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エアロ系ハンドルの救世主となるか!?  Dixna GRM/GPステムマウントを試す!



ステムを交換した影響でマウント問題が再び再来致しました。

今までは以下のマウントを使っていました。


なんだかんだで、2年以上は使っていますがいまだ全然普通に使えています。

とは言っても上部はBrytonのマウント、下部はGoproマウントです。
先日の記事のように、GarminはBrytonのマウントでは取り付けができません。Garmin用のマウントもネジ穴が合いません。

BMCの純正ステムマウントにはGarminが付けれますが、ステムも交換し変わった角度にやっとなれてきたところで、もとに戻すのも。。。(´ε`;)ウーン…

Garminの純正のアウトフロントマウントは下側にライトが付かないのでNG、Goproマウントが合うものであれば、付けれなくないのですが純正マウントの下部は平らではないので少々ぶっちょになりそうです。

ということでガーミンはマウントをこんな方法で使っていました。
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べちょっと。。。

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熱成型!・・・なんて最近流行りのようですが、100均の”おゆまる”です。
熱を加えて形の変えられるレジンです。
こういったものはツルッとした平らな面よりも凸凹があったほうが良いのです。上のアウトフロントマウントの台座部分も、Garminの純正マウントも凹みがあるため、付け外しでもズレること無くでうまく使えています。

邪魔な部分をカットして、ゴムバンドで止めればこのとおりです。
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全然普通に使えます。

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こんな感じです。

はっきり言って問題は見た目ぐらい(笑)で、この運用でも全然問題ありませんでした。
・・・が!ちょっと試してみたいものがありました。

と言うのもハンドル幅が狭くなること、またエアロハンドル化がより進むことでも、通常のハンドルバークランプのマウントがきれいにつかなくなります。

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この方式の難点です。
①サイコンがセンターに付けられない
マウントは取り付け位置を変えることで、サイコン本体のセンターを調整できます。ですので大体サイコンがセンターに来るぐらいの位置でハンドルをクランプしたいところです。
しかしハンドル幅が狭いと調整幅も狭くなり、センターが出せない場合もあります。3TのSuperergoも380mmだと結構ギリギリか若干アウトぐらいです。。。
またセンターが出せても、クランプ部が真円でない部分の場合、サイコンの傾いてしまうこともあります。
(サイコンはビシッとステム(車体)のセンターに持ってきたいのはワタクシだけ!?)

②ステムのハンドルクランプ部の幅(赤)
ステムのハンドルクランプ部(クランプカバー)の幅が広がれば広がるほどほど、マウント取り付け用のスペースが狭くなります。高剛性のステムはハンドルクランプ部の幅が広い傾向にあります。
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③ハンドルの真円形状部(クランプ部+α)の幅(黃)
ステムの幅だけではなく、ハンドル側のクランプ部の真円形状の幅も関係してきます。
これも今後交換する可能性が非常に高い、エアロハンドルになれば更に取り付けは難しくなると考えられます。

そこでエアロハンドルになったとしても、安定して使えるマウントタイプと言えば。。。レックマウントにあえて行かないのも(笑)、というのが今回のお話です。



▶Dixna GRM/GPステムマウントを試す!
こちらです。
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Dixna GRM/GPステムマウントというものです。
おそらくですが、GRM(Garmin)/GP(Gopro)マウントかと思います。
その名の通り、上部はガーミンマウント、下部はGoproマウントがついた製品です。

で肝心なんのはここではなくて、、、ステムのハンドルクランプのネジ穴を使う構造のマウントです。

このステムのボルトを使う構造は、ハンドルのクランプも兼用となりますので信頼のできないメーカーの製品は怖すぎます。
マウントが落ちるだけならまだしも、ハンドルがズリ下がった際には目も当てられません。
ということで今回はDixnaの製品を選んでみました。

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下部のGoproマウントはアーム部と一体型で、ネジ穴は本体に切削されています。
ネジ山さえ壊さなければ、ナットが不要なのは無くす心配もなく楽です。

取り付けはまず、上のボルト(左)でステムを締めます。
その後、ボルト(真ん中)のボルトでマウントを固定します。

取り付けの際はネジロック(緩み止め:中)を使いました。
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まずは下部のネジ穴に基礎となるボルトを規定のトルクでがっちり締めます。アンカーボルト的なイメージです。
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次に本体の固定ですが、このアンカーボルトに更に細いボルトでマウント本体を固定します。
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この様になります。

ステム種類によっての左右クランプボルト間の距離は違います。
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取り付けステムのクランプボルト間の距離に応じてマウント側のパーツが開閉することで、26~38mmに対応できるということです。

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最後にマウントアームの角度を調整します。
このボルトは完全に独立しています。

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この様になります。

下部にキャットアイの台座を付けてみました。
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この様になります。
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良いです。


▶実際に取り付けてみて
①安心感のある構造

取り付けは前述のように、まずハンドルの固定ボルトを締めます。
その後にマウント本体を固定する2段階式のような構造です。
アームの角度は別のボルトで行うことができます。(下がり過ぎの防止用??ノッチのような引っかかり感があります)

このハンドルクランプを利用する構造のマウントで一番不安があるのはハンドルの固定が甘くなることで、如何にこの不安をなくすのかということが課題だと思いますが、この構造であれば不安は少なくなると感じました。

しかし注意点として、マウント本体の固定ボルトを緩める方向に回した際は、必ずハンドルのクランプボルトも確認をする必要があると思います。

②下部のGopro台座は前寄り
マウント下部のGoproの土台の中心が前よりについていますので、下部のライト(VOLT800)は少し前よりに付けることができます。
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これにより、ケーブル類との干渉を最大限に減らすことができます。
こういった下側ライト取り付けの難点として、ライトとケーブルの干渉は地味ですが大きな問題になる場合もあります。機械式シフトなどの際は更に恩恵が大きくなると思います。

③ハンドル周りのスッキリ感
やはりマウントのハンドルクランプがなくなるだけあって、ハンドル周りのすっきり感が増します。
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④確実にセンターにつけることができる。
こういったアウトフロントマウントを使用する場合、気になるのがドンピシャセンターにつかないとか、傾いているとか、、、
気になりだすときりがないぐらい、ドツボにはまり気になり続けますが、この構造であれば調整さえしっかりすればドンピシャ真ん中。水平につけることができます。
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⑤ちょっと重い
難点はといえばちょっと重いです。
カタログ値で55gです。
しかし軽くて不安が残るぐらいなら、多少重くてもガッチリと固定でき、安心がある方が良いと考えております。

▶まとめ
ステムの固定ボルトを兼用する場合、どうしてもハンドルの固定が気になるところです。
しかしこの構造であれば、もしも万が一マウントの固定ボルトが折れても、ハンドルの固定は保たれる可能性が高いです。
このGRM/GPステムマウントはステムボルト兼用方式の中では安全性が高く、調整も楽ですし、利便性も高い方法だと考えられます。

似たようなものでLezyne純正 DIRECT X-LOCK MOUNTもありますが、本体の角度は変えることができず、調整が結構難しかった記憶があります。

あまり有名では無いような気がしますが、密かに名品かもしれません。
しばし使ってみようと思います。
ということで今回はエアロ系ハンドルの救世主となるか!?  Dixna GRM/GPステムマウントを試す!そんなおはなしでした。


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