ちょっとの気遣いでウェアを長持ちさせるでござる!

基本的に早起きは習慣、練習は日課となっております。
毎日のように自転車で走りに出るとなると、タイヤ、チェーン等の消耗品類はかなりのスピードでだめになっていきます。
それはロードバイクの車体だけの問題ではありません。
ウェア類もです。
ワタクシは夏用(と言うか真冬の2ヶ月ぐらいを除くぐらいのほぼオールシーズン(笑))はすべてワンピースで、大体2~3着のウェアをローテーションの様に回したり、気分によって変えて走るわけですが毎日着るとなるとやはりウェアも伸びたり擦れたりして、徐々にくたびれてきます。

最近のウェアは非常に耐久性もよく作られてはいます。
それでも着れば着るだけくたびれてきてしまうのも事実。
少しでも長持ちをさせたいときのポイントの話にしてみようと思います。
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▶ウェアの洗濯の基本
よく聞くお話、基本のきの字はサラッとだけ。
①洗濯ネットに入れて洗濯
②ベルクロ(マジックテープ)は凶器
③ファスナー(ジッパー)をしめる
④柔軟剤は使わない
⑤裏返しにして洗濯
⑥脱いだまま(濡れたまま)放置しない
これらはどこにでもよく見聞きするようなお話ですので、もう少し突っ込んだところにしてみようと思います。


①脱ぎ方・着方
ウェアの破損で一番多いと思しき瞬間はやはり脱ぎ着の際です。
特に最近のウェアはエアロ効果のためにかなりピッタリサイズでできていて、更に薄手のものも多くあります。

夏場でものすごく暑い時期、汗ばんだり皮膚がぬれている状態ではウェアを着づらいです。体が汗で濡れているときは汗を拭き取ってからウェアを着るのをおすすめ致します。
アソスなどの公式では、
着用後すぐに走り出すのではなく、一度ライディングポジションをとって、ウェアの縫製部やパッドの位置を丁寧に身体に合わせてください。
これにより最高のフィットが得られます。
ASSOS 公式ページ サイクルウェアのお手入れについてより
とあります。
これもASSOSだけではなく、他のウェアでも良い方法でウェアに変な負担をかけず、体にフィットさせるポイントだと思います。

逆にライド後ビショビショに汗をかいて、ウェアや体が濡れている状態でウェアを脱ぐときも注意が必要です。
濡れたウェアを脱ぐ際はきれいに脱ぐというよりも、ひっくり返すように滑らせながら、変に力がかからないように脱ぎます。濡れて滑りづらい肌を滑らすよりも、ウェア同士を滑らせたほうがまだ滑りやすいからです。

流石にレーパンを脱いでみるわけにはいきませんので(笑)アームカバーで説明をさせていただきますm(_ _)m
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裏返らないようにきれいに脱ぐよりも、、、

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裏返しながら滑らせて脱いだ方が、無理な力が布地にかかりにくいです。
レーパンやインナーなども同様に脱ぎます。
基本的に逆さまにして洗うことがほとんどなので、一石二鳥といえば一石二鳥です。


②干し方
干し方、ハンガーのかけ方です。
レーパンのサイクルパッドは水を多く含む事があり、重さを持ってしまうことがあります。
そのまま干すのは、濡れたウェアに重しを釣り下げたまま干す、これはウェアを伸ばしてしまうことに繋がります。

カステリは公式の見解でもあります。
ビブショーツはショルダーストラップの伸びを防ぐ為、ハンガーにかけない。
サイクルウェアの洗い方(応用編)より
ビオレーサーも同様の注意があります。

むしろどの様に干すのか疑問が残りますが(笑)、ともあれ駄目ということです。

これは特にワンピースタイプの場合、更に影響が大きいと考えております。
ワンピースタイプでパッドが濡れて重さがあるままハンガーに掛けると肩の部分に負担がかかります。
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ハンガーの角が肩の布地を伸ばしてしまうことがあります。
最近のジャージはこの肩~腕にかけての部分が非常に重要で、ビオレーサーの場合はエアーストライプが使われています。これらの布地は繊細な場合も多く、過度の負担をかけない方が良いです。

そういった場合は裾の部分を掴んで干せるハンガーを使います。
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グリッパーの部分がしっかりしているパンツは問題ないと思います。

しかし逆に足裾のグリッパーも非常に薄い素材の場合もあります。
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ビオレーサーの素材グリッパーは非常に薄く縫い目がないのが最高の着心地です。
しかしこの薄い部分をつまんでしまうのも良くない気がしてしまいます。
そういった場合は股の近くや、グリッパの縫い目あたりの一番分厚くしっかりしている部分をはさんで干しております。
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この逆さ干しに関しては、ウェアの素材や作り、状態によって正解が変わると思います。


③ハンガーからの外し方
特にインナーウェアやトップスのお話ですが、いくら柔軟性が高いとは言え、ハンガーを首の方から抜かないということです。
時間がないときや、ちょっとめんどくさくてサッと取れるのは首の方から引っ張れば取れるは取れるのですが、繰り返し行うことで確実に伸びます。
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瞬間的でも伸ばすことを繰り返すことで確実にダメージを負います。

ひと手間と言えばひと手間ですが、ファスナーがあるものはファスナーを開ける、ファスナーが無いものに関しては首の方からではなく、優しく胴体の方からハンガーを外すということです。


④脱水時間は短めに
レーパンなどの脱水は手で絞ったりするよりも洗濯機のほうがまだ優しい気がします。
ジャージ素材自体は速乾性でかなり乾くのも早いですが、レーパンのパッドはどうしても速乾素材ほど乾きやすくは無いです。特に雨の日や梅雨時は乾きづらいです。乾かないまま湿った時間が長くなってしまうのであれば短い時間でもサッと脱水をしたほうが匂いなどの問題から良い気がしております。

速乾性の高い素材の脱水は長く時間を掛けるよりも、短い時間でさっと済ませるのがダメージが少なくて良いと思います。これは脱水だけではなく、洗いも乾燥も短い時間の方が良いのではないかと考えております。

※注意点として普通のジャージ系はOKでも、ウインドブレーカー、雨系のアイテムの脱水は推奨されていないメーカーもあります。


▶まとめ
もちろんこれだけではなく、長持ちのアイデアや工夫はたくさんあると思います。
そして正解はというと、メーカーやモデルごとによって作りや素材は様々で、多少なりとも差はあるかと思います。

ともあれ強い力をかけないことで破損を防ぐ、ピンポイントで力をかけないことで布地の痛みを防止する、そして優しく扱うことで少しでも長持ちさせることができると考えております。
一つ一つを全部細かく行うことは少々大変な事かもしれませんが、逆さまにしてネットに入れる、脱いだらすぐに洗う等習慣の様にしてしまうことが良いと思います。

ということで今回はポイントは○○!?サイクルジャージ、サイクルウェアを長持ちさせる方法、そんなお話でした。
+++お知らせ++++
明日、2021年11月10日(水)は臨時店休とさせていただきます。
ご不便をおかけし申し訳ございませんが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
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