前回の記事はこちらからどうぞ
前回の記事では汚れこそ摩耗の最大の要因になるのかもしれない、ということでした。
以前試した時はこちらです。
前回試した時は月2500kmとか外を走りまくっていた時期です(笑)
それだけ走るためには多少雨でも気にせずに走ったり、というか雨でも走っていました。
チェーンワックスは基本的にウエットタイプの雨に弱い傾向にあり、雨の後、思いっきり錆びさせてしまったこともあり、雨天後の処理がめんどくさくてしばらく熟成していたのですが(笑)、最近は雨の時は基本的に外を走りませんのでちょうどよいので上の汚れと摩耗、と絡めて再度使用して見ようと使用を始めました。
ちなみにフラワーパワーと言えば第三者機関のZero Friction Cyclingでの高評価は有名なところです。
※翻訳を通したリンクです。
評価としてフラワーパワーは潤滑剤として最高のパフォーマンスを発揮します。ということです。すごいです。
ということで今回はEffetto Mariposa フラワーパワー チェーンワックス再び!そんなお話です。

▶フラワーパワー チェーンワックスを使用
そもそもチェーンワックスって施工がめんどくさい??というイメージもあるかと思いますが下の公式動画を見てみてください。
洗って乾かすとはサラッとだけ(笑)
結構雑なように見えるのはワタクシだけでしょうか。。。(´=ω=。)ホボソッ...
本国の公式ページでは初めて塗布する時はやはり”油の痕跡は全て除去すること”、とあります。
しかし基本的に自社製品の ALLPINE EXTRA チェーンクリーナーとMangiacatena チェーン クリーナー(チェーンクリーニングマシーンみたいなやつ)を使用すればOK、分解(掃除)する必要もありません!とのことです。専用クリーナーを使ってチェーンを洗い、水ですすぎ乾燥させればOK!ということです。やはり少々雑な気も。。。
ここで出てきたALLPINE EXTRA チェーンクリーナーですが、洗浄力は結構強いです。
実際に何本も掃除に使ってきましたが、日頃からメンテナンスでも大活躍中のワコーズのパーツディグリーザーと洗浄力に大きな差はないぐらいです。
ということですので今回はあえてめちゃくちゃキレイにするわけではなく、いつも通りパーツディグリーザーで洗浄後エアをふいて乾燥させ公式動画ぐらいにざっくりと塗布し試してみることにしました。
せっかく便利で良い製品でも、毎回超音波洗浄機とかかなり手間がかかりますし、そもそも毎回外してたらクイックリンク代でコスパが悪すぎてしまいます。継続できなければ意味がありません。
ということでざっくり洗浄後塗布します。

約1年ぶりの登場です。
久しぶりすぎて、先っちょを開けようと思ったら根本のフタが空いて焦りました(笑)
軽く振って塗布します。

結構濃厚なのでリンク内に入るのか不安ですが、なじませてあげるといい感じに真っ白チェーンが出来上がります。

乾くと白さはなくなります。
一応初回なので一度乾燥をさせた後、再度塗布して2度塗りにしました。
塗布後すぐはやはり乾いていませんので飛散の問題から、すぐに走るのは厳しいと思われます。時間に余裕を持って使用するのが良いと思います。
▶画像で見る走行後の状態
まずは100kmちょっとの状態です。


その後150kmを走り合計250kmの状態です。



左がワックス、右がオイルです。
オイルの場合はこんな感じです。

上の画像で使用しているオイルはワコーズエクストリームです。
やはり黒ずみが出ないわけではありませんが比べてみるとその差は歴然です。
しかし今回は前述のようにそこまで徹底的に洗浄をしたわけではありませんので、内部から出てきた黒ずみの可能性もゼロではありません。
それにしてもオイルと比べて汚れ方はだいぶマイルドです。
またワックスですがこのように触ってみると現在の気温(25℃ぐらい)の影響もあるかもしれませんが、意外と柔らかいのです。

