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先日ふと気がつくと、、、
完全にタイヤ終わってました\(^o^)/オワタ

ちなみに最近のタイヤは親切設計で、スリップサインというものがあります。
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タイヤサイドの△T.W.I(Tread(もしくはTire) Wear Indicator:トレッドワイヤーインジケーター)と記載がある場所の、トレッド面(地面の接地面)にあります。
なぜサイドウォールにこの”△T.W.I”というマークが有るかというと、摩耗しきってしまうとどこにあるかわからなくなってしまうからだと思われます。

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左側の新品と比べると一目瞭然です。
右側の摩耗が進んだ状態ではなんとか確認できるぐらいで、傷と間違えるぐらいの状態です。
このタイヤはIRCのS-Lightですが、パナレーサーのAGILESTも同様にスリップサインがあります。

普通車等のタイヤは摩耗が進み1.6mmでスリップサインが出てきたら使用禁止、ということのようですがロードバイクのスリップサインとはある意味逆のようなものでで、ロードバイクのタイヤの場合はこのサインが見えなくなることで交換時期を教えてくれる、というものです。
しかしロードバイクのタイヤの場合はこれ以外にも傷が増えてきたとか、摩耗が進めばグリップも悪くなりますし、乗り心地も悪くなってくるのでスリップサインだけで判断はできないこともあります。

でもう交換時期はとっくにきていたので次のタイヤです。
ワタクシがタイヤをケチらないようにしているのもなにかがあった時、その瞬間、少々オーバーな書き方ではありますが生死を分けるのはタイヤの性能という場合があるからです。あの時もしも良いタイヤだったら転ばなかった、止まれた、ぶつからなかった、と後悔したくないからです、

次のタイヤは悩みました。
こちらです。
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次にAGILESTを使うのであれば絶対に28c、フロントも28を使用してみたいと考えていました。
(現在まではフロントは25cを使用。)
リアはもうAGILESTを使用し始めてからずっと28cで今後も28cで、と考えています。
しかしです。
1ヶ月と少しで富士ヒルを控えています。
おそらくもう少ししたら試走にもなどか行くと思われます。ともなると少しでもタイムが出やすいほうが良い、しかし絶対的な乗り心地や28cの安心感も、、、と。

そんなときはとりあえず、
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そもそもAGILESTの28cが軽すぎるのです。。。
がS-Lightは220gです。(ー'`ー;)ムムム…こちらも軽いです。

ちなみにCanyonの完成車のスペックです。
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Canyonはリアは28c、フロントは25cです。
おそらくですがリム幅を考えもっとも空力的に優れているのは25cではないと思われます。
車体前側には空力的に有利な25c、リアは乗り心地やグリップを考え28cをということなのではないかと思われます。

昨今では太いタイヤのブームのようなものが世の流れとしてありますが、ワタクシ自身も28cの乗り心地の良さからくる疲れにくさや安定感は体感済みです。
長い距離やタイムをそこまで重視しないサイクリング等であればもちろんのことですが迷う余地すらありません。
しかしレースでタイムを出したい、ということであればやはり早く走る機材としての28cは、、、特にロードレースのようにブレーキングやコーナーリングでの安定感やグリップ力を稼ぐ必要がそこまで大きくないヒルクライムレースともなれば、、、ということです。

某S車のフラッグシップモデルも完成車アッセンブルは26c、T社や自社タイヤをアッセンブルするG社も軽量モデルだけではなく、エアロロードモデルも同じく25cを採用しています。(これは完成車重量記載等の事情もあるのかもしれませんが、、、)

というような事情を考慮して、今回はまだ25cを継続して使うことにいたしました。
富士ヒルが終わったら28cを試します。

一度も転ぶことなくお世話になりました、と気持ちを持って交換です。
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TLRタイヤの交換のときはコアの状態をよく確認しておくと良いと思います。
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つまり気味であれば100円ぐらいですので交換したほうが良いです。
というのもバルブコアは使用してく上で調子が良くなることはなく、どんどん詰まってくるものです。むしろ毎回交換しても良いぐらいです。

バルブコアの具合の悪さは、コアを外してシーラントを入れる行為、これ自体が主につまりを引き起こすわけではないと考えております。
では何が悪いのかというとフレンチバルブならではですが日常的に空気を足すときに、コアの先端をプシュッとすると思います。このときにシーラントが少しでも出づらいように、できるだけタイヤの中でシーラントが落ち着いた状態でちょうどよい角度で行うこと、これを気をつけるだけで全然コアが良い状態が長続きます。

1ヶ月半使用したSILCAのシーラントです。
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SILCAのシーラントは-12℃まで使用可能ということです。
しかし-12℃の日は外を走らない気も・・・(笑)
このSILCAかなり良い気がしております。
シーラントの良し悪しはメーカーの謳い文句よりも、大切なのは経験で経験する他良し悪しの判断をする方法はありませんので、積極的に様々なものを試しております。少なくとも当店ブログ内にて良い、と書いてある製品は自身を持っておすすめできるものです。

内部に残ったシーラントを排出したあとはこんな感じです。
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外を走る頻度は昨年よりもだいぶ減っていますが、それでもひどくこびりつたり、ダマはできないようです。
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タイヤを外したあとはどうしてもこうなります。

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リムの内側もひどいこびりつきはまだなさそうです。

リムの掃除です。
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掃除がどのていど楽か、少なからず残る固まったシーラントの除去の手間がかかりすぎるものは使い勝手が良いとは言いづらいです。
かなり簡単にきれいになります。これもプラスのポイントです。

それにしてもHYPERが良いのか、タイヤが良いのかは不明ですがHLになる前のS-LIGHTは取り付けも簡単ですし非常に良かったです。むしろHL発売後も非HLのS-Light販売を続けてほしかったです。(非フックレス使用者のボヤキです(笑))
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ちなみにこちらS-LightのHL 25cです。

やはり今回もSILCAで組みました。
シーラントはバルブからは入れずに、タイヤに流し込みます。
その方がしっかりとシーラント内部の固形物が入ってくれる気がするからです。
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S-LightとHYPERの組み合わせの相性は非常によく、ビードも上がりやすい場合が多いです。
パパンとビードが上がるのですが、あの音は精神衛生上あまり良いものではありません。
とは言ってもあの程度でなにか不具合が起きるホイールなんぞ怖くて乗れません、と自分に言い聞かせます。

で、、、シーラントの蓋をキュッと締めました。
( д) ゚ ゚アボーン
中身(シーラント自体)は非常に良いのですが、蓋!(笑)

気を取り直して、完成です。
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なのですが、S-Lightは最初の一晩は空気が結構抜ける場合があります。
初日にエア抜けを防止するためには横向きに置いておく等があるのですが、横向きは場所をとるのでめんどくさいのです(笑)次の日走行前に空気を入れて走りだせば問題がありません。

使い終わったタイヤを見てみます。
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フロントのみで使用して、パッチ修理は一箇所のみで寿命を全うできました。
発売当初はパンクが多かった気がするのですが、何かが変わったのでしょうか。タイヤ業界のパンドラの箱的なことがあるのかもしれませんが、謎です。

SILCAのシーラントはペリペリ剥がしやすいのも良いところです。

やはり新品のタイヤはいいものです。
特にS-Lightはフロントにもってこいなのです。

タイヤは新品を組んで、馴染みが出た頃が一番良いというのももう有名なお話です。
ということで今回はフロントタイヤが交換時期だったのでタイヤ交換をしながら雑記デス、そんなお話でした。


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