現在ローラー用機で使用しているペダルはPD-R550です。
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で実走で使っているのはPD-R9100、DURA-ACEグレードのペダルです。
このようにトップモデルと、下位グレードのモデルを双方使っているのですが、実際に差はあるとは思うのですがその差は、、、正直なところよくわかりませんでした。

しかしです。
先日NOZA Vとパイオニアのパワメでデュアルレコード取るために、左側のクランクをローラー台用機と交換しました。
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ペダルはめんどくさいので全然違う気もしないのでそのままでした。
つまり左側DURA-ACE、右側PD-R550で乗っていたということです。
こうなると比較がしやすく、違いに気が付きやすかったです。

しかしそれは単純に左右の差なのかもしれません。ということで今度は左右を入れ替え、右DURA-ACE、左PD-R550という組み合わせもやってみて、最終的には両側DURA-ACEも行いました。
その結果、見えてきたこととは?どんな違いを感じたのか?というのが今回のお話、室内トレーニングでも感じたDURA-ACEのペダルPD-R9100の差とは!?です。
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▶DURA-ACEペダルとR550で感じた違い
決して大きな違い、明確な差ではありませんが、そこにはたしかな違いを感じました。
ダンシングとかガシガシやってしまうとよくわからないのですが、むしろシッティングでそこまで高くないパワーで巡航している時、このときが一番わかりやすかったです。

まず一番の違い、差だとを感じたのはPD-R9100の踏み面の安定感です。
安定感というのはむしろ後付け的な表現で、イメージ的には横にも縦にも広い面で踏めている感覚、踏みやすい感覚、これを主に感じました。ペダリング時にふらつかずにしっかりと踏めるようなイメージです。剛性感?と言われればそのような感覚のように感じなくはありませんが、正直なところワタクシの言葉では剛性感ではなく、踏み面が広くふらつかずに安定しているイメージ、これが一番大きかったです。
またダイレクト感もあります。これはペダル軸の近くを踏んでいるような感覚です。がこちらも前述の感覚に比べると少ないものでした。

比較対象となったPD-R550ですが、こちらは単体のときに感じることはありませんが左右で比べてみると、9100よりも踏み面が狭く感じ、ペダリングが若干不安定な感覚がありました。
しかしです。
実際に2つのペダルを見て比べてみても踏み面に大きな差はありません。
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※左:PD-R550 右:PD-R9100

ではこの差をなぜ感じたのかということを、推測するためにもカタログや様々な資料をあさって見て考えてみようと思います。


▶スペックを見て推測する
まずはプロ用カタログのようなもののセールスマニュアルで詳細を見てみます。
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踏面の広さにそこまで大きな差はなさそうです。これは実際の製品をみても、カタログを見ても大きな差はなさそうです。

では何が今回感じたことにの差につながったのか?ということ、それでも感じたこの踏み面の広さと安定感は何かというと、、、おそらくこれです。
上の表の赤く囲った、”スタックハイト”の影響ではないかと考えられます。
※スタックハイト:ペダルの軸の芯から踏面までの距離
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もちろん物理的に軸までの距離が近いという、ダイレクト感もあるかと思いますが、これだけではないと思われます。
ということでスタックハイトの差がなぜこのような違いを生むことになったのか?ということをじっくりと考えてみようと思います。

▶低スタックハイトの利点①
おおきく分けて2つ、スタックハイトの低さは足(足首)の動きを小さくすること、軸を外しづらいということだと考えられます。
通常ペダルは常に地面と平行になっているイメージがありますが、実際にはそこまで単純なうごきではなく足首はいろいろな角度に動いています。

例えば踏み込む瞬間のペダルは地面と平行であっても引き足の際はかかとが若干上がったり、もちろん勾配の変化によっても足首部の角度等の影響でペダル自体の角度も少なからず変化が起きています。
ペダルの動きです。
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少々分かりづらいですが、足首の角度が変わる状態では、スタックハイト(踏み面から回転の芯までの距離)が高いほどペダル自体が大きく動くことになります。と言うのはペダルは軸部を中心に回転しているからです。(当然と言えば当然ですが、、、)
また常にペダルが平行であれば軸をまっすぐに捉えられますが、図のようにペダルの傾きに応じて芯からのズレが発生しやすくなるのもスタックハイトが高いほうが影響が大きいです。
よく聞くお話でかかとを下げない、というのもこの軸に対してまっすぐ力をかけたいのですが、かかとが落ちることによって軸の関係にズレが生じてしまうから、と言うことです。

つまり足首(ペダル)の角度が変わると芯からずれやすくなりますし、ペダルの動きも大きくなります。
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振り子のようなイメージです。
このようにスタックハイトは高いほうが振り子は大きくなりますし、逆に低いほうが振り子の動きは小さくなります。これが実際にはペダルの踏み面だけではなくクリート、シューズのソール、ソックスと実際の脚までの距離はもっと長くなりますので、影響もスタックハイトの数mmよりも大きな影響があると考えられます。

この動きの影響があり、足首の角度が変わった際にペダルの動きがどうしてもスタックハイトの差により大きくなる、結果的にスタックハイトが高く、振り子の動きが大きい方が回転軸の芯からずれやすくなります。

