▶Garmin特有の管理分析サービスGarminデバイスの持つ管理分析機能はものすごく便利なのです。
というのもトレーニングに関してライドログのデータから算出される、Garmin独自の数値による管理分析ができるからです。単純なTSSのみよりもより詳しく詳細を見ることができます。
具体的に管理分析ができる数値は、というと以下の通りです。
今回のメインではありませんのでさらっとだけ、です。
①トレーニングステータス(トレーニング負荷)トレーニング負荷とVO₂ Maxに基づいて変化します。
現在の体の状態を教えてくれる元になる数値です。
②VO2Max最大酸素摂取量推定値、かなりアバウト?と思いきや海外の方では実際にラボ計測との差はそこまで大きくないという結果もあるようです(詳細は最下部の動画ごご参照ください)。Garminがトレーニングステータスを導き出すのに使用されている数値の一つです。
③トレーニング効果そのアクティビティはどのような効果が出るようなトレーニングだったのか、ということを数値で教えてくれます。トレーニングに関してはアドバイスを貰える、そんなイメージです。
④負荷バランストレーニングの負荷バランス、要はどの強度のトレーニングをしているか、ということを無酸素、高強度有酸素、低強度有酸素の3つに分けてバランスとして確認できます。
⑤リカバリータイムトレーニングデータからフレッシュな状態になるまでに、回復にかかる時間を算出してくれます。
これらはGarmin特有の機能で、単純に疲労度だけを見るTSSよりも細かく分析をしてくれます。
しかしそこには落とし穴があります。
というのもこれらをすべて確認することができるのは、Edge(Garminのサイクルコンピューター)で記録したもののみです。
とは言ってもこれらの便利な数値は実走だけではなくZwift等でライドでは見られないのか?Zwiftのライドでもこれらのデータを確認したい。ということで今回は、ZwiftとGarmin Connectを接続しトレーニング負荷等のデータを確認する方法、そんなお話です。
▶ZwiftとGarmin Connectの連携まずはZwiftで行ったアクティビティデータはStrava、Garmin Connect、TrainingPeaksなどの各種サービスアカウントに紐づけて連携ができるようになっています。
要はZwiftで記録したアクティビティデータはこれらの各種サービスへ、ログを自動アップロードがされるように設定することができます。
これによりZwiftのアクティビティデータはGarminのEdge530等のサイクルコンピューターを使用しないでも、Zwift終了して記録後にGarmin Connectへアップロードされ、記録として残すことができます。

このようにGarmin ConnectにZwiftのアクティビティデータがアップロードされます。
ただしです。
スマホアプリのGarmin Connectを開くと情報が足りない場合もあります。

通常Zwiftから自動でアップロードされたままだと左側の状態です。
左右の差はというと、トレーニングステータス、VO2Maxが出ていません。
これを上の画像の右側のように、トレーニングステータスを出す方法はというと、Edgeなりのガーミンデバイス等と同期をさせます。同期は通常ガーミンデバイスの電源を入れれば自動で行われます。
これが行われたタイミングで、トレーニングステータスがアプリ上で確認できるようになります。
▶Garmin Connectで確認できること、確認ができないことZwiftとGarmin Connectの連携で便利なところは、アクティビティデータの表示だけではありません。上の画像の下方ですが、同時にVO2Max、トレーニングステータス(トレーニング負荷)も更新されています。
これらは前述のようにZwiftとGarmin Connectを連携しておくだけでは確認ができず、ガーミンデバイスと同期をしたタイミングで見ることができるデータのようです。
では逆に見れない項目はあるのかというと、もちろんあります。
トレーニング効果、トレーニングの負荷バランス、そしてリカバリータイムの3つです。
これらは実際に確認したいと思った際には確認ができるのか。ということです。
▶Garmin特有の数値を確認する方法Garminのサポートに確認をさせていただきました。
✓トレーニング負荷バランス・リカバリータイムこれらはたとえZwiftのアクティビティデータをGarmin Connectにアップロードしたログからでも確認はすることができます。
Zwiftでのアクティビティデータをアップロード後に、Edgeを起動します。
Edgeを起動するとGarmin ConnectとEdgeの同期が始まります。
Edgeからのアップロードだけではなく、Garmin Connectからのデータのダウンロードも起こるので同期、ということのようです。
同期をすることでZwiftのアクティビティデータがEdgeにダウンロードされます。
その状態になるとEdgeで負荷バランス、リカバリータイムが確認できるようになります。


