今年も厳しい寒さです。
先日も地獄のような思いをした極寒のライド記の記事を作成いたしました。



この時の気温はというと、最低で-2℃でした。
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おそらく体が濡れ始めた時の気温は0~2℃ぐらいでした。
しかし体が濡れると0℃ぐらいでも全然ダメダメになるということを知った貴重な機会でした。

しかしです。
最低気温-2℃なんてまだまだ甘かったようです。
先日は-2℃を遥かに超え、-6°でした。
ということで今回は自分史上最低気温-6℃のぼっちライドの秘訣は○○!?そんなお話です。

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当日の天気予報はというと、大寒波到来で千葉でも最低気温-1℃と言う予報でした。
経験上、天気予報の予想最低気温よりも実際に走ると寒いところで、4~5℃ぐらいは低くなるので、しっかりと準備をして行きます。

▶ウェアに関して
そう言えば朝練の習慣がある方はお分かりかと思うのですが、天気予報の予想気温です。朝練がメインになる前は最高気温みてウェアを選んでいたのですが、朝練メインになると最低気温しか見なくなります。そもそも最高気温の時は自転車に乗っていませんので(笑)

今回はどうしようかと悩んだのですが、あまりにも最強寒波という予報を聞きますので、試しにコールドギア2枚が重ねということをしてみようと思いました。

ということで当日のウェアこちらです。
上半身はコールドギア2枚、メッシュ夏用ワンピ、ペラペラのウインドベスト
下半身:ちょっと暖かめの謎コンプレッションタイツ、メッシュ夏用ワンピ
氷点下でも夏用ワンピは大活躍です。というかむしろ冬用っていつ着るのでしょうか(笑)

でここからが重要で、これがないと絶対に走れない小物類です。
①バフ(夏用)
耳や口元、顔を覆います。吸気で冷たい空気を直接吸い込むよりも全然暖かいです。しかし上り等スピードの出ない状況では今の時期はすぐに呼気(吐く息)の水分を含み苦しくなってしまいます。上りではズラしておくのが良いと思います。それでもどうしても寒い時は顎を覆うことでもだいぶ暖かいです。
寒いからと言っても冬用を使ってしまうと、それこそ暑すぎて汗でも濡れてしまいます。これはかえって寒くなるので、個人的には夏用ぐらいでちょうどよいと感じています。
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②グローブ
グローブはめんどくさく感じるかも知れませんが、夏用のペラッペラのパッドレスのグローブ(Shimanoの夏用超薄)をして、その上から冬用の薄手のグローブをして2枚重ねです。
これがまたなかなかよくて、冬用グローブ1枚よりも全然防御力が上がります。(パッド無しやかなり薄手のものでないとごわつきます。)
この組み合わせであれば、気温が上がってきて冬用グローブを外した際も、素手ではなく夏用グローブで乗ることができます。冬用は厚いけど、素手は寒いという微妙なところもカバーできます。

基本的に気温が極端に低い時でも、グローブ内の指先を温めるのは難しいです。どうしても指先が寒い場合は指先よりも体側の部分、手の甲や手首を温めてあげると冷えがある程度は抑えられます。
ワタクシの場合は-2℃で2時間程度は耐えられますが、それ以上ともなると厳しいので、当日は手の甲にホッカイロを入れました。(低温やけどに要注意です。)
これでも下りはある程度かじかみを感じますが、Di2のシフトスイッチを押せないほどにはなりませんでした。(本当に指が冷えきるとシフトスイッチが指で押せなくなります。その際はスプリンタースイッチとかサテライトスイッチとかは比較的指を開かないでも押せるので薬指や中指が麻痺してもシフトチェンジがしやすいです。本来はそんな使い方ではありませんが(笑))

③シューズカバー

本当はシューズカバーをしたほうが暖かいとは思います。
しかしワタクシの場合は、足首の動きが制限されること、そしてシューズカバーは足首が暑すぎてしまうのであまり好きではありません。
ということで先日ご紹介させていただきましたメリノウールのShimanoのソックスとトゥカバーで冬を越えるのですが、1枚だけだとやはり少々寒い、というか痛くて走れません。ということでグローブと同様にトゥカバーも2枚重ねです。

それでも~2時間であればなんとか乗り切れますが、それ以上の時間となると足先は耐えられないぐらい痛くなってしまいます。
ですのでやはり足先もホッカイロです。シューズカバーとシューズの間に入れておくことで、ある程度は防御力を上げることができます。(熱成形系のアイテムを使っている場合は直接触れないように要注意です。)

ちなみにホッカイロを毎日使うとなると結構な枚数になってしまいますので、2時間とか短い時間しか使わない場合は、ジップロック等に入れてできるだけ空気と触れなくすることで発熱を止め、また途中から使用することができます。


▶出発
出発はいつもよりも少々ゆっくりペースですが、まだ夜が明けぬ5時45分頃でした。
前述の装備で走り出したわけですが、やはり大寒波は寒かったです。

ということで50mぐらい走っただけでヤバさを感じ、ねんのために持ってきたウインドブレーカーを着ました。
そう言えばすっかりとその存在を忘れていましたが今冬初めて使いました(笑)
これがまた、大正解でした。
もう着た瞬間、花が咲くような印象でした(●´ω`●)
確実に暖かったです。
基本的に防風系のウェアは熱がこもりすぎることがあるので、汗抜けの問題から避けていたのですがやはり風をカットできると言うのは全然違い暖かいです。

これなら行ける!と感じました。
千葉付近は-1℃ぐらい、このぐらいは全然楽です。
千葉を抜け田舎に入ってくるとガンガン気温が下がってきているようにしっかりと感じます。

と、普段使用しているウインドブレーカーは自転車用ではありませんので、頭を低くするとOGK R1から流れた風がフードをバッサバッサと揺らしそれこそパラシュート状態に(笑)常にブレーキが掛かり、トレーニングになります。
ともあれこの暖かさは感動モノです。

しばしそのまま進むとこちらです。
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-5.1℃記録デス。
注)この後もう少し下がります(ΦωΦ)フフフ…

そして少々長い下り(原田の手前)、時間にして2分少々ぐらいの下りを超えたときでした。
バフが凍りました。。。(笑)
呼気で湿ったバフが下りで冷たい空気にさらされてしまって、クシャッとなったまま硬くなっています。(゚^∀^゚)゚。ギャーハッハッハッ!!

