久しぶりにライドのお話です。
朝晩の冷え込みが厳しい時期になってきました。

とは言っても もはや朝練は日課、というかもはや練習と言う感じとは少し違うように思えます。今は練習がしたいとか、FTPがCTLがどうとかと言うお話ではなく、根底にあるのはただ単純に自転車に乗るのが好きなようです。
その延長線上に練習により成長することや、目標があるわけですが、おそらく目標がなくても結果が出なくてもだらだら乗っていると思います。

ということでこの寒空の下でも基本的には毎日自転車に乗っているわけですが、今回ライドもいつもどおりの朝ライドで終わる予定でした。
しかしです。
そうはいかずに、予期せぬデスライドへと一転してしまったわけです。

ということで今回は普通の朝練が一転、地獄のライドへと変貌した理由とは・・・そんなお話にしてみようと思います。

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いつものように4時前には目が覚めました。
この時期の布団峠は高く高く、温かい布団の中はものすごく気持ちが良いです。
が、ダラダラしていてもどうにもなりません。と、頭では分かっていてもグダグダしてしまいます(笑)ともあれ勢いが大切です。バッと布団から出て体重を測り、顔を洗うというルーティンをこなせばいつもどおりスッキリです。
いつもと同じ朝ごはんを食べ着替えて出発します。
まだまだ夜が明ける前の5時半ごろでした。

当然この時間が寒いのはいつものことで、走り出して10分もウォーミングアップをすれば寒さを感じることはなくなります。
気温は2℃、千葉を抜け茂原街道に入ると-2℃まで下がります。田舎は寒いゾ!
とは言っても寒いと言えば寒いのですが、最近ではそこまで珍しい気温でもなくいつもどおりの気温です。

いつもどおりうぐいすラインの最後の上りを抜け、下りに入ります。
が、ココで突然の濃霧で真っ白です。
それまでの道は霧はまったくなかったので、突然のことに不思議に思いましたが、この時期としてはそこまで珍しいことではありませんので、そこまで気にせず原田のコンビニです。
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※まだまだ余裕があり、真っ白だ!とか考えながら写真を撮る余裕がありました。

ともあれ、あくまでも通過地点でしか無いので、霧の中いつもどおり高滝方面へ向かいました。

しかしこの日はいつもとは少し違いました。進むにつれてアイウェアに付く水滴の量はどんどん増えていき、霧がひどく視界が悪くなってきます。
高滝湖付近は視界は10mぐらいだったと思います。
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高滝湖の謎のオブジェも橋も向こう側なんて見えるわけも無いぐらいの濃霧に包まれています。
濃霧と言えば視界の悪さが怖いのですが、今回はそれだけではありませんでした。

この辺りで異変に気が付きます。
※本気で写真を撮る余裕が一切なくなったのでこの先、画像が減ります。m(_ _)m
とにかく寒いのです。
気温は1~2℃位あるので気温の問題ではありませんでした。

この寒さの原因はというと、、、霧です。
ある程度ならそこまで影響はありませんが、一定の濃さを超える霧の中を走ることで、細かい水滴がウェアにびっしりと付きます。ヘルメットやアイウェアからは水滴が滴り落ちてくるぐらいでした。
すぐにウェアもシューズカバーも、もちろんグローブもビショビショになりました。

ウインドベストはある程度の耐水性がありますので体幹が濡れることは防止できたのですが、とにかく体幹以外の部分が霧の影響で濡れ、腕や足から体温をどんどん奪っていきます。

久しぶりに本気でヤバさを感じました。
流石にこのままでは色々とまずいと感じ自販機で止まりました。お汁粉お汁粉、おし、、、と小銭入れを出そうにも完全にかじかんで感覚の鈍った指先では小銭を出すことすらままなりません。冷え切った指先での小銭取り峠、これもまた強敵です。
幸いなことに人っ子一人いなそうな田舎だったので、地面に小銭をぶちまけ(笑)そこから拾って自販機に1枚ずつ、1枚ずつ投入します。
そしてついにお汁粉を手にしました。

しかしです。
今度はプルタップが大きな壁となって立ちはだかりました(笑)
しばらく手を温め、なんとかプルタップを開けることに成功し、お汁粉を飲み干しこの先のルートを考えます。

