ロードバイクは、毎日のように走っていれば少なからず傷がつくものです。
飛び石であったり、時には転倒してしまうこともありますが、こればかりはある意味“避けられない宿命”といえるかもしれません。
しかし、汚れたまま放置しておくのは好きではありません。
機材に敬意を払うという意味でも、愛車は常にきれいにしておきたいと考えています。
これまでワタクシ自身、さまざまなカラーのロードバイクを所有してまいりました。
その経験をもとに、今回は車体カラーごとの特徴・汚れの目立ち方・汚れ落ちのしやすさなどをまとめてみたいと思います。
ということで今回は
ロードバイクのフレームカラー別に見る、汚れの特徴や目立ち方とお手入れ方法まとめ
そんなお話しです。
ということで今回は
ロードバイクのフレームカラー別に見る、汚れの特徴や目立ち方とお手入れ方法まとめ
そんなお話しです。

①グロス(光沢)黒ベース 白ロゴ+赤+水色
(LAPIERRE XELIUS)

過去のFDJカラーをまとった、絶妙なカラーバランスのフレンチバイクです。
このカラーは、横から見る時と後方から見る時で印象が大きく変わるのが特徴。
画像で見るよりも、実車のほうが鮮やかで美しく感じられます。
ただし、カメラでは赤や青の発色がやや沈みやすく、LAPIERRE特有の「写真では伝わりにくい美しさ」があるカラーでもあります。
このような複雑な配色のバイクは、汚れが非常に目立ちにくい傾向にあります。
グロス塗装のため、汚れの落ちも良好です。
一方で注意したいのが、細かな磨き傷(スワールマーク)。
グロス黒は光を反射するため、微細なキズでも光の加減で目立ちやすくなります。
大きな傷よりも、洗車時や拭き上げ時に付く小キズのほうが厄介です。
赤のグロス部分は油汚れがやや目立ちやすいものの、こびりつきにくく洗えばすぐ落ちます。
水色のパートも同様で、汚れの除去性は高く、色あせも起きにくい印象です。
総じてこのカラーは、小キズ対策さえ意識すれば、汚れは目立たずお手入れも容易。
見た目とメンテナンス性のバランスに優れたカラーといえるでしょう。
⇨グロス黒の仕上げを美しく保つには、洗車後に「マイクロファイバークロス+界面活性剤入りクリーナー」で優しく拭き上げるのがコツです。
②グロス赤ベース+黒(BH G7 PRO)

赤と黒といえば、絶大な人気を誇る王道の組み合わせです。
BH G7 PROの赤は純粋なレッドではなく、わずかにオレンジがかったネオンレッド系。
この発色が黒とのコントラストを際立たせ、非常にスポーティかつ力強い印象を与えます。
グロスレッドの最大の特徴といえば、やはり“映える”こと。
個人的な主観ですが、初夏の新緑の中は特に赤が一層鮮やかに映え、思わず目を引きます。
写真映え・存在感の両面で非常に優れたカラーです。
汚れに関しては、油汚れ・ホコリどちらも目立ちにくい傾向にあります。
仕上げのグロス塗装も滑らかで、汚れの落ちが非常に良く、洗車後の艶も長持ちします。
また、黒主体の車体(例:XELIUSなど)に比べると、細かなキズが目立ちにくいのもこのカラーの利点です。
「少々サボっても綺麗に見える」——つまり、見た目が崩れにくくメンテナンスが楽な色と言えます。
⇨グロスレッドの艶を長持ちさせたい場合は、洗車後に「UVカット成分入りクリーナー」で仕上げると退色防止にも効果的です。
③グロス白ベース+黒(灰色)(BH G7 PRO)

正直に申し上げて——かっこいいです。めちゃくちゃかっこいいです。
白を基調に、ロゴはグラデーションのグレー、そして黒が絶妙に組み合わされています。
メインカラーの白は、わずかに青みを帯びたホワイトパール調で、光の当たり方によって微妙に表情が変わります。
このカラーは、緑の背景よりも色鮮やかな花や街中の風景の中で映える印象があります。
自然光の下では透明感があり、曇天でも鈍く沈まず、常に上品な存在感を保ちます。

