シマノのビンディングシューズのフラッグシップレーシングシューズはワタクシ自身も使用している旧モデルのRC9(SH-RC902)は900から始まり3世代目で、購入したのは昨年の4月頃でした。
それから約1年半が過ぎ、距離にして38,000km以上を走ってきました。今日も使っていますが(笑)
中には室内での走行もありますが、基本的にシューズは一足のみの運用ですので走行距離と使用距離は完全にイコールになります。

そして今回、今秋発売となったRC9(SH-RC903)はさらなる進化を遂げた4世代目でです。
ついに実物が手元に入ってきましたので、RC9の前モデル(SH-RC902)と比較をしつつ、早速見てみようと思います。
ということで今回はShimano 新型RC9(SH-RC903)S-PHYRE と旧モデルを比較する、そんなお話です。

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では早速、こちらです。
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▶新旧比較
まずは新旧の比較です。
ですが、旧モデル(RC902)はもうこあれこれ4万キロ近く使っているのである程度はヘタれてきているということもあります。RC902は過去の新しい時の画像も織り交ぜながらの画像比較とさせていただこうと思います。

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※上が新モデル(RC903)、下は旧モデルのRC902です。

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903の特徴のロープロファイルレースガイド(BOAのワイヤーがかかる部分)とその下のメッシュの部分が変わっています。メッシュはうっすら透けるぐらい、明らかに通気性が良さそうです。

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旧モデルは一番つま先側のレースガイドはBOAのワイヤーのかけ方を変えることができましたが、新型は固定です。

素材感です。
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真ん中肩前方はつや消しのような白、イメージ的には旧RC7の白のような素材感です。
これはかなりよごれが目立ちそうな素材です。

BOAクロージャーはLi2継続で、締める緩めるどちらの方向にも回転可能で微調整がし易く、引っ張ると開放です。
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RC9の特徴でもあるヒールカップはねじれ防止のスタビライザーが内部に入っています。
旧モデルはだいぶ使い込んでルーズになった感がありますが、新品の状態の比較ではこんな感じです。
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旧モデルは新品の状態と比べるとアキレス腱部の素材や、甲の部分のクッションもだいぶヘタれていたようです。
しかし硬質のヒールカップはまだまだ健在。これがフィット感の落ちない秘訣なのかもしれません。

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旧モデルはヒールカップがメタリックなグレーでした。
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新モデルの903はパールホワイトのマジョーラのようなカラーです。

RC902の特徴のようなかかと部の滑り止めです。
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個人的はお話ですがこの滑り止めだけは合わずに、どちらかというと歩く際には痛みのもとでした。

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それでも何万キロも使えばボロボロに、、、しかしこれは結構初期の段階から擦り切れ始めていたと思われます。が、多少擦り切れたとしても滑り止めとしての効果はありますし、ベロンとはがれることはありません。擦り切れ状態でも靴擦れはします(笑)

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この滑り止めはRC903ではなくなっています。
素材自体が若干滑りづらいような素材になっていること、そしてクッションが厚めになっているようにみえます。。

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やはり新品は綺麗です。。。

▶実際に履いてみた
比較対象の旧モデルのRC902は1年半も履き込んで、良くも悪くもかなりガッツリと自分の足の形に伸びたりヘタってきていると思われます。また脚も少なからずRC902に合うようになっていると思われます。
そんな慣れ親しんだRC902との比較、ということですので新モデルのRC903のほうが明らかに不利な条件、ということです。

✓メリット、良いと感じたところ

まずは履く前の段階ですが持った瞬間、、、軽い感じがします。
カタログスペック的には10g程度の軽量化、ということなのですが言われてみればちょっと軽い気がすると感じました。

早速履いてみます。条件は同じになるようにソックスもインソールを同じものを使い履いてみます。
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まずはサイズ感です。
RC902はノーマルの42サイズ、カスタムフィットインソールはインソールとしては少々厚めな印象があります。これにシマノのS-PHYER トールソックス、要はシマノがためでジャストサイズです。
RC903も全く同様のノーマルの42サイズに同じ組み合わせで履いてみましたが、全く問題はありませんでした。ジャストです。
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足は結構薄く幅広めと少々厄介な足形なのですが、RC902と同様にぎゅうぎゅうに締めてもアッパー素材がよってシワが出てしまうことはありません。これってフィット感のためには結構重要な要素だと思っています。

