ギア比調整、適切なギアを使うということはとても大切なこです。
というのはもう過去の話になってしまうのでしょうか。
Shimanoの新型のコンポーネントはラインナップをだいぶ絞ってきた気がしますが。。。
現行型12速カセットスプロケットのラインナップです。
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現行型の12速コンポのカセットは今の所、カタログ上では11-30Tもしくは11-34Tしかありません。

11速はと言うと、
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某N社バリのラインナップの削減っぷりです。(笑)
12枚に増えてより広いギア比をカバーできるようになった、という話です。

そしてジュニアギアがないのは、意図した目的があるのでしょうか。。。
まだまだ11速が活躍する時期は長いと思われます。

ともあれカセットスプロケットを交換して、適切なギア比にするのは速く走るだけではなく、サイクリングからポタリングに至るまで快適に走れることに繋がります。
ギアの選び方は、使用目的・用途に合わせて適切なものを選ぶ、これがとても大切です。

ということの前段階のこと、今回はカセットスプロケット(ギア比)の交換を考えたときにまず見てほしい話、デス。

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▶現在のラインナップと注目するべきポイント
カセットスプロケットを交換する際に注目するべき点は最小スプロケットと最大スプロケットです。
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リアのカセットスプロケットは当然小さければ小さいほどいわゆる速い(重い)ギアです。
逆に大きければ大きいほど軽い(遅い)ギアです。
交換時はこの最小スプロケットと最大スプロケットの歯数(~T)が重要になります。


▶なにはともあれまずはコレを確認!
12速の場合はリアディレイラーは一種類しかありません。
従来では最小30T最大34TはGSという位置づけですので、新型も記載こそありませんが位置的にはGSとなるのでしょうか。
ともあれシンプルです。

しかし11速の場合は2種類あります。
11速のリアディレイラーは基本的に最大ギアを見て選びます。
最大ギアが25~30Tの場合:SS
最大ギアが28~34Tの場合:GS
となります。

コレ以外は使えませんので要注意です。
特にダブルテンションの頃のディレイラーはフレームの設計(ディレイラーハンガーの設計)によっては、カタログ外の組み合わせも使えた場合もありますが、現行型シングルテンション(Rがつく型番)になってからは特に厳しいです。
ですので公式の見解を守るのは必須です。

第一に確認するのは、前述のリアディレイラーのケージの長さ次第で使用可能なカセットスプロケットの歯数が決まります。
まずはこちらを確認の上、実際の交換例となります。

▶カセットスプロケット歯数が変わる際
ケースごとに見ていきます。
見ての通りトップはほぼ11Tです。
ということでまずはこちら。

①最大スプロケット大きくする場合(トップは変わらず)

ディレイラーを交換せずに可能なパターンです。
一番多いパターンだと思います。
上り坂、激坂対策で最大スプロケットを大きくしたい場合です。
例えば11-28T→11-30Tです。
この場合は殆どの場合で、リアディレイラーのエンドアジャストボルトの調整が必要になります。(むしろ交換後調整無しで動く場合は元の調整が甘いデス。)
エンドアジャストボルトでチェーンがつまらないようにしないとチェーンが詰まることで非常に危険な状態になります。

ということでこの場合はリアディレイラーの調整は必ず必要です。
それとともにチェーンの長さも足りなくなる場合があります。
一番多いパターンの変更ですが、一番注意が必要な変更です。


②最大スプロケットを小さくする場合(トップは変わらず)
主には軽量化や平地対策、不要ギアの排除ですが、最近ではあまり多いパターンではありません。
例えば11-32T→11-30Tにする場合です。
基本的に調整はしなくても動かすことはできます。
しかし理想はもちろん調整したほうが良いです。きちんと調整することで変速性能を上げることができます。

またリアディレイラーを触らなければチェーンの長さも調整不要で動かすこともできる場合が多いです。
しかしもとのチェーンの長さ、フレーム設計等によってはリアディレイラー(エンドアジャストボルト)を調整することによりチェーン長が余ってしまうことがあります。
ですので基本的にはディレイラーの調整後にチェーン長の確認が必要になります。

このパターンはもちろん調整をすることでより調子をよくできますが、調整をしなくても動かせるということです。
この原理を利用すると、ホイールに付いている実走ギアは32Tを使用(ディレイラー調整は32Tであわせる)、ダイレクトドライブのローラー台にはそれよりも小さい30Tを使用という使い方が可能です。
※必ず最大ギアが大きなカセットスプロケットでディレイラーの調整を合わせてあることが必要です。

これらの2つのパターンは新型12速のリアディレイラーでも同じことが言えます。
最大ギアを小さく変更する場合は、調整不要で動かすことはできます。(※もちろんそのままでは変速性能は落ちますが。)
しかし逆に最大ギアを大きくする場合は、要調整でチェーン長もそのままではほぼ厳しいということです。


③最小スプロケット(トップギア)を大きくする場合
12速はありませんので、11速のお話になります。
最小スプロケットが大きくなる場合は、チェーンの長さは変わらずに使えることが多いです。というのも現在のカタログ上のラインナップでは残念ながらトップを大きくする場合は2つしか選択肢がありません。主に最大ギアが大きくはありません。
12-25Tもしくはジュニアスプロケットの14-28Tです。
これらに付いての場合を見てみます。

・11-28T→12-25T
この場合はトップ側の調整よりも、ロー側の歯数が変わるので調整も必要になります。
基本的には同じ長さで使える場合が多いですが、場合によってはチェーン長をつめたほうが調子が良くなる場合もあります。ケースバイケースです。

・11-28T→14-28T
トップ側がかなり大きくなりますがトップ側の変更がないため、14Tでチェーンがつまらなければ調整は不要なことが多く、またチェーン長も変わらずに使える場合が多いです。
あと注意点としてトップギア(14T)はかなり大きくなってしまうので、シートステーに干渉して取り付け自体ができないフレームもあります。コレばかりはフレーム次第です。
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※シートステーのこの部分が干渉してしまうものもあります。

▶カセットスプロケットの組み換えについて
全くおすすめはいたしません。
というのも組み替えたスプロケットの具合の悪いことときたら激悪です。。。
Shimanoの変速性能は基本的にかなり高いです。
当然摩耗や劣化している場合は別ですが、それ以外の場合であれば当たり前の変速が、美しく当たり前にできるのがShimanoクオリティです。

しかし組み換えをしたスプロケットの多くはとてもではありませんが、合格を出せるレベルにはなりません。
それでもギアが新品であったり、チェーンが新品のように状態が100%に近い状態であれば一見まともな位は動いてしまう場合もありますが、少しでも摩耗したり劣化したりすると途端に具合が悪くなります。
せっかくのシマノのコンポががっかりしてしまいます。

▶まとめ
実際に現在はマニュアルなどもありますしが、フレームの設計の幅が広がって行きていることもあり、どうしても最終的には現車合わせで。。。ということも少なくはありませんし、マニュアル通りにいかないことも多々あります。

結構困ってしまうのが、この組み合わせに変更してチェーン足りますか?と言う問い合わせなのですが、悪気があるわけではなく、正直な所見てみないとわからないことがほとんどです。
というのもスプロケやチェーンリングの歯数だけのお話ではなく、現状のチェーンの長さや調整等でも変わってくるからです。ですのでご不明点は実際にお店に持っていって見てもらうのが良いと思います。

ということで今回はカセットスプロケット(ギア比)の交換を考えたときにまず見てほしい話、でした。
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