初回の記事はこちらからどうぞ
まず本題に入る前にです。
比較に使用したPanaracerのAGILEST TLRはの実測重量差です。

※ちなみに30cは263gでした。
シーラントの量は25cの場合は40ml、28cのほうが気持ち多めの量で運用しています。
これらのことからも28cの方が片側30g程度重いものと考えられます。
また使用している状況は、タイヤの限界まで攻めるようなレースの使用ではありません。
あくまでもポタ~サイクリング~強度硬めのトレーニングまでですので、クローズドのコースで順位を争うような激しい使い方ではありません。
前回の記事より500km以上、様々な強度で走ってまいりました。そこで気がついたこと、感じたことをまとめてみようと思います。ということで今回は続 25cと28c 500km走って見えてきたこと、そんなお話です。

①25cのほうが反応が良く感じる理由・・・ですが
正直なところ25cと28cを取っ替え引っ替え交互に乗ると、28cの良さが分かりづらいと感じていました。なぜかというと25cは慣れの問題もありますし、25cのほうが軽く良く進むように感じるからです。
これはどうしてなのか?ということを考えたところ心当たりは以下の理由でした。
・30gといえども重量差がある
・反応がよいことで加速感が良く感じる
・振動や衝撃が激しくなり、速度感が高く感じる
・踏み方の差
では28cでも重量的な差は埋めれませんが低圧運用時よりも空気圧をあげることで、反応をよくできるのではないか?ということを考えました。そこで実際に28cで25cと同様に6BARを試してみたところ、28cでも空気圧を高めることで体感的な反応速度を上げることができました。要は空気圧を上げることで25cのように硬い乗り心地、反応の良さを出せるかやってみたところ、やはり空気圧を上げることで反応は良くすることができると感じました。(重量は変えることができませんので実際には28のほうが鋭いですが。)
しかし、結果は単純なことだけではありませんでした。全く同じ平地の往復コースを2本走った結果です。
※路面状況はきれいなコースです。
※こういったテストは実走ともなると風やその他の要因も複雑になりますので、2本ぐらいでは精度はかなり厳しいとは思いますが、主観強度で同じように走ってみたところ面白いぐらいに数値が揃ったので選考程度に、という数値です。
なぜきれいな路面を選んだのかというと、荒れた路面では低圧のほうが速いと言うのは教科書的なお話だったので、あえて低圧のメリットが低そうなきれいな路面を選びました。
しかし結果的には空気圧が1BAR以上違ったとしてもタイムに差が出なかった、ということでした。つまりきれいな路面の平地を走った場合は、空気圧が違い体感的には反応が良くなったと感じたとしても、パワーが同様の場合はタイムに差はでない、という結果でした。
※もちろん今回は平地で折返し(Uターン)箇所以外のストップアンドゴーがなく、一定のパワーで踏んだ結果、ということもあると思います。
空気圧で大きな差が出ないのであれば、タイムだけを見れば空気圧は低いほうがメリットが多いように感じます。

▶25cと28cの決定的な違い
もっと深く考えてみました。
28cで様々な速度域や強度を試し、少しづつですが慣れてきました。
そこで感じたのは25cの進ませ方と28cの進ませ方には少なからず差がある、ということでした。正確には25cと28cと分けるよりも空気圧によって分けたほうが良いのかもしれません。また空気圧だけではなく柔らかいタイヤ、しっかりとした硬めのタイヤ、もちろん重量差も、その他諸々もあると思います。
ワタクシ自信の場合は、というお話ですが25cの踏み方、進ませ方のほうが個人的には簡単なような気がします。(※悪い意味ではありません。)正確には簡単という言葉が適切どうかは不明なのは、前述の”慣れ”という要因もあるからだと思います。
それを踏まえてのお話にはなりますが、25cの方が良くも悪くもどう踏んでも沈み込みが少なく、反応がよく、よく進む感じがします。
これは剛性の高いフレームや高剛性のホイールとも似たような感覚で、硬いフレームや反応の良いホイールは乗った瞬間、一踏み目でも速いと感じやすいです。剛性がしっかりしているとどう踏んでもよく進むのです。(特にエンド、ヘッド、BB剛性です。)
比べて28cで空気圧を低圧運用(28cで4.5BAR等)の場合は、一発目の加速感が鈍く感じます。バンと踏んだ瞬間の押し出される感覚が乏しかったり、グイグイと雑にパワーをかけた際の伸び感が少なく感じているのも正直なところです。
肝心なのはここからのお話で、28cで低圧運用の場合は進みづらい、進ませづらいのかというと最初は確かに進ませづらい、進みにくいと感じていました。特に瞬発力が必要な状況、大きなパワーを出すような場面です。
