※本記事は製品の提供を受けて作成した記事となります。
まずSUPERTEAMというメーカーについてですが、いわゆる中華カーボンホイールの会社です。
今回から数回に分けて製品提供によるレビューの記事を作成させていただきますが、忖度は一切いたしませんし忖度をして更におねだりするようなつまらないことは致しません。メーカーさんにもそのことはご理解を頂いております。悪いことも正直に書かせていただきます。というのは当ブログの一番大切にしているところですので絶対に曲げません。
ちなみに機材の提供は受けておりますが、万が一売れたとしてもワタクシには一銭の利益もありませんのでご安心を(笑)
そしてSUPERTEAMというメーカーのバックボーンは、、、不確かな情報を鵜呑みにしてもつまらないので不明ということに致します。製品のレビューを書く上では必要のないと割り切り、SUPERTEAMのホイールを使用してということではなく、ALL CARBON ULTRAをホイールとして、実際にワタクシが見て、触って、使って感じたところを正直に書かせていただこうと思います。
ということを踏まえての本題、SUPERTEAM ALL CARBON ULTRA D28-50 DISC 2023 ~乗車前~のお話です。
▶到着~開封
こちらです。
最近の中華系製品はホイールだけではありませんが、箱や梱包が非常にしっかりとしています。他社の中華系カーボンホイールも見ておりますのが遜色ありません。
というのも原則直送販売が多いと思いますので、製品保護のためにもしっかりとしていると思われます。
ディスクロードのT1550に乗り換えてしばらくZONDAを使用しておりました。その後使用し始めたのが今回のこのSUPERTEAMのALL CARBON (ULTRA)D28-50というホイールです。
モデル名はリム+スポークもカーボン製、リム幅28mmのリム高50mmではないかと思われます。
最近の中華系のホイールではもう一般的になったカーボン製のスポークモデルです。
開封します。
最近多いここの文言、こういったちょっとしたこと結構好きなんです。
梱包はかなりしっかりしています。
緩衝材を捨てるのが大変なぐらいです(笑)
付属品です。
ユーザーマニュアルとバルブエクステンダー、交換用のスポーク+ニップルが付属します。
実際のホイールです。
チープさは全く無くありません。
▶詳細を見る!
製品の特徴を見てみようと思います。
①リム
リムは特徴的で波打ったウェーブ形状にディンプルのような窪み、シャークフィンデザインが入っています。ウェーブ形状やシャークフィンデザインはより安定したハンドリング、そして空力性能の向上を目的とし、ZIPPのディンプルと形状が違うことを主張しています。(公式ページより)
ディンプル自体はZIPP VS Swiss side のようなこともありますので実際にどうかは不明ですが、かなり凝った作りをしているようにみえます。他社との差別化にも繋がりますし、個人的には普通にかっこいいと思っています。
実測値で外幅:29mm 内幅21mmでした。
リム内部はTLR形状、チューブレス用のリムテープが貼ってありました。
チューブレスバルブは付属がありませんが、バルブを用意すればTLRも使用できます。
リムを実際に触ってみましたが特に薄い部分があるような感じはありませんでした。塗装やロゴも含めて普通に綺麗です。
②5.2mm×0.9mm、3.4gのカーボンスポーク
かなりの太さのカーボンスポークです。
カーボンスポークは軽量で強い引張強度を持つと言われていますが、高価で破損のリスクもあります。それでもカーボンスポークのホイールを何年も運用しているワタクシとしては、選べるのであればカーボンスポークを選ばない理由はありません。これはフレームでもリムでもハンドルでも同じことだと考えております。
スポークは21本、フロントは左側クロス、リアは右側クロスです。
これがかなりすごくて、です。
際どいように見えるのですが、、、
カーボンですので交差でギリギリ干渉しないような設計になっているようです。
✓ハブ
ベアリングはNBKセラミックということです。
①フロント
引っ張れば取れる系の構造です。
最近は多く見るようになったこの構造ですが精度が重要なのですが、問題なく良いです。
反対側は鬼のように硬かったのでひょっとしたら外れない構造なのかも知れません。ともあれ片側外すことができればベアリング交換はできなくはありませんので問題ないかと思われます。ベアリングがだめになったらバラしてみます。
構造的には非常にシンプルで良いと思います。
②リア
ディスクローター側です。
問題なくキャップは外せます。
フロント同様に極めてシンプルな作りです。
ラチェット部です。
ラチェットは最近流行りのスターラチェットやID360と同様の面接触の構造です。
純正の歯は36Tということですが、(大きな声ではアレですが)海の向こう側のレビュワーの話によるとDT互換との情報も。。。
ハブ側の構造はこうなっています。
おそらくラチェットEXPの前のDTハブと似た構造だと思われますが、DTよりも少しだけ複雑な構造になっています。
フリーボディ側です。
ハブの構造は似たような構造のものが多いのですが、メーカーごとに微妙な差があるのです。大手三社の構造は非常に良くできているのもトラブルが起きたりしたときによく分かることです。
このリアハブの構造はよく見てみるとなるほどな、という構造になっています。
カーボンスポークにセラミックベアリング、スターラチェット方式と十分すぎるスペックです。
✓実測重量
フロント:620g (リムテ込み)
リア:762g(リムテ込み)
合計:1382g!
