LUNのHYPERです。
WinspaceのLUNのHYPERです。
今年の1月中旬ぐらいから使い始めて、早半年が経過いたしました。
超軽量ホイール、リムって壊れやすいの?耐久性は?というようなご質問をいただくことがよくあります。
ですのでワタクシの使用状況で恐縮ですが、ご紹介をさせていただこうと思います。
ということで今回はWINSPACE LÚN HYPER 50mmのリムモデルで、10,000km以上走るとどうなるのか?状態をみてみる、そんなお話しです。

▶使用状況
新品で使用を始めてからの期間にして約半年、走行距離は10,000kmをゆうに超えております。
基本的に雨が降っていたら走りたくはないのですが、途中で降り出してしまったときは寒すぎなければ諦めて走ります。寒くない時期っていいです。また降っていないければウエットでも走ります。
未舗装路も転ぶほどのぬかるみがなければ、当然慎重に走りますが降りることなく走ります。

そんな使い方をしているとどうしても汚くなります。

ブレーキにもわけの分からない系、あまり凝視したくない系のものまでしっかりと詰まるときもあります。
ということで洗車、基本的に汚くなったら洗車です。。
洗車のペースは週に1~2回です。
先日のツィッターでも動画を上げましたが、ディグリーザーも使いますしバンバン水もかけます。
ですのでおそらく一般的なユーザーよりも使い方としては過酷な使用状況だと思います。
▶リム
50mmのHYPERのリムはかなり軽く、薄いところは非常に薄く作られています。
押せば凹むぐらいの薄さの部分もあります。
しかし軽量のリム、特に50mm以上のディープリムでは他社のホイールを見てもそこまで珍しいことではありません。
ワタクシ自身使うまでは正直ペコペコ!?すぐに壊れそう、という不安はありました。
しかし実際に使ってみると、全く問題はありません。
というのも当然といえば当然の話で、薄い部分はありますが走行で問題がでるようなことはなく、ブレーキング面や剛性が必要な部分はめちゃくちゃ硬くできています。
またどこのとはあれですが、一見しっかりしているようなリムでも、、、実際の運用(熱等)で壊れてしまうようなリムはたくさん見てきております。
ですので一概に薄い部分があるリムがだめ、と言うことではないということだと感じております。
ちなみにHYPERでも一度ハスっています。

擦り傷はありますが、特に問題はありません。
✓ブレーキ面
フロント:

フロントは線状のあとは見受けられますが、触ってみてもほぼ磨耗はありません。傷も少ないです。
リア:

フロントにくらべてリアは傷等が見て取れます。
傷も入っていますし、線状に傷がついているのは触ってもわかります。
フロントに比べて、リアのほうがウエット走行時などにはリムの摩耗を勧めてしまうようです。
以前使っていたVentusに比べても若干ブレーキ面の摩耗がし易いように感じます。
とは言ってもVentousとはブレーキ面の素材(カーボンの種類)も違うので分かりづらいということもあるのかもしれません。

※Ventousのブレーキ面
しかしです。
HYPERは大きなメリットがあります。
というのもHYPERは交換用のリムの販売があります。
破損、摩耗等でリムをだめにしてしまったとしてもリムだけ交換することができます。
使い捨てにならないということも、良いところです。
▶ベアリングコンディション
こればかり画像でお見せすることができないので主観的な判断になってしまいます。

フロントハブ:90点位、多少のザラつきを感じ始めたぐらいです。
リアハブ:80点位、前輪よりもしっかりとざらつきを感じられます。
※個人的には50%ぐらいが交換目安。
とは言っても一般的にセラミックベアリング(球だけセラミック)の寿命はいわゆる金属製のベアリングと比べて寿命は短い傾向にはあります。
ということを考慮してのHYPERのセラミックベアリングはどうなのかということですが、ワタクシが実際に使ってきた過去のセラミックベアリング製品と比べて、全然普通ですし短命ということではありません。むしろちょっと長め?ぐらいです。
前述のようにそこまで丁寧に使っているわけではありません。
またシールもおそらくしっかりしていますので雨のたび、洗車のたびに特別なメンテをしないと寿命が、ということもないようです。

