LUNのHYPERです。



TOKENのVentousから交換し平地に上り下り、強風や雨も含めて距離にして600km、実際に走り使ってきました。

比較対象はTOKENのVentous 36mmハイトモデルです。
Ventousは期間にして15ヶ月位で25,000km以上は走ってきました。
体はすっかりVentousに合わせられて?Ventous体になっている状態です。

そのVentous体のワタクシがHYPERに交換してどう感じたのか?と言うところをメインにお伝えできればと思います。

ということでインプレと言えるほど立派なものかどうかは不明ですが、WINSPACE LÚN HYPER 50mm RIMで600km走って感じたこと、そんなお話にしてみようと思います。

image4350

▶TOKEN VentousとLÚN HYPERの違い
Ventous
カタログ重量:1342g
実測重量:1386g (リムテープを含む)
Conti-fibreカーボンリム(36mm)+Sapim CX-RAYのストレート
外幅27.4mm、内幅20mm
TFTベアリング(スレンレス球+1つだけサイズの小さいセラミック球)

HYPER
カタログ重量:1349g +/- 3%
実測重量:1330g (リムテープ、バルブを含む)
プリプレグ巻きカーボンリム(50mm)+オリジナルカーボンスポーク
外幅26mm 内幅19mm
セラミックベアリング

基本的にVentousとHYPERの比較をしたかったため、タイヤはVentousと同じものでHutchinsonのFusion5 GALACTIK(前)、Performance(後)双方TLRを使用しました。
ブレーキは双方メーカー純正品を使用しました。

それ以外の変更は一切なく、純粋に同じ車体のホイールの部分だけが変わったもの、として比較しました。


▶HYPER初乗りの感想
初めて乗った一踏み目の感想はというと、硬いと言えば硬いですが、Ventousと比べてもそこまでの硬さを感じたわけではありませんでした。
というのも比較対象のVentousは結構パリッとした硬いホイールだと感じており、また定期的にスポークテンションを確認して新品の状態からほぼ変わないぐらいの張りを保って乗っていました。(実際にはほぼ落ちることはありませんでした。)

ですのでパッと乗った感じの硬さ、と言う点では大きな差は感じなかったのかも知れません。
というのは暫く乗ると覆されますが後述致します。

そしてラチェット音がなにせ煩かったと記憶しています。
信号で停まるときに、もうどこかぶっ壊れてしまったのではないかと思うぐらい、ジャラジャラ特有の音を鳴り響かせていました。そう、カチカチというよりもジャラジャラ鳴り響きます。

というのもVentousもある程度は音がするのですが、基本的にラチェット音がうるさいとすぐに色々とばれてしまうので(笑)かなり静になるよう調整をしていました。そのほぼ音が出ないぐらいのものと比べてしまうと、どうしても爆音が気になります。
が、これも慣れですぐに慣れました。。。

ということでその後600kmぐらい走ってみてのお話に続きます。
DSC_2867


▶HYPERを一言で言うと
速いです。
これは間違いなく速いと感じました。
特に平地が早く、走れば体感できるぐらい速いです。
リムハイト50mm、空力学を用いたリムで平地が遅い訳はありません。
0スタートも軽くもたつくことがありませんし、とにかく速さを感じやすいのは高速域の巡航性能とそこからの加速感が気持ちが良いです。
そして特に違いを感じたのがヨー角(斜め前よりの向かい風)がついた向かい風のときです。真正面からの向かい風のときはそこまで大きな差を感じることはありませんが、その風向きが少しでも斜めに代わると途端に引っ張られるように軽くなります。
これは帆走効果かどうかは不明ですが、36mmのVentousでは少なかったことで一番大きな差と感じたところです。

しかしこのように平地で速いのはあくまでも想定内で言い方は悪いかも知れませんが、最近のホイールで50mmもあれば速くて当然、速くないわけはないと言うことです。

とは言っても実際にVentousと全然違うのかと言うと、そんな事はありません。
全然違うと言うことはありませんが、確実に速い、そのぐらいの差はあります。

また巡航から速度をポンと上げたいときの、ダンシング時等でガッと踏んだときの反応性は抜群に良いと感じました。そのままダンシングを続けても重さを感じることがなく、リニアに速度が上がっていきます。

※軽さ(速さ)について
どういったときにどのぐらいの軽さ(速さ)を感じるかと言うお話です。
よくギアが1枚軽くなるなんて表現を用いることがありますが、これについてワタクシが感じた感覚をもう少し詳しく解説致します。
何も停車からの発進でいつものギアを使わずに、1枚重いギアでも同じように加速できるようになるわけではありませんし、上りで1枚重いギアで上れるほどの差があるわけではありません。