しかし慣れるに従って徐々にネガティブが薄れていきます。特に意識をしてどうのこうのということではないのですが、いつの間にかリズムを掴めてくるのか、できるだけタイヤを潰さないように、できるだけ地面に刺さらないように踏んだり回したりができるようになってくるような気がしています。なっていると思います。。。
それでも例えば誰かのアタックについていくような状況下、体が反応するようなある意味無意識にパワーをかけたときの反応はやはり長く慣れ親しんで体に染み付いた25cの感覚が残ってしまっているので、もう一歩!と感じてしまっているのはまだまだ拭いきれませんし、実際の反応にも差があるのだとは思います。
この感覚というか乗り方、進ませ方の感覚がつかみやすいかつかみにくいか、また対応しやすいか否かは、ものすごく様々な要因があるのではないかと思います。
例えばフレームによってもこの感覚がつかみにくいフレームもあると思います。それ以外ではホイールの剛性、タイヤの種類、ペダリング、体の使い方、体重、ケイデンス、路面状況、様々です。
ですので例えば機材だけで考えても25cのほうよい組み合わせ、28cの方が良い組み合わせ、というものもあると思います。
これは全く逆のことも言えると思います。
28cのある程度の重さがあるタイヤ、ある程度の重量差のあるリムのほうがパワーがかけやすく感じることがあります。(というのは以前Uおっさんさんに教えてもらったことです。m(_ _)m)
ある程度の重さがあるホイール外周部から、一気に軽くなると抜けが良すぎてしまって、パワーがかけづらく感じることがあります。
また軽すぎるホイール外周は、感性が弱いため速度の維持が難しいということもあります。
どちらにせよ”慣れ”やペダリング、感じ方等も合わさることで、良いと感じるポイントが決まってくるのではないかと思います。
▶28cの可能性
慣れてくると少しずつ28cでの低圧運用が早く走れるかもしれない、と感じてきます。
というのも、まずは瞬発力の話です。
空気圧は高いほうが瞬発力は上げれますが、瞬発力が必要な状況はレースなどを除いてはそこまで多くはないかもしれません。瞬間的な反応よりも、巡航が速いほうが早く走れることのほうがタイム短縮に繋がると考えているからです。
また前回も記事内でご紹介させていただきました、路面の荒いコースのお話です。
路面がきれいとは言えないようなコースの場合は、とくに早く走れる可能性がわかってきました。
前回も書きましたが、車体が暴れづらいため体感速度が多少なりとも低く感じる、ということもやはりあるように感じています。
しかしそれだけではなく路面の荒れだけではなくギャップ等による車体の暴れや跳ね、体に伝わる衝撃、これらはかなりロスが生まれると感じています。車体が暴れている時は瞬間的にパワーがかけづらくパワーが抜けたり、踏んでも進まないタイヤが瞬間的に細かく滑っているときもあると思います。
低圧運用で車体が跳ねや暴れの収束が早くなること、抑えられる事によりこういった抜けによるロスが少なくなるのではないか、結果的にパワーロスが少なく、パワーがかかりやすいのではないかということです。

▶グリップに関して
グリップの差は、、、わかりません。
というのも限界まで攻めるようなことはしないので不明です。
ですのでグリップ感という意味でははっきり言ってそこまで大きな差を感じることはありません。
ですが28cで低圧運用時はコーナーリング時の感覚としては安定しているように感じます。
これも平地の走行と似ているところがあるのですが、コーナリング中も細かい振動を吸収してくれることで車体が暴れづらく、安定感を感じられているのではないかと思います。
25cよりも28cで低圧運用をしたほうが、コーナーリング時の変な怖さが少ないと感じます。
しかし油断は禁物です。
25cでも28cでも安全マージンをきちんと取って走ることが何よりも大切です。
▶低圧運用のデメリット
最大のデメリットはリム打ちパンクです。
これはクリンチャーだけではなく、チューブレスであってもリスクはあります。
平地だけならまだしも、速度が出る下り等で思いっきり穴やギャップ、溝にハマればパンクをします。
更にタイヤやチューブが傷つくだけならまだしも、ひどい場合はリムまでダメージがいってしまうことがあります。
もう今となっては見る機会が減った23c、そして25cでも空気圧を高めに入れておけば相当な場面ではないと、リム打ちまではいかなかったと思いますが、最近の低圧運用では抜重がうまくいかないとリム打ちパンクをしてしまうことが増えているように感じます。
チューブレスの最大のメリットのパンク時に空気が抜けきるまでの時間を稼げる、ということがありますがリム打ちで2箇所大きめの穴が空いた時はチューブレスでも一瞬で抜けてしまいます。
