以前のロードバイク用のコンポーネントといえば、そこまで複雑ではありませんでした。
基本的にリムブレーキで、Di2もしくは機械式変速のどちらかです。
しかしです。
最近は油圧ディスクブレーキのシステムや少しだけ違う便利なコンポーネントが出たりした影響で、型番は複雑化の一途をたどる一方です。
ということで今回はコレを見ればシマノの型番からものが読めるようになる、そんなちょっと便利(かも知れない)お話、シマノ製の現行ロード用 コンポーネントの型番の意味と読み方、そんなお話です。
※今回は105以上のモデルでの説明とさせていただきます。
▶先頭のローマ字まずは型番の先頭、”-”(ハイフン)の前から見ていきます。
先頭のローマ字は基本的にコンポーネントの種類を表しています。
ST:コントロールレバー
FD:フロントディレイラー
RD:リアディレイラー
CS:カセットスプロケット
FC:フロントクランク(クランクセット)
CN:チェーン
BR:ブレーキ
BB:ボトムブラケット
ちなみにコレ以外だと例えば、、、
TLと冒頭につくものは、工具(ツール)類があったり、EW(エレクトリックワイヤー)?もあります。
逆に全然不明なものも。。。
▶型番の中間R9100シリーズを例に見てみます。
最初の”R”はなんでしょうか。。。不明ですm(_ _)mRはロードのR、MがMTB用と言う情報をいただきましたので、更新させていただきますm(_ _)m
ありがとうございました!
型番の真ん中の”-”(ハイフン)以下の3桁、もしくは2桁がモデルグレードを表します。
R91:DURA-ACE
80:ULTEGRA
70:105
これは新世代になっても変わらないです。
R92:DURA-ACE
R81:ULTEGRA
ここまではそこまで難しいことではありません。
このあとの末尾下2桁が今回のメインでとても複雑なのです。
▶末尾の2桁(+α)
@@00:主に古くからあるベーシックな機械式変速やリムブレーキ等の従来品と思われます。
・カセットスプロケット
・フロントクランク(パワーメーター付きは末尾にP)
・ねじ切り式のボトムブラケット
つまりどのモデル(油圧・Di2等)でも使用可能なモデルです。
・機械式のリアディレイラー
・機械式のフロントディレイラー
※リアディレイラーの末尾はSS(ショートケージ)、GS(ロングケージ)があります。
※フロンントディレイラーの末尾はF(直付)、B(バンドタイプ)があります。
・コントロールレバー(機械式変速、リムブレーキモデル)
※コントロールレバーは左右バラ売りの場合、末尾にRもしくはLがつく
・ペダル
・リムブレーキ用のホイール
@@10:ダイレクトマウントブレーキで使用される番号
・BR-R8110-F(最後のF:フロント)
・BR-R8110-RS(RS:リアシートステー(従来の位置))
・BR-R8110-R(R:アンダーBBマウント(BB下))
※R91、R81シリーズでは”R”(BB下)モデルのラインナップは確認できずです。
@@20:機械式変速・油圧ディスクブレーキ用コントロールレバー
・油圧ディスクブレーキ、ケーブル引きシフト用のコントロールレバーのみ※新型のR8100、R9200モデルでは機械式がラインナップにはありませんので、この型番は新型では使われることはありません。
記事作成時現在では105のR7000シリーズのみラインナップ。
ex.ST-R7020
@@25:機械式変速、油圧ディスクブレーキ用コントロールレバー(スモールハンド用)
・手の小さい人用の油圧ディスクブレーキ、ケーブル引きシフト用のコントロールレバーR8000シリーズ、R7000シリーズの油圧のみのラインナップ。
と言うのも油圧ブレーキ・機械式変速のコントロールレバーは基本的にかなり大きいため、と思われます。
ex.ST-R8025、ST-R7025
※ショートリーチモデル
@@50:Di2もしくはリムブレーキでDi2
・Di2のフロントディレイラー
・Di2のリアディレイラー油圧ディスクでもリムブレーキでも共通パーツ
・Di2用リムブレーキのコントロールレバー※Di2関係の型番となりますので、105以下のグレードではこの型番の製品は現状ではありません。
@@60:トライアスロン/TT・リムブレーキ用
・コントロールレバー
・シフトスイッチ(トライアスロン用シフター)※DURA-ACEのみ
Di2のみです。
記事作成時現在、新型のR8100、R9200モデルのラインナップにはありませんので、この型番は新型では使われることはありません。
@@70:Di2、油圧ディスクブレーキの型番
・コントロールレバーコントロールレバーの場合70はDi2で油圧ディスクブレーキ式ですので、新型のR81、R92のレバーはこの型番がメインになります。(リムモデルレバーは50で継続)
コントロールレバーの場合の”70”という末尾は、おそらくですが、”70”(油圧ディスクブレーキ番号)から機械式の場合は”-50”をして”20”としているのかもしれません。
油圧パーツが70と言う末尾であれば、以下の法則が成り立ちます。
・油圧ディスクブレーキキャリパー油圧ディスクブレーキのブレーキキャリパーは新旧含め70となります。
・油圧ディスクブレーキ用のホイール
@@80:トライアスロン/TT用・油圧ディスクブレーキ用
・コントロールレバーDi2のみです。
記事作成時現在、新型のR8100、R9200モデルのラインナップにはありませんので、この型番は新型では使われることはありません。
▶まとめこれらを理解しておくと型番を見れば、どんなパーツかがわかるようになりますし、逆のこともできるようになります。
例えばですが、
油圧ブレーキのULTEGRA R8000の機械式変速用コントロールレバー、といえば
まずはコンポの種類、コントロールレバーのSTが冒頭に付きます。
続いてコンポのグレード・世代R8000ですので、R80、
そして最後は機械式変速で油圧ブレーキ用レバー、詳細は20、
ST-R8020(旧世代品)というようになります。
この型番をググれば公式ペ-ジが出てきます。
逆に型番からも想像ができるものもあります。
例えばですが、ST-R9270であれば、
ST:コントロールレバー
R92:R9200 DURA-ACEシリーズ
70:コントロールレバーの場合は油圧Di2
という感じになります。
ということで今回は、シマノ製の現行ロード用 コンポーネントの型番の意味と読み方、そんなお話でした。
※RD-RXシリーズ等一部当てはまらない場合もあります。
※なかなかもって結構複雑ですので、もし誤りがあった場合は修正をさせていただきますので、コメントをいただければと思います。m(_ _)m
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コメント
コメント一覧 (3)
R9100 などの "R" は"ロード"のRだと思います。
MTB用コンポは"M"がついているので、という推測ですが。
コンポのR92なのど頭のRはRoadBikeの略称だと思います。マウンテンバイク系はMから始まるので。
MTB系コンポの型式が少し前から4桁になったので混在を防ぐためについたのかと思います。
唐突にこんはコメントをして失礼しました。
これからも拝見させていただいていますのでよろしくお願いします。
ご情報ありがとうございます!確かに確かにですね!
更新をさせていただきましたm(_ _)m