Zwift内にはワークアウトメニューです。
ワークアウトとはようは様々なインターバルトレーニングのメニューのことです。
目的に合わせた様々なメニューの中からえらび、効率的なトレーニングを行うことが出来ます。

と、そのワークアウトですが、インターバルが正常にこなせると星がもらえます。
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逆に指定パワーが出ていないときは星をもらうことは出来ず、いわゆる取りこぼしをしてしまいます。

ではどうすれば星ゲットになるのか、ということなのですがこの星の判定、前回もちらっと書いたのですがどうすればもらえるのか判定基準がなぞなのです。
明らかに崩れた場合、指定のパワーで踏めなかった場合には星はもらえません。
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かと思えば多少”MORE POWER”(もっと踏めや~!)と煽られていても、星判定がつくときもあるのです。
ということで今回はZwiftのworkout(ワークアウト)を嗜む 星の判定基準とは!? そんなお話です。
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▶公式の見解の確認
まずは公式の見解を確認してみます。
Zwift gives you a gold star for each interval block you complete successfully. (Zwift は、インターバル ブロックを正常に完了するたびにゴールド スターを与えます。)
しかし少しぐらいパワー不足でも、もらえるのです。
公式ページには正確に明記がしていないのです。

公式からのヒントです。
・インターバルの最初の数秒間はカウントされない
・FTPの60%未満の回復ブロックは脚を動かしさえすればパワーに関係なく星はもらえる
・ワークアウトの目標が最大パワーやケイデンスの場合は星を取れないこともある
重要そうなのはこのぐらいです。

では実際に星をもらえた場合ともらえなかった場合の数値を見てみようと思います。
実際のデータではワタクシが残念ながら完遂とはならない強烈なワークアウトのデータで検証してみようと思います。
ワークアウト中のパワーはStrava上で確認するのがわかりやすいです。
sstmeds
このように手元でラップを切らずとも、インターバルごとにラップが切られていますので、各ラップのパワーを見れば一目瞭然です。
早速見てみます。

▶1つ目のデータ
地獄のZ-Racing Watopia Hilly Reverseです。
まずはこちら、星半分が2個、星無しが1個のデータです。
星半分、と言うのもあるようです。
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時間 指定パワー 実際のパワー 星判定 達成率
20sec 170W 160W 94%
120sec 330W 290W 半分 88%
60sec 170W 167W 98%
120sec 280W 261W 93%
60sec 315W 296W 94%
10sec 345W 337W 98%
10sec 205W 206W 100%
10sec 345W 367W 106%
10sec 205W 184W 90%
10sec 345W 345W 100%
10sec 205W 190W 93%
10sec 345W 336W 97%
10sec 205W 206W 100%
30sec 375W 339W 90%
30sec 170W 166W 98%
120sec 280W 260W 93%
30sec 375W 356W 95%
30sec 170W 176W 104%
60sec 280W 263W 94%
90sec 405W 322W なし 80%
20sec 170W 152W 89%
90sec 360W 313W 半分 87%
60sec 170W 167W 98%
60sec 315W 289W 92%
20sec 625W 504W 81%
240sec 170W 161W 95%

データにするとわかりやすく、星に陰りが見え始めるのは80%台です。
80%台後半で星半分、80%台前半で星なしと判定されています。
90%は星判定です。
ということからも90%付近にボーダーラインがあると考えられます。

例外が2つあり最後の高強度の部分、89%で星判定があり、これは後述致します。


▶2つ目のデータ
こちらは星を1つ取り逃しました。
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時間 指定パワー 実際のパワー 星判定 達成率
20sec 170W 155W 91%
120sec 330W 309W 94%
60sec 170W 196W 115%
120sec 280W 269W 96%
60sec 315W 304W 97%
10sec 345W 366W 106%
10sec 205W 220W 107%
10sec 345W 353W 102%
10sec 205W 227W 111%
10sec 345W 343W 99%
10sec 205W 203W 99%
10sec 345W 352W 102%
10sec 205W 228W 111%
30sec 375W 357W 95%
30sec 170W 169W 99%
120sec 280W 267W 95%
30sec 375W 362W 97%
30sec 170W 180W 106%
60sec 280W 367W 131%
90sec 405W 335W なし 83%
20sec 170W 159W 94%
90sec 360W 341W 95%
60sec 170W 163W 96%
60sec 315W 397W 126%
20sec 625W 602W 96%
240sec 170W 164W 96%
やはり83%では星半分ももらえずに、取り逃しています。

サンプル数が足りない感は否めませんがこの2つのデータを見てみると、なんとなく見えてきます。

ここまでで推測できる数値です。
✓90%以上で星認定
✓85~89%が星半分
✓84%以下で星なし


▶例外判定
単純にこれだけではないようで、例外判定が何箇所かあります。
①短時間高強度
1つ目のデータの最後の短時間高強度の部分に、81%で星判定がありました。
こちらに関しても通常であれば星なしのはずなのですが、例外が適用されているようです。
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こちらはラップのパワーデータです。
おそらくこれを見る限り短時間高強度ラップに関しては、パワー値を短い時間でも出せていれば星判定、となる可能性が考えられます。
というのもこれはインターバルの最初の数秒間は判定外となる、という公式のアナウンスにもとづいている可能性があります。

②L1ゾーンのリカバリーラップ
これは公式のアナウンスからあるように、FTPの60%未満、つまりL1領域は動いていれば90%を下回っていても★判定が出るようです。

③明らかに踏めなくなった
また別のイレギュラーもありました。
90sec 405W 369W 半分 91%

91%にも関わらず星半分判定です。
ラップ内の詳細を見てみます。
image2030
途中で明らかに踏めなくなっています。
このように明らかにドボンしているような、パワー変動が大きいい場合は、平均でみて90%以上のパワーが出ていても判定を落とされるのかもしれません。



▶まとめ
このように数値を並べてみると、星の判定基準を推測することが出来ました。
大きく崩れることなく最低でも90%までを保てていれば星進呈の可能性が高いかと思われます。しかしこの90%ってかなり優しい感じもしなくはありません。1割減って300Wが270Wになったらかなり楽になると思うのですが、、、TrainerRoadなんかの判定はもっとかなり厳しかったような気がします。

ともあれパワーパワーデータは嘘を付きません。
Stravaで辛いところを細かく分析するもよしですし、単純に指定パワーを守っているのであればZwiftのストレスポイントとTSSを比べてもある程度は踏めているか否かがわかると思います。よほど変なことをしていなければ通常ストレスポイントとTSSはほぼ同じになるはずです。

ということで今回はZwiftのworkout(ワークアウト)を嗜む 星の判定基準とは!? そんなお話でした。

※ERGモードは除きます。



公式のアナウンスです。

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