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実は本記事のタイトルは、、、
TOKEN VENTOUS経過 カーボンホイールで23000km走るとこうなる!と言う話
と、なるはずだったのですが、少々問題がおきまして変更となりましたm(_ _)m
実際に導入までには羽陽曲折ありましたが(笑)
TOKEN VENTOUSは少々問題もありましたが、実践導入後早いもので一年を超え、もう距離にして23,000km以上走っていたようです。
ということには全然気がついていなくて、先日最近のカーボンホイールで20,000km以上走るとどうなるのか!?という記事を作成しようとして、距離を調べてみたら23,000km超えでした(笑)
雨が降っても走り、酷道も走り、そして洗車も週に2回ぐらいして、、、そんなお世辞にも優しい使い方ではないかもしれません。
そんな使い方をしつつ、実際にフルカーボンリムのホイールを使い続け23000km走るとこうなる!
改め、音もなく忍び寄る…その時、TOKEN VENTOUS Zenithに何が起きたのか!? そんなお話です。
▶外観

ではどうなったかと言うと、、、
ほぼ変わらずです。

傷はあります。

確か購入後すぐのアドベンチャーライドの砂利道でやってしまったような気が、、、
使っていれば傷はついてしまうのは仕方がない部分もあります。
特に気にせず、何もせずに使っておりますが不具合は一切ありません。
と外観ではもう一点!

リアホイールが”EN”になりました(笑)
流石にリアホイールはオイルも飛びますし、ディグリーザーの影響もあるのでデカールが剥がれてしまったようです。
金色の”Ventous”以外のデザインやTOKENロゴに剥がれや欠けはありません。
▶ホイールの振れ

これははっきり言ってものすごくホイールが良くできていると思います。
もちろん振れは体重や乗り方によっても大きく差が出るところではありますが、それでもワタクシはそこまで優しい使い方ばかりではないと思います。未舗装路に突っ込んだり、穴にハマってみたりということは少ないことではありません。
というような使い方をしているわけですが、今までに大きく振れてしまうこともなく、5分もかからずにちゃちゃっと修正するぐらいの使い方のままで現在に至っております。
大手3社の最近のホイールは本当に振れづらいですが、それに負けじとVentousも振れづらい分類に入ると思います。
▶スポークテンション
本当につい最近の話です。思いっきり右を踏み込むと若干シュータッチ(ブレーキに擦れる)をするようになりました。
もうゆうに20,000km以上も走っているので、多少お疲れ気味かスポークテンションも若干落ちていました。それでも大手3社に負けじとスポークテンションも落ちづらいと感じております。
ということで若干張ってテンションを上げてみたところ、シュータッチはなくなりました。
テンションメーターで見ても、1メモリも変わるものではありませんが、ほんの微妙なものです。
▶ベアリング

TOKENのVENTOUSはTFTというベアリングを使用しています。
ステンレスボールに大きさの少しだけ小さいセラミックボールを一個だけ組わせるというなんだかよくわかりません(笑)
しかしです。
基本的にはこのTFTのベアリングはノーメンテです。
フロント、リアハブ内部のベアリングはまだまだ極なめらかでかなり良い状態を保っております。
フリーボディ内部のベアリングは調子が悪くなったので交換しました。
※通常フリーボディごとの交換デス。
ベアリングの寿命的にはしっかりと長く良い状態を保てていると思います。
▶音もなく忍び寄る影・・・
と、表題のお話に入ります。
こんなことをしていたのですが、そう言えばしばらくリムテープを交換していないと思い、リムテープを交換することにしました。

一部分怪しいところがあったのでちょっとだけ継ぎ足ししてみたりしていたようです(笑)実験です。

とリムテープを剥がしていると不思議な汚れが、、、

この汚れはテープの粘着側、つまり内側についた汚れです。
まぁあまり気にしないで、不思議だと思いつつ作業を進めます。

ついでにセンターチェックをしてみたり、テンションももう少しだけ上げようかと考えました。
振れ取り台にセットします。
ニップルが形状から推測するに、おそらくCNのDSN(ダブルスクエアニップル:Quaddrive Nipple)のロングかなんかだと思うのですが、リムの外側からもストレートのスポークレンチが使えるタイプ(高トルクタイプのニップル)です。
この場合は、慣れの問題か明らかにリム側から突っ込んだほうが調整もしやすく作業も早いので、パークのY字のニップル回しをブスブス突っ込みつつ、バランスを見ながらテンションを上げます。
ニップルを数個回したところでした。
(*'ω'*)......ん?
ニップルレンチがうまくかかりません。
角度が変なのかと思ったのですが、いろいろいじってみてもニップルに引っかかる感じがありません。
??
ニップルレンチを見てみました。