注意が必要だと感じております。
▶まとめ
実際に長い距離、長い時間走る場合、28cは体にかかる負担が少ないと感じております。
というのも少なからず自ら出力をすることによる筋疲労だけではなく、バイクから伝わる振動や衝撃も疲労に繋がっていると感じています。これらがマイルドになるだけでも疲れ方が変わってくる気がしているからです。
また速度や反応にこだわらない状況、つまりそこまで強度の高くないライドや速度にこだわらない場合です。
こういった状況であれば、28cはとにかく乗り心地が良くできますし、体への負担もマイルドになりますのでおすすめできると思います。
逆にストップアンドゴーが多い市街地や、アップダウンのコース、そして路面のきれいな上り、こういった状況の場合は25cのほうが有利に感じるかもしれません。
また大切なことは今回試したタイヤがAGILEST TLRだったということもあります。
基本的にAGILEST TLRは28cでもかなり軽く、重量的にも有利な分類に入ります。
これが例えば28cで300gのタイヤとの比較であればもっと28cのデメリットが目立ったかもしれません。
ともあれ今回28cと25cを取っ替え引っ替え、そして28cをしっかりと使い比較をしてみて感じたことがあります。
今後は28cが主流になってくると思いました。
というのも個人的には決して経験が多いわけではありませんが、それでもディスクブレーキ車との相性は28cのほうがメリットが多いと感じたからです
これはものすごく長くなりそうなので、またの機会にさせていただきます。。。
ということで今回は続 25cと28c 500km走って見えてきたこと、まだはっきりとした答えが見えているわけではありませんが、答えは一つではないということはわかってきた。そんなお話でした。
次は30c??
入るかが問題です。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
まず本題に入る前にです。
比較に使用したPanaracerのAGILEST TLRはの実測重量差です。

※ちなみに30cは263gでした。
シーラントの量は25cの場合は40ml、28cのほうが気持ち多めの量で運用しています。
これらのことからも28cの方が片側30g程度重いものと考えられます。
また使用している状況は、タイヤの限界まで攻めるようなレースの使用ではありません。
あくまでもポタ~サイクリング~強度硬めのトレーニングまでですので、クローズドのコースで順位を争うような激しい使い方ではありません。
前回の記事より500km以上、様々な強度で走ってまいりました。そこで気がついたこと、感じたことをまとめてみようと思います。ということで今回は続 25cと28c 500km走って見えてきたこと、そんなお話です。

①25cのほうが反応が良く感じる理由・・・ですが
正直なところ25cと28cを取っ替え引っ替え交互に乗ると、28cの良さが分かりづらいと感じていました。なぜかというと25cは慣れの問題もありますし、25cのほうが軽く良く進むように感じるからです。
これはどうしてなのか?ということを考えたところ心当たりは以下の理由でした。
・30gといえども重量差がある
・反応がよいことで加速感が良く感じる
・振動や衝撃が激しくなり、速度感が高く感じる
・踏み方の差
では28cでも重量的な差は埋めれませんが低圧運用時よりも空気圧をあげることで、反応をよくできるのではないか?ということを考えました。そこで実際に28cで25cと同様に6BARを試してみたところ、28cでも空気圧を高めることで体感的な反応速度を上げることができました。要は空気圧を上げることで25cのように硬い乗り心地、反応の良さを出せるかやってみたところ、やはり空気圧を上げることで反応は良くすることができると感じました。(重量は変えることができませんので実際には28のほうが鋭いですが。)
しかし、結果は単純なことだけではありませんでした。全く同じ平地の往復コースを2本走った結果です。
※路面状況はきれいなコースです。
6BAR | 4.8BAR | |||
コース | パワー | タイム | パワー | タイム |
3.02km | 202W | 5:09 | 203W | 5:05 |
2.96km | 201W | 4:49 | 199W | 4:48 |
なぜきれいな路面を選んだのかというと、荒れた路面では低圧のほうが速いと言うのは教科書的なお話だったので、あえて低圧のメリットが低そうなきれいな路面を選びました。
しかし結果的には空気圧が1BAR以上違ったとしてもタイムに差が出なかった、ということでした。つまりきれいな路面の平地を走った場合は、空気圧が違い体感的には反応が良くなったと感じたとしても、パワーが同様の場合はタイムに差はでない、という結果でした。
