※ページ下部に追記をさせていただきました。まずはRC903に変えてみての感想でしたので、今度は逆にRC903から更にRC902に戻して感じたこと、という部分を更新し追記させていただきました。m(_ _)m
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昨年の11月に購入して以来、初期的なインプレ等で記事を作成させていただきました。
しかしその頃はすっかりと引きこもりになってしまっていたということもあり、おニューのシューズで室内でびしょびしょになるような使い方というのも少々気が引けてしまい、旧RC902を使用しておりました。
その間、旧RC902でクリートの位置をいじってたりしたことも更に拍車をかけることになってしまい、本格的なデビューをすることなくすっかり忘れられた存在のように。。。

そんなこんなで使う機会を完全に失っていたわけですが、もうそろそろ本格的にシーズンIN!ということで重い腰を上げました。
ということで新たにSHIMANOのカスタムフィットインソールも熱成形で作り、本格的に使い始めました。というのが今回のお話です。

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なお今回のRC903は約5ヶ月前にも記事を作成させていただきましたが前回感じたことを、すっかり忘れているということもあり、その当時の記事はあえて見ないようにした上で今回の記事を作成させていただきました。
そして前回と今回でどのように感じたのか?感じ方に差はあったのか?自分自身でも答え合わせではありませんが、そんなことも見てみたいと思います。

また前回の記事作成時はインソールをRC902で成形した少々使い込んだ(ヘタれた)インソールでした。基本的にインソールはかなりへたります。
ですので、このRC903デビューに合わせて新品のインソールを入手いたしました。
RC903とバッチリと成形したSHIMANOのカスタムフィットインソールを使いどう感じたのか?ということです。


▶カスタムフィットインソールのDIY熱成形
まずは何はともあれカスタムフィットインソールの熱成形です。
基本的にインソイールは消耗品で、使っているとヘタります。しかしそのヘタリがある程度馴染みを生む場合もありますので好みの差はでるところかとは思います。
使い込んだものと新品を比べてみて、どっちが好きかで判断できます。
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安定のシマノのカスタムフィットインソールです。
もうかれこれ3足目ですが、やはりかなり気に入っています。

前回と前々回は在庫の都合上シューズは42なのですが、41.5までのサイズで使用していました。それでも全然寸足らずと言う感じはありませんでしたが、今回はビシッと42サイス(42~43.5)で用意いたしました。

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カスタムフィットインソールは熱成形をしなくても使えるとのことですが、熱成形前はかなりのっぺりとしているイメージです。
本当は専用のオーブン、専用のフットベットを使用して作るということなのですが、色々とフットベット的なものを作成することも含め足掛け3日間検討した結果、結局今回も例のごとく突っ込み式で作成することのに致しました。

で今回はサイズの問題があります。
基本的に43.5まで使用できるので、42サイズだと少々大きいのです。
本来のマニュアル通りの作り方の場合は、足形をとってからカット、と言う流れなのですが今回のシューズイン成形の場合は大きいままだと多分難しいです。
ですので事前にカットをしてから成形することにしました。

正しい作り方には成形後、シューズに付属してくるインソールに合わせてカット、とのことです。
ですのでこのようにして、今まで使用してたカスタムフィットインソールとカット目安となるインソールの双方を合わせてカットいたしました。
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42サイズのシューズ付属のインソールは41.5サイズのカスタムフィットインソールよりも若干長いです。しかし41.5の本来よりも小さいサイズのカスタムフィットインソールのほうが横幅が大きいいのです。フィット感の秘訣かもしれません。

2枚のインソールで仕上がり具合を想像しつつ、少しだけ大きめにカットしました。
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続いて非公式の方法で熱成形をします。

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いつものソックスを履いて、シューズのBOAを緩めておいて準備完了です。

普通のオーブンです(笑)
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本当は100℃1:30なのですが、前回前々回と若干足りない気もしたので110℃で2分、直火です。
取り出します。

