注)今回は自分自身の事故の話ではありませんが、自分が通報をすることになった事故の話です。
怪我がどうとかは、そこまで詳細は書かずに画像は一切ありませんが、ある程度の表現はあります。
苦手な方はご注意ください。

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いつもとかわらぬ朝練というか普通の朝ライドです。
普段よりも少しだけ気温が高く、走りやすかったです。
しかし気温の高さとは反対に、今日はなんだか体が重かったです。
ということでそこまでごりごりではなく、ペース走ぐらいでいつもよりもゆっくりペースで、比較的きつくないぐらいで走っていました。

田舎道に入り、上りを数個超え 少しだけ長い下りに差し掛かります。
いつものように下っていきます。
多少道は悪いですが特になんてことない、緩いカーブの道です。

下っている途中で、前方に車が止まっているのを見つけました。
下りの左側の車線に、完全に道を塞ぐように真横に左向きに停まっていました。
完全に通せんぼ状態です。

最初は人が乗っているようには思えませんでした。
なんて停め方をしているのかと、思いましたが特に気にせず避け通過を試みました。

車を追い抜いたところでふと見ると、車中に人らしき何かが確認できました。
スリップ痕などは一切なかったため、ひどい事故どころかむしろ事故だとすら思わなかったのかも知れません。それほどなんてことのない道です。

車を抜いて10m位のところで自転車を停め、声をかけに行きます。
心のなかでは「何をやっているんだ、、、」と考えていたと思います。

「大丈夫ですか?警察呼びましょうか?」
と車に向かい歩きながら声をかけました。

そのとき、窓から運転席に座っていたドライバーの顔が見えました。
一瞬で血の気が引き 状況の深刻さをすぐに理解しました。

警察ではなく、間違いなく救急車のほうが先だと思いました。
「すぐに救急車呼びます。」
車の状態はと言うと、自分が下っている時、車の(左側の)損傷は確認できませんでしたが、ガードレールにツッコミ運転席側が潰れ、潰れたところから液体が流れ出ています。
事故をしてからそこまで時間が経っていなかったのだと思います。
恐怖を感じました。

とすぐにスマホを取り出して、119番通報しました。
スマホで緊急通報とか、冷静であれば全然普通にできると思います。
しかしワタクシの場合は、それこそ着信履歴や発信履歴からかけることが多く、数字を押してかけるということがあまり多くありません。
そもそも救急車って何番だ?とすぐに出てこないこともありました。

しかし何故か1ヶ月ぐらい前、119通報をした夢を見ていました。その時は全然番号がわからなくなったり、どうやって番号を押す操作をするのかわからず右往左往する夢でした。リアルで不思議な夢でした。

そのおかげもあってか、すぐに通報することができました。
119にかけると、
「火事ですか?救急要請ですか?」ということを聞かれたと思います。
「救急です。」
と、こたえました。

とにかく場所をと、考えましたが119番の方から質問を受けます。
※順番は確かではありません。

「けが人をしている人は何人ですか?」
「意識はありますか?」
「どこが痛いと言っていますか?」
そんな質問にこたえつつ、
「意識はありますが、喋れません。」
「出血が結構ひどいです」
この様なことを伝えたような気がします。。

怪我と車の状況です
「挟まっていますか?」
「わかりません」
そしてこの質問です。
「液体は漏れていますか?」
「はい、」と答えました。

「それはガソリンですか?」
と聞かれましたが、わかりません。
「クーラントかガソリンかはわかりません」
「匂いますか?」
と聞かれたのですが、寒くて鼻がバカになっているので
「わかりません」
としか答えられませんでした。

この様に質問をされる中、
「GPS情報である程度の位置はわかりました。細かい位置はわかりますか?」
と聞かれて場所を伝えました。

「もう向かってますからすぐに着きますよ。」
通報の最中、色々と聞いてないで早く着てくれと最初は考えていましたが、会話の最中にも もうすでに出動していると、言われたときには少しだけ冷静になれたと思います。

電話を切ってお待ちください。と言われたので一度電話を切りました。

ドライバーの方は意識はありましたが、思うようには動けていません。
車から降りたそうにはしていたのでドアを触りますが、運転席側のドアはひしゃげて曲がりドアは5cmぐらいしか開けることはできませんでした。
助手席側のドアは開けることができました。

しかし確実に頭を打っていることはすぐに確認できるぐらいの状況だったので、
「もう救急車を呼んだので、すぐにきます。頭を打っているとまずいので動かないでください。」
と伝えましたが、ドライバーの方の返答は何を言っているのかはわからないぐらいの状況でした。