カタログ値が1385g±30gですのでかなり正確、というかむしろあたり?
ウェーブ形状ではありますが、50mmのリムハイトで1382gと十分すぎる軽さです。
✓スポークテンション
スポークテンションは実際にすべて計測しましたが、若干ばらつきがありました。
が、今回はあえて修正はなしです。
というのも整えることはそこまで大変ではないと思いますが、あえてそのまま使ってみてどう変わっていくのかを見たいのです。
振れも初期状態では若干、無いわけではありませんが他社製品と差がないぐらいの精度で組まれています。(おそらく同様の基準だと思われます)ここもあえてこのまま使います。
と、ここまでは良いのです。
肝心要のアレです。
流石にばらばらになった怖いので、その後あんなことやこんなことまでごにょごにょしてみたりしたのですが、普通に頑丈そうでした(笑)
と安全性という面ではUCI認証、SGS認定を受けているということです。
最近のよく名前を聞く中華系ホイールではUCIとSGS認証を受けているものが多いです。
無いよりも絶対にあったほうが良いと思います。
✓その他
製品の保証についてはリムとスポークは3年、ハブは1年ということです。
保証内容は一般的なもので、通常摩耗ベアリングやラチェットリムテープ等には適応しないということです。これは多くのメーカーも同様の内容です。
更にリペアパーツの販売に関しても確認をしてみましたが、ラチェット、スポーク、フリーボディすべて可能ということでした。
最大ライダー重量は120kg、最大空気圧も125psi/8.6barです。
今回はZONDAより引き継いだ、VITTORIA Corsa N.EXT 28cにBARBIERIのTPUチューブの組み合わせです。
こうなります。
▶まとめ
今回は乗る前の段階としてのホイールの紹介をさせていただきました。
このように見てみるとやはりリムはかなり凝っていますし、その他の部分も隙があまりないように思えます。いや普通に良いと思います。
更にです。このスペックでいくらかというと、、、通常価格$1,198ということですが、現在割引になっていて$991です。この値段って。。。
とても面白そうなホイールです。
現在ではSUPERTEAM ALL CARBON ULTRAを実際に製品を使用し始めてから、もうすぐ1500㎞になろうとしております。肝心要の性能は如何に!?というのが次回のお話です。
ということで今回はSUPERTEAM ALL CARBON ULTRA D28-50 DISC 2023 ~乗車前~そんなお話でした。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
まずSUPERTEAMというメーカーについてですが、いわゆる中華カーボンホイールの会社です。
今回から数回に分けて製品提供によるレビューの記事を作成させていただきますが、忖度は一切いたしませんし忖度をして更におねだりするようなつまらないことは致しません。メーカーさんにもそのことはご理解を頂いております。悪いことも正直に書かせていただきます。というのは当ブログの一番大切にしているところですので絶対に曲げません。
ちなみに機材の提供は受けておりますが、万が一売れたとしてもワタクシには一銭の利益もありませんのでご安心を(笑)
そしてSUPERTEAMというメーカーのバックボーンは、、、不確かな情報を鵜呑みにしてもつまらないので不明ということに致します。製品のレビューを書く上では必要のないと割り切り、SUPERTEAMのホイールを使用してということではなく、ALL CARBON ULTRAをホイールとして、実際にワタクシが見て、触って、使って感じたところを正直に書かせていただこうと思います。
ということを踏まえての本題、SUPERTEAM ALL CARBON ULTRA D28-50 DISC 2023 ~乗車前~のお話です。
▶到着~開封
こちらです。
最近の中華系製品はホイールだけではありませんが、箱や梱包が非常にしっかりとしています。他社の中華系カーボンホイールも見ておりますのが遜色ありません。
というのも原則直送販売が多いと思いますので、製品保護のためにもしっかりとしていると思われます。
ディスクロードのT1550に乗り換えてしばらくZONDAを使用しておりました。その後使用し始めたのが今回のこのSUPERTEAMのALL CARBON (ULTRA)D28-50というホイールです。
モデル名はリム+スポークもカーボン製、リム幅28mmのリム高50mmではないかと思われます。
最近の中華系のホイールではもう一般的になったカーボン製のスポークモデルです。
開封します。
最近多いここの文言、こういったちょっとしたこと結構好きなんです。
梱包はかなりしっかりしています。
緩衝材を捨てるのが大変なぐらいです(笑)
付属品です。
ユーザーマニュアルとバルブエクステンダー、交換用のスポーク+ニップルが付属します。
実際のホイールです。
チープさは全く無くありません。
▶詳細を見る!