Edgeで確認しないとだめなのは少々手間といえば手間ですが、便利な機能です。
✓トレーニング効果これはズバリですが、残念ながらトレーニング効果はEdgeで記録をしないと見ることができないということです
ではZwiftをEdgeで記録すれば??ということなのですが、Zwift中にEdgeでログを記録してアップロードするとデータの重複が起きてしまうということです。
また以下のような不都合が考えられます。
サポートの話によると、
・EdgeでZwiftの記録をするとGPSの情報?要はコースや登坂高度等は入らない、パワーや心拍数、距離等の記録。
・Zwiftから自動アップロードされるアクティビティデータではそのライドのトレーニング効果は確認ができない。
どちらかを消して、どちらを残すのか等の問題がでてくるとのです。

これはGarminデバイスを使用したときのみ、ということでした。
残念です。
~おまけ~Garmin Connectの機能にあるチャレンジ、バッジ機能はEdge(Garminデバイス)で記録しないと反映されない、ということです。
▶まとめまとめです。
Zwiftのアクティビティデータを用いたGarmin特有の各種トレーニング系の数値を最も多く確認できる方法は、ガーミンデバイス(Edge等)を使用し確認をするという方法です。
その際のアクティビティデータの流れですが、ZwiftからGarmin Connectアップロード、そしてGarmin ConnectからGarminデバイスへダウンロードされていることが必須になります。
というのもおそらくですが、Garmin Connectからこれらの数値の確認ができないのは2つの可能性が考えられます。
①これらの数値はデバイス側で計算・算出される
②Garmin Connect上でも計算されているが意図的に見れなくしている
ということです。
何故ならばGarmin Connect上ですべてが確認できてしまうと、Garminのサイコンを購入し使うということのメリットが減ってしまうから制限をかけている可能性が考えられます。
Garmin Connect自体無料サービスな割にかなり細かくデータを見れる、と言うこともあるからなのかもしれません。
ということで今回はZwiftとGarmin Connectを接続しトレーニング負荷等のデータを確認する方法、そんなお話でした。
※今回のお話は公式サポートに確認をとったことをもとにした内容ではございますが、一部回答が曖昧であったりしたこともあり不安な部分もございます。もし誤っている部分があればコメントをいただければ修正させていただきます。m(_ _)m
ー追記ー
データの重複についてZwiftをEdgeでも記録を取り行って記録した場合の実験を行いました。
結果はやはり記録が重複しました。
まずはGarmin Connectです。

Edgeからのデータ、Zwiftからのデータが双方入ってしまい重複しております。
またEdgeでの記録は速度の算出が謎ですが、Zwiftのアクティビティデータとの差が大きくなってしまっています。
比較してみます。

左がZwift、右がEdgeの記録です。
やはりZwiftからであれば速度や距離、仮想空間でもマップが表示されます。
カロリーに差があるのは、、、??計算方法が若干違うのかもしれませんし、設定の問題かもしれません。(最大心拍数の設定??)
同じく左がZwiftです。

Zwiftではやはりトレーニング効果の項目自体が表示されません。
しかしEdgeで記録をすることでトレーニング効果の項目は表示させることができました。
同じくStravaです。

こちらも同様に完全に重複してしまっています。
最後はIntervalsです。

同様に重複です。
これらのことからです。
Garminの”トレーニング効果(下の画像)”を見たい場合はEdge等のガーミンデバイスで記録する必要がある。ということです。

しかしStravaやGarmin Connect等の各種サービスを連携させている場合はデータの重複が起こってしまいます。でこの重複をどうするか?というとどちらかのデータを消す必要があります。
Zwift終了後に自動でStravaなり、Garmin Connect、Intervalsなどにデータがアップされるようにサービスを連携させておくことは非常に便利なことです。
しかしこのように特定の項目(トレーニング効果)を確認したい場合は重なったデータを消す必要がありますので、ひと手間と言えばひと手間です。
便利な機能ならではの弱点、ということなのかもしれません。
ともあれZwiftのアクティビティデータで速度やマップ、それこそ仮想空間ではありますがセグメントも無い方のデータ(要はEdgeで取ったデータ)を残すという選択肢は特殊な例を除いては無いのではないかと思います。
トレーニング効果がEdgeであれば確認ができると各種の連携がほぼ完璧になるのではないかと思うのですが。。。
ということでやはりZwiftのアクティビティデータをZwift上だけではなく、Edge(ガーミンデヴァイス)で記録するメリットはというと、、、、そこまで大きくはないのではないか、ということでした。
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コメント
コメント一覧 (2)
やはりそれしか無いですよね
難しいところです。