走行前のお話はこちらからどうぞ


先日組付けを行ったVittoriaのセカンドグレードのTLRタイヤ、CORSA N.EXTです。
交換後大きな上り以外の場所を、様々な強度で350kmぐらい走りました。
とにかくできるだけ乗って感じたところを書きたかったので、猛暑の中走り回りました(笑)
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摩耗はこんな感じです。
(路面温度熱すぎ??)若干早いと感じないこともありませんが、ここからが勝負でしょう。

空気圧の減少は走行前に4.8BARまで補充、次の日の走行前に4.3~4.5BARぐらいです。
他のTLRタイヤと大きな差はなく、通常の範囲内です。

ということで今回はVittoria CORSA N.EXT TLR 26c ②350kmインプレです。
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✓なぜリアのみ交換したのか
今回交換したのはリアのみです。
なぜリアだけのなのかというと理由は2つあります。
まず単純にリアタイヤが交換時期になったから、ということ。
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※スリップサインはほとんど見えなくなりました。

もう一つが重要なことで、単純にタイヤの比較をしたかったからです。
個人的な見解ですが、タイヤは少なからず前後で役割に違いがあると考えており、タイヤの性能の違いがわかりやすいのはやはり駆動輪であるリア側だと感じています。
ですのでまずはリアを交換して、駆動輪としての役割の中での違いをしっかりと感じたい、ということがあったからです。
単純なお話では両方まとめて変えるよりも片方ずつ交換したほうが、違いがわかりやすいのです。
ということで今回はまずリアのみです。
実はフロント用はすでに手元にあるのですが、もうしばししっかりとリアの感覚を堪能した後、交換予定です。

✓比較対象
交換前は富士ヒルの前後を除いてAGILEST TLRの28cを10ヶ月以上使用していました。
AGILEST TLRは28cでも実測値で240gを切っていますので、かなり軽量な分類に入るTLRタイヤです。

それからCORSA N.EXTの277gに交換致しました。
単純にリム外周部で37gの重量増です。
最近流行りのTPUチューブ一本分ぐらい、内部のシーラントぐらいの重量差です。

組み付け時にはAGILESTはタイヤが軽量で薄いということもあり若干シーラントを多めに入れていました。CORSA N.EXTは通常量です。
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また比較には空気圧も重要だと考えております。
AGILEST TLR 28cは4.8~5.0BARの間で運用をしておりました。
AGILEST TLRでも6BARまで試しましたが、高すぎる空気圧は反応が良くはなりますが、跳ねるようになったり乗り心地が固くなります。AGILESTの良さ、28cの良さが薄れてしまう気がしていましたので、色々と試した結果で4.8BARぐらいで使っていました。


✓最適な空気圧
適正な空気圧、というよりも最適な空気圧という方が正しいように感じております。
こちらも個人的な見解ですが、空気圧を決める上で重要になることの一つは速度域だと考えております。
速度域が上がってくると各所に掛かる負担は大きくなり、出力するパワーも上がってきますが、主体はパワーと言うよりも速度です。
例えばですが40km/hで曲がるコーナーリングと、20km/hで曲がるコーナーリングでは気持ちよく曲がれる空気圧に差がでるのではないか、ということです。また下りで50km/h出ているときに合わせた空気圧でのんびりとサイクリングをしたら固く感じると思います。

ワタクシ自身が走っていて感じるのは、やはり速度が早い場合は剛性が高いほうが良いと感じます。
逆にゆっくり走っているときは空気圧は低めのほうが乗り心地が良い方が良いです。つまり常用する速度域によってもちょうどよいと感じる空気圧に差が出ると考えております。

もちろんちょうどよいと感じる空気圧に設定をするのが良いとは思いますが、走行中にコロコロ変えることはできません。ですので一番自分にとってちょうどよい空気圧にするのですが、そのピンポイントとなる空気圧でも美味しい速度域が広いほうが万能性の高いタイヤだと思います。

もちろん路面状況や体重、パワーその他諸々によっても差が出ると思っております。
ということを長すぎる前置きとして、本題に入ります。

▶初乗り
まず初乗りは5.5BARで設定しました。
というのも25cの場合は6BAR、28cで4.8BARですので間を取って、ということでまずはお試しです。

走り出してすぐにその差に驚きました。
かかりすぎ、ハネ感が全然ありません。
旧コルサを思い出すvittoriaらしさがしっかりと感じました。
腰のある剛性感、しっかりと路面を掴んでいる感覚がわかりやすいのですが、路面からの嫌な振動や衝撃をきれいに丸めてくれます。旧コルサを使っていたときの感覚を思い出してきました。

