SPD-SLのクリートは消耗品です。
足の裏なんて、、、と侮るなかれデス。なんて言ってもすっかり忘れてしまいがちなクリートの摩耗です。
LOOKからShimanoへと変わったユーザー目線では、LOOK(耐久性の高いと思われるグリップクリートでも)よりもシマノのほうが寿命が長いように思えます。

それでも乗れば乗るだけ、走れば走るだけ摩耗は進んでいくものです。
クリートの摩耗です。

クリートの摩耗と言えば、ひと目見てわかるような底面(接触面)の減りだけ確認をしておけばOK !!
・・・ということではありません。
ということで今回はSPD-SL用クリートの交換時期は底の摩耗だけが目安ではない!?そんなお話です。


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▶SPD-SLクリートの2つの交換目安
コレは公式にもあるように2つの確認があります。
①底部の摩耗
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こちらはとても有名な判別方法です。
クリート前方はカラーの部分と黒の継ぎ目、後方は線のところ摩耗したら交換時期ということです。

また摩耗が進んでいなくとも、交換したほうが良い場合もあります。
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画像右側の一部分が割れてしまっています。
変なものでも踏んでしまったのでしょうか。

このように底の接触部の摩耗は主に歩くことや、発進停車時の地面との接触で削られていきます。
摩耗や破損(割れ)は見ての通り、非常にわかりやすいと思います。
しかしもう一つの、目安もしっかりと確認をすることが必要です。


②ビンディング部の摩耗
公式のマニュアルにもこのようにあります。
SPD-SLクリート
クリートは時間とともに摩耗するため、定期的に交換する必要があります。 クリートは、解除しにくくなったとき、または新品の状態のときよりもわずかな力で解除できるようになり始めたときに、交換する必要があります。
クリートは消耗品ですので、定期的に交換が必要です。使用されている方が磨耗によって、解除が重く感じ始めたり、軽く感じ始めたら、クリートを交換してください。
シマノ公式 整備のヒントより

こちらです。

底の地面と接触する部分の摩耗が進んでいなかったとしても、ビンディング部が摩耗したり傷んでくる場合があります。

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ペダルのいわゆる爪の部分(ビンディング)が噛み合う部分です。

この部分は底の接触面(色付き部)の摩耗がそこまで進んでないくとも、ペダルの付け外しを繰り返すことで摩耗してきます。摩耗や痛みが進んでくることで、解除が重くなったり、逆に軽くなったりしてきます。(ゆるくなる場合が多いです。)

摩耗や痛みを無視して使い続けると、場合によってはペダル側のビンディング部にダメージを与えてしまうことにもなりかねません。

78のDURA-ACEペダルまではビンディング部のリペアパーツがありましたが、以降のペダルではリペアパーツはありません。
つまりペダル側のビンディング部が摩耗したり、痛みが激しくなってしまったら、ペダルごとの交換となってしまいます。

クリートはわかりやすい地面との接触点だけではなく、ビンディング部の付け外しがいつもと変わってきていないか、そんな異変もしっかりと確認をする必要があるということです。


SPD-SLクリートはどのぐらいもつのか?
実際にはクリートの寿命を距離や期間ではかることはほぼできません。
と言うのも今回書いたように、底の部分の摩耗とクリート側のビンディング部の摩耗の2つがあるからです。

シューズを履いて歩く時間が長い場合、地面との接触点(色付きの部分)の3箇所の摩耗や痛みが進んでいきます。もちろん歩き方や歩く場所、歩く時間等でも摩耗度はかなり変わってきます。

一方のビンディング部の摩耗は、ペダルのつけ外しの回数、そしてペダルの汚れ方等によって差が出てきます。
シューズを履いている時はほとんど歩かない、と言う場合でもビンディング部は付け外しで摩耗が進んできますので、底の面の摩耗が進んでいなくとも、交換時期は来るということです。
(室内使用でも付け外しが多くなれば、ビンディング部はそれなりに摩耗は進んでいきます。)

▶まとめ
これらを踏まえると、距離や期間でみるというよりも、
・目で見て摩耗や痛みを確認する、
・実際に使って解除に異変や異常は無いか?最近付け外しが軽かったり、重かったりしないのか?
これらのことをしっかりと確認をしておくことが必要だと思います。

そして異常があったら早めに交換しないと、意図せずペダル側を痛めてしまうことがあるということです。
ということでクリートも定期的に確認が必要デス。SPD-SL用クリートの交換時期は底の摩耗だけが目安ではない!?そんなお話でした。

※偽物にはくれぐれもご注意ください。
はっきり言って偽物か本物かの判別はかなり難しいですし、特に見た目での判別方法もほぼありません。
購入後の判別よりも、確実な正規代理店品をお求め頂くのが何よりも安全です。


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