微妙な差ではありますが、例えば巡航中33km/h、リア17T、ケイデンス85rpmで走行しているとします。もう一枚ギアを上げると、リア16T、ケイデンス80rpmで巡航速度を33km/hに保てます。
しかしこの16Tまで入れると少し重い、、、17Tだと若干回りすぎる。
と、こんな状況の際に16Tの選択の余地がない、から選択の余地に入ることができる、と言うぐらいの差です。
しかし実際に、この差は距離や時間が長くなればなるほどに影響が大きく、後に響いてきます。

こう言った”微妙な差”とはよくあることで、ほんの少しの”差”ではありますが、この少しの差の積み重ねこそ重要なことだと考えております。



✓ブレーキ
HYPERのブレーキ面はカンパのAC3やZIPPの溝+炭化ケイ素のコーティングのような特殊な加工はありません。
Ventousのブレーキ性能は非常に高く、鳴くこともなく非常によく効くのでHYPERに不安がないわけではありませんでした。しかし実際に使ってみるとHYPERは思いの外、リムがいいのかシューがいいのかは不明ですが、非常によく効き安心して止まれます。(イメージ的には初期制動はスイスとのイエロー位で十分すぎる効きです)
というのはあくまでも公道での使用の範囲内で、限界まで攻めたりしているわけではありませんし、まだ大きな山を下ったわけでは無いということはご了承ください。

Ventous同様にHYPERもブレーキの熱にも強いと言うお話ではありますが、基本的にカーボンリムで永遠とブレーキを掛け続けたり、シューを推奨されないものを使ったら、、、というお話はそもそも使い方が間違っています。
何をしても壊れないわけではなく、通常使用の範囲内であれば、普通に怖い思いをすることはなくよく効き不自由はないということです。

DSC_2818
ただし専用ブレーキシューは若干減りが早いと感じています。
しかしこれはある意味正しいことで、リムが減るぐらいならシューがゴリゴリ減ってくれたほうが全然いいです。今の所ブレーキの音(鳴きではなくシューーーというカーボンリム特有の音)は非常に静かでアルミぐらいで、鳴きも一切出ません。
ちなみにセッティングはド並行、トーインなしです。

そして結構な雨天も走りましたが、リムがしっかり濡れるぐらいとなると効きはそれなりに落ちますが、全く効かないということはなく雨天時のブレーキング方法を行えば普通に走れます。雨天時としても他のシューと比べても効く方だと思います。

となると、弱点はと言うとブレーキシューがダイレクトマウント非対応ということぐらいかと思います。



✓コーナーリング
非常に良いです。
おそらく横剛性が高いのではないかと考えられます。
が、そこまでリスクを負ってまでも速度を出して曲がることがないので、良いことはわかりますがそれ以上は、、、m(_ _)m

✓フリー回転の抵抗
Ventous3爪式とHYPER6爪式を比べると、
足を止めたときの減速感は6爪のほうが大きく、抵抗が大きいからように感じます。(スターラチェット方式よりかは少ないです。)
と言うのもラチェット音は良くも悪くも爆音、聴覚から入る印象も少なからず感じ方に影響を与えているということもあるのかも知れません。
この6爪式のラチェットは夜明け前の住宅街に響き渡るぐらいの音は奏でてくれます。これはラチェット部の構造もですが、ハブにもかなり反響しているようなたいそうな音量です。

この3爪よりも優れる(はずの)6爪式のかかりの良さに関してです。
足を止めた状態から回し出した際にラグがなく駆動がリニアに伝わるはずですが、実際に走ってみて良いのかと言うと、、、ほぼわかりません。おそらく0.1秒も代わるものではないのではないかと思います。ましてやこれでタイムが縮まると言うことは、、、どうなのでしょうか。

唯一影響があるとすると、変速の際のタイミングがほんの僅かにずれる感じはあります。がすぐ慣れる範囲です。そしてDi2の変速システムは早く、正確でやはり素晴らしいと感じました。

6爪の方がかかりが良いとは思いますが、抵抗を考えると3つぐらい爪外してもいいのではないかと(笑)
DSC_2704


✓横風
50mmのリム高はどうしても横風の影響が怖く敬遠しておりました。
と言うのもナローリムの時代のお話です。
それから時を経てワイドリムになり空力学を取り入れたホイールはと言うと、、、
全然問題がない。というのが率直な感想です。

