前回のお話はこちらからどうぞ↓↓↓
コスパ最強レベルのBrytonからGarminへ買い替えをしたというのは前回のお話。
そして使ってみた話です。
ということで手元にサイコンが2つあります。
よく見たり聞いたりするお話ですが、
BrytonのサイコンってGarminのマウント使えるのか?
と言うお話です。
実際につくのか?つかないのか?ということをじっくりと検証してみようと思います。
※Brytonの純正マウントをなくしてしまったため、Brytonは社外品との比較となりますm(_ _)m
▶比較① サイコン本体
まずはサイコン側の爪の形状を比べてみようと思います。

見た目はよく似ています。
双方2つの爪と2つの溝があり、90°回転させてロックする方式です。
三角形の溝のような窪みはマウント側の出っ張りとカチッとハマり、回転のセンター部で固定するための溝です。
爪の横幅はと言うと、、、

ブライトン 28.6mmに対して、、、

計測誤差も入れても、ガーミンもほぼ同様の28.7mmです。
横から見てみます。

爪の部分の厚みが若干違い、Brytonの方が厚みがあります。
強度的には厚みがあるBrytonのほうが硬そうです。
▶比較② マウント
お次はマウント側です。

かなり似ているように見えます。
重ねてみるとほぼ同径です。

寸法を入れてみました。
手計測なので誤差はある程度ご了承ください。

爪の厚みの部分を見てみます。

やはり爪の厚みの分、マウント側の深さには確実に差があります。
Brytonのマウントのほうが深みがあります。
つまりBrytonのマウントよりも、Garminマウントのほうが内径が大きく、深さが浅いということです。(爪の形状に合わせてある、ということだと思います。)
▶取り付けてみる① Bryton本体+Garminマウント
BMCのSLRに付属の純正ステムにはGarminのマウントが付いてきます。

こちらにブライトンのサイコンを取り付けてみます。


普通に付きました。
若干回転が硬いとは感じますが、センターでも止まりますし普通に付きます。
実は少しの間このまま使っていたので、つくことは知っていました。
試しにGarminの純正のマウントでもBrytonが付くかどうか試してみましたが、やはり少々回転は固くはありますが、普通に付きます。
▶取り付けてみる② Garmin本体+Brytonマウント
では逆にGarminはBrytonのマウントでつくのかと言うと、、、

