ワタクシ自身も2021年の7月から使い始め、もうすぐ2年が経とうとしております。

BMCといえばスイスのブランドです。そこまで詳しくはありませんが、日本ではロードバイクの代表的な漫画となった弱虫ペダルの主人公が途中から乗り始めたのがBMCのようです。
というのはあれですが、フレームの設計としては現在はどのメーカーもこぞって採用し現在の主流となっている後ろ三角を小さく取るドロップドシートステー、これもBMCが元祖というお話もあるようです。

そんなめちゃくちゃ有名なわけではありませんが、印象がそこまで強くないかもしれないBMCを今回はゴリッゴリに推し・・・ご紹介をさせていただこうと思います。
ということで今回はBMC!そんなお話です。
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▶BMCのここが良い!
まずは何がそんなに良いのか?ということからご紹介をさせていただこうと思います。
①外観
BMCのSLR01リムのモデルですが、未だ何も不満がなく乗り換えのタイミングが一切掴めておりません。というのもまずはその見た目、ものすごく気に入っているからです。
フレーム的には今流行のエアロ系ではありませんが、オールラウンド系でありつつ空力性能も兼ね備えているモデル、そして派手なカラーリングも気に入っていポイントなのです。

②基本性能
実際に乗ってみればその反応性は非常に良く、どの速度域からの加速も自由自在です(脚さえあればですが(笑))ですが原則かなり硬い、しっかりとした硬さを持ったフレームだと個人的には感じております。
オールラウンドモデルではありますが、他社のエアロ系のフレームと比べても空力的にも悪いと感じたことはありません。重量的にも十分で11速ULTEGRA Di2コンポ+HYPERでペダル込みで6kg台です。

③耐久性
そして長く使っている要因は性能だけではありません。
フレーム自体が頑丈で耐久性も高いように感じております。
というのもフレームも実際に触ってみると軽量フレームでありがちな極端に薄いところもなく、フロントフォークもごん太です。
もちろんエンドも厚め(←これかなり重要デス)で頑丈にできています。それであの重量は本当に不思議なぐらいです。

シートポスト固定はすっきりとした臼式構造ですが、弱点としてズレやすいメーカー・モデルも有るようですが、一切ズレません。というか結構きつきつ(笑)これはコツがあるのです。

また塗装ですが最近のマット系塗装で多いのは細かいひび割れですが、そういったものも全くと言って良いほど起きていません。

BBシェルも非常に固く作られていて、ぐずつくこともなくSHIMANOのプレスフィットBBでもまったく無問題です。

✓トラブルがないこと
どんなに性能が高いフレームでも寿命が短かったり、トラブルが起きてしまうフレームはやはり長く使うのは難しいことです。
つまりトラブルが無いことこそ、長く満足感を得られるポイントだということです。
とこのように、不具合があれば乗りかえるきっかけになったり、求めることがあれば乗り換えるきっかけとなるのですが、現状でこれ以上の性能のものが本当にあるのだろうか、という自分の中での疑問も乗り換えのタイミングを逃している事になっているのかもしれません。
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自分がかっこいいと思うことこそ最強!

▶BMCのラインナップ
そんなBMCですが現在のフレームの種類は主に3種類に分かれております。

Teammachine(チームマシン):
あらゆるジャンルのロードレースに対応したオールラウンダーモデル

Roadmachine(ロードマシン):
エンデュランス~アドベンチャーライドまで一台で楽しめる幅広いシチュエーション

Timemachine(タイムマシン):
トライアスロンやタイムトライヤル、クリテリム、トラック、スピードを求めるエアロシリーズ

ワタクシ自信がディスク車で実際に乗ったことがあるので上記2種類、Teammachineとエンデュランス系のRoadmachineです。
個人的にはTeammachineは良くも悪くもレーシーで、RoadmachineはTeammachineとの棲み分けというか、エンデュランスやロングはRoadかな、と個性がしっかりと違いどちらも良いと感じました。

カタログなどを見てもやはりメインはオールラウンドのTeammachineです。
ということもあり今回はこのTeammachineのSLR01とSLRに関して掘り下げてみようと思います。
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▶SLR01とSLR
SLR01がトップグレードモデル、SLRがセカンドグレードのモデルになりますが、Teammachine SLRもフラッグシップモデルのSLR01と同じ剛性、快適性、エアロダイナミクスを持つと言われています。セカンドグレードとは言えども、フラグシップモデルとそこまで大きな差がない、というもの良いところかと思われます。

SLR01とSLRの違いは重量と構造ということです。
SLR01はコックピット類付属のホース類フル内装ですが、SLRはハンドル周りのみ外装で組まれます。
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公式ページより

公式ではない海外の情報ですが、差はこのようになっているようです。

SLR01 SLR
ケーブル類 フル内装 一部外装
フレーム重量 サイズ54 820g 990g
フロントフォーク 345g 375g
シートポスト 195g

日本向け公式ページでは完成車重量で、+1kgほどの7.7~8.1kgに収まっている、ということです。これはおそらくフレーム重量で+200g、アッセンブルパーツやコンポーネントによる差だと思われます。
カタログ情報ではSLR01はDURA-ACE組がありますが、SLRではULTEGRA Di2が最高グレードなります。
SLRもフレームセット重量等の差で200gということのなので、組み方によってはSLRでも十分に7kg以下の6kg台を狙えそうな気もします。

個人的にはディスクモデルはフル内装もよいのですが、一部外装もメンテナンス性等を考慮して、、、選択は難しいです。
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▶BMCの価格
ワタクシ自身そこまで詳しくはなかったのですが、BMCはやはり高価なイメージがありました。
TeammachineのフラグシップモデルのSLR01フレームセット(シートポスト+専用コックピット付属)は946,000円(税込み2023年カタログ価格)です。
やはり少々お高いです

しかしです。
これワタクシ自信ものすごく驚いたところなのですが、セカンドグレードのSLRはというとフレームセット(シートポスト付属)で374,000円(税込み)です。30万円台後半で安い!なんてことはありませんが、はっきり言って安いと感じてしまいました。(ロードバイクって恐ろしい(笑))
なぜならざっくりではありますが大きな違いはハイエンドグレードとの差は重量で200g、構造はフル内装かセミ内装の差です。

更にです。
機械式ですがR7000 105の完成車(Teammachine SLR Seven )はというと528,000円です。これかなり安いと感じてしまったのは、前述のように公式はフラッグシップモデルのSLR01と同じ剛性、快適性、エアロダイナミクスを持つ、ということですので特にです。
105のDi2組は759,000円です。
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というのは2023年6月の価格改定前の価格です。
モデルやグレードにもよりますが、この価格よりも値段が下がっているモデルもあります。
詳細はお問い合わせください。

▶まとめ
BMCといえば個人的にはどのモデルも高価なイメージがありましたが、実際に調べてみると昨今の他社の強烈な値上げの影響もあるのかもしれませんが、それでも意外と、、、というグレードもありました。
ワタクシ自身もリムがものすごく良かったので次も、、、なんてことも。

当店でもお取り扱いが可能なモデルもございます。お気軽にお問い合わせください。
ということで今回はBMCのお話でした。





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