製品の特徴を見てみようと思います。
①リム
リムは特徴的で波打ったウェーブ形状にディンプルのような窪み、シャークフィンデザインが入っています。ウェーブ形状やシャークフィンデザインはより安定したハンドリング、そして空力性能の向上を目的とし、ZIPPのディンプルと形状が違うことを主張しています。(公式ページより)
ディンプル自体はZIPP VS Swiss side のようなこともありますので実際にどうかは不明ですが、かなり凝った作りをしているようにみえます。他社との差別化にも繋がりますし、個人的には普通にかっこいいと思っています。
実測値で外幅:29mm 内幅21mmでした。
リム内部はTLR形状、チューブレス用のリムテープが貼ってありました。
チューブレスバルブは付属がありませんが、バルブを用意すればTLRも使用できます。
リムを実際に触ってみましたが特に薄い部分があるような感じはありませんでした。塗装やロゴも含めて普通に綺麗です。
②5.2mm×0.9mm、3.4gのカーボンスポーク
かなりの太さのカーボンスポークです。
カーボンスポークは軽量で強い引張強度を持つと言われていますが、高価で破損のリスクもあります。それでもカーボンスポークのホイールを何年も運用しているワタクシとしては、選べるのであればカーボンスポークを選ばない理由はありません。これはフレームでもリムでもハンドルでも同じことだと考えております。
スポークは21本、フロントは左側クロス、リアは右側クロスです。
これがかなりすごくて、です。
際どいように見えるのですが、、、
カーボンですので交差でギリギリ干渉しないような設計になっているようです。
✓ハブ
ベアリングはNBKセラミックということです。
①フロント
引っ張れば取れる系の構造です。
最近は多く見るようになったこの構造ですが精度が重要なのですが、問題なく良いです。
反対側は鬼のように硬かったのでひょっとしたら外れない構造なのかも知れません。ともあれ片側外すことができればベアリング交換はできなくはありませんので問題ないかと思われます。ベアリングがだめになったらバラしてみます。
構造的には非常にシンプルで良いと思います。
②リア
ディスクローター側です。
問題なくキャップは外せます。
フロント同様に極めてシンプルな作りです。
ラチェット部です。
ラチェットは最近流行りのスターラチェットやID360と同様の面接触の構造です。
純正の歯は36Tということですが、(大きな声ではアレですが)海の向こう側のレビュワーの話によるとDT互換との情報も。。。
ハブ側の構造はこうなっています。
おそらくラチェットEXPの前のDTハブと似た構造だと思われますが、DTよりも少しだけ複雑な構造になっています。
フリーボディ側です。
ハブの構造は似たような構造のものが多いのですが、メーカーごとに微妙な差があるのです。大手三社の構造は非常に良くできているのもトラブルが起きたりしたときによく分かることです。
このリアハブの構造はよく見てみるとなるほどな、という構造になっています。
カーボンスポークにセラミックベアリング、スターラチェット方式と十分すぎるスペックです。
✓実測重量
フロント:620g (リムテ込み)
リア:762g(リムテ込み)
合計:1382g!
カタログ値が1385g±30gですのでかなり正確、というかむしろあたり?
ウェーブ形状ではありますが、50mmのリムハイトで1382gと十分すぎる軽さです。
✓スポークテンション
スポークテンションは実際にすべて計測しましたが、若干ばらつきがありました。
が、今回はあえて修正はなしです。
というのも整えることはそこまで大変ではないと思いますが、あえてそのまま使ってみてどう変わっていくのかを見たいのです。
振れも初期状態では若干、無いわけではありませんが他社製品と差がないぐらいの精度で組まれています。(おそらく同様の基準だと思われます)ここもあえてこのまま使います。
と、ここまでは良いのです。
肝心要のアレです。
フルパワーで馴染み出しというか、硬さはというと、、、かなり硬い🦾 pic.twitter.com/KxvMSgMtfu
— Teppei.Y 目指せ走れるメカニック!! (@ff_cycle) September 11, 2023
と安全性という面ではUCI認証、SGS認定を受けているということです。
最近のよく名前を聞く中華系ホイールではUCIとSGS認証を受けているものが多いです。
無いよりも絶対にあったほうが良いと思います。
✓その他
製品の保証についてはリムとスポークは3年、ハブは1年ということです。
保証内容は一般的なもので、通常摩耗ベアリングやラチェットリムテープ等には適応しないということです。これは多くのメーカーも同様の内容です。
更にリペアパーツの販売に関しても確認をしてみましたが、ラチェット、スポーク、フリーボディすべて可能ということでした。
最大ライダー重量は120kg、最大空気圧も125psi/8.6barです。
今回はZONDAより引き継いだ、VITTORIA Corsa N.EXT 28cにBARBIERIのTPUチューブの組み合わせです。
こうなります。
▶まとめ
今回は乗る前の段階としてのホイールの紹介をさせていただきました。
このように見てみるとやはりリムはかなり凝っていますし、その他の部分も隙があまりないように思えます。いや普通に良いと思います。
更にです。このスペックでいくらかというと、、、通常価格$1,198ということですが、現在割引になっていて$991です。この値段って。。。
とても面白そうなホイールです。
現在ではSUPERTEAM ALL CARBON ULTRAを実際に製品を使用し始めてから、もうすぐ1500㎞になろうとしております。肝心要の性能は如何に!?というのが次回のお話です。
ということで今回はSUPERTEAM ALL CARBON ULTRA D28-50 DISC 2023 ~乗車前~そんなお話でした。
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〒262-0019
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※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
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※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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