白というと「汚れが目立ちそう」という印象を持たれる方も多いと思いますが、実際には意外と目立ちません。
ホコリや泥汚れはほとんど気にならず、黒い油汚れだけがやや目立つ程度。
とはいえ、グロス塗装のおかげで汚れはすぐに落ち、メンテナンスも難しくありません。
興味深いのは、黒ベースの車体よりも傷が目立ちにくいという点です。
光の反射が穏やかなため、細かな線キズも白のトーンに溶け込み、遠目ではまったく分かりません。
つまりこの白×グレーのカラーは、
「汚れが目立ちそうで実は目立たない」「キズも隠してくれる」という、見た目と実用性を両立した秀逸な組み合わせ。
清潔感と高級感を兼ね備えた、非常に完成度の高いカラーリングだと感じました。
⇨グロス白車体は紫外線による黄ばみが出やすいため、直射日光を避けた保管とUVカット成分入りクリーナーの使用がおすすめです。
④マット(つや消し)黒ベース+白(cervélo R3)

cervéloといえば、どこかブラック系のマットカラーが似合うブランドという印象があります(ワタクシだけでしょうか)。
そのつや消しの黒は、しっとりと落ち着いた雰囲気で、まさに大人のラグジュアリー。
マット塗装は一般的にグロスよりも塗装後の重量を軽く仕上げられる傾向があるとも言われています。
デザインとしては非常にシンプルながら、大きめのロゴがバランス良く配置され、黒と白のコントラストが上品。
主張しすぎず、それでいて存在感がある——まさにcervéloらしい「控えめな強さ」を感じるカラーリングです。
写真を撮ると、どちらかというと主役はバイクというより景色が映えるタイプですが、
それでもcervéloというブランドの存在感はしっかり伝わる、絶妙なバランスのデザインです。
マットブラックは「キズが付きやすい」と思われがちですが、実際には意外と傷は付きにくく、目立ちにくい印象でした。
ただし注意点もあります。
擦れる部分(トップチューブの側面や、ベルクロストラップが触れる位置など)は、
摩擦によってテカリが出ることがあります。
この「テカリ」は一度出てしまうと元に戻すのが難しく、こればかりは“マット塗装の宿命”ともいえるでしょう。
汚れに関しては、油汚れは比較的目立たないものの、ホコリ系の汚れは非常に目立ちます。
さらにマット塗装は表面が細かくザラついているため、汚れが付きやすく、落ちにくいのが難点です。
にもかかわらず、不思議なことに写真では汚れが意外と目立たないという特徴もあります。
近くで見てもきれいな状態を保つには、
黒なら「油汚れ・水垢を防ぐ」、白なら「くすみを抑える」——この2点を意識するだけで見栄えが大きく変わります。
マット塗装は見た目こそシンプルですが、手入れの難易度はやや高めと感じました。
⇨マット塗装のケアには、艶出し剤を使わずマット専用クリーナーを選ぶことが大切です。
⇨マット塗装のケアには、艶出し剤を使わずマット専用クリーナーを選ぶことが大切です。
また、マットは特に水分の残りに注意が必要です。
水滴が乾くとシミや白化の原因になるため、洗車後は柔らかいクロスでしっかりと拭き上げてあげると、美しい質感を長く保てます。
⑤マット黒ベース+グロス黒(cervélo R5)

もう見てのとおり、真っ黒号です。
マットブラックをベースに、ロゴやアクセントがグロスで仕上げられた、いわゆる“ステルスカラー”。
一時期は非常に流行し、Cervéloをはじめ多くのブランドがこのデザインを採用していました。
ただし「ステルス」の名の通り、ロゴまでも黒で統一されるため、メーカー名すら見えにくいという“潔さ”。
ブランド側から見ると少々扱いづらいデザインだったのか、翌年以降に姿を消したメーカーも多かったように思います。
その反動もあってか、翌シーズンにはカラーカスタム・オーダーシステムを導入するブランドも増え、奇抜なグラフィックや個性豊かな塗装が再び脚光を浴びました。
個人的にはこのステルスカラー、非常に好きな配色です。
静かな迫力と高級感があり、光の加減でロゴが浮かび上がる様はまさにラグジュアリー。
汚れ・傷の観点で見ると、油汚れは目立ちにくい一方で、前述のように、マット塗装特有の“テカリ”の発生が避けられません。
特にベルクロストラップや脚の擦れ、ケーブルとの接触部分にツヤが出やすく、質感の変化が起こります。
とはいえ、傷そのものは目立ちにくく、見た目に大きな影響を与えることは少ない印象です。
難点はやはり汚れの落としにくさ。
油汚れも水垢もこびりつきやすく、マット塗装の中でもブラックは特に厄介。
一度白っぽくくすむと拭いてもなかなか戻らず、洗浄・乾拭きの頻度が仕上がりを左右するカラーです。
美しく保つコツは、マット専用コーティング剤の定期使用と、短いサイクルでの洗車。
きちんとメンテナンスされたマットブラックは、光を吸い込むような深みを持ち、まさに“漆黒のラグジュアリー”と呼ぶにふさわしい仕上がりになります。
マットホワイトほどの管理難度ではありませんが、それでもやや上級者向けのカラー。
しかし、その美しさは手をかけるだけの価値がある——そんな一台です。
⇨マット×グロスのコンビは見た目の美しさと引き換えに、部分的な手入れの難しさが出ます。
マット、グロス双方で使えるクリーナーの使用をおすすめ致します。
⇨マット×グロスのコンビは見た目の美しさと引き換えに、部分的な手入れの難しさが出ます。
マット、グロス双方で使えるクリーナーの使用をおすすめ致します。
⑥マット+グロス 赤ベース+黒・白・灰色(BMC SLR01)