・・・はい、やりすぎでした(笑)
かなりぷよぷよになり、黄色のアーチパッドも少し溶け気味・・・
100℃、1:30は守ったほうが良さそうです。

とてもホットになったインソールを素早くシューズに滑り込ませ、内部でのインソールの位置を確認します。その後インソールがずれないように脚を滑り込ませBOAを締めしばしのまま待ちます(2分~)
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公式では2分なのですが、シューズ内にインソールを入れていますので、熱の逃げが悪いと思われますので少し長めに待ちました。
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冷めて固まったらアーチパッドをハイへ交換し、趾パッドを取付完成です。
成形後はやはり足の指の形までくぼみが出来、それでもくぼみすぎないぐらいのちょうどよいぐらいの感じです。
やはりこのフィット感と安定感、ものすごく良さげです。

▶RC903で実走した
5ヶ月ぶりにメモリを頼りにざっくりとクリートの位置を合わせ、実走へ行きました。
まだクリートの位置の調整は完璧ではないということ、また未だ実走の感覚を完全に取り戻したというところまでは至っておりませんが、今できるなりにしっかりと走ってきた感想です。(※ライド記録はページ下部にございますm(_ _)m)

①カスタムフィットインソール
走り出す前からよくわかります。
当然と言えば当然ですが今まで使用していたインソールはやはりヘタっていた、ということです。
成形後まだ落ちついていないということもあるかと思いますが、インソール自体に少々柔らかくクッション性もあります。
薄かったり、硬いインソールはダイレクト感は非常によいのですが、やはり長い時間となると疲れやすく感じてしまいます。完全に好みの問題だとは思いますが、ある程度の厚みがありクッション性があるので、荒れた路面でも足の負担が少なく、疲労がし辛いように感じます。

では続いてRC903とカスタムフィットインソールではどうなのか?ということです。

②フィット感

まず一番最初に感じたのは、フィット感がものすごく良いです。
これはインソールのおかげもあるかもしれませんが、毎日のように履き慣れ親しんだRC902からパッとRC903を履いても全然違和感が無いのです。新品の靴の硬さ、慣れていない感覚がなく極めて普通でした。
その普通っぷりはシューズを替えたのを忘れてしまうぐらいに、違和感なく履けたのはフィット感の高さからなのではないかと思いました。

③硬さ
RC902を初めて使ったときの硬さ、これはソールの硬さもそうですし、アッパーの硬さ、そして靴自体の硬さですが、RC903の場合はそれをほとんど感じることがありませんでした。
と言うのもソール剛性自体はRC902と同じなのですが、アッパー側の設計と素材が変わっているようでアッパー側の硬さがかなりマイルドになっています。
またRC902の履き始めに感じたかかとであったり、脚の一部が気にある感じがありましたが、RC903の場合は気になるところがありませんでした。
以下の記事にてRC902で気になった部分が記載してありました。


④かかとのホールド感
かかとのホールド感は更に上がっていると感じました。
これはもう何万キロも使ってきたRC902と比べるのは酷なことかもしれませんが、それでもRC902も大きくヘタっていることはないと思いました。
それでもかかとにつく滑り止め、ワタクシの場合はあの滑り止めは靴擦れのモトになっていました。ですのであれがなくなって更にかかとをすっぽりと包み込むような構造に進化したのは嬉しいところです。

⑤つま先部
指先のほうがある程度高さに余裕があるようで、指は意外と遊びが作れます。あまりにもきつすぎると指先が痺れやすくなるので、絶妙なつま先の遊びです。この高さというか空間設計?によりかなりきつく締めても痺れづらいのが良いです。
BOAをぎっちぎちに締めると、RC902よりもかなりきつく締められます。
RC902でアッパーがよってしまうほど締めていた場合などは、RC903のほうがもきつく締まりつつもよりづらい印象があります。

総合的に見て、間違いなく正当な進化していると感じることが出来ました。

▶まとめ
ざっくりとまとめてみます。
・ホールド感は大きく変わった訳では無いが、確実に上がっている。
・RC902で足の一部等に痛みを感じることがある場合は改善できるかもしれない。
・個人的にはカスタムフィットインソールも一緒に購入したほうが更に良くなると感じた

というところまで書いて、昨年11月の自分で書いたRC903の購入時のインプレとくらべてみたところ、やはりほぼ同じことを感じていたようです。

そしてその時に書いていたことですが、
初めてRC902を履いた時の感想で、RC902はのんびりライドには硬すぎるかも、や、ジャストサイズじゃないとキツいかもしれない、という感想を自分で書いていました。しかしRC903であればアッパー側の柔らかさ、フィット感からかロングライドや低強度サイクリングでもOK?のようなイメージです。
これは誠に恐縮ではございますが我ながら、良い表現がかけていたと思いました。