とはいってもやはり5.5BARはちょっと硬すぎました。
ライド中、トイレのタイミング等で抜いてみようかと考えたのですが、バルブをシーラントでつまらせる可能性が高いですし、出先では正確な空気圧の管理はできませんのでとりあえずこの日は5.5BARのまま走り切ることにしました。

初日の印象としては重量は増えているのに上りでもPRを数個取れていたようでした。やはり踏みやすくて気持ち良く調子に乗っていつもよりも踏んでしまったため、結構疲れました。


▶適正空気圧を探る
ということなのですが、公式サイトにありました。
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https://www.vittoriajapan.co.jp/news/corsa-pro-corsa-n-ext%e3%81%ae%e6%8e%a8%e5%a5%a8%e7%a9%ba%e6%b0%97%e5%9c%a7/

体重+車重(装備込み)ですのでざっくりで4.9BAR以下ぐらいかと思われます。
やはり5.5BARでは少々高すぎたようです。

ということで、4.8BARを基本とし様々な強度で実際に走って使ってまいりました。

▶CORSA N.EXT インプレ
①剛性感
単純に28cと26cの太さの違いもあるのかもしれませんが、AGILESTで空気圧を落としたときに感じていた、ボヨンボヨン感は4.8BARでも一切ありません。
縦に踏んだときはパワーをかけてもたわむことなく、腰というか芯がしっかりとありしっかりと前に押し出してくれます。

スピードレンジ、速度域に非常に深さを感じます。
前述のようにそのタイヤその空気圧での美味しい部分、これがN.EXTは非常に深いように感じます。

AGILESTでは一つの空気圧では若干美味しい速度域が狭いように感じていました。
CORSA N.EXTはワタクシが扱える速度域内での不足感がありません。ポテンシャルというかふところがものすごく深く感じるタイヤです。

②グリップ感
しっかりと路面を掴んでる感覚を感じることができます。
この感覚は旧コルサの時からものすごく好きで、安心感がありましたが今回のN.EXTも同様にしっかりと安定しているように感じることができます。。

これはワタクシの感じ方の問題かもしれませんが、AGILESTの場合は安定がしていないわけではないのですがコーナーリングはグリップ感、路面を掴んでいる感覚が分かりづらいと感じていたので探りながらコーナーリングに入っていた気がします。

これがCORSAの場合はブレーキング時からもしっかりと路面を掴んでいる感を感じることができるので、怖くなくスパッとコーナーに入っていけます。

そして倒し込んでからの安定感もよいです。
少しぐらい倒している状態でもまるで直線のように安定しています。
立ち上がりはタイヤの重さがあるからかもしれませんが、しっかりとペダルにパワーを乗せて加速をしてもロスなく加速をしていきます。

コーナーリングの感じ、安定感やグリップ感としてはIRCのタイヤに近いイメージですが、感じるグリップ感は最も強いと思います。S-Lightとの比較では、似た感覚ではあるのですが、コーナーリング時のタイヤの動き、しなやかさがCORSAのほうがより強いようなイメージです。


③衝撃の収まり
めちゃくちゃ早く弾みにくいです。
毎日毎日何年も、同じ道を走っていると路面のギャップや凸凹を覚えてきます。
超えた瞬間の反応、そしてチェーンの暴れる音、回数も体に染み付いています。
これがほんの僅かですが少ないのです。

これは低圧運用をするとある程度瞬間的なハネ感を抑えることができますが、逆におさまりが遅くなる場合もあります。
低速低圧で走っているときはやはり柔らかいタイヤの方が乗り心地もマイルドで良のですが、速度域が上がってきたときには柔らかすぎてしまうことで、その後踏み直したときの反応では腰が抜け、進みづらくなってしまいます。ある意味トレードオフ的なところがあるのかもしれません。

このように車体の暴れはできるだけ早く収まって欲しいですし衝撃はマイルドにしてくれたほうが良いのですがその一方、その後の反応も必要という少々難しいところなのかもしれません。