もう寒すぎて思考がうまく回っていなかったのだと思います。
「よし、寒いなら上りだ!上るしか無い!」
濡れたウェアでの走り出しは極寒で震えが止まりません。
意味不明なぐらいビヨビヨなりまくるGarminの事故検出ですが、もうある意味今が事故状態で救助要請出したい、と思うぐらいの状態でした。本気で救助要請を考えた瞬間でした。

とにかくシンプルに、もう体を温めることしか考えずに上りました。
この考えは正解でした。半分だけ。。。
強度は全く上げられませんが、それでも上れば速度は遅いのですが負荷はかかり体は少しだけ暖まり始めました。

しかしです。
上った後は、、、
下り~~~ぃぃぃ!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
下りのことまで考えていなかった、考えられていなかったようです。

濡れたウェアでの下りで再び冷え切ります。
変な疲労が溜まってきます。

もう帰ろう、帰るしか無い。。。と帰路を考えますが、またしても上り始めました(笑)
とにかく上って体を暖めて、、、そして
下り~~~ぃぃぃ!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
2回目です。

もうひどい有様です。
下り終わった平地では120W位、心拍数は100bpm以下、強度なんて保てる状態ではありませんでした。
寒すぎると身体機能が低下するようです。。。
信号待ちで止まったものの寒くて発進できません。
1回分やり過ごし、次の青で出発です。

そんなこんなでもなんとか進むと霧が少し晴れてきて、薄日が差し込んできます。
あともう少し、太陽さえでれば、、、

おそらく最後であろう上りに差し掛かりました。
ここで何故か暴走!ゴリゴリ踏んでみることに。
少しでも気温が上がってきたようでパワーは出始めました。そして上れば体はしっかりと温まるのですが、まさかの途中で信号ストップ!これがまた長いのなんのって。せっかく暖まった体が冷えるのを感じながら辛抱していたのですが、、、しまいには後ろのトラックが信号無視してまさかの発進!工エエェェ(´д`)ェェエエ工 

ともあれ途中で止まったら集中がプチっと切れてしまい、後はダラダラ上りました。
そして、自販機へ再びです。
~からのマッ缶です!(昔はちばらきコーヒーとか(笑))
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ものっすごい久しぶりに飲みました。
超甘いですが、暖かいしカロリーも補給できます。
染みました。

と日が昇るにしたがって、少しだけ余裕が出てきました。
せっかくなので展望台へ。
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そこに広がる光景はまさに絵、絵です。
絵に書いたような絶景でした。(写真が下手なのです。。。)

もう霧は完全に晴れ、気温が上がってきました(3~4℃(笑))
シューズ以外の体は乾き、元気が出てきます。

かなり時間をロスしてまったので、このまま帰宅となりました。


▶最後に
こんなに寒さで危険に感じたのは本当に久しぶりでした。
しかしロードバイクに乗っていれば過去にも何度か本当にやばいと思う瞬間があります。

覚えている中でかなり危険を感じたのは2回です。
いつだったかは忘れてしまいましたが、都民の森の上りで夕方前ぐらいの比較的遅めの時間に上ったときは道はすべて日陰、まだまだ上っているのでどんどん冷えてきてかなりの辛かったです。
また経験者も多いと思いますが、2019年の富士ヒルの雨の下りもかなりのヤバさを感じました。
今回はそれに匹敵するぐらいの寒さでした。

教訓:雨の予報はなくても、濃霧で体がびしょびしょになることがある。

もちろんご存知の方も多いとは思いますが、濃霧は視界の問題だけではなく、体が濡れことがあります。体が濡れることこそ体温の低下に直接つながる、ということです。

今は-2℃以下でも全く問題なく走れるだけの装備で走っているのですが、ウェアが濡れたとなると全く違いました。とにかくこの寒い時期。気温よりも濡れることを最大限に防ぐことはとても大切なことだと思いました。少しだけコースを変えればココまで濡れなかったのかもしれません。

皆様くれぐれもご注意ください。
ということで普通の朝練が一転、地獄のライドへと変貌した理由とは、濃霧によるウェアの濡れからくる鬼のような寒さで危険を感じた、そんなお話でした。
-追記-
ちなみに濡れ始めてから体が寒かった時はAve130Wで、体が乾いてからはAve220Wでした。
体温ってとても大切だと感じました。

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