチェーン清掃に使うディグリーザー類、WAKO'Sのパーツディグリーザー(チェーンクリーナー)やヴィプロスのグゥーキンαなんかもかなりすっきりと油汚れを落とせます。ですので使用して多少汚れたとしても、洗浄剤できれいに落とせるのであれば洗浄の手間はそこまでかからないからです。というかその他のチェーンオイルを使っていても洗浄してから注油、というサイクルは変わらないです。それならば汚れないことを重視するよりも、チェーンオイル(潤滑剤)としての性能を重視したいと言うとことです。
▶チェーンオイルの選び方
大切なことはというと、目的に合わせて選択するということです。
極端な話にはなりますが、ラスペネの様にさらっさらの油で極薄油膜でも極めて短い距離であれば使えなくは無いというお話です。本当に距離は短いですが。。。
本当に汚したくなくて、耐久性等を犠牲にしてもサラサラを求めるのであれば全然問題はないと思います。
しかしワタクシの場合はというと、
・長い距離を使う、
・雨でも走る
・悪路も走る
と言うところがあります。
このような使い方であるとやはり多少汚れやすくても、突然距離が長くなっても、雨が降っても走り終えるまではしっかりとした潤滑性能をもった製品が良い。ということです。
昨日も普通の練習から、ふと太平洋が見たくなって気がついたら御宿に。

※御宿最高!(笑)
そして帰りは雨がぱらついてきたりもしました。しかし距離が長くなったり、時間が長くなれば雨ぐらい普通にあります。ワタクシの場合は、基本的にゲリラ豪雨のような激しい雨でなければ、ちょっとやちょっとの雨ぐらいで止まることは基本的にありません。
そんなときでも全く不安になることがありません。
これこそがワタクシがチェーンオイルに求めることでした。
▶まとめ
ここまででポロポロ出ていますが、ワタクシが実際にもうかれこれ様々なチェーンオイルを使ってみても、結局これを使っている。というチェーンオイルはこちらです。

WAKO'SのEXTREME(エクストリーム)とPOWER(パワー)です。
通常はエクストリーム(セミウエット)を使用しておりますが、明らかに雨が予想できる場合、また距離が相当長くなりそうな時はパワー(ウエット)を足したりもします。
価格はというと
EXTREME 50ml 1,760円(税込)
POWER 50ml 1,430円(税込み)
量がそこまで多くはありませんが、そこまで高くもありません。
はっきり言ってかなりコスパ高しです。
※WAKO'S製品のお買い求めは対面販売の各ショップ店頭までお願い致します。
ワタクシの場合は1週間に1~2回洗車をし、塗布しますがそれでも2ヶ月ぐらいは使えております。
長年様々なチェーンオイルを使ってみて、巡り巡ってなんだかんだでWAKO'Sに戻り3年が経っております。まだまだ変更する予定が見えません。
ということで今回はメカニックの私が何年も使い続けているチェーンオイルは、WAKO'Sのチェーンルブ2種類、ということでした。
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