現在Zwift等の室内トレーニングが本当に充実しています。
それはサービス側の進化、というものもありますしハードウェア的なスマートトレーナー等の進化というもこともあると考えております。
そんなZwif等で室内トレーニングを、室内サイクリングを楽しむ上で重要になるのがスマートトレーナーです。ワタクシ自身もスマートトレーナーは1台目はNOZA、2台目はNOZA Vと乗り換え室内トレーニングを満喫しております。

現在のスマートトレーナーの構造は、従来のいわゆる固定ローラーよりもフレームに優しい設計になっているということです。
しかしです。実際にはフレームの破損や、破損とまではいかずともフレームに傷を付けてしまったというお話は少ないことではありません。これらの事故の多くは実際には乗車中の不具合ではなく、付け外しの際にやってしまうことが多いようです。
通常軽く自由に動くことのできるホイールの付け外しと、重く固定されたトレーナーの取り付けは少し違いがあるからということもあるようです。

ということで今回はそんなダイレクトドライブのスマートトレーナーの取り付け時の事故を防ぐためのポイント、そんなお話にしてみようと思います。

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①ギアの位置を適切な位置で取り付ける
ギアが適切で無い位置での付け外しは過負荷がかかり、リスクが上がります。
ギア位置を調整するのは、チェーンテンションが低いほうが取り付けやすい場合もあるからです。
基本はインナートップの状態をおすすめしている場合が多いのですが、個人的にはアウターでリアはトップや2,3枚目ぐらいがチェーンがまっすぐになり意外と付けやすいように思えます。
絶対にインナートップの状態でないとだめということではありませんが、フロントアウター、リアがロー側でチェーンテンションが高い状態はやめたほうが良い場合が多いです。
※アウターで取り付ける場合は、リアディレイラーのプーリーケージを下に押してあげるとチェーンがたるみ取り付けしやすくなります。

と言うのも強い負荷がかかった状態で無理にはめようとすると勢いよくハマったり、必要以上の力がかかりやすくなってしまいます。結果的にガッチャン!と正しくない部分があたってしまう場合があるからです。

また実際にはどの位置だと取り付けやすいか、と言うのもフレームの設計(チェーンステー長やハンガー寸法等)によっても変わる場合もあります。ですので実際にローラー台で使用するバイクやご自身に取り付けの癖、環境にあわせて最適な位置を探る、というのも事故を減らす一つの手段だと思われます。


②ハンドル・車体はできるだけまっすぐにして取り付ける
取り付けの際にはハンドルをまっすぐにします。
と言うのも最後にエンドをはめる際には、最後にエンドを少しだけ前に押し込みますので、車体が少しだけ前に進みます。(トレーナーではなく通常のリアホイールを取り付ける場合は反対にホイールを少しだけ後方に引く動作がある場合がありますが、トレーナーは固定されているためこの動作ができませんので少なからず車体を動かす必要があります。)

この際にまっすぐ落とし込むことでカタンとハマるわけですが、ハンドルが曲がっていると車体は斜めに前に出てしまうことになりエンドがまっすぐトレーナーにハマりません。
これがトレーナーに組み付ける際にスコッと入らない原因になる場合が多いです。
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またハンドルがまっすぐな状態でも、車体が傾くことでハンドルは勝手に曲がってしまう、と言うのは自転車の構造上正しい動きです。
ですので取り付けるときはハンドル真っ直ぐに、車体も最後までまっすぐ、左右均等にまっすぐはめることでエンド部が曲がって入ってしまうことを予防できます。

※ライザーブロック等フロントタイヤの下に入れる場合は取り付け時よりも、仮付けをした後に入れたほうが良い場合が多いです。

✓取り付けのコツ、ポイント
基本的に付け外しに必要以上に力は入りません。
もう少しだから、もうちょっと、、、エイッ!とはやらないほうが良いです。
正しい方向に入っていれば、それこそ車体の重さぐらいでもすこっと入っていきます。
うまく入らないということはどこかが引っかかっていたり、正しく噛み合っていない場合が多いです。
そんな状態で力任せに、無理やり入れないようにご注意ください。知恵の輪ではありませんが、コツです。
リアディレイラーが適切な位置にあるかどうか、これをしっかりと確認しつつ、チェーンとスプロケットと合わせる。そしてハンドルを確実に真っ直ぐな状態で車体を優しくまっすぐに下ろしていく、最後に必要があれば優しくまっすぐ少しだけ前方へ出す、ぐらいです。


③もしもの時のために、ぶつけやすいところは物理的に守る
これらのことを気をつけていても、どうしてもダイレクトドライブのトレーナーの取り付け時に傷がついてしまう、傷が付きやすい部分があります。
右側チェーンステー下部、エンド~15cmまでぐらいの範囲です。

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この部分に例えば表面保護テープとか、ステンレステープのようなものを貼り物理的にガードするということです。
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ただし構造的には分厚いものややズレやすいものは万が一外れたときに危険を伴う場合もあります。
CDJのCRACK SAVE フレームプロテクターなんかも専用で作れるので良いかもしれません。

▶まとめ
付け外しの回数が多ければ多いほどリスクが上がります。
頑丈なローラー専用機であれば多少の傷でも問題はない場合もあるかもしれませんが、それでも実走兼用機や傷をあまりつけたくない場合は、やはり対処をしておくことで不要な傷を防げます。

そして取り付けの際は、焦らず正しく正確に、なにか変だと思ったら無理をせずに確認をし、場合によってはやり直したりすることでもリスクを減らすことができます。
ということで今回はダイレクトドライブのスマートトレーナーの取り付け時の事故を防ぐためのポイント、そんなお話でした。


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