その時は車から流れ出る液体は止まっていたので、少しだけ危険性は低くなったと感じたのかも知れません。

続いて警察にも連絡しました。
「事件ですか?事故ですか?」
と聞かれます。

119番と同じ様な内容を伝え、電話を切りました。

ドライバーの方はやはり車から出たそうにうごめいていましたが、動かせていたのは体の一部だけでした。ワタクシにはどうすることもできませんでした。
少しだけ開いたドアの隙間から、
「もうすぐ救急車着ますから。」
「ドアは壊れて開けれません。」
と声をかけるぐらいしかできませんでした。

警察の通報を切ってからすぐにサイレンが聞こえてきました。
救急と消防の到着はめちゃくちゃ早かったです。
近くに消防署があったのを思い出しました。

消防車2台、救急車も到着しました。
消防車から消火器や何かを持って素早く降りた隊員の方は、流出した液体を確認していました。
その後、すぐに救急車からも降りてきました。
漏れ出た液体は幸いにもガソリンではなかったのだと思います。

運転席側のドアを数人でこじ開けて、ドライバーの確認をしています。
すぐに自力で歩くのは無理と判断したようで、ストレッチャーが運ばれてきました。
怪我や意識の状態を確認して、頚椎固定カラーを巻き慎重に運び出しているように見えました。

この時運び出すまでにある程度時間がかかっていました。
脚が痛いと隊員の方の声が聞こえたような気がしますので、挟まっていたのかも知れません。
ディスクグラインダーやジャッキのようなものも出ていたようです。

消防や救急の方の仕事ぶりはすごいものでした。
本当に数分で救急車へと運ばれていきました。

その後消防隊員の方からいくつか質問を受けました。
若い方だったと思いますが、その動きだけではなく非常に丁寧でかつハキハキとしていて、本当に尊敬しました。

警察もお話があるということで待っていたのですが、はっきり言って警察の方(おそらく上司の方)は横柄すぎてびっくりしました。

その後落ち着いた後に次第に怖くなって、ライドは切り上げ帰路につきました。



今回はドライバーの方は自分で通報することはできない状態でしたので、たまたま通りかかったワタクシが通報しました。
しかし いざその状況は本当に突然のことでした。
真っ赤に染まりしゃべることすらままならずに、体も殆ど動かせない状態の人を前にして、本当に冷静で適切な判断ができていたのか?と言うことです。

通報時に適切な情報を伝えられていたのか?
大怪我を負っている要救助者に対しての対応に誤りはなかったのか?
冷静な判断で適切な行動を取れていのか?
本当に考えなければいけないことはたくさんあります。

自分自信もひどい事故をしたことがあります。
その経験からですが、本当にひどい怪我を負っていてもその時は自分ではそこまでひどいとは思わなかった、ということがありました。今考えれば、当時の状況はアドレナリンが大量に出ているのかどうかは不明ですが痛みを感じづらくなったり、意識が盲聾していていれば状況の把握能力も確実に落ちていたのだと思います。
ですので今回のドライバーの方も、自分の状態を理解できていなかったのかも知れません。

そんな経験をしている自分でも本当に経験を生かした行動が取れていたのか、疑問が残ります。

経験してみて思いますが、本当にこう言ったことは頭の中でも行動でもなんでもいいのですが、絶対に無いことと考えないのではなく、だれでも起こり得ることと考え、それこそスマホの緊急通報の方法だけでも確認をしておくだけで全然違うと思います。




今回の件は何気ない朝ライドとなるはずでしたが、おそらく一生忘れない出事になったと思います。
事故の瞬間を見たわけではありませんので、何が原因で事故を起こしてしまったのかは全くわかりません。
しかし状況からするに、ひょっとしたら少し時間がずれていたら、ワタクシが走っているところに突っ込まれていたかも知れません。

事故はほんの些細なことで起こることもあります。

帰りの道中も乱暴だったり、危険な運転をしている車がいました。いつも以上に怖かったです。
人は一瞬であんなにひどい状態になってしまうことがある。ということを目の当たりにしたばかりということもあると思います。。


最後になりますが、無事を祈るだけです。
ということで自分が事故に合わないために、事故をしないために、そして何かが起きた時に冷静な行動を取るためにするべきことをしておく、これを再度頭の中だけでも全然良いと思いますので、今一度お考えいただくきっかけとなれば、と思います。

ということで今回は事故の通報した話 その時冷静な判断、行動はできたのか?そんなお話でした。



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