実際に乗ってみて、その差をしっかりと感じるほど全然違うのかというと、正直なところ全然違くはありませんが、確実に進化をしていると感じることができました。

はっきり言ってRC902でなにも不満がなければ買い替えるほどでも無いかとは思います。しかし例えばRC902でちょっと硬くて脚のどこどこが当たる等のもう一歩的な感じな部分があったり、またシューズはインソールも含めて消耗品ですので、ヘタってきたりした時にはRC903へと買い替えることでさらなる進化を感じることができると思いました。

ということで今回はインソールも新調し、改めてRC903を本格的に使い始めた話、やはり正当な進化をしっかりと感じることができた。そんなお話でした。
※以下追記分となります。

ということで新型RC9本格的な運用を始めたわけですが、RC903をしっかりと使ってみた上で、更にRC902に戻したらどう感じるのか?ということもやってみました。実はこのように新しいものに変えたときだけではなく、逆に戻したときに気がつくことも意外と多いというのはシューズだけではなく、様々のものでもよくあること、なれてしまうと良さを忘れがち、というのは経験上のお話です。

そして今回RC902に戻してみたところ、その結果は予想以上でした。
まず最初に感じたこととしては、ものすごく履きやすいということでした。RC903のほうが履きづらく、下手したらシューズに足を入れるときにソックスがよってしまったりしてしまうのです。
しかしです。逆にスッと足を入れていつものように902のBOAを締めると、今までは感じていなかったはずのホールド感が非常に低く感じてしまいました。

RC902の新品の状態では、包み込まれる感じは強いが一部で硬さや足への当たりを感じた、ということはRC902の最初のインプレで記載をさせていただきました。
それを使い込み、いい感じに?それともかなりヘタれてしまったのかはもはや不明ですが、ある意味慣れ親しんだシューズ、逆に言えばかなり使い込んでヘタれているRC902と新品を純粋に比べるのも少々酷なことかもしれません。
それを踏まえた上でもRC902を履いてみて、使ってみると違和感がありました。改めてわかる903の包み込まれるようなフィット感、これは本当にすごいと思います。
踏んでいるときに感じる差よりも、回したり引き足の際に特によく分かることでアッパー素材?柔らかさ?設計、何が良いのかはわかりませんがとにかくフィット感がものすごく良く感じます。

その違いを明確にするためにこんな事もしてみました。
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※右:RC903  左:RC902です。

そして上の画像のように、ソックスも変え試してみました。
RC902を使用しているときは専用のS-PHYREのソックス、足の甲側にクッションがついていたりする専用モデルを用いることでジャストフィット、かかとやその他の部分の当たり等も許容範囲にできていました。専用のソックスは専用設計のクッション性や設計を持ち、シューズとの微妙な隙間や当たる部分をうまくソックスでカバーしている(悪い言い方をしてしまうとごまかせていた)ようなイメージです。RC902を使っているときはもう専用ソックス以外ないかな、ぐらいの相性だと感じていたので常にソックスの買い置きを用意していたぐらいです。

ではRC903の場合は、ということですが結果的にはやはり、R×Lやフットマックス、その他のソックスでも問題なくフィットがよく履けるのです。
これはやはりアッパー素材、そして設計がものすごく良くなっているからこその、フィット感なのではないかと感じました。

この感じを味わってしまうと、たとえローラー台だとしても、Z2や低い強度であればそこまで気にならないかもしれませんが、それこそギリギリのインターバルトレーニングの際などはやはりフィット感の良いシューズを使いたくなってしまいます。
これで耐久性もRC902と変わらないぐらいあれば、最高ですがそれはもっと使い込まないと不明です。そして唯一の難点は汚れが目立ちすぎる色、、、ということぐらいかと思います。

今ならAmazon アウトレットで27,359円!一点限り!27?
現在の実売は902とほぼ同様ですので903を選ばない理由はないと思われます↓↓↓
昨年11月の初期インプレの記事はこちらからどうぞ↓↓↓




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臨時店休のお知らせ
恐縮ながら明日3月29日(水)~3月30日(木)は臨時店休とさせていただきます。
お電話メールの返信は店休明けの31日以降順次行わせていただきます。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
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