それでも不思議なものでバフをザクッザクッとほぐしながらでもしたほうが直接の風が当たらないので暖かいです。それだけ寒かったみたいです。この後しばしのあいだバフで口元を覆えば呼気で溶け、苦しくなって外すと凍る、というのを繰り返します。

そしてバフが凍るということは、、、
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ボトル(ドリンク)も凍ります。
ドリンクの中身はマルトデキストリン(糖)が多めに入っていますので、真水よりは凍りにくいと思うのですが、それでも内部にしっかりと氷ができています。
これ内部が凍ると言うことは、です。。。飲み口の部分もっとバキバキなんです。ということで殆ど出てきません(笑)ただの重しと化しています。

とボトルが凍るぐらい寒いとなれば、路面も水分があれば確実に凍ります。
よく道端に”凍結注意”の看板がありますが、あの看板のあとは本当に凍っていることがあります。
キラキラした路面は怖いです。

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しっかり霜柱デス。

平地は速度をだすのは寒いのですし、コールドギアで汗を多めにかいてみたかったので、小さな大福山に上ってみることに。
とは言っても裏側からで日陰は路面凍結してそうな予感がプンプンしておりますので、安全第一ヤバそうなところは抑えつつ結構しっかり踏んで上りました。
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せっかくの景色なのでもう少し草を刈りたいところです。。。

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ある程度は踏んだので、多少は汗をかいたと思います。
この後の下りが楽しみです。

下りきってみて思いましたが、はっきり言って下りでも全然問題ありませんでした。
その後は何個かアップダウンを越えて走ります。
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相変わらず、ドリンク内の氷が溶けません。

やはりと言えばやはりですが、寒すぎると筋肉の動きがよくないです。
そして上り区間ではサイコンのライブセグメントを見ながら走るのですが、同じようなパワーを出しているはずですが少しでも開けたところでスッと離されていきます。これは上りとは言え、20km/hも出ていればしっかりと空気抵抗の影響があるなと感じました。

そんなこんなで例の駅によってみたり。
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しばし進み、ようやく少しドリンクが溶け出したころです。

房総横断道路から高滝湖方面に一本入った道です。
警察官が棒を振っています。
なにかと思ったら見事なまでのアイスバーン!
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すごいですよ。こんなん絶対に無理です。
と思ったら軽バンが見事に横転して仰向けになっていました。。。

完全に凍結してしまっていました。
ひどいところはほぼ2車線全部凍っていました。
これは流石に車どころが自転車では絶対に走れませんので、降りて草むらをおして歩きました。
こんなにひどいアイスバーンは久しぶりに見ました。

日ものぼって多少気温も上がり始めていたのですが、バッキバキなアイスバーンです。
今後もアイスバーンになる可能性があるので場所を載せておきます。

通る方はくれぐれもご注意を。

完全にガクブルして後はスルスル帰ることに。だいぶ今更感が。。。
例にところで、本日の補給は安定のマッ缶です。
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糖質が染みます。
ここまでくれば気温は4℃ぐらい、もうウインドブレーカーも不要です。
ウインドブレーカーを脱ぎました。

気温が上がってきて筋肉の動きが良くなってきた影響もあると思います。それでもやはりと言えばやはりですが、ブレーキのかかるパラシュート(フード)がなくなるだけで、めちゃくちゃ軽く速くなります。

そして最後はというと5℃を超え冬用のグローブもいらないぐらいでした。
今日も寒かったなぁと考えながら、帰路につきました。

▶まとめ
今回の気温グラフです。
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最低気温-6℃で、途中-5℃平均が1時間半でした。
それは寒いわけですし、凍るわけです。

今回の極寒のライドで学んだことです。
①防風素材は汗抜けが悪いが間違いなく暖かい
②末端の保護は最優先に(ホカロン最強、でも寒すぎるとホカロンも低温)
③ウェアを充実させれば氷点下でもしっかりと走れる(インナーは超重要)
④アイスバーンは本気で危険(止まれるスピードで押して歩きます。)
ということで、気温こそ寒かったですが、走れないほど寒いわけではなくウェア類をしっかりと準備をすれば全然走れる。ということでした。流石に地面が凍っていたらアウトですが。

肝心のコールドギアですが、汗をかいた時の性能、汗抜け等も考慮しても素晴らしい性能だと思いました。しかし今回走ってみて思ったのは、やはり2枚はいらない、1枚でも十分だったと感じました。

暑さ寒さの感じ方は個人差がものすごく大きく出るところです。ご自身の感じ方に合わせた適切なウェア選びが何よりも大切だと思います。
ということで今回は自分史上最低気温-6℃、極寒のぼっちライドの秘訣は!?といえば、自分の寒さの感じ方にあわせて適切なウェア選択をすればまだまだ走れた。但し路面凍結にはくれずれもご注意を、そんなお話でした。





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