スタックハイトが低いほうが足首の角度変化によって起きるズレの小ささ、ペダルの回転軌道が小さく動きも小さくなるということ、これこそが低スタックのペダルで感じられる安定感や踏みやすさ等の要因になっているのではないかと思われます。


▶低スタックハイトの利点②
こう言ったことを考えると、剛性感の秘訣も考えられるような気がします。
よく聞くお話でDURA-ACEのペダルは硬い、ということです。

もちろんペダル自体の剛性もあると思いますし、低グレードのペダルとDURA-ACEのペダルの違いはベアリングの位置・構造の違いや、各種パーツの精度等の差もあると思います。
それに加えて今回感じたこのように動かした際の動き、ペダルの回転に応じて動きが小さくて済むこと、軸からのズレが最小限に抑えられることも、剛性感を感じる要因の一つになっているのではないかと思いました。
ですので足首の動きが安定しないような場合、スタックハイトの低いペダルは物理的に有利になることが考えられます。


▶逆に差を感じなかったところ
意外と思われるかもしれませんが、逆に差を感じなかったところはペダル軸の回転性能です。

はっきり言って実際に乗ってみて、差はわかりませんでした。
空転の良さは視覚的な有意差を生むかとは思いますが、耐久性や耐水性、防塵性を重要視しているほうがはるかユーザーフレンドリーだと思いました。

ひょっとしたら高負荷をかけたときに差が出るのかもしれません、それは構造的にみても2つのベアリング間の距離が広いという利点があるからです。しかしその差を体感できるかというと、、、今回の室内という状況下では体感は出来ませんでした。
これは実走でダンシング、バイクを振れる状況下でないとわからないと思いました。

とは言っても構造的なお話では実際にペダルのベアリングはプーリーのように全然違う構造をしている、という程の差ではないこともあるのかもしれません。
これらのことからも構造的に考えればダンシングや斜めの力に対しての効果はあるのかもしれませんが、今回の限定的な状況下のシッティングでそこまで大きなパワーではない場合には差を感じることはできなかった、ということです。


▶その他PD-R9100が優位なところ
スタックハイトやその他の違いもありますが、実際にワタクシ自身R9100のペダルを何万キロも使ってきた結果のお話です。

実際に比べてみてのお話ですが、耐久性は絶対にDURAのほうが高いと感じました。これは間違いないと思われます。
DUARのペダルって構造的にもかなり長く使えると思われますし、実際に使えています。

あとは付け外しの硬さ、これはPD-R550がまだそこまで酷使されていないということもあると思いますが、R550のほうが硬いです。酷使されている御長寿DURAペのほうがゆるいぐらいです。
実走で数万キロ使ってきているペダルと室内でぬくぬくと使用されているペダルを比べるのも酷なことかもしれません
おそらくですが、ベアリングだがだめになって寿命を迎えるよりも前に、ビンディング部(付け外し)がだめになって寿命を迎えると思われます。昔のペダルは爪等も交換ができたのですが、現行型は交換が出来ません。
このビンディング部、これも実際には105とかよりもDURA-ACEのほうが耐久性も高いです。105はグズグズになったものは意外と多く見ますが、DURA-ACEのほうがグズグズになりづらいイメージです。(もちろん限界等はありますが)

こう言ったところでもシマノは確実にグレードの差を付けてきている、と言うのはよくある話です。

また寄り道をして、もう一度最初の一覧を見てみます。
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550とR7000はスタックは同じ、ですが重量が45gも差があります。ではR7000とR8000はと言うと重量差はそこまで大きくありませんが、スタックが違います。そしてR9100は更にスタックが低くなります。またロードクリアランス(どこまで倒せるか、ペダルが地面に当たらないか)もグレードが上がるごとに数値は変わっていきます。
もちろんこれだけではなく、各所の構造だけではなく耐久性やパーツの構成、精度なども差があります。このようにシマノはうまいことグレードの差を付けている、ということです。

▶まとめ
このように体感して、その後よくよく調べ考えてみるとDURA-ACEは別格、と言われる要因がより深く理解をすることができました。

また今回は室内での固定されたバイクという限られた状況下で感じることができた差ですが、実際にこのような安定感や踏みやすさは、バイク自体の動きが大きな実走ではさらに大きな差になることも考えられます。特に斜めの力が加わるダンシング等の状況ではベアリング間の広さが優位になるということですが、室内ではそこまで大きくバイクを振れませんので、あくまでも限定的な使い方での差、ということになってしまいました。

最後になり繰り返しにはなりますが、ぜんぜん違うなんてことはありません。しかしその差は差は確実にあるとワタクシは感じることができました(一部以外(笑))
しかしその微妙な差を楽しむ、これがマニアックな趣味の世界で楽しいところなのではないかと考えております。

普段の練習は550でも全く不自由はしておりませんが、それこそFTPテストとかレースとか、少しでも頑張りたい時とかはDURA-ACEを使ったほうが良いと思うのも構造的なお話もそうですし、主観的な部分でもそうです。

ということで今回は、室内トレーニングでも感じたDURA-ACEペダルの差はというとやっぱりDURA-ACEはDURA-ACE、世界最高峰の素晴らしいペダルだった。そんなお話でした。

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新しいモデルも出なそうなので、買っておこうかと悩み中です。
そもそも室内でも使いたくなって。。。
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