RC903を実際に履くまでは気になっていなかったのですが、実際にRC903を履いてみるとRC902のアッパー素材が硬かったのがよくわかります。
RC903のほうがアッパー素材が柔らかくしなやかです。
このアッパーのしなやかさがフィット感を高くしていると感じました。このしなやかさのおかげか、1年半毎日のように履き込んできたRC902と、初めて履いたRC903と履きくらべても差を大きく感じることがない無いぐらいフィット感が高いです。

このフィット感の高さはBOAが多少ゆるくてもしっかりと包み込まれている感があります。
そしてBOAを本当にぎゅうぎゅうにきつすぎるぐらいまで締め込んで行った際でも、一部が硬くあたったり気になる部分がありません。
RC902の履き始めは、右足小指の窮屈感、右足の甲のあたり、そしてかかとのスレが気になっていましたが、RC903はそのきつさがほぼありません。
アキレス腱を包み込むようにかかとのフィット感も非常に良いです。
アッパーの柔らかさ、フィット感の良さは脚を引き上げる際に回転させやすくなります。
逆にソール側(底面)のフィット感はどちらも同じカスタムフィットインソールを使用しているので差はわかりません。

✓デメリット、気になるところは?
ではデメリットは無いのかというと不安な点はもちろんあります。
まず第一にそのアッパーの素材の柔らかさゆえ、RC902よりもアッパーがへたりやすいのではないか、というところは正直な感想です。
1年半使い込んだRC902は新品の頃と比べてみれば、要所要所はヘタれてきている感はありますが、はっきり言ってフィット感が損なわれたのか?というと実際にフィット感は損なわれているとは感じません。というのもRC903と比べても硬さは感じられますがさすがのフィット感、と感じたからです。

そして素材です。
良くも悪くも白のつや消しでRC902よりも柔軟で柔らかい素材は、汚れが付きやすく落としにくく、そして傷が付きやすいのではないかと思われます。

またデザイン的なお話では、RC902は少なくともつま先以外の全体がホワイトパールマジョーラパープル??のように光が当たると薄っすらと緑っぽく紫っぽく輝くような色合いでした。しかしRC903ではマジョーラ感(玉虫色感)は後方のみで、前方は普通のマット白です。
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実際にプロのレースにでも乗って写真に写った状態では、マジョーラ感はほぼわからないということもありますが、好みではしっかりと前方まであったほうがよいと思いました。
またこのマジョーラ感、光沢感は汚れが前方よりも付きにくそう、ということもあります。

▶まとめ
RC902をガッツリと使い込んだ脚でRC903は履いてみましたが、やはり903の正常進化をしっかりと感じることができました。
RC902を初めて履いたときに感じたゴツゴツ感というか当たる感じ多少なりともあったと記憶しておりますが、RC903ではそういったアッパーの硬さや一部が当たるような不快な印象はかなり減って、フィット感が良くなっていると感じました。
ということからも初めてRC902を履いた時の感想で、RC902はのんびりライドには硬すぎるかも、や、ジャストサイズじゃないとキツいかもしれない、という感想を自分で書いていました。しかしRC903であればアッパー側の柔らかさ、フィット感からかロングライドや低強度サイクリングでもOK?のようなイメージです。
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これらのことからもデザインや機能以外の面ではちょっと気になるところが無いわけではありませんが、これから色々と試してみようと思います。
ということで今回はShimano 新型RC9(SH-RC903)S-PHYRE と旧モデルを比較する、そんなお話でした。

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個人的には実売価格がそこまで変わらない今(むしろ902のほうが高い?)では、確実に正当進化版の903をおすすめ致します。
モデルの詳細はバイクラさんにお任せいたします。m(_ _)m






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