先日のサイクルパーツ合同展示会にて、です。



以前からこのWinspaceのLUNと言うホイール、実物も何度か見たことがあったのですが正直なところ、少々不安な点がありました。
しかし今回合同展示会にて直接お話を伺うことができました。
やはり直接お話を聞け、そのまま商談へという流れができるということは素晴らしい機会でした。

そしてその日のうちに即注文をして、実物が届きました。

と言うのも今回の展示会では、リムブレーキ用のホイールを探していました。
・この情勢の中、ある程度安定して仕入れが可能であること
・今後の展開でリムの生産を続けていくこと
・アンダー20万、20万円でお釣りが来る価格帯
・リペアパーツ類の入手性
・速く、安全で、信頼性のあるもの
個人的に購入し自分で使うというだけではなく、あくまでもお店としてですのでこれらはとても重要なことです。

ということで今回はメカニック目線から見たWINSPACE LUN HYPER 50mm(リムモデル)、そんなお話です。


ツイッターではちょちょっと小出していましたが、LÚNのロゴでした。

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こちらです。
早速開けてみます。

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You just got faster.(あなたはこれで速くなったぜ!)的な意味だと思います。

付属品を確認します。
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箱は2つ。

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箱のサイズ感(笑)
1つ目はバルブエクステンションと専用のブレーキシュー。
このブレーキシューがまた良いらしいです。

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クイックリリースとスペアのスポーク(前、後ろ左右)も付属します。これは非常に嬉しいところです。

と、この付属のクイックリリースはまったく軽くありません。むしろちょっと重め??しかし個人的な意見ですがクイックリリースは軽さよりも固定力のほうが重要で、開放型や超軽量クイックは少々不安なところがありますが、付属品は密閉式で固定力も高く、シャフト剛性も高そうです。
これは個人的にはものすごく良いことだと思います。

Winspace製のハブは17mm アクスル、おそらく高剛性を狙ってのものだと考えられます。
ハブの剛性が高くとも、固定するためのクイックが弱くては、、、ということではないかと、考えております。

また一本のホイールとしての、ハブやリム(スポーク)の開発が同社(使用するハブ設計を考慮したいわばハブ専用設計リム)の場合はホイール剛性を上げられるというお話は他社の話でもよく聞くお話です。

ではこちらです。
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独特のカーボン柄が特徴的です。
好みは分かれるかと思いますが、ワタクシは好きです(●´ω`●)
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ブレーキ面は最近流行りの特殊な加工はされておりません。

購入時にチューブレス用のリムテープ+チューブレスバルブがすでに取り付けられています。
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短っ(笑)カンパ並み、、、
バルブエクステンションの意味がわかりました。

リムテープもロゴ入りです。
DSC_2700
うまく画像が撮れませんでしたが、内幅19mm 外幅26mmです。
ワイドと言えばワイドですが、最近の超ワイドリムと比べるとおとなしめです。
しかし超ワイドはそれこそ普通のブレーキシューが使えない場合もあるので、このぐらいが良いような気もします。

カタログ重量は1349g ±3%です。ですので1308~1389gとぐらいかと。
実測重量です。
DSC_2691
フロント:583g

DSC_2689
リア:747g

合計:1330g
(つд⊂)ゴシゴシ

1330gデス。

ちなみに画像にはちらっと写っていますが、チューブレスバルブ(樹脂製キャップ付き)、リムテープも巻かれた状態です。
リムテープはホイール一本分で軽いもので10gを切るぐらいです。

ということは、、、実質下限ぎりぎりぐらい。
50mmハイトでこれはかなり軽いです。

フリーボディを外してみました。
DSC_2708
ラチェットは6爪式でした。
まぁ音を聞けばある程度想像はついていたのですが、3爪のほうが見慣れてる感があり、やはり多く爪だらけに見えます。
完全にな好みの問題ですが、最近流行りのスターラチェットが少々苦手で、爪式のほうが好きです。

いわゆるカンパやその他のメーカーとの違いですが、通常多くのハブは爪を起こすためにポールスプリング(ラチェットスプリング)を使用しています。輪っかのスプリングです。
このラチェットは一つ一つの爪を板バネで保持しています。
( ̄ω ̄;)エートォ...どこだっけ、、、えーーーーーーっと、、、゜∀゜!!
アレックスリムズでした。
アレックスリムズのフリーボディもこの方式でした。

利点はと言うと、ポールスプリングのように一本で保持するものは一本切れたら、おしまいですがこのように独立している場合は1個がだめになっても残りのスプリングが生きていれば走行不能にはなりません。

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早速組み替えてみます。
タイヤはHutchinsonのチューブレスレディのギャラクティックとパフォーマンスです。
現在使っているTOKENのホイールVentousでも同じ組み合わせで、比較がしやすいからです。
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タイヤをはめるのはかなり楽で、普通のクリンチャーよりも楽なぐらいでした。
と言うか、ゆるすぎてビードが上がるか不安に思うぐらいでした。

しかしそこはHutchinsonです。(がいいのかホイールが良いのか、)
何も全く問題なく簡単にビードが上がりました。
HYPERは基本的にタイヤの取り付けは他のホイールと比べても、かなり楽なホイールだと思います。

であとは専用のブレーキシュー(下の画像上)に交換です。
あっ、、、
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あぁ、、、(T_T)
ダイレクトマウント(フロント)に対応してないではありませんか。。。

ということでちゃちゃっと加工して取り付けです。
DSC_2722
素晴らし、当然カッコいいデス。。。。

ということでWINSPACE LÚN HYPER 50mm RIMをメカニック目線から見ると、非常に興味深いことがたくさん詰まっていた、早くこのホイールを体感してみたくなった。とそんなお話でした。

次回試乗のしてみた、そんなお話を作成予定です。


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