今回はステムのボルトのトラブルです。
ステムのボルトのトラブルはやはり結構多いことです。
とは言ってもステムのボルトは基本的に難易度が低めです。
というのもなぜかと言えば理由があります。
①しまっている力がそこまで強くはない
②比較的取り出しやすい位置にある
③ボルトのサイズ
基本的に最近のバイクのコラム部の多くはカーボン製ということもあり、締め付けトルクをある程度は考慮してしめられている事が多いです。また極端に小さなボルトや、逆に大きくてもものすごい力でしまっているものはやはり苦労したりする場合もありますが、ステムボルトはちょうどよいサイズなのです。ですのでトラブルの対応としての難易度はそこまで高くはない場合が多です。
ということで今回はステムのボルトのトラブル、なめ、折れの際はどうするのか?というお話です。

▶ステムのボルトのトラブルの種類
ステムのボルトのトラブルで多いのは一番はなめ、そして折れです。
どちらにせよボルトはもう使用はできなくなりますので、如何にしてステムから取り外すか、ということがポイントになります。
ステムのボルトはそこまで難易度は高くはないとは言え、ボルトの頭は基本的に内部に収まるような構造の場合もありますので外部から掴むことはできないことも多いです。
①なめの場合
基本的にケースバイケースでの対応になるのですが、できるだけそのまま食いつきの良い工具を使ったりして外す方法を試します。物によってはエキストラクターを使用する場合もありますが、固着がひどい場合、エキストラクターが折れると絶望を味わうことになります。。。ですので注意が必要です。
するずるに舐めてしまっている場合は、固着がなさそうであれば頭を飛ばします。頭を飛ばせばボルト部の固着さえなければその未来は明るいです。
またステムの場合はしまっていても隙間があるあるものもあります。

この隙間があれば薄い歯のダイアモンドカッター等でボルトを切ります。個人的には好きな方法です。
②折れた場合
ボルトが折れた場合です。
通常頭がネジ切れることが多いのです。
しかしこれがまた少し厄介なことに頭の部分がきれいに取れてくれれば良いのですが、得てしてそこまできれいに取れることはそこまで多くなく、変なところで折れる場合もあります。
今回のモデルさんです。

せっかく頂いたのでご紹介をさせていただきますm(_ _)m
手前のボルトが折れています。

すでに頭が飛んでいるのでボルトに穴を開けがてらほじっていけば反対側から外れます。。。
という場合が多いのですが、今回は外れませんでした。

というのもここまでは入るのですが、以降が入っていきません。
頭が切れているのですがきれいに切れたわけではなく一部が引っかかるぐらい残ってしまっているようです。
こうなると次の手段です。
頭を飛ばしてもだめな場合は、ボルトを切ります。

ボルトが切れれば簡単に外れます。
きれいに外すことができました。


今回の作業時間は10分もかからないぐらいでした。
大体ステムの場合は、チタンで相当厄介な事になっているものではなければ、通常30分以内には終えることができる場合が殆どです。チタンのボルトは意外と折れることありますし、なにせ硬いのでほじるのも大変で、工具が壊れてしまうこともあります。
ステムは本体の金額もありますので、工賃とステムの価格とを考慮することも必要かもしれません。
▶まとめ
ステムのトラブルを起こさないために重要なことです。
まずは工具の使い方でその場所に適した、精度の良い工具を正しい方法で使うということです。
それと日頃のメンテナンスです。

このようにサビが酷く進んでしまっている状態は、舐めるリスクが上がりますし、固着も酷くなりがちです。
そしてボルトのトラブルの際は必ず書かせていただいていることがあります。
やばいと感じたらできるだけ粘らずに早めにお店に持っていってください。ということです。
酷くなる前、症状は軽ければ軽いほど時間もかかりません。
無理はせず、頑張らずということです。
ページ下部のお問い合わせよりお気軽にご相談ください。
ということで今回はなめ?折れ?ステムボルトのトラブル対応、そんなお話でした。
++++++++++++++++++++++++++++++
舐め率の高いボルトではもちろんクランクのクランプボルトもあります。
クランクのクランプボルトを外したときの記事はこちらです。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
ステムのボルトのトラブルはやはり結構多いことです。
とは言ってもステムのボルトは基本的に難易度が低めです。
というのもなぜかと言えば理由があります。
①しまっている力がそこまで強くはない
②比較的取り出しやすい位置にある
③ボルトのサイズ
基本的に最近のバイクのコラム部の多くはカーボン製ということもあり、締め付けトルクをある程度は考慮してしめられている事が多いです。また極端に小さなボルトや、逆に大きくてもものすごい力でしまっているものはやはり苦労したりする場合もありますが、ステムボルトはちょうどよいサイズなのです。ですのでトラブルの対応としての難易度はそこまで高くはない場合が多です。
ということで今回はステムのボルトのトラブル、なめ、折れの際はどうするのか?というお話です。