指で伸ばすと伸びるぐらいです。
ウエスで拭くとこのぐらいです。

▶実際にオイルとの違いをどう感じたのか?
オイルとの違いですが、まず飛散はものすごく少ないです。
オイルの場合は拭き取り量を多くすれば飛散は抑えられますが、オイル自体の量が減ることは添加剤等の耐久性が悪くなります。
かなり多めにワックスを塗った状態ですが、飛散はほぼありません。
これはワックスの利点でもあると思いました。
そして耐久性ですが、オイルと比べてワックスは性能が落ちるスピードがかなり遅く、いわゆる美味しい時期が長いと感じました。今回の250kmぐらいではそこまで大きく性能が落ちたとは感じなかったこともあり、耐久性の高さを感じました。
今回柄始めてからは雨はという条件はありませんが、肝心要の性能的には満足しております。静音性、滑らかさ全然良いと思います。
▶なぜチェーンの寿命が伸びるのか?
チェーンを再度見てみます。

これはあくまでも推測ですが、ワックスは液体ではなく個体です。塗布した後は”水が蒸発しワックスの厚い層が金属に固定される”というのは公式ページにも記載があります。
チェーンを見てもワックスの成分が塊として残っています。
このワックスの成分こそが肝なのかもしれません。
というのも流動体であるオイルの場合は、良くも悪くも油分は動くイメージです。油分が砂塵等を吸着してもそれがオイルとともにチェーンを巡ってしまうのではないかということです。
逆にワックスの場合は原則液体というよりも個体ですので、柔らかいとは言え固体成分がチェーン内部にとどまることで周りに砂塵が付着したとしても外側だけで完結し、チェーンの内部まで入っていきづらいのではないかということです。
そんな、、、
こういったこともチェーンの寿命がオイルよりも伸びる一つの要因なのではないかと考えております。
▶フラワーパワーので難しいところ
①適量
なにが難しいって適量が難しいです。公式はかなりざっくりで(笑)
多すぎる分は基本はみ出してハナク…よごれ玉のようになります。
塗布量が少なければ十分に内部まで浸透しない事も考えられますし、ワックス成分が内部を十分に満たせない可能性もあります。
適量を探るのはもう少し時間がかかりそうです。
②掃除
ワックスは良くも悪くも掃除が大変、、、と思っていたのですが。
意外と落ちました(笑)


ワコーズのパーツディグリーザーを使用し、いつもどおりの洗浄で普通に綺麗にできました。
同社のクリーナーよりも落ちるかも、、、です(´=ω=。)ホボソッ...

しかしよく見てみると若干の残り物があります。
それでもいわゆるオイルを使用したオイル玉ドロドロの汚れの残りではなく、きれいなワックスの残留物に見えます。これならばさほど嫌な感じがありません。
③雨天後の処理
やはりちょっとぐらいだった良いかと思いますが、ガッツリ雨の中を走った場合はできるだけ早く処理を、とりあえずは水分を取ってラスペネをふくぐらいはした方が良いと思います。
何もしないとエクストリームでは問題がなくとも、ワックスではサビが出てしまいます。
▶まとめ
はっきり言って雨の日を走らないのであればかなり長持ちもしますし、飛散汚れが少なく良いように感じております。
これでZero Friction Cyclingのお話のように、チェーンの寿命が長くなるということもあればやはり試す価値はあるかと思います。
それにしても最近は本当に他社製品でもとにかくワックスが増えてきました。
しかし他社製品でもあるように超音波洗浄が必要だったり煮たり焼いたり?、施工があまりにもめんどくさいものは敬遠されがちではあると思いますが、フラワーパワーの場合は、ALLPINE EXTRA チェーンクリーナー(自社のチェーンクリーナーもしくは和 パーツディグリーザー)を使用して洗って乾かせばOK、というのも試しやすいと思います。
また2回目以降は音が大きくなってきたら、汚れを拭き取り再塗布でOKということです。(泥や砂がある場合はクリーニング推奨)お手軽すぎます。
この手頃感も魅力の一つだと思います。
ということで今回はEffetto Mariposa フラワーパワー チェーンワックス再び!そんなお話でした。
当店では洗車(ドライブトレイン洗浄)とともに、フラワーパワー施工を承っております。(4,400円~)
お気軽にお問い合わせください。
公式ページ
公式動画
※ビデオのように塗布後ぐるぐる回すと飛び散ります。
優しくまわしてあげたほうが良いです。
実は別のチェーンワックスもスタンバイ完了です(笑)