④高速域での反応
剛性感と似ている部分ですが、抜群に良いです。
※これはもちろんフレームやホイールとの関係性もあると思います。
AGILEST28cで4.8BARのときは重たいギアでかけると、タイヤがたわむ感じがどうしても現れてしまいます。パワーをかけたときの反応は車体の中でも剛性の一番弱いと思しき部分があらわになってしまうようなイメージです。

AGILESTはもう少し空気圧が高くても良かったのかもしれません。(ワタクシの調整不足かもしれません。)
SLR01とHYPER、そしてCORSA N.EXTとバランスが非常に良いように感じているのも、弱さを感じる部分がないからなのかもしれません。
どのように踏んでも、ダンシングでもリズムが非常に取りやすく感じました。

⑤乗り心地
基本的によく言えばしっかりとしているタイヤ、腰がしっかりとあるタイヤ、悪く言うならば硬いです。
乗り心地は空気圧をかなり落としたとしても、固く感じるかもしれません。

それでも5.5BARで走ったときでもTLRということもあるのかもしれませんが、嫌な硬さは感じませんでした。
ガツンッ、という路面からの衝撃はしっかりと角を丸くしてくれますし、荒れの細かい振動もかなり抑えてくれます。これは初めてFormula PROのTLを使用したときに感じた感覚と似ていますが、AGILEST TLRを使用していてこの良さを感じたということは、AGILESTよりもチューブレスの良さをより濃く感じたのかもしれません。
サイクリング、ポタリング等であればもっと空気圧を落としても良いかもしれません。

⑥重さ
実際に重量を見てしまっているので、頭の中での印象もある程度影響を与えているということも考えられます。

走り出しは重さを感じますし、上りでの重いギアを踏んだときも重さを感じるように思えます。
しかし加速感は実際の重量よりもよく進むように感じます。
とにかくグリップ力が高いことに加えて剛性もしっかりしているので、どう踏んでも進んでくれます。
軽すぎて抜けが良いタイヤよりも、ある程度の重さはペダルにパワーをかけやすいように、リズムが取りやすいように感じています。
これはペダリングスキル不足感が否めませんが。。。

しかし意外と上り区間でもPRを取れているので重さ以上のなにか、相性等も含めてあるのかもしれません。

巡航性能は最高です。
荒い路面、ギャップ、ひび割れ、継ぎ目なんのそのです。
良いのか悪いのかは別として、今まで避けていたような部分も踏みながら突っ込んでいけます。
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▶総評とまとめ
今回のCORSA N.EXTのワタクシの評価ですが、非常に良いと感じています。
というのも旧コルサも含めて個人的にvittoriaのタイヤが好みに合っている、ということがあると思います。
好みとは例えばフレームやホイール、ペダリング、乗り方、体重、目的等の様々な要因が絡んでくるものです。
例えばですが、重すぎるタイヤはやはり気持ちの問題として避けたいと思ってしまうのですが、逆に少しぐらいは重さが合ったほうがパワーをかけやすく感じるのはペダリングスキルの問題かもしれません。

CORSA N.EXTの総合的な評価ですが、VittoriaのTLRらしさをしっかりと感じられるタイヤ、
①しなやかに動き振動を抑え、衝撃をマイルドにする
②路面をしっかりと掴んでいる安心感と安定性
③腰がある剛性感
ということです。
下りが楽しいタイヤ、多少悪い路面でも平地巡航が強い、パワーをかけたときの伸び感が気持ちが良い。完全に好みの問題ではありますが、ロードレースをやるならば多少重くともCORSA N.EXTを選びます。というかレースであればCORSA PROだと思いますが。。。

逆に弱点とすると、その重量は軽い分類ではありません。瞬間的な軽さ、俊敏な反応、上りでの軽さは苦手になると思いますし、ストップアンドゴーが多い状況では良さが感じづらいかもしれません。またタイヤのしっかり感、剛性感も人によっては空気圧を落としても硬いと感じてしまうかもしれません。ひらひら進む、というよりはN.XETはどちらかというとどっしりとした安定感、そんなイメージだと思います。

次はフロントを交換して見ようと考えております。
ということで今回はVittoria CORSA N.EXT TLR 26c ②350kmインプレですが、予想以上に良く非常に気に入っています。そんなお話でした。




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