普通に使って普通に使えています。
だめになったらNSKのステンでも入れようかと思って用意はあるのですが、まだまだ使えそうなのでそのまま使用中です。
▶ブレーキシュー
リムを直接挟んで留める、リムブレーキの構造的な弱点でもあります。
それはリム外幅が広すぎると、どうしてもブレーキのクリアランスの問題からシューを薄くせざるを得ない場合があるということです。
もう少しわかりやすく説明をさせて頂くと、リムブレーキは全開に開いた状態でもリムの外幅が広すぎると通常のブレーキシューが入らない、ということがあります。
その場合にはどうするかというと、ブレーキシューを薄いものを使用するしかありません。
ディスクで例えると分厚いディスクローターを使用するには、ブレーキパッドを薄くするしかない、と言うようなイメージです。※そんなものはなと思いますが例えです。
それを解決するために、ワイドリム用のブレーキシューは-1mm仕様の薄型のものがあります。
しかしブレーキシューが薄いということは寿命が短いことになります。
そう、これがリムブレーキの弱点ということです。
またリムブレーキの場合はブレーキのセッティングでレバーには少しでもテンションがかかっていないと、走行中の振動でレバーが暴れやすくうるさい、という問題もあります。
ワタクシのBMC SLRは前後ともにダイレクトマウントのDURA-ACE R9100を使用していますが、HYPERの純正リムでクリアランス的には全く問題なく使用できています。
リムの外幅、リムブレーキ的にはこのぐらいが使いやすいのではないかとも思います。
しかしです。
最近流行りの28cとか30cとかの太めのタイヤを使う場合はもう少し、横幅があったほうが空力的には良いというお話しもあります。
逆にワイドすぎるリムは空力的には有利であっても、横方向にリム(タイヤ)をぶつけたときのダメージが大きい場合もあります。
この辺は難しいところだと思います。
現在、10,000km仕様のシューの状態はこんなこんな感じです。

まだまだ使えます。
リアはもっと残っていますので、シューの寿命も極端に短いということはなさそうです。
▶まとめ
LUNのHYPERの50mmリムモデルを10,000km以上してきた感想ですが非常に良い、ということです。
ブレーキ面の傷なども気になるところが無いわけではありませんが、普通に使えています。
そしてこのHYPERの最大のデメリットはというと、、、
ずばり次を探すのが難しい、ということです。
と言うのもの例えばホイールをちょっと変えたくなったときに、リム高50mmの空力性能を持ちつつも、1349gという重量、補修部品の充実、そして20万をきる価格帯です。次のホイールを考えたときに、これよりも重くないほうがよいとか、空力性能が、などを考えるとかなり選択肢がなく厳しいです。
残念ながら2022年7月1日にも価格改定があります。
191,180円→210,298円
昨今の状況を見れば致し方がない部分もあるかとは思いますが、お財布には痛いことです。
お買い求めの際は今月中をおすすめ致します。
ということで今回はWINSPACE LÚN HYPER 50mm RIM 10,000km以上走るとどうなるのか?そんなお話しでした。
公式ページ
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
WinspaceのLUNのHYPERです。
今年の1月中旬ぐらいから使い始めて、早半年が経過いたしました。
超軽量ホイール、リムって壊れやすいの?耐久性は?というようなご質問をいただくことがよくあります。
ですのでワタクシの使用状況で恐縮ですが、ご紹介をさせていただこうと思います。
ということで今回はWINSPACE LÚN HYPER 50mmのリムモデルで、10,000km以上走るとどうなるのか?状態をみてみる、そんなお話しです。

▶使用状況
新品で使用を始めてからの期間にして約半年、走行距離は10,000kmをゆうに超えております。
基本的に雨が降っていたら走りたくはないのですが、途中で降り出してしまったときは寒すぎなければ諦めて走ります。寒くない時期っていいです。また降っていないければウエットでも走ります。
未舗装路も転ぶほどのぬかるみがなければ、当然慎重に走りますが降りることなく走ります。

そんな使い方をしているとどうしても汚くなります。

ブレーキにもわけの分からない系、あまり凝視したくない系のものまでしっかりと詰まるときもあります。
ということで洗車、基本的に汚くなったら洗車です。。
洗車のペースは週に1~2回です。
先日のツィッターでも動画を上げましたが、ディグリーザーも使いますしバンバン水もかけます。
もちろんハブの構造を考えての対策はしますが、見ての通りじゃぶじゃぶ水は使ってきれいにします。Teppei.Y 目指せ走れるメカニック!!@ff_cycle
マリポサのチェーンクリーナー Allpine extra
2022/06/20 09:38:50
見てるだけでも気持ちがイイz!👍 https://t.co/VdScyAr5kY
ですのでおそらく一般的なユーザーよりも使い方としては過酷な使用状況だと思います。
▶リム
50mmのHYPERのリムはかなり軽く、薄いところは非常に薄く作られています。
押せば凹むぐらいの薄さの部分もあります。
しかし軽量のリム、特に50mm以上のディープリムでは他社のホイールを見てもそこまで珍しいことではありません。
ワタクシ自身使うまでは正直ペコペコ!?すぐに壊れそう、という不安はありました。
しかし実際に使ってみると、全く問題はありません。
というのも当然といえば当然の話で、薄い部分はありますが走行で問題がでるようなことはなく、ブレーキング面や剛性が必要な部分はめちゃくちゃ硬くできています。
またどこのとはあれですが、一見しっかりしているようなリムでも、、、実際の運用(熱等)で壊れてしまうようなリムはたくさん見てきております。
ですので一概に薄い部分があるリムがだめ、と言うことではないということだと感じております。
ちなみにHYPERでも一度ハスっています。