+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
前回の記事では汚れこそ摩耗の最大の要因になるのかもしれない、ということでした。
以前試した時はこちらです。
前回試した時は月2500kmとか外を走りまくっていた時期です(笑)
それだけ走るためには多少雨でも気にせずに走ったり、というか雨でも走っていました。
チェーンワックスは基本的にウエットタイプの雨に弱い傾向にあり、雨の後、思いっきり錆びさせてしまったこともあり、雨天後の処理がめんどくさくてしばらく熟成していたのですが(笑)、最近は雨の時は基本的に外を走りませんのでちょうどよいので上の汚れと摩耗、と絡めて再度使用して見ようと使用を始めました。
ちなみにフラワーパワーと言えば第三者機関のZero Friction Cyclingでの高評価は有名なところです。
※翻訳を通したリンクです。
評価としてフラワーパワーは潤滑剤として最高のパフォーマンスを発揮します。ということです。すごいです。
ということで今回はEffetto Mariposa フラワーパワー チェーンワックス再び!そんなお話です。

▶フラワーパワー チェーンワックスを使用
そもそもチェーンワックスって施工がめんどくさい??というイメージもあるかと思いますが下の公式動画を見てみてください。
洗って乾かすとはサラッとだけ(笑)
本国の公式ページでは初めて塗布する時はやはり”油の痕跡は全て除去すること”、とあります。
しかし基本的に自社製品の ALLPINE EXTRA チェーンクリーナーとMangiacatena チェーン クリーナー(チェーンクリーニングマシーンみたいなやつ)を使用すればOK、分解(掃除)する必要もありません!とのことです。専用クリーナーを使ってチェーンを洗い、水ですすぎ乾燥させればOK!ということです。
ここで出てきたALLPINE EXTRA チェーンクリーナーですが、洗浄力は結構強いです。
実際に何本も掃除に使ってきましたが、日頃からメンテナンスでも大活躍中のワコーズのパーツディグリーザーと洗浄力に大きな差はないぐらいです。
ということですので今回はあえてめちゃくちゃキレイにするわけではなく、いつも通りパーツディグリーザーで洗浄後エアをふいて乾燥させ公式動画ぐらいにざっくりと塗布し試してみることにしました。
せっかく便利で良い製品でも、毎回超音波洗浄機とかかなり手間がかかりますし、そもそも毎回外してたらクイックリンク代でコスパが悪すぎてしまいます。継続できなければ意味がありません。
ということでざっくり洗浄後塗布します。

約1年ぶりの登場です。
久しぶりすぎて、先っちょを開けようと思ったら根本のフタが空いて焦りました(笑)
軽く振って塗布します。

結構濃厚なのでリンク内に入るのか不安ですが、なじませてあげるといい感じに真っ白チェーンが出来上がります。

乾くと白さはなくなります。
一応初回なので一度乾燥をさせた後、再度塗布して2度塗りにしました。
塗布後すぐはやはり乾いていませんので飛散の問題から、すぐに走るのは厳しいと思われます。時間に余裕を持って使用するのが良いと思います。
▶画像で見る走行後の状態
まずは100kmちょっとの状態です。


その後150kmを走り合計250kmの状態です。



左がワックス、右がオイルです。
オイルの場合はこんな感じです。

上の画像で使用しているオイルはワコーズエクストリームです。
やはり黒ずみが出ないわけではありませんが比べてみるとその差は歴然です。
しかし今回は前述のようにそこまで徹底的に洗浄をしたわけではありませんので、内部から出てきた黒ずみの可能性もゼロではありません。
それにしてもオイルと比べて汚れ方はだいぶマイルドです。
またワックスですがこのように触ってみると現在の気温(25℃ぐらい)の影響もあるかもしれませんが、意外と柔らかいのです。

