ロードバイクの異音問題は決して少なくない悩みです。
というのも基本的なことですが、ロードバイクの走行中は基本的に以下の音以外は出ないはずです。
✓チェーンがギアを噛む音
✓脚を止めたときのラチェット音
✓路面のギャップ等でチェーンが暴れる音
等、ブレーキを掛ければブレーキの音などは出ますが、基本的にロードバイクは静かな乗り物です。
おそらく新車が納車されたときは、驚くほど静かでなめらかだと思います。
それがいつしか不思議と音が聞こえだすことがあります。
気になります。。。
ということで今回のお題ですが、ペダルを踏み込むとギシギシと軋むような音が出るときの対処方法そんなお話です。
今回は解決となりますので、皆様もご一緒に何が?とお考えいただければと思います。

▶症状
①異音:ギシギシ、コク、ギュギュというような軋むような音と脚に伝わる感覚もあり
②右足を強く踏み込むと出る
③強く踏まない、パワーを出さないと異音は出ない
④アウターでもインナーでも発生
⑤ダンシングをすると出ない、もしくは聞こえない
⑥乗り始めは出ない、暫く乗ると徐々に出てくる
特にこういった異音は上り坂で気がつく場合が多いです。
というのも上りはパワーがかかる・パワーを出す場合が多く、速度も低くなるので風切り音が少なくなりより異音が聞こえやすくなるからです。逆に平地では音が出ていても気が付きづらいというものあります。
今回もやはり最初に気になりだしたのは上りでした。
▶異音対策の基本
①視野を広く
ワタクシ自身も経験の中からとても大切にしていることがあります。
それは視野を狭くしない、思い込まないということです。
例えばですがCANNOND…C社だからBBが悪い、とかダンシングでは出ないからシートポストではないとか、ここから異音が出る可能性は低いから完全に除外、ということではなく可能性が低くとも確認を怠らないことであったり、経験上少ないことでも絶対にでは無いということを心がけています。
②邪魔なものは外す
その他の音が出そうな物がある場合、はずせるものは全て外します。
その音に集中し音をよく聞くためには、できるだけ周りの音を消したほうが良いです。場合によっては再現さえできれば室内で乗ることも良いです。
またマウント類も要注意です。
基本的にガタつくマウント類はお世辞にもあまり良いものとは言えません。
ライトやその他の装備が常にガタついていると、肝心のガタに気が付きにくくなってしまいます。
③音を再現できれば解決まで近い
異音がどうなれば出るか、実際にその音を聞くことは解決までの道のりを短くすることができます。
しっかりとどういった状況で出るのか、ということを理解することも大切なことです。
▶実際の対策
ということを踏まえて対策をしてみようと思います。
まずは何から行うかというと、端っこからです。
①クリート


摩耗やクリートのボルトの緩みです。
クリートはある程度傷はついていますが摩耗もそこまで進んでいません。
左右差を見てもむしろ左のほうが摩耗が進んでいますし、傷も多いです。というもの停車時は左脚をつくので圧倒的に付け外しの回数が多いからです。ですので交換スパン的には左の方が多いのです。
ですが今回の異音は右側からです。
クリートのボルトも確認をしましたが、緩みはありませんでした。
②ペダル
だいぶ御長寿なDURA-ACEのペダルです。
距離にして60000km以上は使用していると思われます。

と実際に見てみてみるとやはり左側はビンディング部ロゴが完全に消えるぐらい摩耗が進んでいますが、肝心の右側はというとそこまで摩耗していません。やはり付け外しの回数が圧倒的に左のほうが多いからです。
せっかくなのでペダルのグリスアップをし、取り付けも確認いたしました。
こちらも汚れはある程度ありますが、緩み等はありませんでした。
③クランク
このあたりになるとだいぶ不安になってきます。
というのもクランクからの異音はクランクが壊れる前兆となることがあるからです、
ちなみにクランクに至ってはその走行距離ざっくりとですが80000km、ここまでいくと流石にかなり不安がよぎります。。。
クランクとチェーンリング接触面に気になるところがあったので、こちらはきれいにして再度組み付けました。

同時にチェーンリングの締め等も確認します。
クランクも特に決め手になるような不具合はありませんでした。
④BB
BBは圧入式でSHIMANOの純正のSM-BB92を使用しております。
BMCのSLR01現在のフレームですが、シェルは若干キツめです。
BB自体に異常はなく、圧入にも不具合はありません。
とは言っても最終的にはBBを交換、ということも試す必要がありますがまだ保留です。
▶答え合わせ
上記の作業を行っても改善がありませんでした。
ということは次なる手はというと、、、代替品に交換できる部分を交換していく、ということです。
コレができると意外と簡単に答えが出る場合が多いです。
パーツを交換していきます。
まずはペダルです。
ローラー台で使用しているペダル、PD-R550があるので交換してみます。
・・・見事に消えました。
ということで今回の異音の原因はやはり60000kmを超える御老体、PD-R9100が諸悪の根源ということになるのでしょうか。。。
しかしです。
残念ながら現行型のペダルはメンテナンスは軸部だけ、ビンディング部の交換することはできないのです。つまりもうこのペダルは寿命というこになるのでしょうか。
ということで対策はというと、ペダル自体を交換するしかないのか、という問題です。
場合によってはペダルを交換することで解決するのであれば、ペダル交換をおすすめされてしまうかも知れません。
ちょっとまったぁ!です。
そのペダルを捨てるにはまだ早いです。
というのもペダルのトラブルはまずクリートを疑え!という定型文のようなお約束があります。
比べてみましょうそうしましょう。

