普通に胃腸炎をこじらせておりました。


強い腹痛や下しがひどく満足に食べられないような日々を過ごしことで、体重は2kgぐらい落ちました。要は不健康な減量をすることになってしまったわけです。
しかしです。なってしまったものは仕方がない!ということで気持ちを切り替え、今できることをやる!これしかありません。ということで体感してまいりました。

超ポジティブシンキングで考えます。
体重が2kgも落ちればパワーウエイトレシオは一気に上がります。ちなみに61kgでFTP300WだとするとPWRは4.92kg/wで、同パワーの場合は59kgだと5.08kg/wです。この差はかなり大きいと思われます。
しかし逆にパワーはというと、一緒にトイレに流れてしまったような気がしないこともありません。ですので全く同じパワーということはなく、おそらくパワーを落ちたと思います。しかしパワーがFTPで10W落ちたとしてもPWRにすれば同じはずです。10W以上なんて余裕で落ちてる気がしますが。。。

ということで今回は不健康な減量による影響を体感してみた結果どう感じたのか?そんなお話です。

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▶純粋な上りは軽さを感じる
純粋な上りといっても、勾配がある程度ついたしっかりとした上り区間です。
勾配では6%前後ぐらいから10%超えです。
この純粋な上り区間は、はっきり言って間違いなく”軽い”です。
パワー自体はあまり出すことができませんでしたが、それでもするする上っていくようなイメージです。
いつもの感覚と比べて、踏んでいる感覚以上に進んで行くように感じました。

2kgの減量ともなれば、ものすごく単純に考えて2lのペットボトルです。もしくはエリートのフライのロングボトル(950ml×2本)を抱えて、もしくは背負って上るのか、おろして上るのかぐらいの差です。
それは軽くないわけはないと感じました。

しかしです。
肝心なところは軽く上れる、というのと速く上れる。これは必ずしもイコールではありません。というのも速く走るためにはパワーが。。。ということです。


▶勾配のゆるい上りは?
では勾配がきつくない上り、勾配は2~3%ぐらいではどうだったのかというと、、、遅いのです。
勾配がきついところは軽さを感じることができたのですが、逆に緩斜面では軽さを感じることはありませんでした。
軽さよりもむしろ、重さを感じ遅いと感じました。
やはりパワー不足、パワーの低下の影響が大きいのではないかと思いました。

もっとこう、勾配のきつい上りのようにパワーは出ないけどスルスル上っていけると思ったのですが、予想に反してスルスル感はなく、普通に辛かったです。


▶平地は?
平地でもやはりどうにもこうにもパワー不足です。
速くなったという印象は一切なく、パワーが出ない。遅い。辛い。。。というなんとも残念なお話です。
しかし実際には絶対的なパワーは落ちているとはいえ、前に進めることはできます。これは実走ならではお話だと思うのですが、100% パワー=速度ということではない、ということはやはりあるように再度感じました。もうとにかく効率効率と考え、出ないなりに前に進める方法を模索しつつ走りました。

全くもって個人的な主観ですが、このパワーと速度の不思議な関係は勾配がゆるいほうがよく感じ、逆に勾配がきつくなってくると少なくなってくる印象です。
まだまだこの辺はワタクシ自身よくわかっていませので、要研究課題です。


▶結論
当然と言えば当然ですし、やはりと言えばやはりですが、不健康な減量は百害あって一利なし!という結論でした。
というのも理由は簡単でパワーが出ないです。

しかしです。
面白いのは瞬発的な最大パワーです。
これは実際にZwiftで測ってみたところ何故かはわかりませんが、しんどいのですがほぼ変わらず出すことはできました。
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ただし一発のパワーはでるのですが、回復が遅くきつく感じましたし、少しでも時間が長くなったり、それこそインターバル本数を増やしたりすることはできませんでした。

パワーもしかり筋肉の持久力、筋肉の粘りであったり乳酸耐性?こういったものは完全に落ちていると感じました。
つまり総合的に考えて、不健康な痩せ方、減量はいくらパワーウエイトレシオが上がったとしても(←PWRもおそらく落ちていそう。。。)、おそらくFTPのように実際に走るときに使うような実用的なパワーは下がっている可能性が高い、ということです。

今回は極端な例ではありますが、やはり減量のポイントはパワーを落とさずに減量することで、無理に減量・ダイエットをしても速く走れるのかというとかなり厳しいと思われます。

ということで今回は不健康な減量による影響を体感してみた結果どう感じたのか?ということですが、体重が軽くなったことで上りはスルスル上れるような感覚はあったが、実際にはパワーも落ちを確実に感じた。その傾向は特に緩勾配や平地でとくに痛感した。不健康な減量はPWRは上がったどころか、むしろおちた感がありますし、結果的に速く走れることはなかった。という当然と言えば当然のお話でした。
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