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CarsonといえばきつすぎないSSTです。


前回のお話はこちらからどうぞ。


前回出てきたCarsonですが、実はすごいかもしれないのです。というのが今回のお話です。

最近のトレーニング理論的なお話ってまだまだ発展途上のような気がします。
例えば筋肥大には高強度低回数ということが15年?ぐらい前は言われていた気がしますが、最近では低負荷でも回数を多くし総量を高めることで、高強度と同様の負荷を得られるというお話もあるようです。
また別の研究では、追い込んだ場合と追い込まずに終えた場合(適正負荷に抑えた場合)の筋肥大、そして筋力向上には追い込まずに終えたほうが良いという結果もあるようです。
何が正しいのかはわかりませんがm(_ _)m


しかしワタクシ自身はスポ根世代よりは若干後のほうといえば後ではありますが、それでもきつくないのに強くなるなんて、トレーニングは追い込んでなんぼ!きついことをしてなんぼ!つらい思いをして強くなる!的な考え方が根底に無いわけではありません。

しかしです。
先日に少しだけつぶやいたのは以下の内容です。
もう少し詳しく掘り下げてみます。
似たような強度、負荷のSST(Short)とCarsonというワークアウトメニューの結果です。
双方の結果をGarminさん的に比べてみると、SSTでは無酸素域の刺激は一切なしですが、Carsonの場合は無酸素への刺激もある、という結果でした。

というのも結果を細かく見てみてみるとわかります。
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SS強度はZ3の上の方から、Z4の下の方(84~97%)です。
SST(Short)はZ3+Z4で41分ちょっとで、Carsonは39分ちょっとです。
SSの時間で見るとSST(Short)のほうが長いです。これはおそらくCarsonのほうがZ4が多いということでSSTよりも高い強度(SST強度を超えている)で踏んでいる時間が長い、からではないかと思われます。

なぜかといえばものすごく単純なお話で、Carsonは休息が入るので主観的にも踏める感じのする、つまりCarsonのほうが若干強度を高く保てているから、ということです。
結果的にGarminさん的な判断では、たとえZ3+Z4の時間が長いSST(Short)よりもCarsonのほうが体へ刺激が入っている、という判断が下ったのではないかと考えられます。

単純に負荷時間を数値化した結果、ということもあるとは思います。



ここで少しお話を置いておいて、、、
少し高い強度のインターバルのお話を考えてみようと思います。
これはつい最近のお話ではありますが、Micro-burst(マイクロバースト)というインターバルメニューをよく見るようになりました。
これが何かというと、タバタ式的なメニューで細かくオンオフを繰り返すようなメニューです。
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例えばですが、こちらです。
15秒オン+15秒オフを8回1セット(もう少しおまけが付きますが(笑))です。

Vo2max刺激には有名なGorby:ゴルビー(110%5分+5分レストを5セット)という地獄のようなメニューがあります。ワタクシが最も苦手とするVo2max領域のインターバルで、絶対に完遂できないと言い切れる極悪なメニューです。ほんとVo2MAX弱いんです。110%5minとかムリゲ orz… 
そんなゴルビーよりも効果がでやすいとか。。。

以下のBoriko様のページに詳細がございます。


その効果はVo2maxのショートインターバルだけではなく、乳酸閾値、40分間走、5分走に至ってもショートインターバルのほうが高かったということです。
最も驚いたのが5分走であったとしても、5分走をメインで行うゴルビーよりも、ショートインターバルのほうが効果が高かった、ということです。つまりです。5分間踏み続けること繰り返す練習よりも、5分間も踏み続けなくとも効果が高い方法がある、ということです。(きつさ(主観的強度)は別として。。。)


例えばインターバルの基本的なことですが、休息を短くして目的の強度まで上げられないのであれば、休憩をしっかり取ってでも目的の強度まで出す、ということが大切という話もあるようです。キツければよい、ということではないのかもしれません。

ということは、、、です。
たとえ休息の多く入るCarsonであっても、SST(Short)よりも主観的にはまだ良い気がするCarsonであっても、、、
ひょっとしたら、ひょっとしたら少しでも高い強度や適切な強度を保っておこのなうことで結果がひょっとしてしまうことがあるのかも。。。しれません。
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ワタクシの個人的なイメージのお話ですが、例えば富士ヒルを70分で走る練習をするには、70分間走を行うことはなによりも近道なイメージがあります。しかし強度は違えどももう少し高い強度で練習をすることで、毎回70分間踏み抜かかなくとも結果を出すことができるのではないか?ということも考えられなくはありません。
(とは言っても正直疑心暗鬼な面も拭いきれませぬ。。。(ー'`ー;)ムムム…)

そういうワタクシ自身も環境的な問題で、そもそも富士ヒルのように1時間以上のヒルクライムの練習はローラー台でもない限りはできません。
65分台を出した一昨年は15分前後の鹿野山を上りまくってました(笑)


ともあれ たとえ富士ヒルであったとしても、富士ヒルは一人でタイムアタック、完全個人でアタック!ということ以外であればSSTだけではダメだとは思います。
なぜかというと富士ヒルの特徴的な走り方ですが、意外と知らぬ人と走ることもあり、知らず知らずのうちにインターバルがかかる場合もあります。もちろん実走ともなればローラー台のように、ずっと一定で踏めるかというとその限りではない場合もあります。そういったときにインターバル耐性も必要になりますので、Vo2MAX以上の強度の練習も絶対に必要だと考えております。

また苦手な練習をすることは成長につながる可能性を秘めている、と言うのはよくチェーンで例えられることです。チェーンの強さは弱いところで決まる、ということです。

そんなこんなで答えは何処へ~ではありますが、こればかりはやってみないと不明なのでしばしやってみようと思います。
ということで今回はSSTについて調べてみたら、Carsonの可能性が広がったかもしれない話、そんなお話でした。

今年はオキシドライブ↓↓↓を試してみようと思います(`・ω・´)ゞ



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