付きません。
明らかに合いません。
マウントに爪が入らないのです。
どこが合わないかと言うと、

爪の幅(縦の寸法)が違うのです。

ここです。
この幅がGarmin本体の方が広いので、Brytonのマウントにはつけられません。
センターロックの溝を見てみます。

本体側では双方同様ですが、マウント側では違いがあります。
Garminの方が幅が広く本体側と寸法の差は大きくありませんが、比べてBrytonは本体の溝にくらべてマウントの溝が狭いです。
ここがきっちりとはまらないと、センターにきてもカチッとせずに、ズルズルまわり気持ちが悪いです。センターで止まらないのはこの溝と、出っ張りの嵌合が悪いと起きます。
▶まとめ
まず第一に爪の縦の寸法が広いGarminをBrytonのマウントに入れることはできませんので、取り付けることはできません。
しかし逆にGarminのマウントには、Brytonのサイコンの爪が入れることができます。第一関門は突破することができます。
次に回転させられるか、と言う問題です。
本体の爪はBrytonのほうが厚くGarminの方が薄いです。マウントはと言うと、Garmin用のほうが深さが浅いですが、マウント自体樹脂製ですので、多少きつくても樹脂がしなり回転させることができてしまう、ということです。
この非純正の組み合わせてでセンターロックができるか否かは、マウントの設計次第だと思います。
仮にお話ですが、Garminのマウントが金属製で硬すぎれば当然Brytonは入らない、もしくは無理に入れたら爪が折れると思います。
逆にGarminでBrytonのマウントに爪が入ってさえしまえば、、、ということも考えてみると、GarminがBrytonのマウントに入ったとしても、Garmin本体の爪の厚みに対して、Brytonマウントの深さが深すぎるのでゆるゆるで使い物にはならないと考えられます。
とは言ってもです。
この非純正の組み合わせはおすすめできることではありません。
リスクは主に2つです。
①破損
サイコン本体の裏側の爪が割れてしまうことは意外と少なくない問題です。
いくらBrytonの爪が厚ぼったいと言っても、Garmin用のマウントの浅いところに無理やり押し込んでいるような形になります。場合によってはつけ外しで摩耗したり、場合によっては折れてしまったりすることも考えれなくはありません。
また樹脂性ですので割れたり折れたりはせずとも、つけ外しを繰り返すことでどちらかが摩耗して行く可能性は十分に考えられます。
②脱落
少なくともセンターのロックがかっちりハマっていないと、いくら回転がきつくても細かい振動や、大きな振動で脱落してしまう可能性は高くなると考えられます。
また寸法をみても爪の横幅はほぼ同等ですが、マウント側の内径はGarminの方が広いです。ということは爪のかかりがどうしても浅いことになります。当然かかりが浅ければ何かあった際に破損に繋がりやすい状態であることも十分に考えられます。
また使える使えないは、そのマウントの設計や精度によっても差が出ると思います。
ワタクシが実際に使用していたのもの、実験的な意味合いよりもこの際折れたらGarminを買うきっかけになるかな、というあまり良くない考えがあったこと、そしてBMCのステムに付属するマウントがGarmin用のみだったということもあります。
ということで繰り返しにはなりますが、全くおすすめができることではありません。
ではなぜこのようなリスクを負ってまでもBrytonをGarminマウントで使った等のお話があるのかと言うと、実際にBrytonが出始めたころはブライトン用のサイコンマウントの種類があまりなかった、ということもあったからだと思います。
しかし今ではBryton用のマウントも多く発売されておりますので、よほど特別な例を除いてはわざわざリスクを負ってまでも、Garmin用のマウントを使うこともないのではないかと思います。
なによりもやはり正しい組み合わせが一番ということだと思います。
ということで今回はBrytonのサイコンはGarmin用のマウントで使えるのか?、使えなくはないけれどお薦めはできません。と言うお話でした。
+++お知らせ++++
2021年11月3日(水)、4日(木)は臨時店休とさせていただきます。
メール等のお返事は5日以降とさせていただきます。
ご不便をおかけし申し訳ございませんが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
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Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
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コスパ最強レベルのBrytonからGarminへ買い替えをしたというのは前回のお話。
そして使ってみた話です。
ということで手元にサイコンが2つあります。
よく見たり聞いたりするお話ですが、
BrytonのサイコンってGarminのマウント使えるのか?
と言うお話です。
実際につくのか?つかないのか?ということをじっくりと検証してみようと思います。
※Brytonの純正マウントをなくしてしまったため、Brytonは社外品との比較となりますm(_ _)m
▶比較① サイコン本体
まずはサイコン側の爪の形状を比べてみようと思います。

見た目はよく似ています。
双方2つの爪と2つの溝があり、90°回転させてロックする方式です。
三角形の溝のような窪みはマウント側の出っ張りとカチッとハマり、回転のセンター部で固定するための溝です。
爪の横幅はと言うと、、、

ブライトン 28.6mmに対して、、、

計測誤差も入れても、ガーミンもほぼ同様の28.7mmです。
横から見てみます。

爪の部分の厚みが若干違い、Brytonの方が厚みがあります。
強度的には厚みがあるBrytonのほうが硬そうです。
▶比較② マウント
お次はマウント側です。

かなり似ているように見えます。
重ねてみるとほぼ同径です。

寸法を入れてみました。
手計測なので誤差はある程度ご了承ください。

爪の厚みの部分を見てみます。

やはり爪の厚みの分、マウント側の深さには確実に差があります。
Brytonのマウントのほうが深みがあります。
つまりBrytonのマウントよりも、Garminマウントのほうが内径が大きく、深さが浅いということです。(爪の形状に合わせてある、ということだと思います。)
▶取り付けてみる① Bryton本体+Garminマウント
BMCのSLRに付属の純正ステムにはGarminのマウントが付いてきます。