擦り傷はありますが、特に問題はありません。
✓ブレーキ面
フロント:

フロントは線状のあとは見受けられますが、触ってみてもほぼ磨耗はありません。傷も少ないです。
リア:

フロントにくらべてリアは傷等が見て取れます。
傷も入っていますし、線状に傷がついているのは触ってもわかります。
フロントに比べて、リアのほうがウエット走行時などにはリムの摩耗を勧めてしまうようです。
以前使っていたVentusに比べても若干ブレーキ面の摩耗がし易いように感じます。
とは言ってもVentousとはブレーキ面の素材(カーボンの種類)も違うので分かりづらいということもあるのかもしれません。

※Ventousのブレーキ面
しかしです。
HYPERは大きなメリットがあります。
というのもHYPERは交換用のリムの販売があります。
破損、摩耗等でリムをだめにしてしまったとしてもリムだけ交換することができます。
使い捨てにならないということも、良いところです。
▶ベアリングコンディション
こればかり画像でお見せすることができないので主観的な判断になってしまいます。

フロントハブ:90点位、多少のザラつきを感じ始めたぐらいです。
リアハブ:80点位、前輪よりもしっかりとざらつきを感じられます。
※個人的には50%ぐらいが交換目安。
とは言っても一般的にセラミックベアリング(球だけセラミック)の寿命はいわゆる金属製のベアリングと比べて寿命は短い傾向にはあります。
ということを考慮してのHYPERのセラミックベアリングはどうなのかということですが、ワタクシが実際に使ってきた過去のセラミックベアリング製品と比べて、全然普通ですし短命ということではありません。むしろちょっと長め?ぐらいです。
前述のようにそこまで丁寧に使っているわけではありません。
またシールもおそらくしっかりしていますので雨のたび、洗車のたびに特別なメンテをしないと寿命が、ということもないようです。

普通に使って普通に使えています。
だめになったらNSKのステンでも入れようかと思って用意はあるのですが、まだまだ使えそうなのでそのまま使用中です。
▶ブレーキシュー
リムを直接挟んで留める、リムブレーキの構造的な弱点でもあります。
それはリム外幅が広すぎると、どうしてもブレーキのクリアランスの問題からシューを薄くせざるを得ない場合があるということです。
もう少しわかりやすく説明をさせて頂くと、リムブレーキは全開に開いた状態でもリムの外幅が広すぎると通常のブレーキシューが入らない、ということがあります。
その場合にはどうするかというと、ブレーキシューを薄いものを使用するしかありません。
ディスクで例えると分厚いディスクローターを使用するには、ブレーキパッドを薄くするしかない、と言うようなイメージです。※そんなものはなと思いますが例えです。
それを解決するために、ワイドリム用のブレーキシューは-1mm仕様の薄型のものがあります。
しかしブレーキシューが薄いということは寿命が短いことになります。
そう、これがリムブレーキの弱点ということです。
またリムブレーキの場合はブレーキのセッティングでレバーには少しでもテンションがかかっていないと、走行中の振動でレバーが暴れやすくうるさい、という問題もあります。
ワタクシのBMC SLRは前後ともにダイレクトマウントのDURA-ACE R9100を使用していますが、HYPERの純正リムでクリアランス的には全く問題なく使用できています。
リムの外幅、リムブレーキ的にはこのぐらいが使いやすいのではないかとも思います。
しかしです。
最近流行りの28cとか30cとかの太めのタイヤを使う場合はもう少し、横幅があったほうが空力的には良いというお話しもあります。
逆にワイドすぎるリムは空力的には有利であっても、横方向にリム(タイヤ)をぶつけたときのダメージが大きい場合もあります。
この辺は難しいところだと思います。
現在、10,000km仕様のシューの状態はこんなこんな感じです。

まだまだ使えます。
リアはもっと残っていますので、シューの寿命も極端に短いということはなさそうです。
▶まとめ
LUNのHYPERの50mmリムモデルを10,000km以上してきた感想ですが非常に良い、ということです。
ブレーキ面の傷なども気になるところが無いわけではありませんが、普通に使えています。
そしてこのHYPERの最大のデメリットはというと、、、
ずばり次を探すのが難しい、ということです。
と言うのもの例えばホイールをちょっと変えたくなったときに、リム高50mmの空力性能を持ちつつも、1349gという重量、補修部品の充実、そして20万をきる価格帯です。次のホイールを考えたときに、これよりも重くないほうがよいとか、空力性能が、などを考えるとかなり選択肢がなく厳しいです。
残念ながら2022年7月1日にも価格改定があります。
昨今の状況を見れば致し方がない部分もあるかとは思いますが、お財布には痛いことです。
お買い求めの際は今月中をおすすめ致します。
ということで今回はWINSPACE LÚN HYPER 50mm RIM 10,000km以上走るとどうなるのか?そんなお話しでした。
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・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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コメント
コメント一覧 (2)
そういえば、、、平地が多いということもありますが、一度も変えておりませんでした。