スペーサーの詳しい説明は以下のリンクをご参照下さい。


ものすごく簡潔に書くと、
PROのVIBEステムは基本的にはベタ切りでぴったり感が出る、トップキャップ付属のステムです。
しかしです。
VIBEのステムはスタック(コラムクランプ部の高さ)が他のステムよりも低いのです。
通常40mm位のステムが多いのに対して、VIBEステムは36.5mmです。
ベタ切りでピッタリ仕様ですが、ベタで切ると他のステムが非常に使いづらくなってしまいます。他社製品を寄せ付けない極悪仕様!?(笑

これの現象を防ぐために必要になるのが、専用スペーサーです。
専用のスペーサーがあればステムの上部に普通のスペーサーを積むことができます。

なのですが、このスペーサーが1枚だけでは売っておらずに、5枚セットで2,420円ととっても良心的な価格です。

ということで今回の本題です。
VIBE ステム専用スペーサーを350円ぐらいで自作する!です。

注)めちゃくちゃ限定的なお話で恐縮です(笑)

image1126


まずは専用のスペーサーを見ています。
DSC_1743
こちらはVIBE専用品の、ステム下部用です。
ステム下部関しては専用品でなくても、汎用品の円形でも使用ができます。

DSC_1746
形が合うようにできている、回らないように出っ張りがあるぐらいで、そこまで複雑なものではありません。

一方上部用の例のスペーサーを見てみます。
IMAG2523
一部切れ込みが入っています。

というのもステムの上部は平らではありません。
DSC_1748
専用品のスペーサーはこのステム上部のカーブに合わせるように、切り込みが入っています。

これが、、、
DSC_1749

この様にピタリとハマります。
DSC_1750

ということなのですが、そこまで複雑なものでもありません。

ということでスペーサーを使って作ります。
DSC_7851
カーボンのほうが加工が楽です。
今回は10mmで350円ぐらいのものです。

電動工具で削ればすぐです。
DSC_7852

もう少し。
DSC_7853
最後はやすりで微調整をします。

DSC_7854
できました。

せっかくのなのでもう1点加工しました。
DSC_7862
ちょっと曲がってしまいましたが、実験用なのでまぁ、、、^^;

DSC_7856
こうなります。
通常スペーサーを使うとステム後方からDi2のエレクトリックケーブルを出せる構造ですが、専用品であっても、ステムの上にスペーサーを使うと出せなくなります。
とは言ってもステム内部を通ってきたエレクトリックケーブルの行き場がなくなってしまいます。
ということで、後方からは厳しいのでコラム上部にケーブルを出せるようにしてみました。
これが良いかどうかは不明ですが、、、(笑)

ということで今回は、専用スペーサーはヤスリと350円ぐらいのスペーサーがあれば作れた、そんなお話でした。


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