こちらにブライトンのサイコンを取り付けてみます。


普通に付きました。
若干回転が硬いとは感じますが、センターでも止まりますし普通に付きます。
実は少しの間このまま使っていたので、つくことは知っていました。
試しにGarminの純正のマウントでもBrytonが付くかどうか試してみましたが、やはり少々回転は固くはありますが、普通に付きます。
▶取り付けてみる② Garmin本体+Brytonマウント
では逆にGarminはBrytonのマウントでつくのかと言うと、、、

付きません。
明らかに合いません。
マウントに爪が入らないのです。
どこが合わないかと言うと、

爪の幅(縦の寸法)が違うのです。

ここです。
この幅がGarmin本体の方が広いので、Brytonのマウントにはつけられません。
センターロックの溝を見てみます。

本体側では双方同様ですが、マウント側では違いがあります。
Garminの方が幅が広く本体側と寸法の差は大きくありませんが、比べてBrytonは本体の溝にくらべてマウントの溝が狭いです。
ここがきっちりとはまらないと、センターにきてもカチッとせずに、ズルズルまわり気持ちが悪いです。センターで止まらないのはこの溝と、出っ張りの嵌合が悪いと起きます。
▶まとめ
まず第一に爪の縦の寸法が広いGarminをBrytonのマウントに入れることはできませんので、取り付けることはできません。
しかし逆にGarminのマウントには、Brytonのサイコンの爪が入れることができます。第一関門は突破することができます。
次に回転させられるか、と言う問題です。
本体の爪はBrytonのほうが厚くGarminの方が薄いです。マウントはと言うと、Garmin用のほうが深さが浅いですが、マウント自体樹脂製ですので、多少きつくても樹脂がしなり回転させることができてしまう、ということです。
この非純正の組み合わせてでセンターロックができるか否かは、マウントの設計次第だと思います。
仮にお話ですが、Garminのマウントが金属製で硬すぎれば当然Brytonは入らない、もしくは無理に入れたら爪が折れると思います。
逆にGarminでBrytonのマウントに爪が入ってさえしまえば、、、ということも考えてみると、GarminがBrytonのマウントに入ったとしても、Garmin本体の爪の厚みに対して、Brytonマウントの深さが深すぎるのでゆるゆるで使い物にはならないと考えられます。
とは言ってもです。
この非純正の組み合わせはおすすめできることではありません。
リスクは主に2つです。
①破損
サイコン本体の裏側の爪が割れてしまうことは意外と少なくない問題です。
いくらBrytonの爪が厚ぼったいと言っても、Garmin用のマウントの浅いところに無理やり押し込んでいるような形になります。場合によってはつけ外しで摩耗したり、場合によっては折れてしまったりすることも考えれなくはありません。
また樹脂性ですので割れたり折れたりはせずとも、つけ外しを繰り返すことでどちらかが摩耗して行く可能性は十分に考えられます。
②脱落
少なくともセンターのロックがかっちりハマっていないと、いくら回転がきつくても細かい振動や、大きな振動で脱落してしまう可能性は高くなると考えられます。
また寸法をみても爪の横幅はほぼ同等ですが、マウント側の内径はGarminの方が広いです。ということは爪のかかりがどうしても浅いことになります。当然かかりが浅ければ何かあった際に破損に繋がりやすい状態であることも十分に考えられます。
また使える使えないは、そのマウントの設計や精度によっても差が出ると思います。
ワタクシが実際に使用していたのもの、実験的な意味合いよりもこの際折れたらGarminを買うきっかけになるかな、というあまり良くない考えがあったこと、そしてBMCのステムに付属するマウントがGarmin用のみだったということもあります。
ということで繰り返しにはなりますが、全くおすすめができることではありません。
ではなぜこのようなリスクを負ってまでもBrytonをGarminマウントで使った等のお話があるのかと言うと、実際にBrytonが出始めたころはブライトン用のサイコンマウントの種類があまりなかった、ということもあったからだと思います。
しかし今ではBryton用のマウントも多く発売されておりますので、よほど特別な例を除いてはわざわざリスクを負ってまでも、Garmin用のマウントを使うこともないのではないかと思います。
なによりもやはり正しい組み合わせが一番ということだと思います。
ということで今回はBrytonのサイコンはGarmin用のマウントで使えるのか?、使えなくはないけれどお薦めはできません。と言うお話でした。
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