今の所、まだ爆風までは経験しておりませんが、ちょっと強めの風ぐらいであれば横風の影響も36mmと比べても大きな差を感じません。
技術の進歩に驚きます。

✓上り
リム高の割に非常に軽く36mmのVentousと比べても一切、重いとは感じませんし、むしろ軽いと感じるぐらいです。
勾配のきつい坂でも重さを感じませんし、勾配がゆるい坂でもむしろ空力的な良さのほうが感じられている気がしています。
リム重量は不明ですが、実際の重量もですが、ホイールの硬さというものも体が感じる軽さに影響を与えているのではないかと思います。


▶HYPERは硬いのか?
硬い!(笑) だけではあれなので、、、
ホイールの硬さ、というのは主に2つあると考えております。
「乗ったときの乗り心地に関係する硬さ」、そして「踏んだとき・パワーを掛けたときの硬さ」(反応性や脚が感じる硬さ)、この2つです。

まずは乗り心地に関する硬さですが、これはHYPERのほうが若干乗り心地は良いように感じます(プラセボ程度かも)。日頃練習するコースは荒れた路面もあるのですが、ここでの振動が若干マイルドになり、減速が少ない気がします。 とは言っても大きく代わるものではない、というのが素直な感想です。
しかしです。
36mmハイトのリム、50mmハイトのリムとリムの数値を見れば構造的にハイトが高いリムのほうが剛性が高く硬い傾向にあります。(100%ではないと思いますが。。。)
それでも微細振動の吸収性が微妙に良いと感じるのはカーボンスポークがよいのか、はたまたリムが良いのか、、、詳細は不明です。

そして肝心要の踏んだときの硬さです。
これがカーボンスポークと金属のスポークのモデルを比べるのは本当に難しいと思うのですが、おそらくです。推測の域でしかありませんが、HYPERのほうが硬いです。
Ventousのほうがパリッとした硬さ、乗り心地もそうですし踏んだときの反応も良くも悪くもこの乾いた感じで金属的な硬さ、この感覚に体は完全に慣れています。
一方のHYPERはなんだか異質な感覚です。Ventousのようにパリッとした硬さをそこまで感じるわけではないのですが、踏めば非常によく進む感じがします。なんというかしっとりと硬いと言いますか。。。パワーの入力に対しては非常に素直に反応良く進み速度が伸びていきます。
この差は大きいものではありませんが、まさにアルミのフレームとカーボンのフレームの様な差があると感じています。

両者の違いは慣れの問題もあるとは思いますが、HYPERは硬く疲れる感じがあります。が、これは嫌な硬さではなく、進むためには必要な硬さだと思いますし次第に慣れると思います。500kmを超えた辺りからだいぶ慣れてきた感があります。

推測ではありますが、振動がHYPERのほうが若干まろやかなのに、実際はHYPERの方が硬いということ、硬さを感じづらいことこそ、知らず知らずのうちに疲れてしまうことにつながるのではないかと想像しております。


▶まとめ
今回はなぜ50mmを選んだかと言うと、Swiss side社の話で120km1200Upを速く走りたいのであれば、重量よりもエアロを重視するのが良い。と言うお話だったからです。最近は重量よりもエアロを重視する傾向が過去よりも強くなったと感じております。
そしてものすごく久しぶりのリムハイト50mmホイールですが、実際にどうだったかと言うと、最近の空力学を取り入れた50mmハイトはやはり過去のディープリムのネガティブがかなり抑えられ使い勝手が良くなっていて、もはや万能ホイールと言っても良いぐらいに感じました。

そう、HYPERを一言で言うならば、軽くて速いホイール、これです。
これが20万をゆうに切ってくる価格帯って、、、個人的な感想ですが、コスパはぶっ飛んでいると思います。

何よりも見た目、めちゃくちゃかっこいいです。
なんと言ってもそのリム高、カッコいいは正義だ!
DSC_2914

ということで、今回はWINSPACE LÚN HYPER 50mm RIMで600km走って感じたこと、そんなお話でした。

当店でも取り扱いを始めさせていただきましたLÚN、購入のご相談等、下記の連絡先までお気軽にご連絡お待ちしております。

公式ページ


ということなんですが、逆にVentousも本当に良いホイールだと感じました。36mmで帆走効果はよくわかりませんでしたが、それでも平地でも明らかに空力が劣っているとも感じませんでしたし、走りもよく、何よりも25,000km以上走っても全く問題の無い耐久性、素晴らしいです。

関連ページ


++++++++++++++++++++++++++++
当ブログの運営費用の一部はアフィリエイト広告費用より補わせていただいております。

Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。


Chain Reaction Cyclesはこちらからお願い致します。


+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから