つい先日まですっかりと音沙汰がまったくなかったLAPIERREのオールラウンドバイク、XELIUSの新型がリリースとなったようです。
今回のXELIUSはSL3となり かなりの変更が加えられ大きく進化したとも言うお話です。
まだまだ情報は少なく、本国の情報ぐらいしかありませんがこちらです。
・より軽くなった(-200gとの話も)
・空力特性の向上(平均8.5%向上)
・剛性アップ(重量剛性比率2倍とも!?)
これらのことは公式ページにもありますので、もう少し突っ込んだところから画像をよく見てみようと思います。

ということでLAPIERRE XELIUS SL3 を読む!そんなお話です。
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✓価格
※あくまでも国内の価格ではなく、本国サイト記載の価格となります。
2021年 Xelius SL ピノモデル Frameset
€2,199.00(約282,000円)
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https://www.lapierrebikes.com/より

2022年 Xelius SL Frameset
€3,299.00(約423,000円)
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https://www.lapierrebikes.com/より
※この状態、Mサイズで2,168gと言う情報もあります。

実質は値上げということだと思われます。

とは言ってもはっきり言って2022年モデルで値上げをしていないメーカーを探すほうが大変なぐらい、業界的にもほぼ全てが値上がり傾向にあります。
それでもこの価格、LAPIERREのフラグシップモデルとしては他社と比べても、価格的には低めに設定されているのではないかと思います。(他社のフラグシップが高すぎ??)

✓フレームセット付属品
2021年との大きな違いはというと、付属品が追加となっているようです。
これらについて見てみようと思います。

・シートポスト:27.2mm真円形状
シートポストは空力的な観点でも快適性でもD型、もしくはカムテールが多い中 XELIUSは真円27.2mmシートポストを採用するのは、XELIUSの特徴とも言える独特のシートステー集合部形状を用いることで、新円形状でも十分に確保できるという自信の現れなのかも知れません。

・カーボンハンドル:Ø: 31.8mm, 400mm (XS/S), 420mm (M/L/XL)
画像を見る限りですがハンドルは付属品ではなく、汎用品も使えそうです。
各メーカー フレーム専用設計品でがんじがらめにするのが流れの中、利便性の高さを確保しているのは良いことだと思います。
Xelius SL MY 22 FK - View (4)_2048x2048
https://www.lapierrebikes.com/より

・ステム:-5.7°、Ø: 31.8mm, L: 90mm (XS/S), 100mm (M), 110mm (L), 120mm (XL/XXL)
ハンドル同様に一体型専用品を採用するメーカーが多い中、このある程度の自由度を持った汎用性があるのは利便性も高く良いと思います。
というかプロの世界でのステムはPRO製品に至っては1mm刻みで用意されているということです。それがハンドルごとすべてを変える必要があり、細かくポジションを選べないというのも。。。
推測でしかありませんが、プロ選手からの要望があったのかも知れません。SL7とかも別体です。

そしておそらくですが、形状を見る限り汎用品の内装ステムも使えそうな構造をしています。
とは言っても逆にこのステム・ハンドルやシートポストは剛性等のバランス問題からできるだけ純正品を使うことで適切に保たれる、というのはワタクシの考えです。

・マウント:ステムに取り付けられるマウントが付属するようです。
Garmin・Wahoo用マウントと記載がありますが、根本はGopro互換のようです。
が付属してくるようです。
やはり汎用性の高さは素晴らしいところです。

✓その他の違い
①ジオメトリ

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https://www.lapierrebikes.com/より
※上が2021、下が2022モデル

ジオメトリはエアコードの新型DRSから引き継いだということです。
確かにDRSっぽいところが各所に見られます。

2021から2022への変更点です。
・シートチューブ長:短く
・トップチューブ長:短く
・シートアングル:より立った
・スタック:変わらず
・リーチ:長くなった
ということからも特性がどうとかは不明ですが、よりアグレッシブな(今風な前寄りの)乗り方に合わせてきた、といった印象です。

②リアハンガー
2021はノーマル形状、2022はダイレクトマウント方式になっていると思われます。
Xelius SL MY 22 FK - View (5)_2048x2048
https://www.lapierrebikes.com/より
新型のShimanoコンポの変速の速さを実現するには必要不可欠と思しき、ダイレクトマウント方式のディレイラーハンガーです。

▶ケーブル引きは可能なのか?
各社ハイエンドフレームに関して電動専用フレームが多い中、新型XELIUSはというと下位グレード?ではケーブル引きが可能なようです。
以下、SL6.0(ベースがULTEGRA組)と言うモデルです。
Xelius SL 6.0 MY 22 - View (2)_2048x2048

Xelius SL 6.0 MY 22 - View (3)_2048x2048
https://www.lapierrebikes.com/より
通常の丸形状と思しきハンドルを使用しステム下部を通り、ヘッド内部へと導かれています。これはスペシャと似たような方式のように見えます。それにしてもフロントのアジャスターめちゃくちゃ回しにくそうですが、、、(笑)

これらのことからも最上位モデルのみ電動専用になる可能性はあるかと思いますが、下位モデルはケーブルも可能かと思われます。

▶まとめ

これらはあくまでも本国の公式ページ等から読み取れることです。
日本に入ってくる際のパッケージやグレード、価格等がどうなるのかどうかはまだ不明です。
ともあれ、more racy, more aggressive, lighter, and more powerful.に進化を遂げたという新型XELIUS、楽しみです。

ということで今回はLAPIERRE 新型XELIUS(ゼリウス) SL3 を読む!というお話でした。

公式ページ


関連ページ

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