※もちろん今回は平地で折返し(Uターン)箇所以外のストップアンドゴーがなく、一定のパワーで踏んだ結果、ということもあると思います。
空気圧で大きな差が出ないのであれば、タイムだけを見れば空気圧は低いほうがメリットが多いように感じます。

▶25cと28cの決定的な違い
もっと深く考えてみました。
28cで様々な速度域や強度を試し、少しづつですが慣れてきました。
そこで感じたのは25cの進ませ方と28cの進ませ方には少なからず差がある、ということでした。正確には25cと28cと分けるよりも空気圧によって分けたほうが良いのかもしれません。また空気圧だけではなく柔らかいタイヤ、しっかりとした硬めのタイヤ、もちろん重量差も、その他諸々もあると思います。
ワタクシ自信の場合は、というお話ですが25cの踏み方、進ませ方のほうが個人的には簡単なような気がします。(※悪い意味ではありません。)正確には簡単という言葉が適切どうかは不明なのは、前述の”慣れ”という要因もあるからだと思います。
それを踏まえてのお話にはなりますが、25cの方が良くも悪くもどう踏んでも沈み込みが少なく、反応がよく、よく進む感じがします。
これは剛性の高いフレームや高剛性のホイールとも似たような感覚で、硬いフレームや反応の良いホイールは乗った瞬間、一踏み目でも速いと感じやすいです。剛性がしっかりしているとどう踏んでもよく進むのです。(特にエンド、ヘッド、BB剛性です。)
比べて28cで空気圧を低圧運用(28cで4.5BAR等)の場合は、一発目の加速感が鈍く感じます。バンと踏んだ瞬間の押し出される感覚が乏しかったり、グイグイと雑にパワーをかけた際の伸び感が少なく感じているのも正直なところです。
肝心なのはここからのお話で、28cで低圧運用の場合は進みづらい、進ませづらいのかというと最初は確かに進ませづらい、進みにくいと感じていました。特に瞬発力が必要な状況、大きなパワーを出すような場面です。
しかし慣れるに従って徐々にネガティブが薄れていきます。特に意識をしてどうのこうのということではないのですが、いつの間にかリズムを掴めてくるのか、できるだけタイヤを潰さないように、できるだけ地面に刺さらないように踏んだり回したりができるようになってくるような気がしています。なっていると思います。。。
それでも例えば誰かのアタックについていくような状況下、体が反応するようなある意味無意識にパワーをかけたときの反応はやはり長く慣れ親しんで体に染み付いた25cの感覚が残ってしまっているので、もう一歩!と感じてしまっているのはまだまだ拭いきれませんし、実際の反応にも差があるのだとは思います。
この感覚というか乗り方、進ませ方の感覚がつかみやすいかつかみにくいか、また対応しやすいか否かは、ものすごく様々な要因があるのではないかと思います。
例えばフレームによってもこの感覚がつかみにくいフレームもあると思います。それ以外ではホイールの剛性、タイヤの種類、ペダリング、体の使い方、体重、ケイデンス、路面状況、様々です。
ですので例えば機材だけで考えても25cのほうよい組み合わせ、28cの方が良い組み合わせ、というものもあると思います。
これは全く逆のことも言えると思います。
28cのある程度の重さがあるタイヤ、ある程度の重量差のあるリムのほうがパワーがかけやすく感じることがあります。(というのは以前Uおっさんさんに教えてもらったことです。m(_ _)m)
ある程度の重さがあるホイール外周部から、一気に軽くなると抜けが良すぎてしまって、パワーがかけづらく感じることがあります。
また軽すぎるホイール外周は、感性が弱いため速度の維持が難しいということもあります。
どちらにせよ”慣れ”やペダリング、感じ方等も合わさることで、良いと感じるポイントが決まってくるのではないかと思います。
▶28cの可能性
慣れてくると少しずつ28cでの低圧運用が早く走れるかもしれない、と感じてきます。
というのも、まずは瞬発力の話です。
空気圧は高いほうが瞬発力は上げれますが、瞬発力が必要な状況はレースなどを除いてはそこまで多くはないかもしれません。瞬間的な反応よりも、巡航が速いほうが早く走れることのほうがタイム短縮に繋がると考えているからです。
また前回も記事内でご紹介させていただきました、路面の荒いコースのお話です。
路面がきれいとは言えないようなコースの場合は、とくに早く走れる可能性がわかってきました。
前回も書きましたが、車体が暴れづらいため体感速度が多少なりとも低く感じる、ということもやはりあるように感じています。
しかしそれだけではなく路面の荒れだけではなくギャップ等による車体の暴れや跳ね、体に伝わる衝撃、これらはかなりロスが生まれると感じています。車体が暴れている時は瞬間的にパワーがかけづらくパワーが抜けたり、踏んでも進まないタイヤが瞬間的に細かく滑っているときもあると思います。