約2年間マットブラックの落ち着いたカラーに乗ってきた反動か、BMCで再び鮮烈なレッドです。
G7のネオンレッドよりもネオン味は少なく、まさに“ザ・赤”といえるカラー。
さらに、マット塗装の中に部分的にグロスレッドが組み合わされた凝った仕上げで、光の角度によって表情が変わるのが魅力です。
トップチューブの黒部分は、ただのブラックではなくヌードカーボンで、繊細なカーボン柄が透けて見える構造。

この“見せるカーボン”が実に美しく、個人的にもお気に入りのポイントです。

全体として、写真映えの良さは抜群。
海でも山でも、背景を選ばず主張してくれるカラーで、撮影するたびに「映える」と感じます。
マットと一言でいっても、Cervéloのマット塗装とは質感が異なり、
BMCのマットはよりきめが細かく、滑らかな手触りが特徴です。
この微妙な違いがメンテナンス性にも影響しており、
キメの細かさゆえに傷が目立ちにくいという利点があります。
ただし、マット部分はどうしても黒ずみ汚れが付きやすく、落としにくいのが難点です。
特に雨上がりや汗の塩分、チェーンオイルの飛び汚れなどは、
時間を置くと塗装面に染み込み、くすみの原因になります。
それでも、マット塗装としては“見た目が汚くなりにくい”タイプ。
少々メンテナンスを怠っても、ぱっと見は綺麗に見えるため、
普段使いしやすく実用性の高いカラーといえます。
油汚れのケアを中心に、定期的に専用クリーナーで拭き上げること。
これだけで赤の鮮やかさとグロス部の艶を長く保つことができます。
油汚れのケアを中心に、定期的に専用クリーナーで拭き上げること。
これだけで赤の鮮やかさとグロス部の艶を長く保つことができます。
⇨マット×グロスの複合塗装は、質感の違いが魅力ですが手入れも二段構えが基本です。
⑦グロス ブルー ゴールドロゴ(WINSPACE T1550)

深い青に光沢のあるグロス仕上げ——いわゆる“ネイビーメタリック”にも近い美しいブルーです。
実車で見ると、日の当たり方によって青にも紺にも見える、非常に奥行きのあるカラーリング。
朝の光では爽やかに、夕方の斜光ではしっとりと落ち着いた印象へと変化します。
このグロスブルーの最大の魅力は、塗装の透明感と反射の美しさ。
単なる青ではなく、光の粒子感を感じるメタリックブルーで、写真でも実際でも非常に映えます。
海辺や緑の中、どんな背景にも自然に馴染みながら、主張しすぎない上品さがあります。

油汚れは目立ちませんが、ドロ系の汚れははっきり目立ちます。
それでも黒と比較して目立ちづらい印象です。
汚れ落ちに関しては、グロス塗装らしく汚れの落ちは良好。
泥汚れ・汗染み・油汚れいずれも簡単に落ち、拭き取りだけで艶が戻ります。
そして微妙に入った金色の塗装が、微細な拭き傷(スワールマーク)すら目立たなくしてくれます。
総じてこのグロスブルーは、
汚れの落ちやすさ・撮影映え・色味のバランスが非常に優れたカラー。
定期的な洗車と優しい拭き上げを心がければ、いつでも新車のような艶を保てます。
⇨グロスブルーなどのメタリック系塗装は、紫外線による退色を防ぐためにUVカットコーティング剤を使用すると長持ちします。
⑧ヌードカーボン、マットブラック(WINSPACE SLC3)

