ELVES BIKEはかなり人気があります。
オーナー様よりご快諾をいただけましたので、再び前回とは少し違いをもたせつつの解説とさせていただこうと思います。
ということで今回は第三弾!ELVES FALATH EVO再び 組み上げの話です。

こちらです。
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相変わらずかなりゴリゴリにマッシブなBB周り、エアロ系のフレームです。

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コーディングをかけつつ、細部を見てみます

基本的なことですが、ボルトはすべて締め直し確認をしたほうが良いです。
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このFD台座、ボルトはゆるゆるですが非常に良いです。
というのも個人的な意見ではありますが、まずFD台座はカーボンの一体成形であるメリットはというと、、、残念ながらデメリットを上回ることはないと思っています。特にSHIMANO純正のRadius Washer(潰れワッシャー)が使えないほどの強度のものは不自由です。
また他のメーカーでもありますが、台座の角度がある程度調整できるようになっています。コレはとても親切設計です。
が、メリットだけではないことが後々判明いたしますが、それは後ほど。

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トップチューブ前方は太すぎてバイクハンガーにかかりません(笑)

前回すっかり忘れていた実測重量を見てみます。
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フロントフォーク、カット前重量 456g。

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フレームはエンド保持パーツがついていますが、ボルト類台座類を含めて1238gでした。

ヘッドパーツ類はほぼ迷うことはないと思います。
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分かりづらいものは記載があり親切設計です。

上部ベアリング受け部です。
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トップカバー、スペーサー×4です。
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全て10mm、左上のダストカバーがありますので、専用スペーサーでの調整幅は0~40mmということでしょう。スペーサーでハンドルとフレームがベタになる寸法です。
スペーサは割入り、トップカバーは割なしです。

トップカバーとスペーサーは前回同様スパッとは収まらず少々こじって組み合わせます。
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ある意味しっかり入りますので、悪いことだけではないと思います。
仮組みしてカット位置を確認します。
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専用ハンドルも仮組みします。
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専用ハンドルのコラムのスタックハイトはかなり低めです。
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通常多くのステムは40mm前後です。
SHIMANOプロのVIBEステムは35mmというのが低めの分類です。

スタックの低いステムのデメリットはというと、やはりステムを交換するときにコラムの長さが足りなくなりがち、ということがあります。
しかしポジション調整等なく、専用ハンドルを使い続ける分には全く問題が無いと思います。

カット位置は実際に使うトップキャップ+アンカープラグによって変わります。
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このメーカーロゴ入りのトップキャップ形状は要改善ポイントだと考えております。

とステアリングストッパーのような構造があります。
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直接フレームを使用しないのは良い構造だと思います。
ともあれヘッドベアリングは消耗品ですし、ヘッドパーツの構造上やはりグリスはしっかりと入れておいたほうが良いですし、メンテナンス頻度もある程度増やしたほうが良いと思われます。

カット後は少々フレームから離れてサドル周りです。
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箱出しの状態です。
この形の櫓はサイドのパーツの形状によって、使えるサドルレールが変わります。
このように部品を交換しないと楕円のカーボンレールで使えないのは、横からアクセスするタイプの一本締めのやぐらのデメリットの一つでもあります。
画像は初期状態で真円の7mm用です。
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画像の右側がフレーム付属の楕円カーボンレール用、7×10mm用です。コレが最初から付属してくるのは親切なパッケージです。
プロロゴは9.3mmとのことですがぴったりでした。
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むしろ10mmだときつそうなぐらいで。。。

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シートポストの櫓には前後調整用の構造があります。
ボルトのアクセスはサドルを組み付けると(穴開きではない場合は)締めれなくなってしまう位置なので締めておいたほうが良いです。
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サドルが付いたらサドル高が出せますので、サドル高によってはシートポストをカットします。
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シートポストを挿す際には、Di2のバッテリー+配線を通しておくことで二度手間にならないようにします。と例のざらざら、今回も全く入りませんでした。。。

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ブレーキのホース、ではなく今回はグロータックのイコールですのでアウターを通します。
ハードアウター、ソフトアウターがあるのですがトラブル防止のために継ぎはしません。すべてハードアウターで組みます。ハードアウターのポイントは切り方だと思います。

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ハンドル周りは通して、引っ張って、、、で組みます。
Di2ケーブルの取り扱いは細心の注意が必要です。
というのもDi2は12速でも機械式ディスクブレーキはまだ有線です。

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12速のバッテリーは新品の状態でもれなくほとんど残量がない場合多いです。
ですので早く繋いで充電をしないと調整もできないのです。
Di2を充電しつつ、他の作業を進めると効率的です。

グロータックのイコールにもどります。
イコールを組む時は(密かに)付属している極小Oリングを使います。
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マニュアル通りブレーキ本体とアウターキャップの間に入れます。
これは発想というかアイデアがあれば比較的苦労はしないです。ヒントは逆転の発想です。

フレームに戻ります。
BBの取り付けはやはり少々。。。クランクを取り付けます。
今回のクランクはこちらです。
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驚きの価格のMageneのパワーメータークランクです。
クランクの構造はメーカーごとに違いがありますが大きく分けて2種類、シマノ式とFSA式です。
Mageneのクランクはシマノ式に似ています。
パワーメーターの部分は付属の工具を使用して取り付けます。付属の工具が無いとつきません。
SHIMANOのチェーンリングも一部は使えるようですが、今回は純正のチェーンリングにて組みました。
個人的にはこのクランクの形状、結構好きなのです。かっこいいのです。

クランクを付けたらFDを調整します。
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SHIMANOの位置決めのテープですが、全然いらないので即剥がします(笑)
剥がした後のベタベタがいつも気になります。
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FD台座一番下にセットしてこの位置です。
本当はもう少しFDを下げたいのですが台座的に厳しいです。台座の角度を調整してギリギリに寄せました。こんな事ができるのも台座が少しですが動かせる利点です。
FDの位置決めですが以前組んだフレームではそこまで気にならなかったので、フレームサイズの問題なのかも知れません。もしくは50-34Tではなく52-36Tであればビシっといくかもしれません。

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グロータックのイコール、ディスクブレーキも調整します。
ポイントはというとやはりマニュアル通りに行う、ということだと思います。マニュアルを無下にしてはいけません。なぜこう書いてあるのか、このように指定しているのか、構造を理解しつつ一字一句見落とさにように何回も読みます。とても大切なことです。

とフレーム付属を確認すると小物パーツにはダイレクトマウントのハンガーがありました。
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初期装着品はノーマルマウントです。
せっかくなので交換しようとしたのですが、、、
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ズルズルに舐めてました。。。
外れたとしても再利用することはできそうにありませんので、代替品が到着するまではお預けです。

とバーエンドが斜めなのが気になりますが。。。
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エンドキャップがきれいに入りづらいのです。

ともあれ完成です。
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実測重量は7.56kgでした。
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※バーテープ、ペダル、ボトルケージ、サイコンマウントはついていない状態です。
ベースは81ULTEGRA組で50mmリムハイト、フレームサイズ大きめですのでフレーム形状・太さ等を考慮すればかなり軽量に仕上がっていると思われます。

細部を見てみます。
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前回組んだEVOさんはロゴの一文字目”E”がほぼ見えませんでしたが、今回のEVOさんはなんとかギリギリロゴが見えます。サイズなのでしょうか。。。
それにしてもかなりゴツいですが、乗り心地はどうなのでしょうか。楽しそうです。

ということで今回は第三弾!ELVES FALATH EVO再び 組み上げの話でした。
バラ完、組み換え等お気軽にご相談ください。









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