▶ステムのボルトのトラブルの種類
ステムのボルトのトラブルで多いのは一番はなめ、そして折れです。
どちらにせよボルトはもう使用はできなくなりますので、如何にしてステムから取り外すか、ということがポイントになります。
ステムのボルトはそこまで難易度は高くはないとは言え、ボルトの頭は基本的に内部に収まるような構造の場合もありますので外部から掴むことはできないことも多いです。
①なめの場合
基本的にケースバイケースでの対応になるのですが、できるだけそのまま食いつきの良い工具を使ったりして外す方法を試します。物によってはエキストラクターを使用する場合もありますが、固着がひどい場合、エキストラクターが折れると絶望を味わうことになります。。。ですので注意が必要です。
するずるに舐めてしまっている場合は、固着がなさそうであれば頭を飛ばします。頭を飛ばせばボルト部の固着さえなければその未来は明るいです。
またステムの場合はしまっていても隙間があるあるものもあります。

この隙間があれば薄い歯のダイアモンドカッター等でボルトを切ります。個人的には好きな方法です。
②折れた場合
ボルトが折れた場合です。
通常頭がネジ切れることが多いのです。
しかしこれがまた少し厄介なことに頭の部分がきれいに取れてくれれば良いのですが、得てしてそこまできれいに取れることはそこまで多くなく、変なところで折れる場合もあります。
今回のモデルさんです。

せっかく頂いたのでご紹介をさせていただきますm(_ _)m
手前のボルトが折れています。

すでに頭が飛んでいるのでボルトに穴を開けがてらほじっていけば反対側から外れます。。。
という場合が多いのですが、今回は外れませんでした。

というのもここまでは入るのですが、以降が入っていきません。
頭が切れているのですがきれいに切れたわけではなく一部が引っかかるぐらい残ってしまっているようです。
こうなると次の手段です。
頭を飛ばしてもだめな場合は、ボルトを切ります。

ボルトが切れれば簡単に外れます。
きれいに外すことができました。


今回の作業時間は10分もかからないぐらいでした。
大体ステムの場合は、チタンで相当厄介な事になっているものではなければ、通常30分以内には終えることができる場合が殆どです。チタンのボルトは意外と折れることありますし、なにせ硬いのでほじるのも大変で、工具が壊れてしまうこともあります。
ステムは本体の金額もありますので、工賃とステムの価格とを考慮することも必要かもしれません。
▶まとめ
ステムのトラブルを起こさないために重要なことです。
まずは工具の使い方でその場所に適した、精度の良い工具を正しい方法で使うということです。
それと日頃のメンテナンスです。

このようにサビが酷く進んでしまっている状態は、舐めるリスクが上がりますし、固着も酷くなりがちです。
そしてボルトのトラブルの際は必ず書かせていただいていることがあります。
やばいと感じたらできるだけ粘らずに早めにお店に持っていってください。ということです。
酷くなる前、症状は軽ければ軽いほど時間もかかりません。
無理はせず、頑張らずということです。
ページ下部のお問い合わせよりお気軽にご相談ください。
ということで今回はなめ?折れ?ステムボルトのトラブル対応、そんなお話でした。
++++++++++++++++++++++++++++++
舐め率の高いボルトではもちろんクランクのクランプボルトもあります。
クランクのクランプボルトを外したときの記事はこちらです。
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〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。当店の特徴・詳細ははこちらから
コメント
コメント一覧 (3)
ステムボルトは取り寄せができるメーカーとできないメーカー(モデル)があります。どちらかというとバラ売りは無いものの方が多いのです。m(_ _)m
ステムボルトは取り寄せができるメーカーとできないメーカー(モデル)があります。どちらかというとバラ売りは無いものの方が多いのです。m(_ _)m