まさに“究極のステルスカラー”。
WINSPACEのこのカーボンブラック塗装は、フレーム単体でわずか 約30 g の塗装重量という極限まで軽量化された仕上げです。
一般的なロードバイクのフレーム+フォークに塗られた塗装重量は、100〜200 g程度が普通とされており、場合によっては250 gを超える例も報告されています。
つまり、通常の塗装と比べると 70〜170 g程度も軽い ということになります。
カーボンの素材感を活かしつつ、光の反射でロゴが浮かび上がる——そんな静かな美しさを持つ一台です。
塗装はマットをベースに、ロゴ部分のみグロス仕上げ。
これにより、照明の角度や自然光の中でロゴがわずかに浮かび上がるような立体感が生まれます。
派手さはなくとも、近くで見ると圧倒的な存在感を放ちます。
メインのマット塗装は、決めが細かめなマットです。
メンテナンス面では、軽量塗装ゆえに非常にデリケートと思われがちですが、
基本的にキメの細かいマットですのでそこまで大変な事はありません。
基本的にキメの細かいマットですのでそこまで大変な事はありません。
ただし、汚れ自体はマットの中では比較的落ちやすい分類に入りますが、
マットの層は薄くテカリが出やすいので注意が必要です。
マットの層は薄くテカリが出やすいので注意が必要です。
汚れ落ちは標準的なマット塗装と同等で、ホコリ系は目立ちやすいが油汚れは目立ちにくい傾向にあります。
一方で、拭き上げ時の圧や摩擦によって部分的な艶が出ることがあるため、
マット専用クリーナー+超極細クロスの使用が推奨です。
この塗装は、軽量性と質感のバランスを極めた仕上げ。
フレームの造形美やカーボン積層の美しさを際立たせながら、余計な主張をしない。
それがWINSPACEらしい「究極体を目指した設計思想」と思えます。
▶まとめ
基本的なお話になりますが、マットよりもグロス塗装のほうが汚れが落としやすく、日々の手入れも楽な傾向にあります。
また、単色よりも複数色を組み合わせたカラーのほうが、傷や汚れが目立ちにくいという特徴もあります。
一方で、淡色系や単色のマット塗装はどうしても汚れ・小キズが目立ちやすく、やや繊細な扱いが求められます。
いずれのカラーでも共通して言えるのは、日常的なメンテナンスとコーティングの積み重ねこそが、美しさを保つ秘訣ということです。
フレームの塗装面だけでなく、細部に汚れをため込まないようにすることで、
結果的に塗装面の劣化を防ぎ、いつまでも新車のような輝きを維持できます。
ということで今回は
ロードバイクのフレームカラー別に見る、汚れの特徴や目立ち方とお手入れ方法まとめ
そんなお話でした。
マット塗装にもグロス塗装にもどちらにも使えるバリアスコートこちらからどうぞ↓↓↓
▶ カラー別特徴・メンテナンス比較表
| No. | カラー構成 | 汚れの目立ちにくさ | 傷の目立ちにくさ | お手入れ難易度 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | グロス黒+白+赤+水色(LAPIERRE) | ◎ | △ | ○ | 複雑な色合いで汚れが目立ちにくい。小キズに注意。 |
| ② | グロス赤+黒(BH G7 PRO) | ◎ | ○ | ◎ | 油・ホコリどちらも目立ちにくく、映える万能カラー。 |
| ③ | グロス白+グレー+黒(BH G7 PRO) | ○ | ◎ | ○ | 白でも汚れ落ちが良好。清潔感と上品さが両立。 |
| ④ | マット黒+白(Cervélo R3) | △ | ○ | △ | テカリ・ホコリに注意。マット専用クリーナー必須。 |
| ⑤ | マット黒+グロス黒(Cervélo R5) | △ | ○ | △ | ステルス感抜群。汚れの落としにくさは最上級。 |
| ⑥ | マット+グロス赤+黒・白・灰(BMC SLR01) | ○ | ◎ | ○ | 鮮やかで写真映え抜群。マット部の黒ずみに注意。 |
| ⑦ | グロスブルー(WINSPACE T1550) | ◎ | ○ | ◎ | メタリックな透明感。汚れ落ち良くメンテ性高い。 |
| ⑧ | マット黒+グロスロゴ(WINSPACE カーボンブラック) | ○ | ○ | △ | 超軽量塗装。デリケートな質感ゆえ取り扱い注意。 |
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※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。当店の特徴・詳細ははこちらから
コメント
コメント一覧 (2)
現在の愛車は黒の車体にオレンジとブルーのトリコロールカラーですが、林道や廃道等走る時の警戒色としてはオレンジや蛍光イエローが良いのかな?と思って居ます。
確かに暗い道や、人通りの少ない所などはやはり目立つ色のほうが良さげですね!
真っ黒は夜道でもやはり見にくいと思いますので、、、💦