そんなに摩耗が進んでいないのに、、、とは言わずに交換してみます。もちろんクリートは偽造防止対策済みの正規代理店品です。ここで変なものを使用してしまっては元も子もありません。
交換後、ライドは3回距離にして200km走りましたが、同症状異音はまったくでておりません。
ということで今回の異音の発生源はクリートとペダルの組み合わせが原因だったということです。
クリートのどこの位置がという特定はしておりませんが、クリートの摩耗や傷等とペダルがうまいこと悪い状態で合わさってしまった事による異音と考えられます。
ちなみにSHIMANOのペダルは超寿命と言われるには理由があるのです。
軸やボールはだめになっても交換が可能ですので、最悪ビンディング部が壊れるまで使える可能性を秘めています。
現在の御長寿ペダルも、ビンディングがゆるくなってきていますので、クリートの固定力調整で固定力を上げて使用しております。
▶まとめ
ということで今回はペダルが犯人、、、ではなくクリートに原因があった事例です。
また例えばですがコレでだめならクランク、そしてBBというような感じて順々に疑わしいところを潰していく形となります。
基本的にパーツとパーツの接触面、接触点は音が出る可能性があります。そして掛かる力が強ければ強いほど音が出やすい傾向にあります。
実際の音を聞き、視野を広く持つ、そして早めに対策を行うということはとても大切なことです。
音は基本的に放置をして良くなることはほぼありません。場合によっては放置することでパーツを傷付けてしまうこともあります。
異音に慣れず、放置をせず、早めの対策をおすすめしております。
何よりも音が静かなロードバイクは気持ちがいいです。
ということで今回はペダルを踏み込むとギシギシ軋み音が出る時の対処方法のお話でした。
異音に悩まれてる場合、正直なところ実際の異音には完全な対策を取れる部分、対策が取りづらい部分、様々なケースがあります。しかしそのまま放置せずにご相談いただければと思います。お気軽にお問い合わせください。
+++お知らせ+++++++++++++++++
2023年8月の店休日について
誠に勝手ながら、下記の期間を店休とさせていただきます。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
というのも基本的なことですが、ロードバイクの走行中は基本的に以下の音以外は出ないはずです。
✓チェーンがギアを噛む音
✓脚を止めたときのラチェット音
✓路面のギャップ等でチェーンが暴れる音
等、ブレーキを掛ければブレーキの音などは出ますが、基本的にロードバイクは静かな乗り物です。
おそらく新車が納車されたときは、驚くほど静かでなめらかだと思います。
それがいつしか不思議と音が聞こえだすことがあります。
気になります。。。
ということで今回のお題ですが、ペダルを踏み込むとギシギシと軋むような音が出るときの対処方法そんなお話です。
今回は解決となりますので、皆様もご一緒に何が?とお考えいただければと思います。

▶症状
①異音:ギシギシ、コク、ギュギュというような軋むような音と脚に伝わる感覚もあり
②右足を強く踏み込むと出る
③強く踏まない、パワーを出さないと異音は出ない
④アウターでもインナーでも発生
⑤ダンシングをすると出ない、もしくは聞こえない
⑥乗り始めは出ない、暫く乗ると徐々に出てくる
特にこういった異音は上り坂で気がつく場合が多いです。
というのも上りはパワーがかかる・パワーを出す場合が多く、速度も低くなるので風切り音が少なくなりより異音が聞こえやすくなるからです。逆に平地では音が出ていても気が付きづらいというものあります。
今回もやはり最初に気になりだしたのは上りでした。
▶異音対策の基本
①視野を広く
ワタクシ自身も経験の中からとても大切にしていることがあります。
それは視野を狭くしない、思い込まないということです。
例えばですが
②邪魔なものは外す
その他の音が出そうな物がある場合、はずせるものは全て外します。
その音に集中し音をよく聞くためには、できるだけ周りの音を消したほうが良いです。場合によっては再現さえできれば室内で乗ることも良いです。
またマウント類も要注意です。
基本的にガタつくマウント類はお世辞にもあまり良いものとは言えません。
ライトやその他の装備が常にガタついていると、肝心のガタに気が付きにくくなってしまいます。
③音を再現できれば解決まで近い
異音がどうなれば出るか、実際にその音を聞くことは解決までの道のりを短くすることができます。
しっかりとどういった状況で出るのか、ということを理解することも大切なことです。
▶実際の対策
ということを踏まえて対策をしてみようと思います。
まずは何から行うかというと、端っこからです。
①クリート