低圧運用で車体が跳ねや暴れの収束が早くなること、抑えられる事によりこういった抜けによるロスが少なくなるのではないか、結果的にパワーロスが少なく、パワーがかかりやすいのではないかということです。

▶グリップに関して
グリップの差は、、、わかりません。
というのも限界まで攻めるようなことはしないので不明です。
ですのでグリップ感という意味でははっきり言ってそこまで大きな差を感じることはありません。
ですが28cで低圧運用時はコーナーリング時の感覚としては安定しているように感じます。
これも平地の走行と似ているところがあるのですが、コーナリング中も細かい振動を吸収してくれることで車体が暴れづらく、安定感を感じられているのではないかと思います。
25cよりも28cで低圧運用をしたほうが、コーナーリング時の変な怖さが少ないと感じます。
しかし油断は禁物です。
25cでも28cでも安全マージンをきちんと取って走ることが何よりも大切です。
▶低圧運用のデメリット
最大のデメリットはリム打ちパンクです。
これはクリンチャーだけではなく、チューブレスであってもリスクはあります。
平地だけならまだしも、速度が出る下り等で思いっきり穴やギャップ、溝にハマればパンクをします。
更にタイヤやチューブが傷つくだけならまだしも、ひどい場合はリムまでダメージがいってしまうことがあります。
もう今となっては見る機会が減った23c、そして25cでも空気圧を高めに入れておけば相当な場面ではないと、リム打ちまではいかなかったと思いますが、最近の低圧運用では抜重がうまくいかないとリム打ちパンクをしてしまうことが増えているように感じます。
チューブレスの最大のメリットのパンク時に空気が抜けきるまでの時間を稼げる、ということがありますがリム打ちで2箇所大きめの穴が空いた時はチューブレスでも一瞬で抜けてしまいます。
注意が必要だと感じております。
▶まとめ
実際に長い距離、長い時間走る場合、28cは体にかかる負担が少ないと感じております。
というのも少なからず自ら出力をすることによる筋疲労だけではなく、バイクから伝わる振動や衝撃も疲労に繋がっていると感じています。これらがマイルドになるだけでも疲れ方が変わってくる気がしているからです。
また速度や反応にこだわらない状況、つまりそこまで強度の高くないライドや速度にこだわらない場合です。
こういった状況であれば、28cはとにかく乗り心地が良くできますし、体への負担もマイルドになりますのでおすすめできると思います。
逆にストップアンドゴーが多い市街地や、アップダウンのコース、そして路面のきれいな上り、こういった状況の場合は25cのほうが有利に感じるかもしれません。
また大切なことは今回試したタイヤがAGILEST TLRだったということもあります。
基本的にAGILEST TLRは28cでもかなり軽く、重量的にも有利な分類に入ります。
これが例えば28cで300gのタイヤとの比較であればもっと28cのデメリットが目立ったかもしれません。
ともあれ今回28cと25cを取っ替え引っ替え、そして28cをしっかりと使い比較をしてみて感じたことがあります。
今後は28cが主流になってくると思いました。
というのも個人的には決して経験が多いわけではありませんが、それでもディスクブレーキ車との相性は28cのほうがメリットが多いと感じたからです
これはものすごく長くなりそうなので、またの機会にさせていただきます。。。
ということで今回は続 25cと28c 500km走って見えてきたこと、まだはっきりとした答えが見えているわけではありませんが、答えは一つではないということはわかってきた。そんなお話でした。
次は30c??
入るかが問題です。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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コメント
コメント一覧 (3)
確かに前後AGILEST TLRで前25cは悪くないかもです。まだ25c使い切っていないのが転がっていた気も。。。
空力的には最適な組み合わせでですね。
25cで掛けた時も、ミクロで見れば似た様な事が起きてるのかも知れません。微妙に滑っている事を「進んでいる」と感じる。
逆に、しっかりグリップしていると、反力が脚に返って来るから「重い」とか「モッサリ」という印象を脳が受けるのかも知れません。
最近は幹線国道でも路肩は穴だらけ、亀裂だらけ.そういった荒れた路面でも躊躇せずに突っ込める28c以上のタイヤって、結構減速や速度の出し入れが少ないので結果的に早くる効果も無視出来ないかも知れませんが。