先週は強風の週末でした。

強風でも、爆風でも自転車に乗りたいゾ!
と言うお話ではなく、、、

久しぶりにやってしました。
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この写真の数秒後、、、Σ(゚д゚) アッ!?
そう、ベストショットを撮ろうとした時に風に煽られ、ガッシャーーーン!と。
気がついた時にはすでに遅し!憎き強風は走行中の抵抗となるだけではありませんでした。。。

ということで今回は、ロードバイクを倒してしまった!そんな時はココを確認する、そんなお話にしてみようと思います。

※落車のように激しい転び方ではなく、今回は立て掛けておいたものが倒れてしまった、そのぐらいの倒れ方のお話です。
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▶ロードバイクは倒れた時にどこが設置するのか?
コレは実際に使用しているパーツ類の種類やサイズによってもある程度違いは出ますが、おおよそ同じようなところが設置します。
実際に見てみようと思います。

大体倒れるときには右側です。
と言うのもロードバイクの写真を撮るのは右側(コンポがある)からが多いからです。
しかし右側には大切な物がいっぱいです。
ペダルの位置によっても接地ポイントが変わります。

①右側ペダルが上の状態の時
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左側のペダルが下がった状態です。

この状態では主に接地してしまうのは3点です。
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そっと横にしたためレバーが当たっています。
勢いよく倒れた場合はハンドルが動きますのでレバーやハンドル、ブラケットが接地します。

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下の方はペダル、そしてリアディレイラーが設置しています。
※リアディレイラーのギア位置にもよります。

①右側ペダルが下の状態の時
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左側のペダルが上がっている状態です。

ハンドルです。
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ペダルの位置に関わらずブラケット周りは接地してしまいます。
※ハンドルの切れ角によっても接地箇所は変わります。

後方です。
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一見リアディレイラーは設置していないように見えますが、このようにギリギリの場合、実際にガシャーン!と倒れてしまった際には接地してしまいます。
場合によってはクイックレリーズのナットが接地してしまう場合もあります。

そしてここ、
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サドルも接地してしまいます。

大体立て掛けたものが倒れてしまった場合きれいに倒れたり、優しく倒れるわけではありません。
悲しいことにガシャーン!といきます。

ペダルの位置にもよって多少なりとも差はありますが、それでも前述のように設置ポイントほぼ決まっています。
・コントロールレバー(ハンドル)
・ペダル
・サドル
・リアディレイラー(エンド部)
この4箇所です。

倒れたのが平らな地面であれば、ほぼこの4箇所が接地することになります。


▶4箇所の傷を見る
部位ごとに確認するべきところを見ていきます。

①コントロールレバー・ハンドル部

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コントロールレバーは地面とのぶつかり方にもよりますが、もれなく傷が付く可能性があります。
またDi2のレバーはレバー自体が横方向には動きませんので、ケーブル引きよりも衝撃を逃しづらい傾向にあります。
ハンドルは形状にもよりますが、エンド部や下ハン部がよく傷付きます。

②ペダル
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ペダルの外側に傷が付きます。
ペダルのダメージはペダルの種類(構造)によってもかなり変わります。
シマノのペダルはかなり頑丈に作られていますが、LOOKのペダルはあたりどころが悪いと結構派手にダメージを受けます。TIMEもシマノほど強くはないイメージです。

③サドル
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接地場所が擦り切れたり、破れてしまうことが多いです。

④リアディレイラー
リアディレイラーが傷つく場所はほぼ決まっています。
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上の画像で傷が付いている部分です。
度重なる落車やら転倒やらで傷に傷が重なっております。
どうしても地面と接地してしまう位置ですので、傷が付きがちです。

ではこれらの場所がダメージを受けることでどのような影響があるのか、というのが続きのお話です。


▶箇所ごとの不具合・影響の確認
では各所が転倒時にどんな不具合を起こすのか?どんな状態になってしまうのか?そのまま走っても大丈夫なのか?ということですが、まずは異変がないかよく確認することが大切です。
場所ごとにどのような状態になりやすいのか、と言うお話です。