指で伸ばすと伸びるぐらいです。
ウエスで拭くとこのぐらいです。

▶実際にオイルとの違いをどう感じたのか?
オイルとの違いですが、まず飛散はものすごく少ないです。
オイルの場合は拭き取り量を多くすれば飛散は抑えられますが、オイル自体の量が減ることは添加剤等の耐久性が悪くなります。
かなり多めにワックスを塗った状態ですが、飛散はほぼありません。
これはワックスの利点でもあると思いました。
そして耐久性ですが、オイルと比べてワックスは性能が落ちるスピードがかなり遅く、いわゆる美味しい時期が長いと感じました。今回の250kmぐらいではそこまで大きく性能が落ちたとは感じなかったこともあり、耐久性の高さを感じました。
今回柄始めてからは雨はという条件はありませんが、肝心要の性能的には満足しております。静音性、滑らかさ全然良いと思います。
▶なぜチェーンの寿命が伸びるのか?
チェーンを再度見てみます。

これはあくまでも推測ですが、ワックスは液体ではなく個体です。塗布した後は”水が蒸発しワックスの厚い層が金属に固定される”というのは公式ページにも記載があります。
チェーンを見てもワックスの成分が塊として残っています。
このワックスの成分こそが肝なのかもしれません。
というのも流動体であるオイルの場合は、良くも悪くも油分は動くイメージです。油分が砂塵等を吸着してもそれがオイルとともにチェーンを巡ってしまうのではないかということです。
逆にワックスの場合は原則液体というよりも個体ですので、柔らかいとは言え固体成分がチェーン内部にとどまることで周りに砂塵が付着したとしても外側だけで完結し、チェーンの内部まで入っていきづらいのではないかということです。
拭いて潤滑油を滴下するだけで使える点滴潤滑剤はたくさんありますが、信じてください、現在あなたが持っているのはチェーン潤滑剤を装った研磨ペーストです・Zero Friction Cyclingより(ページ下部にリンクがございます)
そんな、、、
こういったこともチェーンの寿命がオイルよりも伸びる一つの要因なのではないかと考えております。
▶フラワーパワーので難しいところ
①適量
なにが難しいって適量が難しいです。公式はかなりざっくりで(笑)
多すぎる分は基本はみ出してハナク…よごれ玉のようになります。
塗布量が少なければ十分に内部まで浸透しない事も考えられますし、ワックス成分が内部を十分に満たせない可能性もあります。
適量を探るのはもう少し時間がかかりそうです。
②掃除
ワックスは良くも悪くも掃除が大変、、、と思っていたのですが。
意外と落ちました(笑)


ワコーズのパーツディグリーザーを使用し、いつもどおりの洗浄で普通に綺麗にできました。

しかしよく見てみると若干の残り物があります。
それでもいわゆるオイルを使用したオイル玉ドロドロの汚れの残りではなく、きれいなワックスの残留物に見えます。これならばさほど嫌な感じがありません。
③雨天後の処理
やはりちょっとぐらいだった良いかと思いますが、ガッツリ雨の中を走った場合はできるだけ早く処理を、とりあえずは水分を取ってラスペネをふくぐらいはした方が良いと思います。
何もしないとエクストリームでは問題がなくとも、ワックスではサビが出てしまいます。
▶まとめ
はっきり言って雨の日を走らないのであればかなり長持ちもしますし、飛散汚れが少なく良いように感じております。
これでZero Friction Cyclingのお話のように、チェーンの寿命が長くなるということもあればやはり試す価値はあるかと思います。
それにしても最近は本当に他社製品でもとにかくワックスが増えてきました。
しかし他社製品でもあるように超音波洗浄が必要だったり煮たり焼いたり?、施工があまりにもめんどくさいものは敬遠されがちではあると思いますが、フラワーパワーの場合は、ALLPINE EXTRA チェーンクリーナー(自社のチェーンクリーナー
また2回目以降は音が大きくなってきたら、汚れを拭き取り再塗布でOKということです。(泥や砂がある場合はクリーニング推奨)お手軽すぎます。
この手頃感も魅力の一つだと思います。
ということで今回はEffetto Mariposa フラワーパワー チェーンワックス再び!そんなお話でした。
当店では洗車(ドライブトレイン洗浄)とともに、フラワーパワー施工を承っております。(4,400円~)
お気軽にお問い合わせください。
公式ページ
公式動画
※ビデオのように塗布後ぐるぐる回すと飛び散ります。
優しくまわしてあげたほうが良いです。
実は別のチェーンワックスもスタンバイ完了です(笑)

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※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。当店の特徴・詳細ははこちらから
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