(´゚艸゚)∴ブッ
ニップルの頭もげています(笑)
これではかかるわけ(回るわけ)ありません。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
音もなく、まるでカステラぐらいの強度になったニップルがサクッと千切れていました。
ニップルを外してみました。

腐食して千切れたようです。

幸いなことに(ダブルスクエアの内の)外側の頭が千切れましたが、ハブ側(内側)は問題がなかったようです。これはおそらく外側からではないと気が付かないのではないかと思います。。。
ということで、全部のニップル確認です。

もう一個、力もなくもげたニップルがありました。
リム内部を除いてみるのですが、何やら湿っぽかったりリム内部のニップルの頭に、、、おそらくですがシーラントカスです。(リム側からの液体の侵入の可能性は低そうです。)
ということはあくまでも推測でしかありませんが、テープの隙間?やバルブの隙間からリム内部に入り込んだシーラントがニップルを腐食させた。と考えられます。
アルミへの攻撃性といえばシーラント内のアンモニアが代表的です。とは言っても基本的にはアンモニアフリーのシーラントしか使っていない。。。はずなのですが、色々と他にも実験的に試したりもしているので、100%アンモニアフリーなのかと言うと、自身がありません^^;
しかし考えようによっては水分だって、、、と、考えられる原因はいくつかありますが、こればかりは時間をかけて様子を見ないとなんとも言い難いところです。
ともあれこのままではアレなので、似たようなニップルは予備が、、、ありましたε-(´∀`*)ホッ
腐食して千切れたニップルは交換して、残りのニップルを掃除しつつ、テンションを合わせて振れ取りをしたらOKです。
とそれ以外では、、、

バルブの一部分が劣化してきていました。
意外とチューブレスバルブの根本のゴムとの継ぎ目が剥がれてきてしまうものがあります。真円系のものよりもマビックとかのスクエアタイプのバルブのほうが切れやすい印象です。
こういったところも確認しておくほうが良いと思います。

こちらも交換致しました。
これでまだまだ頑張ってもらいます。
▶まとめ
ということでTOKENのVENTOUSは23,000km使ったとしても、ホイール自体は全く問題なく全然使えています。スポークテンションの簡易的な調整、そして消耗品のベアリングこそフリーボディ内部だけはだめになり交換しましたが、それ以外ではまだまだ元気です。
ということでTOKENのVENTOUS、もうすでに発売終了品となってしまったようですが残念です。
価格も国内正規品でも20万以下ですし、これだけ使えれば個人的には全然よいホイールだと思います。
今回は音もなく忍び寄る…その時、TOKEN VENTOUS Zenithに何が起きたのか!? というと、ニップルが腐食して千切れた。。。そんなお話でした。
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コメント
コメント一覧 (6)
バルブに関してはシーラントをバルブ経由で入れると混ぜ物入り系は確実に詰まりますよね。
混ぜものシーラントはコツが有りまして、、、注入時につまらずに入れさえできてしまえば、その後にコンプレッサー等で一気に空気を押し込むことで、かなりきれいに押し込めてしまう場合もあるのです。
可能性はあるかもしれませんが、ワタクシあまり詳しくなく確認方法がわかりませんのでなんとも。。。^^;
横ヤリすみません、、、
記事に出てくるIRCの50mmTLバルブ、モデルチェンジしてる様です。
この前アメリカのアリババで注文したら形状の違う物が届きました。
旧型?は相当な種類のリムに適合できそうな柔軟性がありますが、新しく来た物はリムの形状を選びそうです、それこそナローリムのチューブレスリ
いえいえ、ご情報ありがとうございます。お世話様でございます。
新型のバルブは画像でしか見ていませんが、変更後のものはアルミの部分が変わり、ゴムが変形しても千切れづらいような形状に見えます。
今度発注してみますので、入荷後はまた詳細を記事にしてみようと思いますm(_ _)m