一昨年は2020年15,000km超、昨年2021年は20,000kmを走りました。
日々走る中でポジションがあっていないと感じることもあります。基本的に違和感を覚えたらすぐにいじってみることにしております。
適正なポジションとはいつでも全く同じポジションということはなく、筋肉・柔軟性の変化や乗り方等に応じてもある程度変わってくるものだと考えております。

とは言ってもワタクシの場合は、実際には結構ざっくりとしたところもあり、ちょっとやちょっと変わっても気が付かなかったり、気にならない部分もあります。しかし逆に少しでもズレたら絶対にだめな部分もあります。

要は日々のライドの中で気になるところがあったらすぐにでもいじってみる、良い方向に変わればそのままですし、悪ければもとに戻すことは多々あります。実際に自分で試してみることはとても大切なことだと考えております。

もちろん現在のポジションが最高の終着点ということではありません、しかし現在のポジションは日々の走り込みの結果からなる、現時点での結果と言うことでもあります。(今後も変わっていくと思います。)

この走り込みにより確立してきた現在のポジション、これが実際によく言われるスタンダードのようなものとどの程度の差があるのか、逆に言えばよく言われることは本当に当てはまることなのか?ということを検証してみようと思います。

ということで今回はサドル高・ポジション 走り込みの結果とスタンダードの差とは!?そんなお話です。
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▶現状の乗り方・ポジション
現状の説明からです。
ワタクシの場合は以前、2018年以前のデータでは明らかに突っ込み過ぎな前乗りでした。
しかしひょんなことか同年10月頃から乗り方改革を始め現在に致します。

現在の乗り方的には何年もかけて、走り込み乗り込み様々な体の使い方を試しその結果今の乗り方に落ち着いています。
今の乗り方はとは、自分の中ではですが従来の極端な前乗りは極力避け、おそらく昔から言われてきたようなスタンダードな乗り方に落ち着いていると考えております。
走れば走るほどロードバイクの教科書的な乗り方はなぜこう言われていたのか、なぜこうなっているのか、これが少しずつ理解ができるようになってきている気がしております。
現在の乗り方は自転車の芯を捉えやすく、安全に、速く、長く走れるもので、車体側はそれに合わせたポジションとなっております。

・サドル位置
現在は、と言うとサドルは水平の極めて普通なセッティングです。
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画像のメモリ位置を見ると、サドルの前後位置はかなり引き気味のセッティングの様に見えますが、KOPS(Knee over pedal spindle)でも見るとちょうどか、少々前寄りぐらいかと思われます。
※KOPS(膝の皿の裏側とペダル軸が地面と垂直線上に来るような位置)
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・クリート位置
クリート位置は以前は極端な後ろよりでしたが、巡り巡ってこちらも調整を繰り返した結果、ど真ん中よりも後ろ寄りのセッティングになっています。
足の指が長い影響もあってか後ろ寄りが良いようです。
逆にど真ん中~前よりにつけると指で踏んでしまっている様な感覚になり、ふくらはぎへの負担が大きくなってしまいます。
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そしてダンシング・シッティングで踏んだ瞬間、軸に対してクリートの三角形のセンター、拇指球後方で軸を掴みやすいようなイメージの位置にしてあります。

開きに関しては膝の上下動が一番綺麗に動く角度にしてあります。


・サドル高:720mm(BB中心~サドル上面)
最近全然測っていなかったのですが、確かSLRに乗り換えた時、ざっくりと合わせてあとは走りながら微調整をして今のポジションに行き着いたと記憶しております。
ですのでBBから何mmで云々という調整と言うよりかは、現状の高さから何mm上げた、何mm下げた、と言う繰り返しの結果です。実際には数字とにらめっこしたり、そこまで厳密に決めたわけではなく走ってみてちょうどよいぐらいにしてみた。と言うお話です。

(と言うお話なのですが、実はSLRに変えたときに間違えて15mm位高くしてしまっていた、ということがありました。もちろんのこと異常に乗りづらく、何でこんなに回らなんだ??と気持ち悪く感じたのは、ただの自分の間違いだったというおバカなお話でした(笑))

・股下:830mm
素足で計測してこの高さです。

これらの現状を元に、いわゆるよく言われるようなスタンダードなお話に当てはめてみようと思います。

▶検証 サドル
①係数:股下(830mm)×0.875

この係数は最もスタンダードな係数かと思います。
場合によっては0.865~0.885と幅をもたせることもあるようです。
股下830mmで計算してみると、726.25mmです。
現状は若干低めではありますが、あながち全然外れではありませんでした。

しかし個人的には現在のサドル高(720mm)よりも、もう少しだけ下げても良いと感じることもあるのは、クリートが深い影響もあるのかもしれません。(クリートは深いほうがサドル高は低め傾向)

②股下-105mm 
こちらはあまり有名ではないかも知れませんが、G@Nの動画の説明でありました。
股下830mmで計算してみると、725mmです。
上の係数、0.875ともほぼ変わりがありません。

これらの係数を股下が750mmで計算してみると、
×0.875=656mm
-105mm=650mmと6mm差です。
つまり、この辺りということなのかと思われます。

③膝の角度は140° ±5°
下死点での膝の角度が140°ということですが、実際に測ってみたところ、、、
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ざっくりと合わせても、ドンピシャでした。


④ペダルを下げた状態でかかとがペダルにつく
これは下死点(6時の位置)で言う場合と、一番遠いところの5時過ぎ(7時前)ぐらいの位置(下死点よりも若干前方)の場合とがあります。またシューズを履く場合、シューズを脱いだ場合もあるようです。

これもやってみたところ、、、つきました。
ワタクシの場合はと言うと、シューズを履いて下死点(6時)でジャストで付きました。シューズを履かなかったり、一番遠いところの位置では、ギリギリ届きませんでした。


▶まとめ
検証した結果です。
ワタクシ自身が走り込み、調整を繰り返し出た現状のポジションとスタンダードとの差というと、、、
一般的によく聞くサドルのポジション、サドル高で出す値と大きな差はなかった。
ということでした。
よく聞くスタンダードはさすがにすごい!と言うことです。※当然と言えば当然です。。。
サドル高の算出方法は数あれども、どれも大きく違う結果になるということではありませんでした。

ということは逆に言えばスタンダードと全然違う数値になっている場合、と考えるとなにか原因がある可能性が潜んでいるかも知れません。日々乗っていると慣れてしまって、多少変になっていても分かりづらい場合もあります。たまには初心に返りぶっ飛んだ数値になっていないか、極端すぎる事になっていないか、客観的な確認して見るのも良いと思います。

そして大事なことは、これらの係数を用いて数mm単位で正確に合わせてすべてが解決!ということでは無いと考えております。
当然人間側の差、ペダリング、柔軟性、回し方や機材側の差ではシート角や、クランク長等によっても適正は変わることは十分に考えられます。

ですのでまずは係数である程度のポジションを出して、、、
あとは走り込む!とにかく乗る!そして微調整をしていく、ということだと思います。
ポジションは一度出して終わりではなく、その後も体の成長や変化に応じて適正に調整してくことで更に良いものに変わって行くと考えております。

まずは乗る、楽しく安全に走る。とても大切なことがだと思います。
ということで今回はサドル高・ポジション 走り込みの結果とスタンダードの差とは!?検証した結果、大きな差はなかった。さすがスタンダード!当然と言えば当然の結果になりますた。そんなお話でした。




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