ワタクシ自身、ウエットでも雨でもロードバイクには乗りますが、それでもできるだけきれいにしておきたいと思い、汚れたらできるだけきれいにするようにしています。
お店でも基本的に車体はできるだけきれいにしておくことをおすすめしております。

きれいにする手段としては洗車ができれば楽ですが、お住まいの環境によっては洗車がむずかしい場合もあると思います。最近はすっかり有名になりましたが、水無洗車ができる泡状クリーナーのフォーミングマルチクリーナーなどもとても便利なアイテムです。こう言った便利グッズを用いての掃除、例えばフレームは拭き掃除+チェーン(ドライブトレイン)掃除でも全然良いと思います。

それは見た目の問題だけではありません。
ではなぜきれいにしておいたほうが良いのか?というのが今回のお話、ロードバイクを洗車したり、きれいにする意味とは!?デス。

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ズバリ答えからですが、トラブルの前にはなにか異常が起こることが多いから、つまりトラブルの前にはなにか前兆的な事がある場合が多いからデス。

ロードバイクに乗っていて気がつきやすい異常といえば、音です。
異音はトラブルの前兆の場合が多いです。
変速・ドライブトレイン系の音は実際に走ればカチャカチャ、パキパキ鳴ったりしますのでわかりやすいところです。またドライブトレインだけではなく、ブレーキの異音やヘッドパーツなどのガタも気がつくことができます。
いつもと違う音が出始めたら、というところでも気が付きやすいところです。

しかしロードバイクで起きるトラブルの症状は走行中に出る音だけではありません。

音以外では、目で見てなにか変だ、なにかおかしい、、、と気がつくときもあります。
実際に乗車中に目で見える視界以外の部分でのトラブルも起きることがあります。
これらのトラブルにいち早く気がつくことこそ、安全のためにはとても大切なことです。

そして本題の、自転車をきれいにしておく意味はズバリですが、車体の状態をいろいろな部分をいろいろな方向から見て触る、ということが大切だと考えております。これはそこまで難しいことではなく、少しの時間があればできると思います。

トップチューブは見慣れていると思いますがでは厚みはどうでしょうか?ダウンチューブの太さは??フロントフォークの太さ・形状はどのぐらい??というのがわかるぐらい掃除をしながら触ります(笑)フレームを触るのって楽しいです。

あぁこのフォーク形状はここで空気の流れを、、、とか考えるのも変態趣味の域です(笑)
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トップチューブ

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ヘッドからフロントフォーク

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パワーを受け止めるダウンチューブ、BB周り

チェーンも掃除後はきれいに拭き最後に注油をします。
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フレームやホイール・タイヤをきれいにする時は、実際に触ります。
この実際に目で見て、触るということがとても大切だと考えております。
駆動系は特に重要です。

実際に乗っている時は見えないようなところも見えますし、触りしっかりと状態を確認することができます。
実際に掃除をする際に注意すると良いところを上げてみます。
✓フレーム
フレームに傷や変な汚れやガタつき等がないか等を確認をします。
例えばですが、フレームの内側に変な汚れや擦り傷が付いていたりしたら要注意です。
何かが当たって擦れてしまったり、小さなパンクでシーラントを吹いてしまったのかも知れません。フレームの異常だけではなくタイヤの異常を発見することもあります。
乗っていれば飛び石やなどで傷がついてしまうことは少ないことではありません。

フレームは乗っている時には見えないダウンチューブ裏側や、ホイールを外さないと見えづらいシートチューブ後方、チェーンステー内側等は要チェックポイントです。

✓タイヤ
タイヤは超重要です。
タイヤ掃除はライド終了後できるだけ頻回、できれば毎回でも行うのが良いと思います。
普通の濡れ拭きで問題ありませんので拭いてタイヤの摩耗、そしてタイヤのキズ等(異物が刺さっていないか等)を確認をしておきます。
ひどいバーストやパンクは一度ではなく、二度目の衝撃(すでにダメージを受けていたところ)で起こることもあります。
またいざグループライド当日の朝、タイヤがぺったんこでは悲しすぎると思います。

✓チェーン
チェーン掃除の後、オイルを塗る前に拭くと思います。
チェーンを拭く時にもチェーンの異常も触ればわかるものもあります。オイルをなじませる時の直接チェーンを触ればなおのこと異常があれば気が付きやすいです。
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※チェーンオイル注油後はなじませています。
チェーンのトラブルは非常に危険な場合があります。このように実際に触ることで一部分ピンがズレていたり、コネクトリンクの異常も気がつくことがあります。最悪のチェーン切れ前兆として、実は少しずつ異変が起こっている場合があるからです。

チェーンチェッカー(←※商品リンク)を持っている場合は伸びのチェックもしておくとなお良いです。

✓前後ギア
ギアの異常です。
ギアの異常は変速性能を落とすだけではありません。異音の原因になったり歯飛びや最悪チェーンづまりを起こしてしまうこともあります。
・前後ギアはガタつくことなくしっかりと取り付けられているか?緩みはないか?
・ギアの歯に変な引っ掛かりやバリ、折れ・割れ等は発生していないか?
・摩耗が進みすぎていないか?
実際に見て触ってこれらのことを確認できるとより良いと思います。
ギアの異常も一気に起こる場合もありますが、やはりこちらも徐々に悪くなってくる、なにか前兆がある場合が多いです。

▶まとめ
とこのように普段から乗ることだけではなく、正常な状態を、隅々まで見て触っておくことで、ロードバイクの異常な状態であったり不具合の前兆に気が付きやすくなる、これこそが調子の良い自転車を保つことにも繋がりますし、トラブルの防止になります。結果的に安全性も上がるということです。

難しい整備や、不安を持ちながら行う整備をおすすめしているわけではなく、なにか変だと気がつくこと、これこそがオーナー様ができるメンテナンスの最初一歩だと考えております。
そのためにいろいろな方向から、どんどん車体を触って良いものだと思います。

ということで今回はロードバイクを洗車したり、きれいにする意味とは!?それはただ単純に見た目が良いだけではなく、巡り巡って安全のためにもなる。そんなお話でした。
油を直接触る時はグローブがあると便利です。指先の感覚も狂わせにくい絶妙の厚みのニトリストタフ、ワタクシ自身も様々なグローブを使ってみて行き着いたところ、もうこればかり何年も使用しております。

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