摩耗やクリートのボルトの緩みです。
クリートはある程度傷はついていますが摩耗もそこまで進んでいません。
左右差を見てもむしろ左のほうが摩耗が進んでいますし、傷も多いです。というもの停車時は左脚をつくので圧倒的に付け外しの回数が多いからです。ですので交換スパン的には左の方が多いのです。
ですが今回の異音は右側からです。
クリートのボルトも確認をしましたが、緩みはありませんでした。
②ペダル
だいぶ御長寿なDURA-ACEのペダルです。
距離にして60000km以上は使用していると思われます。

と実際に見てみてみるとやはり左側はビンディング部ロゴが完全に消えるぐらい摩耗が進んでいますが、肝心の右側はというとそこまで摩耗していません。やはり付け外しの回数が圧倒的に左のほうが多いからです。
せっかくなのでペダルのグリスアップをし、取り付けも確認いたしました。
こちらも汚れはある程度ありますが、緩み等はありませんでした。
③クランク
このあたりになるとだいぶ不安になってきます。
というのもクランクからの異音はクランクが壊れる前兆となることがあるからです、
ちなみにクランクに至ってはその走行距離ざっくりとですが80000km、ここまでいくと流石にかなり不安がよぎります。。。
クランクとチェーンリング接触面に気になるところがあったので、こちらはきれいにして再度組み付けました。

同時にチェーンリングの締め等も確認します。
クランクも特に決め手になるような不具合はありませんでした。
④BB
BBは圧入式でSHIMANOの純正のSM-BB92を使用しております。
BMCのSLR01現在のフレームですが、シェルは若干キツめです。
BB自体に異常はなく、圧入にも不具合はありません。
とは言っても最終的にはBBを交換、ということも試す必要がありますがまだ保留です。
▶答え合わせ
上記の作業を行っても改善がありませんでした。
ということは次なる手はというと、、、代替品に交換できる部分を交換していく、ということです。
コレができると意外と簡単に答えが出る場合が多いです。
パーツを交換していきます。
まずはペダルです。
ローラー台で使用しているペダル、PD-R550があるので交換してみます。
・・・見事に消えました。
ということで今回の異音の原因はやはり60000kmを超える御老体、PD-R9100が諸悪の根源ということになるのでしょうか。。。
しかしです。
残念ながら現行型のペダルはメンテナンスは軸部だけ、ビンディング部の交換することはできないのです。つまりもうこのペダルは寿命というこになるのでしょうか。
ということで対策はというと、ペダル自体を交換するしかないのか、という問題です。
場合によってはペダルを交換することで解決するのであれば、ペダル交換をおすすめされてしまうかも知れません。
ちょっとまったぁ!です。
そのペダルを捨てるにはまだ早いです。
というのもペダルのトラブルはまずクリートを疑え!という定型文のようなお約束があります。
比べてみましょうそうしましょう。

そんなに摩耗が進んでいないのに、、、とは言わずに交換してみます。もちろんクリートは偽造防止対策済みの正規代理店品です。ここで変なものを使用してしまっては元も子もありません。
交換後、ライドは3回距離にして200km走りましたが、同症状異音はまったくでておりません。
ということで今回の異音の発生源はクリートとペダルの組み合わせが原因だったということです。
クリートのどこの位置がという特定はしておりませんが、クリートの摩耗や傷等とペダルがうまいこと悪い状態で合わさってしまった事による異音と考えられます。
ちなみにSHIMANOのペダルは超寿命と言われるには理由があるのです。
軸やボールはだめになっても交換が可能ですので、最悪ビンディング部が壊れるまで使える可能性を秘めています。
現在の御長寿ペダルも、ビンディングがゆるくなってきていますので、クリートの固定力調整で固定力を上げて使用しております。
▶まとめ
ということで今回はペダルが犯人、、、ではなくクリートに原因があった事例です。
また例えばですがコレでだめならクランク、そしてBBというような感じて順々に疑わしいところを潰していく形となります。
基本的にパーツとパーツの接触面、接触点は音が出る可能性があります。そして掛かる力が強ければ強いほど音が出やすい傾向にあります。
実際の音を聞き、視野を広く持つ、そして早めに対策を行うということはとても大切なことです。
音は基本的に放置をして良くなることはほぼありません。場合によっては放置することでパーツを傷付けてしまうこともあります。
異音に慣れず、放置をせず、早めの対策をおすすめしております。
何よりも音が静かなロードバイクは気持ちがいいです。
ということで今回はペダルを踏み込むとギシギシ軋み音が出る時の対処方法のお話でした。
異音に悩まれてる場合、正直なところ実際の異音には完全な対策を取れる部分、対策が取りづらい部分、様々なケースがあります。しかしそのまま放置せずにご相談いただければと思います。お気軽にお問い合わせください。
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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