屋外駐輪、雨でも使用するママチャリを始めとするいわゆる通勤快速号はものすごくひどい状態のものもよく見かけます。
チェーンが錆、、、どころのお話ではありません。
それでも動くママチャリの凄さ、、、ということではありません。

錆です。
錆は見た目が悪いだけではなく、パーツ自体をだめにしてしまうこともあります。

そんな錆、できるだけ防ぎたいものです。
ということで今回はロードバイクを錆びさせない4つのポイント、そんなお話にしてみようと思います。
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①濡れたまま放置しない
基本といえば基本です。
雨やウエット路面の走行後はできるだけ速やかに処理をした方が良い場合もありますし、逆に数時間ぐらい放置しても問題がない場合もあります。
これは日頃のメンテナンス次第です。

また濡れるということは雨や水だけではありません。
霧や湿気も濡れるということになります。
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一見普通のようですが、拡大してみます。

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びしょびしょなのです。
濡れるのは外だけではありません。
例えばですがロードバイクの保管場所で常時洗濯物を干すとか、締め切ったZwift部屋も湿気ムンムンです。
濡れてしまったり、湿気ってしまった場合は基本的に速やかに水分をとっておくことで錆を防止できます。

②日常メンテナンス
防錆処理も一度行えば、ずっと持続するわけではありません。
繰り返し濡れたり、日にちが経過することでも効果は落ちてきます。
日常的なメンテナンスを定期的に行い、防錆処理をすることで錆を防止できます。

防錆処理と言っても難しいことではありません。
ラスペネ等の防錆潤滑剤をかかってはだめなところには注意をしつつ、シューッとかけて余分なものを拭き取ります。ベタベタなままでは汚れのトリモチになりますので、余分なオイルは拭き上げたほうが良いです。
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※ディレイラーにラスペネは使い勝手もよく最適です。

WAKO'Sのラスペネ、Vipro'sのマリンルブリカントなどのスプレータイプの防錆潤滑剤を用いるのが楽です、
オイル成分は柔らかく、浸透性に優れていますので、細部にまで浸透してくれます。チェーンの水抜き、ディレイラー、ボルトの頭などにも使えます。

逆にこう言った防錆潤滑剤を掛けないほうが良いところは主に2ポイントです。
・ブレーキ関係(特にディスクは要注意)
・グリスが入っているところ(ヘッド、BB、ハブ等)
ブレーキは言わずもがな滑りますのでNG、グリスは浸透力の強い油が入ることでグリスが変質したり、流れ出ててしまうことがあるので避けたほうが良いです。

こう言ったケミカルは日常的な使用だけではなく、例えば雨走行後等にもとりあえずキレイにする前にさっと一吹きしておくだけでも効果があります。こう言った使い方をする場合は、水置換性のある製品(ラスペネやマリンルブリカント等)を選びます。

③適切なケミカルを選ぶ
雨の中を走るとこうなります。。。
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雨やウエット路面を走ってびしょびしょになってしまうことは致し方がないことです。
流石にビショビショ、ドロドロのまま放置することはあまりないと思います。
しかしです。日頃の防錆処理が甘い場合は、乗車直後(下手したら油膜が切れて走っているときでも)から錆び始めてしまう場合もあります。

もしも雨が予想される場合、また濡れる可能性ある場合はチェーンオイルを水に弱いドライ系やワックス系ではなく、ウエット系のものを使ったり、日常のメンテナンスからパーツ類に防錆潤滑剤などを使っておくことも有効です。

適切なもの使うことで錆を発生させづらくすることができます。
下の画像は雨に強いルブを使い4時間の雨走行のあと実験的に、数時間放置した状態です。
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目に見えるようなサビは発生しておりません。

錆に弱いルブはというと、、、
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走行直後から錆び始めてしまいます。

④プロに見せる
もう少し早ければ、、、とならないための話です。
錆も表面に浮いているぐらいであれば、キレイにできる場合もあります。
しかし内部まで入り込み、金属にまで影響を与えるほどになってしまる場合は、除去どころのお話ではありません。

そうはならないためにも、定期的にショップ等に出して自分以外の目線で見てもらう、ということは早期発見につながることになります。
特に内部のベアリングはバラさないと見えないものもあります。
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定期的なメンテナンスをおすすめ致します。

▶まとめ
錆はある意味どうしても防ぎきれない場合もあります。
しかし大半は日常的に適切なメンテナンスを行うことで、予防できる場合が多いです。

錆は見た目が悪いだけではなく、場合によってはその製品の性能を落としたり危険を伴ったりすることもあります。
適切なものを適切な方法で使うことで、できるだけ避けたいものです。
ということで今回はロードバイクを錆びさせない、サビから守る4つのポイント、そんなお話でした。



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