・コントロールレバー(ハンドル)
コントロールレバーに外側から衝撃が加わることでブラケット部が回ってズレてしまうことがあります。もし回ってしまっていたら元の位置に戻してあげるのが良いです。
おすすめではありませんが、レースなどではガンガン叩いてもとに戻すシーンも。
多少ならば曲がったままでも緩みさえなければ、走れないことは無いです。
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最悪の場合だと、レバーやハンドル等が折れてしまうことがあります。
当然折れてしまったら走れません。

・ペダル
地面に当たることで傷は付きますが、そこまで致命的なダメージを負うことは多くはありません。
そのまま使える場合がほとんどです。

・サドル
サドルも同様に傷は付きますがそのまま使えることが多いです。
最近のエアロやDシェイプのシートポストの場合は回ることはありませんが、真円のシートポスト場合あたりどころや衝撃の強さによってはシートポストごと回ってしまうことがあります。
その場合はまっすぐに戻す必要があります。

・リアディレイラー
リアディレイラーをぶつけてしまったときの確認方法です。Di2でも機械式でも同じです。
右側に倒しリアディレイラーをぶつけてしまった時(ディレイラーに生々しい傷がある場合)は、場合によってはディレイラーハンガーが曲がってしまうことが多々あります。

ディレイラーハンガーが曲がってしまうと、どのような症状が起きるのか?と言うお話です。
立て掛けておいたのが倒れてしまいディレイラーをぶつけてしまったことで、ディレイラーハンガーが軽く曲がってしまった状態の症状としては、特定のギアでの異音、音鳴りが発生します。
この場合絶対に走れないほどではない場合が多いですが、想定外のトラブルも起こりえますので注意が必要です。
そのためにもまずは実際に走る前にその場でバイクをひっくり返すかリアを持ち上げるかして、ゆっくりと変速をしてみるのが良いです。

もしも不具合が確認できた場合でもどうしても走らなければいけない場合はローギアは使用禁止、できればトップも使わずに、真ん中ら辺の音鳴りの少ないギアのみで走行、もしくは一番音鳴りのしないギア1枚で変速は使わずに走行です。ともあれコレは実際の症状や状態次第です。

※ハンガーの強度は車種やメーカーでかなり差があり、非常に曲がりやすいモデルもあります。

そして運が悪く、ひどく曲がってしまった場合の最も危険な症状が下記の②つです。
①ローギアに入れるとチェーンがホイール側に落ちる
②ローに入れるとホイールにリアディレイラーが巻き込まれる
と言った症状です。
絶対にそのまま走ることはできませんし、非常に危険です。
ということなのですが、そこまでひどくなりづらいので今回はサラッとだけです。

基本的にDi2も機械式もそこまで大きな差はありませんが、Di2の場合は唯一プロテクション機能だけが機械式にはない機能です。
Di2の場合、ぶつかった衝撃が強いとプロテクション機能が働き全く動かなくなることがあります。その場合はジャンクションAの長押しでもとに戻すことができます。しかしなぜプロテンション機能が働くのか?ということを考えるとそのまま走り出すのは非常に危険だからです。プロテクションが効くような衝撃の場合はおそらく相当ひどい状態になっていることが多いです。

どの部分もそうですが、倒してしまった前と後で状態が変わってしまったことがあるのか?ということがとても大切なところです。


▶まとめ
今回ご紹介をさせていただいたのはあくまでも、平らな場所でそこまでひどく倒れてしまった場合ではない場合です。(平らではなく車止め等ある場合、最悪のことも考えられますので更に注意が必要です。)
しかしです。
もちろん転び方は軽症だったとしても、思わぬところに不具合が起きている場合もあります。
そんな時はやはり一度早めにショップへ持っていき点検を受けることをおすすめ致します。

また今回ご紹介させていただいた以外でも、想定外のトラブルが起きることもあり得ます。例えばボルトに緩みが出ていた場合ハンドルが曲がってしまった等です。そのようなことが起きないためにも定期的な点検もおすすめさせていただいております。

最高の一枚を撮る、風の強い日は特にご注意ください。

ということで、ロードバイクを倒してしまった!そんな時はここを確認する、ということですが、まずはリア変速、そしてハンドル周り、そんなお話でした。

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