シマノのペダルに交換する前はLOOKのBLADEを使用していました。
BLADEの最後はチタンモデル、実測で186gという超軽量なモデルでした。


そして次なるペダルは3代使用し慣れ親しんだLOOKからの脱却、シマノのPD-R9100にしました。



それから月日は流れ2年半です。
ということで今回はDURA-ACE ペダル PD-R9100を2年半使ってみた結果、そんなお話にしてみようと思います。
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▶PD-R9100の耐久性
PD-R9100の何がすごいって、とにかく耐久性がかなり高いです。
少なくともワタクシ自信が実際に使ってきたLOOKのBLADEシリーズよりも遥かに高い耐久性を持っています。

PD-R9100を使い始めたのは2020年2月のことだったようです。
気がつけば早いもので約2年半、距離にしてざっくりとですが50000kmです。回転系のパーツで5万キロとか、、、半端ないです。

ただただ長く使えるということだけではありません。
と言うのも新品のときの使用感と大きく違ってくることがほぼ無い、比較してもあまり変わらぬ使用感、つまりよい状態が長く使えるということこそ長寿命と言えることなのではないかと思います。
そしてその圧倒的に長く使えるのはその構造に秘密がある、ということです。


①固定力を保てるビンディング構造

クリートの摩耗が進むに連れて、固定力が弱くなってくることもあります。
クリートの固定力が弱くなってきたと感じたら、クリートを新品に交換することでもある程度固定力が戻ります。
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しかしそれだけではないように感じるのは今日このごろのお話(笑)
ペダルも使用年月が経過することでも、若干つけ外しがゆるくなってくると感じることがあります。
これはペダルのグレードが下がるほど顕著にわかることです。経年劣化のようなものではないかと思います。
クリート側の交換できますが、ペダル側のビンディング部やバネは補修パーツもなく交換できませんので、ある意味仕方がないのかもしれません。

そしてもしもクリートを変えてもゆるい気がする場合です。そんなときは本来の使い方とは少々違うかもしれませんが、固定力を上げることができる構造がついています。
ペダル後方のクリートの固定力調整用のボルトを調整することで固定力を取り戻すことができる場合もます。

ワタクシの場合は慣れのせいかもしれませんが、基本的につけ外しの多い左側は若干(2段階ぐらい?)固定力を上げて左右のバランスが取れているように感じます。左側はつけ外しが多いので多少なりともゆるくなってきしまってるのかもしれません。


②メンテナンスができるベアリング構造
ShimanoのSPD-SLペダルは原則カートリッジベアリングは使用しておらず、カップアンドコーンです。
構造的には、とりあえずほぼすべてのパーツはバラしてキレイにすることもできます。
が、ワタクシの場合は実際には自分のものということもありますし時間がない場合等、汚れ具合にもよりますが、かなりざっくりと汚れたグリスは流し、きれいなグリスをいっぱいつめます。そして玉当たり調整だけは絶対にガタが出ないように調整、このぐらいのメンテで済ませることもあります。
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こんなメンテナンスは半年に1回ぐらいのペースで行っております。
使い方等による差が非常に出る部分ですので距離にするのは非常に難しいですが、やはり目安は回転系の異常(重い軽いガタ等)が見られたら確認する、ということをおすすめ致します。
シマノのペダルは構造的にハブやBBのような回転部と違い、ゴミや水分は入り込みづらい構造になっています。LOOKのように両側からアクセスできるような構造ではなく、片側しか空いていないからです。またマニュアル通り、グリスを防塵・防水性や耐久性も考えられた適切な量使用していることでも外部からの汚れ等に強い構造を保てることにもなります。

逆に良くない使い方はというと、、、グリスが極端に少なかったり切れていたり、ガタがでたまま使う、さらにこれらのダブルコンボは各所の寿命を縮めることになります。
マニュアルにもあるように回転部分に異常がある場合は調整が必要になる、ということです。
(回転軸だけではなくクリートも、です。異常に摩耗したものを使い続けるとか、異物が挟まったまま使い続けるのも良いことではありませんので、クリートの状態の確認もおすすめ致します。)

そしてシマノの強みやこれだけではありません。
交換不可能であったり、リペアパーツの無い部分もありますが、基本的に軸(回転部分)のパーツ類はラインナップとしてあります。
例えばボールが錆びてしまったとか、軸が、、、と言うトラブルにも対応できるのは素晴らしいです。

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※見ずらいですがベアリング球の割れです。
こんな症状でも補修パーツがあるので交換できます。


▶その他の利点
①異音がぶっちぎりに少ない
意外と多いのがペダルからの異音です。
純粋にペダルから出る異音は主に2種類です。
パキパキ、ペキペキ:ペダル軸とクランクの間から出る音
ギュッギュッ:ペダルとクリートの間から出る音
これはPD-R9100だけではなく、シマノのペダルは全体的にかなり少ないです。

②クリートの入手性が非常によい

消耗品であるクリートの入手性は非常に重要です。
おそらくですが国内であればどのペダルのクリートよりも入手性が良いと思います。
ただし少し前に話題になりましたが、偽物には要注意です。

正規品の場合は偽造防止対策が取られるようになりました。
何よりの模造品対策はというと怪しげなものを買わない、然るべきお店にて購入するということは大切なことだと思います。


③クリートの寿命が長い。
少なくともワタクシが使ってきたLOOKのKEOクリート、グリップクリートよりも寿命は長い傾向なります。もちろん使い方にもよりますがざっくりと、1年に3回は変えていないぐらいです。
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新品のクリートは圧倒的にきれいで、気持ちが良いだけではなく、つけ外しのスムーズさ、固定力のかっちり感等が抜群に良いです。

▶まとめ
ということで約2年半、距離にして50000kmをともにしてきたPD-R9100、DURA-ACEのペダルです。
シンプルに言うと、、、
固くて頑丈、耐久性も高くトラブルが少ないペダルで乗れば乗るだけ良さのわかる、まさに堅実なShimano品質の象徴のような製品だと思います。
では逆に難点と言えば、、、少々重いこと、そして少々硬い(と言うかかなり硬い:ペダル自体の硬さ)ぐらいかと思います。
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※左側はビンディング部に書かれたDURA-ACEの文字が擦れて消えてしまっておりますがまだまだ現役、メンテを続けつつ今後も活躍してもらいます。

ということで今回はDURA-ACE ペダル PD-R9100を2年半使ってみた結果、圧倒的な耐久性を持つペダル、さすがはシマノのDURA-ACEと言うお話でした。
PD-R9100のメンテナンスの記事はこちらからどうぞ。


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